「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「水無月 つごもり」

2022年06月30日 | カープ一喜一憂

                                                             
                   広島カープ入団会見 秋山省吾選手

早めの梅雨明け宣言によって、体内時計に微妙な狂いが生じたというか、季節感と実感が合わない気分である。
まだ6月の終わりだよね~と頭の中で計算する日時と、目に入る現実の景色との間にズレがあって、何となく落ち着かない水無月つごもりである。
暑い、実に暑い。何をやってもどこにいても暑い。

苦労して苦労してやっとこさ勝率5割に戻した広島カープ。そこからまたしても天敵ヤクルトを飲み下すどころか、ヤクルトの容器を見ただけで腹下しを起こしてしまい、全く下腹に力の入らない不甲斐ない野球を見せられている。それでなくても寝苦しいのに、まるで歯が立たないカープ野球は眠りをさらに浅くしてしまう。そんなグチグチ愚痴をこぼしていたら、今日はかすかな光明をみせるかもしれない、大きな光明となって欲しい報道があった。

打撃レベルの高いパリーグ西部ライオンズで、年間最多安打新記録を打ち立て、メジャーリーグでも活躍した「安打製造機」と呼ばれた秋山省吾選手が、カープに入団することが決まり、今日、入団会見が行われ正式にカープ入団が発表された。これは心強い助っ人の加入だと喜びたい。
ここ3年のモタモタぶりは、ファンとしては何ともイライラのもとである。

パリーグで培った安打量産の秘術や、MLBでの野球に取り組む真摯な姿を、若鯉跳ねるカープというチームの中で、背中で教えて欲しいものである。

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「ご難の夏に」

2022年06月29日 | 健康イチバン!

                 

山口県の梅雨入り宣言が発表されたのは6月11日。あれから2週間半。いったいどれだけの雨が降ったのだろう。
スイカ・トマト・キューリなど、数種類の夏野菜を育てているので、この季節の雨の量には結構神経質である。水が足りなくて野菜の葉っぱが下を向くようならすぐに水やり作業が必要となる。夕方のやぶ蚊と戦いながら、長いホースリールを引っ張りまわして一汗流さなければならない。

順調に数日おきに確かな雨が降れば、こういった水撒き作業の苦労から逃れられる。今年の場合はしょっちゅう水撒き作業があって、雨の恩恵をあまり感じない梅雨の期間であったようだ。土砂災害や氾濫を起こすほどの大雨は要らない。しかし適度な雨は欲しい。こんな贅沢を思いながら、大した雨のないまま梅雨明けが発表された。今年の梅雨期間の短さや雨量の少なさは、これまでにない記録を残したことになる。やれやれ思うように行かない自然現象である。

これだけ雨が降らなければ、夏場の水不足が心配される。間もなく節水が叫ばれるようになりそうだ。さらに今年は電力不足が追い打ちをかけており、節電の依頼も目の前に迫っているようで、熱中症対策のエアコン使用もままならない夏になりそうである。
地球温暖化は進み体感温度は上がる一方。暑い熱い真夏日、猛暑日の連続である。その上の水不足に電力不足が覆い被さる。

それでも、自分の健康は自分が守るしかない。御難の夏を乗り切るのはどうするか。あまり考えすぎると睡眠不足になる。この睡眠不足が、体調不良と美容を損なう根源となる場合が多い。
ふつう通り、少しノーテンキに、ちょっとだけ神経質に・・・。なんとかゲンキで乗り越えましょう。ご同輩!!

