「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「新緑から深緑へ」

2009年05月25日 | 季節の移ろい・出来事
あれほど開花を待ち望み、浮かれ楽しんだ桜も、青々とした葉桜に変わって久しい。
薄緑だった柔らかな若葉も、いつしか濃い緑色に変わり、日に日に硬く成長した葉っぱへと変わっている。

新緑と呼ぶのは、晩春や初夏の頃の若葉のことだそうな。また初夏とは陰暦の4月を言う。
時あたかも、昨日が陰暦の5月1日、ということは初夏を通り越して本番の夏に近付いているということなのだろう。それに合わせるが如く、緑の深さも“新緑”から、濃いみどり・ふかみどりと呼ばれる“深緑”へと静かに移っている。

昨日久しぶりに、岩国城そびえるお城山に歩いて登った。もっともっと回数多く登れば、ダイエットという御利益にもあずかれるものを、ついついキーボードに向かう時間が長くなり、足が遠のいてしまっている。
一旦その気になって麓まで行くと、飲み込まれそうな深い緑が、美味しい空気と共に歓迎してくれる。

高さ200㍍の山、普通に歩いて25分。ウッスラの心地よい汗をかきながらお城に到着。観光客に混じって、数年ぶりのお城見学もした。天守閣からの眺めは、まさに東西南北それぞれに、おもむきがある。特にこの時期のお気に入りは、南面の山肌の息づかいである。

遠くの山は、5月特有のカスミがかかり、ぼかし絵を眺める風情。間近の緑は、未だ残る新緑と、一歩進んだ深緑の盛り上がるような力強さは、やっぱりここまで歩いてきてよかった…と思わせる満足感を与えてくれる。

東側遙か前方を指さし、「今、色々取り沙汰されている米軍岩国基地です。錦帯橋下流が左右に分かれ、自然に出来た三角州の沖合が基地として使われているんですよ…」てなことを、見知らぬ観光客に説明して、ちょっとした優越感を味わって下山。 また登るぞー。美味しい空気・ダイエット・優越感を求めて……。

         ( 写真: 天守から眺める南側の、緑の遠景 )
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

横幅を広げる

一行の文字数を増やしたい