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「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「古代ハスの花を求めて」

2025年07月26日 | ちょっとお出かけ

岩国市街地から30分ばかり走った山間に、地元住民が中心となって「古代ハス」の池を守っているという情報を得た。ガンガン陽射しの下ではあるが、一服の涼を求めてちょっとお出かけしてみた。
暑さを押して出かけた甲斐があるほどの、見事なハスの花であった。

  
 
  

ハスは平和の象徴と書かれた古代ハスの説明は、『今から約2000年前のハスの実が、千葉県検見川遺跡から発見された。これを大賀一郎博士が階下に成功し、各地に花開いています。平成19年12月、出雲の国斐川町にある荒神谷史跡公園から、美しい町づくりの一環として苗を譲り受けこの池に移植したものです』とある。周東町古代ハスの会が中心となって維持管理して、年々花の数を増やしているという。

ハスと言えば、特産岩国レンコンの田んぼが我が家の周辺にもたくさんある。こんな日照り続きでも、農業用水に不足はなく、レンコンの葉っぱも立派に育っている。大きなものは直径80~90cmもある。もちろん目下花盛りで、日の出時分にハス田のあぜ道を歩けば、つぼみが一気に花開くときの小さな音がポン、ポンと聞こえるというが、残念ながら未だ確かな音を聞いていない。

まさにハスの花は平和の象徴。御仏の手の平を思わせる花である。気持ちも涼しさに触れた思いがする。

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「雨上がりの錦帯橋」

2025年06月26日 | ちょっとお出かけ

      

先週の土曜日、元の会社定年退職者の会で大人数による会食をした、錦帯橋畔の国際観光ホテル。
今日は、個人的なちょっとしたお出かけで、ホテルの二階にあるレストランでランチと洒落こんでみた。
場所が二階なので、錦帯橋を見下ろすというよりも、わずかに見下ろす位置関係、これもまた普段とは少し趣の異なる錦帯橋を眺めた気分。しかも、上流で大雨が降ったらしく、ダムの放流もあって水嵩が増し、普段は広い広い石ころ河川敷も大半が濁流に隠れるという、一種風情のある景色を見た。

普段は鵜飼で賑わう、ホテル下の遊覧船乗り場も完全に冠水していた。
鵜飼ができるほどのきれいな水が穏やかに流れている錦帯橋下であるが、この濁流この流れの速さでは鵜飼も遊覧船も仕事にはならない。一番割を食うのは、旅行日程に組まれた鵜飼を楽しみにしていた観光客であろう。これもまた、お天道任せなのでお気の毒としか言いようがない。

そんな岩国のシンボル錦帯橋も、観光客の増加に伴う入橋者数が増えて、安全性の確保が難しくなっているという。総点検を必要とする時期が近づいているらしい。なんせ、文字通り木造のアーチ橋である。しかも5連の反橋。安全性には絶対の配慮が必要である。平成の架け替えからおよそ20年。
気がかりと思われる部分は徹底した修復が求められる。
岩国市の最大観光資源であり、往時を偲ぶ歴史的建造物なのだから。

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「水無月ついたち」

2025年06月01日 | ちょっとお出かけ

             
               一本のつぼみを残して満開のアマリリス

水無月ついたちは、倅夫婦の二人目の女の子、私たちにとって最後の孫ちゃんの誕生日である。小学校2年生8歳になる。お誕生祝は自分ちではなく、どうしても岩国のばあちゃんちでやりたいということで、倅夫婦も根負けして急遽里帰りして来た。彼女の本心は、爺ちゃんの手を引っ張って大型文具店に行き、あれこれ欲しい小物を「誕生祝として買って欲しかった」のである。もちろん婆ちゃんには、自分の好みの食べ物をいっぱい作ってもらいたい。お祝いのバースデーケーキは、お母さんが婆ちゃんと相談しながら作ってくれる。なんとまあ周到な計算に基づいた、誕生日のタイムスケジュールが出来上がっていたようだ。