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「何かと多忙な・・・」

2022年06月27日 | 地域活動

     

何かしらやたらと多忙に感じられる日があるものだ。
最近ではそんな日がだんだん少なくなっていたのに、今日に限っては珍しく色んな事が重なった。単なる偶然なのだろうが、色々あったね~。
カレンダーの予定欄には1件だけの予定が書かれている。それは午後1時前の、近くの小学校の学習サポートだけであった。

のんびり新聞に目を通して、まだパジャマを着替えていないうちにピンポーン、来客である。
地域活動の中でも今一番力を入れている大切な用件の打合せであった。カレンダーに書き入れるのを忘れていたのと、訪問時刻の確たる約束をこちらがいい加減に思っていて、午後からだろうくらいに軽く考えていた。いや~な話だが、最近こんなウッカリがよくあるようになった。気を付けなくっちゃ。

社会福祉協議会当地区担当の若い女性職員さんで、きわめて前向きな姿勢が見えることもあって応援したり、色んな質問に答える形で結構長話になった。朝イチの対応がこうなってくると、その日一日の要件がどれも似たように長くなるという連鎖反応を起こすようだ。なんでそうなるのか分からないが得てしてそういった傾向にある。

午前中がほぼつぶれてしまったので午後は少しゆっくり出来るかな・・・などと思ったのは大きな間違い。今度は訪問ではないが電話がかかった。これは長かった。スマホを耳に当てる腕が苦るほどである。高齢者ゆえの病があるので、あまり性急な会話にもならず、ゆっくり聞いてゆっくり答えを導いて、やんわり納得させる。これも地域活動の延長である一種のボランティみたいなものだ。

そして今日の締めくくりもやはり電話であった。こちらは、久しぶりに声の交換となる昔のPTA仲間のお一人であった。ある人からこの「やぶにらみブログの話を聞いたので開き方を教えて」という、小っ恥ずかしいご依頼であった。これもお断りするのも大人げないという判断から、見てもらうことを承諾し、少しの思い出話や昔の仲間でのOB会が開けるといいね。など他愛ない話を楽しんだ。

これで終わりか。いやまだ他に、返答を求められるメールも入っていた。
何にもすることがなくて時間を持て余すことにはあまり慣れていないのは確かだが、あり過ぎるのもね~。でも考えてみれば、一日の回転がうまくいって、いろんな人と色んな話をして、気持ちが和んだり考えたりさせられることもまた、生きていることの証なのだ。ある意味、贅沢な一日であったのかも。

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「自然崇拝」

2022年06月26日 | つれづれ噺

 広島県山県郡の山の中で「天然記念物 テングシデ群落」という看板が目に入った。
我が家からは、高速道で2時間あまりの遠隔地であり、度々くることもないだろうということで、何はともあれカーナビを頼りに訪ねてみた

   

先ずは「テングシデ」とはなんぞや。
カバノキ科、イヌシデの変種なのだそうで、この曲がりくねった枝に『天狗がきてとまる』との言い伝えがあることから、テングシデと呼ぶようになった。
この周辺にはイヌシデの他にクマシデなども生育している。とパンフに書かれている。

次いで「シデ」と呼ばれる所以は。
注連縄(しめなわ)や玉串に垂らす御幣ともいう紙のことで、この木の花穂がこれに似ていることからシデと名付けられたようだ。
花穂の見頃は、木々の新緑が芽吹く4月下旬がお勧めとのこと。

  

日本全国至る所に、ご神木とか神様の宿る岩や山など、自然を崇拝する意識は根強く残されている。
それらが、生まれ育った土地のシンボルとして気持ちの中に残され、折に触れ「ふる里祭り」などとして生れ故郷を思い起こさせるイベントとして引き継がれていくようである。

どんなに廃れても生れ育ったふる里はそこに残されている。たまに訪ねてみる価値はあると思う。何よりも、深く大きく深呼吸できる青くて清い里の空気が残されている。

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「近くのお山、大爆発?」

2022年06月25日 | 季節の移ろい・出来事

                                                                         
             目の前のお山が大噴火か ?
 
