今も健気に花開くオーシャンブルー
❝ 北海道から沖縄に避暑したい ❞ こんな川柳が今日の毎日新聞に載っていた。
まさしくその通り。ここ数年の異常気象を言い得て妙である。これまで考えもしなかった、沖縄の暑さよりも
北海道の方が暑くて過ごしにくい夏になるなんて。しかも一か所集中で豪雨が襲う雨災害以外の地方では、雨不足水不足で、刈り入れが近い稲の根元が渇いて、ひび割れるなど、死活問題に発展している。
こればかりは誰のせいでもない自然現象ということで、やれ責任の所在はどこだ?誰が悪いのか?という責任追及問題にまでは発展していない。やがて、地球規模の温暖化対策が具体化されることになれば、地球を襲う異常気象に対しても、責任者は誰か、処罰せよという話になるのかもしれない。残念なのは、たとえ責任者を処罰しても、肝心な異常気象が正常気象に戻されなければ、あまり意味のある責任追及にはならないね~。
昨今の日本の政局の不安定と、不可思議な責任論をぶち上げる議員さんたちの無責任さは、この異常気象の責任論と共通したものがある気がしてならない。
相も変わらず、都議選、参院選の自民党敗北原因を、現職トップの首のすげ替えに押し付けて、出直しを図ろうなどという愚を繰り返している。それで本当に責任ある政党の責任を果たしていると言えるのか。聞いてみたい。違うでしょ。大きく議席を失ったのが、現職のトップの責任と本気で思っている人がいるとすれば、それこそ責任政党の資格なしである。選挙民にそっぽを向かれたのは、長年続いた政治とカネの問題、派閥と言う徒党を組んで、斬新戦略、斬新政局を受け入れない体質で保ってきた自民党政権なのではないのか。そこの議論が表に出て、国民からの信頼を取り戻すことが、今の政治家の責務なのよ。
高校野球の地方予選が面白い。弱いチーム、強いチームの色分けがはっきりしている。中にはこのチームは強くなるかも、と期待を持たせるチームもある。率いる監督さんの奥深い采配もある。教える技量の豊富さもある。それらを理解して受け入れる球児の素直さも必要。色んな要素が絡んで、強かったり、弱かったりする。
ただ一つ言えるのは、いいチームとは、いい選手とは、チーム内の選手の技量を責めないこと。負けてヘラヘラしてもらっては困るが、個人を責めたり監督采配を批判するのは愚の骨頂である。ただ負ける悔しさを肝に銘じること。それをバネに互いの技量を磨くこと、練習すること。これらを教える指導力は欠かせない。
いまの政治家さんの行動の反面教師ぶりを、高校球児に見せてもらっている。