ところが間の悪いことに、ジジ・ババはたまたまこの日は「ちょっとお出かけ」が予定されていた。爺ちゃんと一緒の買い物は、次に里帰りしたときにいっぱいいっぱい買ってあげるね、ということで折り合いをつけた。婆ちゃん手作りの料理も次回に回された。母さんの手作りの美味しいケーキは予定通り出来上がった。お出かけから戻った私たちも交えて「ハッピーバースデー」を大きな声で歌って、ケーキを美味しく頂いた。

こんなに慌ただしい日になるとは思っていなかったし、早くからの予約でもあったので、後ろ髪を引かれながらも時間通り出かけた。
その行先は、『心を結ぶ音の架け橋』と題した山口県警察音楽隊&赤川優子ソプラノ歌手のコラボレーションであった。国際ソロプチミスト岩国認証45周年記念演奏会で、会の運営に携わるお方から「必ず行ってくれる人にお渡しするのよ」と念を押された曰くつきのコンサートだった。

久しぶりに肌で感じる大ホールでの生演奏、ソプラノ歌手の胸のすくような高音域の美声に酔った。
孫ちゃんのおねだりには応えてやれなかったが、ジジとババの大いなる息抜きになった。
出かける前、戻った後のババ殿の忙しさは半端ではなかったが、まとわりつくように甘える孫ちゃんの声には、忙しさを忘れさせる魔力が隠されている。

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「おまけのGW」

2025年05月06日 | ちょっとお出かけ

大型連休と騒がれた今年のGWもいよいよ最終日。一通りも二通りも大騒ぎさせられた接待も全て終了。やっと人心地付いた今日5月7日火曜日は、朝からの冷たい小雨。楽しみにしていたグラウンドゴルフも中止となった。それならということで、昨夜来の雨に濡れて瑞々しい新緑が重なり合う、ふる里の静けさと落ち着きを求めてちょっとお出かけ。まさに、おまけのGW最終日を目の保養にあてた。

一つの小さい山を覆うツツジの群生が話題になる、里山の風景だが訪れる時季は少しハズレ。そこここを散策するうちに、小さな郵便局前の小さな植え込みの中に、雨にぬれながらも読書中の二宮金次郎に遭遇。かつては台座に載せられ、少し見上げる位置にあって、勤勉の象徴的存在だったのに、今はその数も少なくなり、歩きながら書物を読むことの危険性さえささやかれる始末。時代の変遷の代表的存在でもある。 
  
      故郷の小山に咲くツツジ          小さな植え込みに置かれた二宮金次郎さん 
少し足を延ばした道の駅で腹ごしらえ。もう一つの気がかりを求めて、山口県内で最も大きいダム湖を訪ねた。気がかりとは、ほんの少しの雨でも「流入量制限によりダムから放流します。水面の上昇に注意を」というダム情報がしょっちゅうスマホに入る。「エッこのくらいの雨で?」という疑問を実証してみたかった。
まっこと、ダム湖には青々とした湖水が溢れるほどの満水であった。
   
          ダム建設の記念碑        優しい葉緑をバックに真っ白い藤の花が
    
                  満々と水を湛えた広大なダム湖
かつては、子供会の遠足など、何かにつけてお出かけ対象であったダム公園も、今や寂れて尋ねる人もなし。
これほどの満水はあまり見たことがない。これでは、少しの雨でも放流で対応しないと危険だね~と納得。
そして、これなら夏の渇水期にも、十分な飲料水確保が保証されているようだ。
おまけのGW最終日とはいえ、たまにはこうして、あふれる緑に囲まれて、欲も得も考えないドライブも無駄ではなかった。 なんかしら得した気分。

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「山笑う 子供の日」

2025年05月05日 | ちょっとお出かけ

    
            
                 楠の柔らかい緑と山笑う、岩国お城山

おおむねお出かけ日和に恵まれた今年のGW。日本全国各地で特有のお祭りやイベントが展開されたようで、地元の担当者はじめお祭りやイベントを盛り上げる出店なども大喜びの数日であったようだ。
関税だ景気後退だと碌な話が聞かれない昨今にあって、ホンの一時とはいえ笑顔があふれるのは、世の中を明るくさせ気持ちを軽くさせてくれるのは嬉しいことだ。

