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「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「肩の荷を下ろして」

2025年05月17日 | 地域活動

            

思い起こせば、2009年5月の定期総会の直前。地区社会福祉協議会(略称:地区社協)会長からお呼びがかかった。今回も議長の就任要請だろうと高をくくっていたが、実はそうではなかった。
当地区社協には、執行部のもとに6専門部会がある。その一つの「広報部に力を貸してほしい」という依頼であった。その時以来16年間、地区社協の広報部一筋に奮闘して来た。

ところが初代会長が、発足7年目にして急逝されたことで、地区社協の体制が崩れかけた。それほどに設立に全精力を傾けられた、偉大なる会長に頼り切った我々の怠慢もあった。そんな反省のもと、急遽新会長を擁立して新体制で出直すことになり、新たに事務局長が必要となった。そんな一連の流れの中で事務局長を受けざるを得なくなり、広報一筋のつもりが、なんと二足のわらじを履く羽目になった。

機関紙「○○社協だより」の発行は、1月・4月・8月の年3回だが、実際の取材活動は年がら年中隙間なくある。しかも、地区社協のスポークスマン的役割も兼ねた、情報発信の中心となる広報部。事務局長という重いわらじ。マジに苦しい時もあったが、なんとかやりくりして広報一筋16年のうち事務局長を10年兼務。常にベストを目指すなどという大それたことは出来なかったが、ベストに近いベターを目指すという自負は忘れなかった。

それにしても、地域の多くの仲間と組んずほぐれつ、地域の高齢者福祉活動、海岸清掃を中心とした環境整備、学校応援を中心とした青少年健全育成など、ありとあらゆる活動を手掛けて来た。ここにきてようやく肩の荷を下ろす時がやってきた。
これ以上踏みとどまると、後進の道をふさぐことになる。それは本末転倒、我が意に反する。潮時を心得るのも先輩の役目であろう。
気力・体力・思考力の減退を感じる今、将来ある後任に席を譲った。

幸いなことに、まだまだやらなきゃならないことが一杯ある。ボケを押しのけ、身体を少しいたわろう。
 『50、60花ならつぼみ、70、80働き盛り、90でお迎え来たならば、100まで待てと追い返せ』

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「第4コーナーを」

2025年05月11日 | 地域活動

           
               過去3回の定期総会議案書 

世間一般の年度替わり行事といえば、おおむね4月に行われる。私が所属する地区社会福祉協議会は、設立から20年になるが、その間ずーっと定期総会は5月半ばに開かれ、その時点を実質の年度替わりとしてきた。
新年度の役員任期がスタートするのも、旧役員さんの退任もこの定期総会が節目となる。

総会議案書の表紙と中間ページの活動記録写真集を作り続けて10数年。並行して、報告書や計画書といった議案書の中身全般を担当すること10年余。半分楽しみながら手がけてきたように思う。
今年の総会議案書の出来上がりによって、私のお役目も、競馬でいう第4コーナーを回ったところ。自分で決めたゴールを目の前にして、残り僅かな直線コース。あと一鞭というところまできた。

過去1年間の様々な活動の中で、多くの人が関心を寄せたであろう行事を選ぶ作業は、難しい部分があるだけに面白さもある。さて、今年の表紙、中ページの活動記録写真集などに対して、どんな声が聞かれるのだろう。

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「ラインの使いこなし」

2025年04月19日 | 地域活動

                  

決して詳しいとは言えない私のスマホ活用術。そんな中にあって、ラインという連絡方法は早くから駆使している。もちろんこれも、倅の嫁さんに教わって、最初は四苦八苦。失敗も繰り返してようやく身に着けた。
それからというもの小グループ活動、たとえば「グラウンドゴルフ仲間」「地域活動の執行部仲間」「地域活動の専門部員同志」など、一斉に連絡して一斉に返信が欲しい場合などに重宝している。

もちろんそこには一定のルールがあり、エチケットもマナーも存在する。それを逸脱した使い方には抵抗を覚える。まだ完全に使いこなせていないころに、苦労して立ち上げた三グループのラインだが、いつしかグループ内の誰からも発信できるようになり、今では個人的会話までグループラインでやりとりするに至ってしまった。ちゃんと最初に使い方のルールやマナーを話しておかなかった自らの至らなさなので仕方ないか。
今さらこんな使い方はダメよ、などといったダメ出しは相手のプライドを傷つけそうだし。

