「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「無事これ名馬」

2009年05月12日 | つれづれ噺
「無事これ名馬」と言われる。 天空駆けめぐる悍馬でなくとも、少々足は遅くとも、いつも元気で飼い主に多くの心配をかけず、無事にいてくれること、その上でそこそこの働きをしてくれる……そこに値打ちがある…という意味か。

御年89才。初演以来50年近く主演の座を守り抜き、上演2000回という前人未踏の快挙を成し遂げた、「放浪記」主演女優の森光子さん。その驚くべき役者根性と、主演を張り続ける努力と、徹底した健康管理・自己管理に文句なし拍手を送りたい。

さらに「これからも一生懸命、表現のもっと豊かな女優になりたい……」とおっしゃる。
我々若いもん?が、体調不良だの・やる気が出ないだの・生き甲斐が見つからない…など言ってたら笑われそうである。 何かを見つけて追いかけていたい。たとえ手がと届かなくとも……。

その業績・地道な努力の積み重ねに対して、「長年にわたり芸能の分野で多彩な活躍をし、特に舞台「放浪記」で2000回に及ぶ主役を務め、国民に潤いと希望を与えた……」という賛辞とともに、女優としては初の国民栄誉賞が贈られることになったようだ。

我が身をふり返って……。これほど自己主張にどん欲に生きてきたか? No 健康管理・自己管理に努力したか? No ヒマを持て余して無為な日々をすごしていないか? これもNoだ。 ということは、生きるということにおいて、何かを求める意欲があって、無為に過ごしてはいないということかな…。

となれば、今少しの健康管理・自己管理で「無事これ名馬」に徹すれば、国民栄誉賞などほど遠くても、我が家の「掃除大臣」から、「家族努力賞」くらいはもらえるかも……。泣かんように、元気に遊ぶぞ~~

          ( 写真:もっともっと長く元気に活躍して欲しい、女優・森光子さん )
コメント (2)
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