そんな中で今日は実質的GWを締めくくる「子どもの日」。
15歳未満の子どもの数は年々減り続けているのは先刻ご承知の通り。4月1日の時点で子どもの数は1366万人。昨年より35万人少ないという。それも外国人を含めての数値となれば、純粋な日本人の子どもいったいどんな数字になるのだろう。右片下がりが顕著なグラフ表示。ま、これも次節の流れ、時代の変化、この世に生きる人の考え方の変遷なら如何ともし難いところである。

GW最後の子どもの日、息子一家は散々手数をかけたが昨日のうちに帰っていった。一件落着。
娘夫婦の方は、遠くにいる親せきの結婚式で夫婦揃って遠出になる。帰るのが遅くなるからと、孫たちの夕食を頼まれた。孫の一人は鳥取県からGW休暇で戻ってきているので、夕ご飯となればBBQでもしようということで、朝から買い出しや準備におおわらわ。BBQしながらカープナイター見物、そのあと将棋をしようとせがまれる。
ま、これも爺ちゃんの責務の一つとして手ほどきしながら相手をする。

サンデー毎日の私たちにとって、大型連休も中型連休も関係のないGWは、子供や孫のお世話係みたいなもの。まあそれでもこうして元気でその世話係を務めさせてもらえることを喜ぶ、これがいいようだ。
子どもの日、孫たちとテーブルを囲んでビールを酌み交わす。ジジババの生きる喜びを静かに感じる日でもあある。

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「バンブーオーケストラ」

2024年06月23日 | ちょっとお出かけ

     
              6年振りの開催となったステージ模様
           
地元に生まれて研鑽を積んで、出張演奏や地域行事参加あるいは訪問演奏に加えて竹楽器作りのワークショップを開いたり、幅広い活動を続けてきた「いわくに竹楽坊」。コロナ禍による止む無くの活動中止を経て再結成し今日のバンブーオーケストラ定期演奏会にこぎつけたと聞いている。
久しぶりの演奏会と聞けば、篠突く雨もなんのそのクルマを駆って30分、ちょっとお出かけしてみた。

音色もいい、選曲も多くの人の耳になじんだ「涙そうそう」から始まって「花は咲く」もよかった。久しぶりに気持ちがらく~~になる感動をもらって帰った。
プロの集団ではない、年齢も性別も生活も異なる人たちが集まって、どうかすると自分たちで竹を切ったり削ったりして楽器を作り上げる腕前を持つメンバーもいる。そんなバラバラな人を集めてこれほどの演奏活動ができる。やはりその気になりゃぁなんだってできるってことか。

2部の楽器紹介では、パンフルート・尺八・ケーナ・篠笛・アンクルン・マリンバ・クロンブットなどなど。それぞれのパートの音を出しながら楽器の特徴や由来などが音色とともに紹介された。

入り口で手渡されたパンフを見ると、この竹を使う竹楽坊は竹林の整備にも貢献していることから、緑の募金から助成を受けたり、やまぐち農林振興公社が共催者になっていると書かれている。これからの我が国の立ち位置にも影響を及ぼす農林振興の一役を担っているとは、実に面白いグループであり、応援したくなる活動でもある。大雨警報のもと、降りしきる雨の中を突っ走るかっこうにはなったが素敵な一日となった。

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「延命地蔵、ご縁日」

2024年02月11日 | ちょっとお出かけ

コロナ感染拡大の前に何度か出かけたことのある、歴史も由緒もたっぷりある古刹から「延命地蔵尊ご縁日」の案内を頂いた。かつて、ご当地検定の波に乗って実行した岩国検定の問題にも取り上げたことのある「黄檗宗大梅山通化寺(おうばくしゅうだいばさんつうけいじ)」の延命地蔵尊縁日に、まさに4年ぶりに訪れた。
市の中心部から車で約30分の山間にあって、雪州の心字池を擁し、高杉晋作率いる遊撃隊の駐屯地として活用されたという歴史を持つ古刹である。