我が家の勝手口は東向きに出来ている。6月の早い日の出を朝からまともに受けて、爽やかな陽ざしの恩恵に浴している。
そんな勝手口の向こうに思わぬ朱色が広がっているのが見えた。時計は夕方7時を回っている。なんだこの時ならぬ色めき立った夕暮れは。
ナヌッ!夕焼けか!!急いで表に回って見上げると、それこそ紅に染まる空が広がっている。

急いでカメラを持って、孫たちと散歩するコースの田んぼのあぜ道へ走った。間に合った!!
いま山の端に隠れようとする太陽の残像が、雲を巻き込んで見事に朱に染まっている。まるで活火山大噴火の真っ最中の様相。
まだ6月だよ。夕焼けは秋の季語であり、頬撫でる涼しい風とマッチしていてこその値打ちである。
少し気候が違っていないかい。但し今日は、派手にニュースの主役を勤めるような爆発的な暑さとなったようだった。

なんでも、太平洋高気圧が日本列島近くまでせり上がっており、温かい空気が流れ込んだり、日本海側から吹く風がフェーン現象を起こして、この時期にしては異常を通り越すほどの暑さになったようだ。
そんな事情を反映したのかどうか、季節外れのものすごい夕焼けに感動をもらった。

実際にこれほどの大噴火が身近で発生したらなんとしょう。きれいだねなんて言ってはいられない。
このようなエネルギーの爆発などの現象は、ビジュアルな世界でこそ楽しめるのであって、現実的には起こるべきではないし、起こさせてはならないことである。     

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「安らかに、合掌!」

2022年06月23日 | つれづれ噺

              
                     創価学会 中国常楽納骨堂 墓碑 

思わぬ突然の永眠を迎えた4つ違いの姉。
白内障の手術もあり、脊柱管狭窄症の手術もあった。乳がんの手術という大病も乗り越え、年齢相応ではあるが元気に普通に過ごしていた。当然ながら彼女は世帯主であり一国一城の主としてのプライドもあって、自立の精神は強かった、といまさらながら思い出している。
そんな姉の四十九日の法要も済ませて10日あまり。今日は納骨の儀を滞りなく執り行ってきた。

生前の彼女は熱心な創価学会会員であり、それなりのお勤めも活動も仲間とともにしてきた。弟の私は、先祖代々の浄土真宗であり、宗教という点では異なっていたが、姉弟に変わりはない。姉の最も幸せな方法を考えて来た。それは生前はもとよりであるが、亡くなった後も何ら変わることなく考えに考えた。

その結論が、長年同宗の仲間として、学会活動に精出した仲間とともに過ごす環境をしつらえてあげること、である。そう考えると結論が見えてきた。
創価学会中国常楽納骨堂という、永代供養を見守って頂ける広大な施設が、広島県北広島町にある。深い緑に囲まれた納骨堂は「広宣流布を推進しその途上に殉じた地湧の同士ご遺骨を永久に安心して納骨できる施設です」とある。

「永遠に、安らかな眠りを」。複雑な思いは尽きない。親族5人で懇ろに骨納めをし合掌を捧げた。                     

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「黒いカバン」

2022年06月21日 | ニュース・世相

             
           プーチンの側近が持ち歩くカバン トランプに同行する士官が持つカバン(6月21日付毎日新聞)

安定政権維持か、野党の台頭で路頭に迷うか、という大触れ込みの割にあまり盛り上がりを見せない、参議院選挙という国政選挙が明日告示される。
与野党相拮抗しているのは、いずれ劣らぬ人気を誇るタレントさんを担ぎ出し、比例代表の得票数を伸ばそうという見え見えの魂胆であろうか。
タレントさんに国政が務まるのかどうか、そんな野暮は言わない。個人の資質云々より、賛成か反対かの採決で如何に賛成票を伸ばすか。いわゆる数の原則にこだわるためだけだとすれば、言っちゃわり―けど誰でもいいや、なんてことにならないようおベンキョーはして欲しいものである。

それでなくても身の周りを眺めただけでも「この先の日本はどうなるんじゃろうか」「この地球で日本民族・日本国民として生き残れるんじゃろうか」などと、少しオーバーかもしれないが、限りなく不安を覚える後期高齢者の一人である。
いくら頑張って長生きしたって期限は見えているのだから、取り越し苦労などせず、のんびりゆったり生きればいいじゃ!という考え方もあるね~。
しかし、やっぱり生きている間は、大きくは望まない小さくていい、ささやかな幸せ感を味わえる日々であって欲しい。