今朝も早くからピロン・ピロンとうるさく鳴る。何事か開いてみると、極めて個人的な会話のやり取りである。たった二人の会話のためにグループ内全員が、一瞬手を止めてスマホを開くことになる。「なんじゃこりゃ、全員に伝える話じゃないじゃん」憮然とスマホをしまう。そしたら二人の間では話の続きがあって、ピロンはまた鳴り続く。こんな経験皆様お心当たりはありませぬか。あらまたピロンが鳴っちゃった(笑)

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「気持ちほんわか」

2025年03月15日 | 地域活動

                

外は冬の雨まだ止まずこの胸をを濡らすよに……。冬の雨ではないが、温度が上がらない初春の冷たい小雨が降り続いた一日。
30年前には、東京霞が関駅を舞台に大量殺戮が計画された「オウム真理教、地下鉄サリン事件」発生。単身赴任の出勤に東京メトロに揺られて、渋谷駅に着いて肝を冷やした体験を思い出す。 

そんな今日3月15日は、冷え込む世間をよそに、ほっこり心温まる仲間内の小さなお別れ会であった。
定年退職後小休止して、再び元の会社から声が掛かって5年頑張った。後輩に道を譲るために退職した67歳から始まったのが「広報部担当」というボランティアの地域活動であった。

A-4版4ページ構成で、1年間に3回発行の地区社会福祉協議会の広報紙である。私たちの地区社協は自主財源を持たない、営利活動はご法度の、純粋な社会福祉活動であり、運営費用は地域住民の芳志、いわゆる寄付金を基本にしていた。従って、広報紙の内容も私たちの活動が目に見える形で住民の皆さんに届けるよう努力したと自負している。
1年に3回発行なら大したことない数字ではあるが、活動現場には常に取材と写真撮影が欠かせない。つまり新聞記者と同じで『常在現場』が必須、「ちょっと待って」が利かない。

そんな調子で男女合わせて7人がチームを組んできた。そのうちの一人、長年頑張った部長さんがこのほど引退することになった。そりゃ無理をすればまだ少しできるかもしれない。それではいつまでたっても後輩が育たない。「ここらが潮時」と決め、他の6人と相談し納得の上で身を引くことにした。
黄色いバラをあしらった素敵な花束を送られて、気持ちほっこり笑顔のお別れ会をしたという次第。
カミさん手製の郷土料理「いわく寿司」と「豚汁」を味わってもらったのもよかった。

正式には5月の総会までの任期ではあるが、これからは申し送りという大切な作業がある。立つ鳥後を濁さないよう勤め終えたい。ご苦労さん、新部長さん。お疲れさん、旧部長さん(笑・笑)

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「如月つごもり」

2025年02月28日 | 地域活動

             

聞き飽きたフレーズであるが、1月・2月の時の流れは速い。寒さに凍えているわけでは決してないし、ごく普通に行くべきところには行き、やるべきことは普通にやっているのに、やたら過行く日の速さを感じる。
早くも如月つごもりである。

地元の小学3年生から「ちいきのみなさんに感しゃする会を開きます」という嬉しい招待状が届いたことを書いたが、今日がその実施の日で、少し浮かれた気分で出かけた。
コンピュータールームとなっている普通の教室に、地域の諸先輩およそ20人が招待されていた。児童の数は20人そこそこ。それこそスキンシップそのままに、ゲームやクイズ、歌に寸劇などなど念の入った、文字通り感謝の会が進められた。

子どもたちの素直な発想に、担任の努力が重なってなんとも心地よいひと時を過ごした。
最後に、折り紙でこしらえた花束に、案内状とは異なる児童からお手紙をもらった。竹細工教室・しめ飾り教室、勉強の見守り、登下校の見守り等々一年を通して確かなつながりを持っている「オラが地域の学校」という意識。
お手伝いはするが口を挟まない地域の風土が、小規模の学校を一生懸命盛り立てている。

如月つごもり、いい気持ちにさせられる一日であった。

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「男性料理教室」

2025年02月26日 | 地域活動

              
                  今日のメニュー

昨年の11月に続く男性料理教室。昨年11月が急用で休んだため、5ヵ月ぶりの出席となった。
この顔を忘れるような薄情者もいないし、簡単に忘れられるキャラでもないようだ。ただ、1回お休みすると、普段が普段だけに包丁の使い方が少し危うくなっているようだった。ニンジンの千切りを任されたが、指を守るのに気持ちがいって随分時間をかけてしまった。もちろん文句など言う人はいない。これが却って甘えになってはいないか。ま、いいか。今さら調理人を目指すわけでもないのだから。