    
人口減少による檀家の減少や何代か前の住職による放漫経営など負の連鎖があって、豊かな歴史とは裏腹に一旦衰えたお寺の勢いは元に戻らず、お寺の屋根は雨漏りを防ぐべくブルーシートで覆われている状態。それでも、黄檗宗本山から住職を派遣して、本山と通化寺の兼務をされていると、人伝に聞いている。

    
お昼12時からの法要・塔婆回向が行われるというので、特に延命地蔵尊信仰というわけでもないが、勧められるまま本堂の椅子に座った。すぐに法要の読経は始められたが、周囲の椅子に誰も座らない。終わる手前に、受付のお手伝いをしていた女性がやっと一人。つまり読経に耳を傾け、ご本尊に焼香したのは私たち二人と彼女の三人だけ。住職の懸命の長い読経を独占したようでお気の毒であった。その後の法話も、熱心に私たちに向かって話しかけられて、喜んだり恥ずかしかったり、気持ちは上の空だったような。特に延命を望むわけではないが、元気で長生きという希望には、存分に地蔵尊のご縁を頂けたのかなと思う。

  

最後は住職の手によって回向を手向けた塔婆のお焚き上げの一部始終もじっくり拝見させていただいた。過去にも本堂で読経も法話もお聞きして、お焚き上げにも立ち会ったが、今日ほどの親近感を持ってお付き合いしたことはなかった。すごく徳を施したような、深いご縁を頂いて得した気分である。

このような由緒ある神社仏閣を何とか保護する手立てはないものか。人口減少が進む地方にあっては行政の援助が欠かせない気がしてならない

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「真冬のG・ゴルフ大会」

2024年01月23日 | ちょっとお出かけ

              

今日から明日にかけて、今季イチバンの冬の寒さがやって来るという厳しい気象情報の下、早くから計画されていた真冬のグラウンドゴルフ岩国市民交流大会に出場してきた。
元々は1月18日に予定され、仲間3人がエントリーしていた。ところがこの日は、天気予報が早くからの雨予報で、大会本部が早めの対応で急遽今日に変更された。そんな今日がたまたま今季一番の冷え込みになったという次第。

それにしても、暑くても寒くてもG・大会の愛好者はお元気でいらっしゃる。遅ればせながら仲間入りした自分もその一人だが、兎に角春や秋のいい季節はもちろん、暑い夏も寒い冬も所属する協会主催の大会には200人前後が必ず集結するこの満々の熱気。見ていて頼もしいし、自らも参加して元気をもらっている。だから今日は川沿いの北風が吹きつける河川敷運動広場ではあったが、ヘタはヘタなりに一生懸命がんばった。寒いけど楽しかった。

簡単な試合経過を説明すると、各地から集まった参加者は、本部の指示に従って5ないし6人が1チームとなり、50・30・25・15mの組み合わせ4ホールを8ラウンド32ホールの合計点を争う。もちろん最も少ない打数の人が優勝。単純計算して1ホール3点で全てを回ったら96点。それに2点を幾つか加えて80点台に。ちなみに今日の優勝者は女性で64点だった。ホールインワン3回2点打が18もあった。アタシ?あたしはもうグジャグジャ。それでもまた次に大会の案内が来れば行くのかも。帯状疱疹の痛みを忘れて頑張っている。お昼ご飯の熱いカップラーメンが美味しかった。3ℓの熱いお湯を持参したのがよかった。

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「納涼の調べ」

2023年08月27日 | ちょっとお出かけ

          
                  演目   桜三題(メドレー)
          
                  演目   越後獅子

お盆がとっくに過ぎて、夏休みも終わりが近いというのにまだまだ続くこの暑さ。どうすりゃいいのよといった声が聞こえるこの暑さ。
そんな日々の中で思わぬ納涼の調べへのご案内を頂いた。母校の高校と付属中学校の長唄三味線部による「長唄三味線の会」へのお誘いである。
公式会場の多目的ホールなので間違いなく冷房完備。海辺でも川のそばでもないが納涼には違いない、いそいそと出かけた。

よく考えてみれば自分の普段の生活の中で、あまりにも縁遠い長唄の世界である。ただ三味線には小学時代に強烈な印象を植え付けられた記憶がある。昭和26年夏、当時の国有鉄道が地元に新たな「南岩国駅」を作ってくれた時のこと。地元全体が湧き上がるお祝い行列の中で、私の地区から出されたシャギリから流れる、締め太鼓と三味線の華やかなお囃子に魅了された。あの時以来、三味線の音には何とはなしに血の騒ぐ思いがする。

