今が旬、紋甲イカ 掘りたて、ハートのじゃがいも
朝食後の新聞に目を通しているとき電話が鳴った。一緒に地域活動を頑張ってきた地元の漁師さんから「紋甲イカが上がったので持っていきましょう」という、3年ぶりの嬉しい話。
この季節、瀬戸内海沿岸に産卵場所を求めてやってくる紋甲イカ。それを狙って、太鼓状に拵えた丸い網の中心部に、産卵用の木の枝を仕込んでおく。丸い網に一旦入り込んだらもう外には出られない仕掛け。
今日の明け方から網を引き揚げたら以外に入っていたという。明日は漁協市場も休みなので新鮮なうちにどうぞ。まさに旬の味、海の幸を破格の値段で、満喫させてもらった。
一方、2月に植えたジャガイモが実り切って、葉っぱが枯れ始めた。今度は山の幸の収穫である。
こちらも、昨年、一昨年とは違う大豊作。我ながらまんざら捨てたもんではないね~と。そんな中に、孫たちが見たら手を叩いて喜びそうなハート形が一個、転がり出た。
格別珍しい話でもないが、一日のうちに海の幸、山の幸が同時に転がり込んで笑わせてくれた。孫たちでもいれば賑やかな話題になるところが、老いの夫婦ではせめて自分たちで勝手に喜ぶしかない。