優しさの連鎖

いじめの連鎖、って嫌な言葉ですよね。
だから私は、優しさの連鎖。

余裕を持って行動すべし

2021-05-26 15:39:51 | 日記
町内会の会議があり、市民センターには5分くらい前につけばいいかなと歩いていたら、道路の真ん中に座り込んでいるお年寄りがいた。
80代後半くらいだろうか。そのおじいさんに「大丈夫ですか?」と声をかけても返答無し。私の前を歩いていた70代くらいの足の悪い男性が「ちょっと前に俺を追い越して、すたすた歩いてたと思ったら急にドスンとひっくり返った」と教えてくれた。道の真ん中にいては危ないので、ちょうど自転車で通りかかった奥さんと二人で両脇を抱えて道路の端に座らせ、痛いところは無いか、どこに行こうとしていたのか、家はどこかなど聞いてみたが、ぼーっとしており反応がない。まさか放っておくわけにもいかず、おまわりさんに来てもらおうかと自転車の奥さんに言うと「でも110番?それはちょっと…」と。
するととそのおじいさんが杖にすがって立ち上がろうとし、怪我は無いようだったが、自分がどっちの方向に行こうとしていたのかわからないようでふらふらしている。
「私自転車だから交番に行って事情話してくる」という奥さんに頼んで待つことにした。交番はここから300メートルも無いくらいだからすぐに来てくれるだろうと思ったのだが、自転車のの奥さんはほどなく戻ってきたのだが、お巡りさんが今交番に一人しかいないから連絡付けてから来るとのことでなかなか来ない。少しすると何やら緊急サイレンの音が聞こえてきた。その後パトカーのサイレンやら救急車の音もして物々しく到着した。(えー、ちょっとお巡りさんが来てくれれば、それでよかったのにな)
「事故では無いんですね!」
「違います。一人で転倒したようです」
コロナのこともあり救急隊の方々はフル装備で。

そのころにはおじいさん「おれはなぜこんなことになってるのだ?」と会話もできるようになっていたので救急隊の人に「あとお願いします」と言って市民センターに走った。ちなみに偶然にも自転車の奥さんは長男の同級生のお母さんだった。何十年ぶりで会ったので積もる話をしたかったのだが、会議にこれ以上遅れてはと挨拶もそこそこに別れてしまった。