そんなこんな思いを胸に客席のほぼ真ん中に陣取った。遥かな後輩諸君の練習の成果をこの目で確かめたかった。
「梅の宴」に始まり「「末広狩」と続き「桜三題」は、❝元禄花見踊❞ ❝さくら❞ ❝京鹿子娘道成寺❞のメドレーで聞きごたえがあった。
さらに鏡獅子や勧進帳など、歌舞伎や歌舞伎舞踊の音楽とされる素晴らしい演奏の数々を堪能した。

ちなみに、三味線音楽についてもジャンルによる分類で、「長唄(ながうた)」「端唄(はうた)」「地歌(じうた)」「民謡」などがある。
長唄には清元(きよもと)・常磐津(ときわづ)・義太夫(ぎだゆう)ほかいくつかが含まれる。端唄には小唄が含まれるなどなど、歴史が長いだけにそれぞれ深い話があるようだ。全てを理解するには少し時間が掛かりそうである。

小難しい話はさておいても、終わりに近い暑さの中で素敵な時間が持てたことを、後輩諸君に感謝したい。

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「3年目の遭遇」

2023年08月02日 | ちょっとお出かけ

                
                      3年振りの再会に天然アユ1尾

ふるさとの川へ、中2の孫君を伴って3年ぶりのハヤ釣りに出かけた。
今日は水曜日で中学校のクラブ活動はお休み。自分ちに家族誰もいないことから「じいちゃん、どこか行こう」「海か山か川かグルメか」「ウ~ン、オレ川がいい」ということで「ヨシッ、久しぶりにハヤ釣りに行くか」。彼のお好みのペットボトル3本を凍らせ、クーラーボックスに好きな食材を詰めて猛暑の中をお出かけ。

市街地から約40kmの山間。陽射しこそどこも同じで強くて暑いが、川辺に降りると空気は一変。日傘で陰を作れば出かかった汗がスーっと引っ込む。
ゆるやかな流れに釣り糸を投げ入れると間もなく「釣れたよ~」の声変わり直前の少し渇いた声が飛んでくる。
2尾3尾と釣り上げるうちにどこからともなく見覚えのあるプロの釣り姿のおじさんが、薄笑いを浮かべて近づいて来た。

「相変わらずボクは釣りが好きじゃねー」と物静かな口調で。「ありゃ、3年前にアユ釣りの手ほどきを受けた方ですよね~」。
あの時は初対面で、一生懸命ハヤを釣る孫君に興味を示してくれた。そして自分の大切な釣り竿を孫君に持たせ「こうやってね、ああやってね」などとアユ釣りの名人から懇切丁寧な個人レッスンを受けた。その時の写真をここに。      

               

あの時小学校5年生だった孫君が今中学2年生。「大きゅうなったねー、そうか野球やっとるんかね、爺ちゃんを喜ばせるんよ」と。
そして「さっき連れたばかりのアユを上げよう、爺ちゃんと一緒に食べなさい」と言ってピチピチ跳ねる取れ立ての天然アユ3尾を頂いた。
「3年前にアユを釣らせて上げたかったんじゃがあんときゃそれが出来んかった」と、3年前の罪滅ぼしみたいな言い回しで差し出してくれる。

田舎のお人好しと偶然の遭遇の一場面ではあるが、自分の孫と同世代の我が家の孫君との出会いでどいうわけか意気投合。3年たっても孫君を覚えてくれていて、当然孫君も「アユ釣りの竿を持たせてくれたおじさん」を忘れていなかった。たったこれだけの話だが、この世知辛い世の中で、こんな心温まる交流があることになんか嬉しくなった。世の中すてたもんじゃないねー、暑さをどこかへ押しやる微笑ましさを覚える。
天然アユの1尾をじいちゃんに、という孫君に感謝して、今夜は美味しいアユの塩焼きを頂いた。またひとつ元気が出そう。

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