今日のメニューは、主菜「もやしの豚肉巻き」。副菜1「ほうれん草としめじのナムル」。副菜2「ねぎスープ」。デザート「さつま芋のガレット」。以上4種類を、おじさん4人と指導者の女性2人計6人がひと組になって、三つの班に分かれ、それぞれが速さと味と見栄えを競う、かと思えば競わないのよ。みんな仲良しの集まり、醬油はどこ?小さじはどこに置いたの?煎りゴマは?片栗粉は?騒々しく始まる。

見えにくくなった目を見開いて、調理台の上にぶら下げたレシピとにらめっこ。ワタシの場合は先ず軽いほうから手を出すように心がけている、手慣れた人の邪魔をせんように。今日の場合もニンジンを、と言ったのはよかったが、なんと大根と間違うほどのぶっといニンジン。斜め切りから千切りに。切っても切ってもまだ残ってる。もっとも、料理上手なあなたからみれば、なによニンジンの千切りくらい、とお怒りになる話だが、生徒の私ゃ一生懸命なのよ。「岩国市食生活改善推進協議会」の正規会員で指導に当たる女性も優しいのよ。だから続くのかも。生徒の皆さんも家庭ではこの教室のようなわけには行かないらしい。
教室では笑って過ごせることが、我が家の台所では尖がるのよ。

などなど、色んなことを思ったり反省したり、最後は自分の手で作った料理をみんなで食べて満腹になる。これがいい。来年度も会員契約してきた。元気に参加できるように、少しお腹を引っ込めて、足腰鍛えて。

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「地域活動、設立20周年」

2025年02月22日 | 地域活動

    
                 

            

2005年、平成17年4月に設立された我が住む地区の社会福祉協議会。
法人格を持たない、営利を求めない、高齢者に優しい町づくり、など数々の理想を掲げて、反対勢力を説き伏せてスタートしたのをはっきりと思い出す。

「自治会連合会があるのだから、福祉協議会など必要ない。必要なら自治会活動の範囲を広げればいい」などの頑固な反対派と賛成派が対峙する地区社協設立委員会。その議長を仰せつかったのは若干?62歳の春だった。自治会長や地元有志を一堂に集めた会合は「今夜はどうしても設立に向かう方向で」という密約とまでは行かないが、地元有志の懇願を背負わされた議長職であった。なんでそんな大役をあの若さで仰せつかったのか。それほど人材に貧した地区だったのだろう。その翌年何とか船出をして20年の歳月が流れた。

地域住民に支えられ、この20年間の活動の原動力となる資金を提供していただいた、おじいちゃん・おばあちゃん・おじさん・おばさんに、感謝と報告の義務を背負った写真集づくり。これまで撮りためた数百枚の写真からえりすぐった写真集として20枚のパネルを作り上げた。そんな写真集をお披露目し、感謝の気持ちを捧げる記念イベントを今日催した。一つの大きな節目を迎えたが、さてどれほどのお役に立てたのだろうか。
今や最年長のいたわりを受ける年齢になった。

今回の写真集も、広報担当16年、3台のカメラを駆使してこの手で現場に赴いて取り重ねたものがほとんどであるが、それもこれも元気で、好奇心旺盛にあちこち走り回れたお陰である。
その粘り強さと小まめさを兼ね備えたフットワークに自信が持てなくなった。今回の20年という節目が、何かを考えるにはいい潮時かもしれない。楽しい地域活動であったから続いたということなのだろう。

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「かわいい招待状」

2025年02月14日 | 地域活動

                   

地域にある二つの小学校の一つから一通の封書が届いた。小学3年生K君と名前が書かれている。
封を開けると、便箋1枚とA-4版プリント2枚が出てきた。
便箋には、一生懸命丁寧に正確に時間をかけて書き上げたのであろう、ご招待の案内文であった。
右肩には、私の名前の最初の一字が漢字で次からはじらがな。そして最後の一字が漢字となっている。なるほど、ひらがなの部分は難しい漢字が使われているので小学3年生には習っていない領域である。

内容は、「お元気ですか。ぼくたち三年生は、いつもお世話になっている地域のみなさんに感謝の気持ちを伝える会を開きたいと思います。・・・」後略。丁寧な案内の趣旨が書かれて、最後は「きっと楽しい会になると思います、ぜひ来てください」で締めくくられている。もちろん3年生の招待状なので、漢字の部分もほとんどひらがなで書かれていることを申し添えます。