そのためにも、主権国家としてのプライドを失わず、国民の生命と財産と豊かな生活を守る気概を持った、国会議員集団であって欲しい。「望むのが無理よ」などと言わない、言わせない国政の舵取りをしてもらいたい。反対のための反対で結論を先延ばしして税金の無駄遣いなどしない、紳士と淑女が万民のために本当の汗を流す政治に期待してみたいが、どうだろう。

「核のカバンを示し欧米を脅迫?」という大見出しの記事が目についた。小見出しに「発射指令いつでも」とある。
プーチンの赴くところ、側近と呼ばれる男が「黒いカバン」を提げてどこまでも付いて行く。あのカバンの中味は何??
いつでも、どこからでも核攻撃の指令を出せるスイッチボックスであったらなんとしよう。やりかねない現実味を帯びた話に聞こえる。一方でトランプも大統領当時、同行する士官に黒いカバンを持たせていたという。北のリーダーはそれを察知して、ロケットマンと呼ばれても平気で核の発射訓練を続けているのだろうか。

どいつもこいつも賢くないね~。もし本気で正気で黒いカバンの蓋を開けたら、たちまち自らも核の洗礼を受け、この世にいなくなるという事実を世界中が束になって教えるべきである。その気概を見せる国際連合組織を指揮するのは、どの国がふさわしいのか。どっこの国もそれに適した、その資格に足るものを持たず、個の主張のみを貫こうとするのがなんか馬鹿げてるよね~。そういった風潮を寄ってたかって阻止できる国際情勢の枠組みを作ることはできないのかね~。なんか難しそうな話になるね~。

我が国の立ち位置、国を守る憲法の考え方など、まっとうに、じっくりと話し合える国政の議場を作り上げてほしいものではある。

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「初咲き、アサガオ一輪」

2022年06月19日 | 季節の移ろい・出来事

            

季節は巡って初夏を通り越したような暑さが。
昨年の宿根をそのままプランターで育て、真夏の西日よけ緑のカーテンを目指して春先から大切に育ててきた琉球アサガオ。今年の初咲きが一輪見事に花開いた。朝一番に見つけ、なんか得したような気分で一日を過ごした。
もうアサガオの季節なんだねー。今年もしっかり咲いておくれよ。姫孫が里帰りした朝、何個咲いているか一緒に数える楽しいひとときを待っているからね。

6月も中旬を終えようとしている。季節を違えずアサガオは見事な花を見せたというのに。
多くのファンが鯉に恋して喉をカラカラにしているというのに、肝心な鯉は自らは溺れそうになるほど泥水を呑まされ続けている。ファンの渇いた喉に勝利の美酒を流し込もうとはしない。やればやるほど無様な姿をファンに見せつけ、相手チームに易々と勝ちを与え続けている。

他のチームと比べると何かが足りない。首脳陣の奥深い洞察力、選手の力量感知能力、選手を鼓舞する演出力、こういった勝負事に欠かせない統率力に欠けている。人並み外れた高給を食んで、好きな野球をさせてもらっている選手がダラしないプレーをすれば、叱り飛ばすくらいの気概のある指導力を見せて欲しい。

なんでこんなことを思うのか。弱気になって落ち込むときの自分と重なって見えるから。
つまり今のカープは、相手に飲み込まれ、見下されて、負けて当然という弱々しい試合運びを同じように繰り返している。同じようなボーンヘッドを繰り返す。打たれもしないのに四球でランナーを貯める。つまり、エースという名にふさわしい選手がいない。スラッガーと呼ぶにふさわしい我武者羅が不在。みんなが肩を寄せ合って小さく小さく縮こまって見える。弱気な時は全てがそのように見える。

ア~~ア、段々寝苦しい熱帯夜が近い。なんとかしてよカープさん。

 

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「そろそろ畳を・・・」

2022年06月18日 | 季節の移ろい・出来事

               

