今日は7月31日、7月晦日である。
早くも7月が終わる、と捉えるか、ようやく7月が往くのか、まだ7月が終わったばかり・・・と捉えるか、人それぞれであろう。
小生の中ではやはり、「早くも7月が往くのか」という感じのようだ。
固定電話の真ん前にぶら下げてあるカレンダーに、いっぱい書き込まれた予定。
7月も最初っから昨日まで、何かと追っかけてきた予定。それが唯一今日31日だけは何にも書かれていない。
アサイチで目を通して、「オッ珍しい、本当に何にもないの?」と見直してみるが、やはり何にも書いていない。
ホンの少し動くだけで汗が流れ、タオルが手放せないこの暑さの中、たまにゃ何にもない日があってもいいよな~と思いながらも、何か予定を書き忘れているんじゃなかろうか、などと自ら不安を掻き立てている。が、今日は間違いなく予定がない。
用心のため一応全部締め切って寝る窓という窓を、たっぷり睡眠をむさぼった起きがけに全てを開け放つ。
目の前にある電線にツバメが12羽留まってなにやらミーティングでもしている様子。何はともあれパチリっと思ってカメラを準備している間に4羽飛び立った。
残った8羽は、特にくっつくでもなく、声が届かないほど離れるでもなく、程よい距離を保って二段の電線に留まっている。
今年生まれた子供たちはほぼ成鳥となっている。あとはどうやって自力で獲物を捕らえ、スタミナを付け、長距離旅行に耐えうる体力をつけるか。
そんな先輩からの訓示を受けているのだろうか。
それとも、今年の越冬地は台湾にするか、フィリピンかな、マレー半島かジャワ島かな、どちらかというとテロや戦火がないところがいいね。
などと目的地の選考を早くも話し合っているのだろうか。
ついでに、長距離飛翔のリーダー格がいて、途中で台風に出会ったらどこを避難場所にするか、最終的な集合場所はどうする・・・
といった危機管理や安心安全に目的地到着の秘策などを、静かに穏やかに話し合っているのかもしれない。
そうだ、我々人間も台風や大雨、土砂災害や浸水被害など、幅広い危機管理の秘策を持って、8月以降を迎えなければならんなー。
まさに不意打ちを食らった感じの自然災害。身近に起きた土砂災害・浸水被害がまだ記憶に新しい。
ツバメたちに負けないように、しっかりとした当事者の危険予知(KY)会談がどこででもできるような仕組みを作っておかなければ。