要するに、この小学校ではお昼休みにコンピュータールームに集まって、宿題をやったり、分かりにくいところがあると、地域の人に尋ねたり教わったりしながら過ごす自由な時間が設けられている。そのお手伝いに登録したジジババが出向くのである。1年~5年までがやって来て、一部屋が狭いくらいの盛況な日もある、約30分の短い時間であるが長くやっていると、気持ちが通じる子も出てくる、ハイタッチで機嫌よく出ていく子もいる。

その子たちの中心が3年生で、今年の3年の担任が若いのに気が利く先生で、子どもたちをちゃんと指導し、うまく引っ張っていっている背景はある。校長先生の協力もあって、こういった会が催される。

よそ様の大切な子に肩もみさせたり、手製のメダルをもらったりしちゃわりーねーという気持ちにもなるが、子どもの成長過程にわずかでも関わってあげられるのは、高齢だが元気でいられる者の特権なのかもしれない。どんな催しになるのか楽しみに当日を待つとしよう。

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「市民活動カフェ 2025」

2025年01月26日 | 地域活動

           

何年振りだろうか「市民活動カフェ」に出かけた。岩国市の中央公民館を拠点として活躍するボランティア団体や、グループで立ち上げた独自の活動を紹介しPRするという、1年に1度の大切な発表会である。市民活動支援センターが音頭を取り、会場を設定し、各グループがそれぞれのブースを設けて、それぞれの活動に興味を持つ人を誘い込み、活動の輪を広げようといった意味を持っている。もちろん音楽活動などもその仲間であり、大切な発表の場でもある。

コロナ禍以前のタウンリポーター活動華やかりし頃は、ほぼ毎年出かけてはその年の目を引く活動や、努力の跡が伺えるグループを取り上げ、新聞紙上に載せ、それぞれの活動に光を当てる応援団の役割を担った者としては、全体的な活動の盛衰や個別活動の数の動向も気になるところである。そこは、支援センター職員皆さんの努力で、増えることはあっても減ることはない現状に意を強くして見物できた。

点訳ボランティアを長く続けておられるY先生(先生と言わないで下さいと優しく叱られる)。郷土の作家宇野千代さんを長年にわたって顕彰する会のメンバー。岩国ユネスコの会。TeToTeTo子育てサークル。子ども食堂「とまと」などなど40団体近くがブースを並べ、子ども連れや買い物客との会話が大声になる。一方ステージでは一生懸命練習中の管楽器演奏など多士済々。こちらが歳を取ったせいか華やぐ若さと賑やかな会場に少し圧倒され気味。それでも昔の顏なじみと先ずはハイタッチ、それから少しの昔話、その後の経緯など内輪の話も聞かせてもらって、気持ちほんわか素敵な時間をすごさせてもらった。

91歳で「エッセイを書いている。これからも同行の士を見つけて互いを高め合うグループが出来たら有難い」とおっしゃる大先輩に巡り合えた。こんな偶然に巡り合うこと自体、もう少し頑張ってみよ、ということなのかな。しぼんではいられないね~。

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「小学1年生と共に」

2025年01月21日 | 地域活動

三学期を迎えて随分逞しさを増して来た小学1年生を対象に、昔の遊び体験授業のお手伝いをした。
コマを長い紐で回すなどの遊び、古くなった自転車のリムからタイヤ・チューブを外して遊び道具にした輪回しなどは、私たち世代が全盛期だったのではないかと思わせるほど流行りに流行った遊びだった。            
             コマ回し
     輪回し
                  たこ揚げ
                                                      
さらに、家を一歩出たらそこには至る所広っぱがあって、たこ揚げなんてのはどこででもできた。そんなのどかな昔に戻るわけには行かないので、せいぜい学校の運動場を使うくらいが精一杯である。
そんな世知辛い現在と、遠い昔を交錯させながら、目を丸くして挑戦する1年生に丁寧に教える立場も、我が孫に接するのとはまたひと味違った面白さがある。

こんなところにも、ジジババが近くに住んでいる子は、どことなく抜け目がない。ほんの少し手先が器用で、年よりの扱い方を心掛けているのがわかる。これも面白い。
こういった遊びは年に1回の地域活動であるが、新任の若い先生方にとっては意外に有難い授業なのかも、などとちょっぴり自画自賛の一日となった。        

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