頭の中ではちゃんと考えているのに、なんだかんだと日々の生活の中でつい忘れてしまったり、おざなりに済ませてしまうこともいっぱいある。
そんな中の一つに畳の表替え、畳の天日干しといった作業がある。口で言うのは簡単だけど、これがなかなかの難敵である。
我が家にも、床の間・仏間をしつらえた8畳の和室がある。普段はお仏前の焼香や仏飯の上げ下ろし程度であまり使わない。

新築10年ばかりは、和室の掘りごたつを活用した一家団らんもあったが、エアコンや温風ヒーターなどの使用が多くなって、掘りごたつもいつしか疎遠に。そうなると、畳を上げて天日に晒して畳床を乾燥させたり風を通す手間を省いてしまう。もっとも、和室の動かせない家具を動かして畳をめくる作業は大変なこととなってしまった。

筑後27年を数えると当然ながら畳も古くなる。なんとかと畳は新しい方がいいなどと、もっともらしいことを言ったのは誰か知らないが、畳と一緒に自分だって古びてしまってるのだからおあいこではある。そんなことはともかく、畳の表替えを見積もってもらうことにした。業者の手許に倣って畳を剥がしてみると、なんとひどいカビがわんさか。こりゃいけん、いいお天気を幸いに先ずは天日干しと風通し。慣れぬ手つきで剥がせる畳6枚を剥がす大汗の作業となった。

ついでに見積もり業者さんに、畳屋家業の現況を訊いてみた。想像したとおり「祖父の代から3代目として受け継いではいるが、今や畳だけじゃ食っていけません。襖や建具にも手を広げていますよ」と。洋風マンションなどで、たまに小さい畳部屋を所望する向きもあるが、単価を叩かれて割りが合わないともこぼしていた。

このうっとうしい梅雨を過ごした頃に手がけることになりそうだ。そのときは、古新聞を貯め込んでおいて、座板のうえにしっかり新聞紙を敷いてから新しい畳を敷くことにしよう。
ちなみに今日剥がした畳の下の新聞は2013年8月のものだった。それほど長い間ほったらかしていたことになる。再びこの手で畳みの表替えをすることもないだろうが、手入れは出来る限りやって行きたい、という意欲はあるのだが・・・。

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「本場モンの味わい」

2022年06月17日 | つれづれ噺

              

志望大学はと尋ねたら、迷うことな「琉球大学」と答えていた義理の姪、つまりカミさんの兄貴の長女。
その即答の通り高校卒業と同時に沖縄琉球大学に進学した。6年間を経て沖縄本島の農業研究所へ入所した。
かんきつ類のバイオ研究を通して「タンカン」の開発に取り組んでいる、という手紙と共にタンカンの味見と感想を求められたことが何度かあった。あれは何年前のことだったろうか。

タンカンが沖縄産のミカンとして市場評価を受けてメジャーになったころには、マンゴーの改良を手掛けていた。
もちろん一種類だけの開発ではなく、他の植物や野菜などと同時進行で研究開発に明け暮れる生活であったようだ。
こんな仕事がしたくて琉球大学、沖縄生活なのだから、とても楽しく生き生きとした様子が、開発途中のマンゴーと一緒に届けられた時期もあった。

そしてここ数年はパイナップルの品種改良に精を出しているという。サイズ的にはハワイや南洋諸島産よりやや小ぶりである。これは輸送コストへの貢献も含めて研究の対象になっているようだ。それに、パイナップルの皮を薄くする、つまり実の厚さを増すという目標にはまだまだ研究の余地があるみたい。そういった一連の中で、パイナップルのあの固い芯の部分が徐々に柔らかくなり、簡単に噛み砕けるようになってきている。同時に酸っぱかったお味の方も随分と甘くなってきた。固くて酸っぱい芯の部分が、柔らかく甘くなっている。ということはやがて、皮さえむけば中の実は全て食べられる時代が近いということか。

本場から届く本場モンのパイナップル。しかも手塩にかけて研究改良が進められている新しい味。いつでも何度でもお味見はしてあげるからね。

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