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「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「宇野千代が主人公に」

2025年06月03日 | いわくによいとこ

                                               
              生い茂る青紅葉に囲まれる宇野千代生家

嬉しいことに、岩国市が生んだ女流作家の粋、宇野千代さんをモデルにした連続小説がNHKの朝ドラになることが決まった。そのニュースに市行政はじめ各団体が大変喜んでいる。来年秋のオンエアーで、タイトルは「ブラッサム」という。この意味や由来はまだ定かではないが、兎に角、こんな片田舎出身の作家をモデルにしたドラマが生まれるとは。何はともあれ喜ばしい出来事ではある。

かつて、宇野千代ファンが運営する「宇野千代顕彰会」の一員として、会の発展を陰で支えたと自負するこの身にとっても嬉しいことではある。「錦帯橋も日本一、桜も日本一、そんな故郷を持つ私は日本一の果報者ですよ」と笑って、故郷岩国をこよなく愛した晩年の宇野千代さん。

女流作家を目指して奮闘する東京での生活は、文豪や著名な画家との交流もあって、その自由奔放な生き方には、少し冷めた目も向けられる不遇時代もあった。しかし、小説家だけにとどまらず、実業家としての活躍は、日本女性のパイオニア的存在であったと、私は自慢に思っている。

数々の受賞作品はまさに傑作揃いのうえに、自身の生き方・考え方を端的な言葉に置き換えた「幸福の言葉」という一冊は、多くの名言・名句が並べられ、人間が元気に楽しく生きる教訓の宝庫である。
1897年に生まれた生家は昔のまんま岩国市川西町で観光施設として保存されており、縁側に座ると、在りし日の千代さんの日常が偲ばれる。

新たなドラマ「ブラッサム」ではどんな展開をみせるのか、錦帯橋や城下町岩国がどう描かれるのか、錦帯橋を世界遺産に推す会のバックアップになり得るのか、地元民の興味は尽きない。

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「また一つ大切な思い出が・・・」

2025年05月08日 | いわくによいとこ

       岩国城ゴンドラ
     アナウンス一新 

     
              満開の桜 その頭上に聳える岩国城

長~~~く慣れ親しんできた、岩国城ロープウエーゴンドラのアナウンスが一新されることになった。
「・・・爾来、天下の名橋錦帯橋をはじめ、春は桜、夏の鵜飼い、秋のもみじや冬の雪景色など、自然の織り成す美観は、風光明媚な景勝として、年間〇〇〇万人の観光客を迎えているのでございます・・・」
2分48秒の名調子に載せて岩国市の発祥から歴史・由来、現状など、一度聞いたら何となく岩国のアウトラインが掴めるという優れものであった。と、個人的には確信している。

早くからゴンドラアナウンスを丸覚えしていて、本社転勤の折の自己紹介には「2分48秒のお時間を頂戴いたしまして」などと滔々としゃべるだけで、岩国工場と自身の立場を取り敢えず吹聴してきたこの私にとっては、なんとも淋しい気がする。ただ、今となってはそんなチャンスも段々少なくなってきた。

そんな自己売り込みには確かにお役に立ってくれたのだが、よく考えてみると、元の形はなんと60年も前から使用されている年代物である。20年とか15年とか経過すると、部分的リニューアルして時代の流れに合わせてはきたものの、全面改訂までは至らなかった。ま、今では岩国の発祥や歴史などはスマホをポチッとすれば、たちまちに掌握できる時代。それより、耳新しい楽曲を流す方がいいのかも。

そんな価値観の変化もあって、錦帯橋を世界遺産に推奨する文言とか、岩国城は日本百名城の一つになっているなど、メジャー級の紹介も入るのが自然な流れなら、しゃーない。
どんな新しいゴンドラアナウンスなのか、チェックのためにロープウエーに乗ってみるとしよう。

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「卯月ついたち」

2025年04月01日 | いわくによいとこ

卯月ついたち。新年度の幕開けを象徴する、新入社員入社式が華やかに行われていた。
今のところ孫たちの入社式もずいぶん先の話である私たちは、悠々自適のお花見見物と洒落てみた。岩国を象徴する錦帯橋周辺を散策。間違いなく満開の桜は見事であり、まさしく錦帯橋に花を添える景色は、この目にとどめるだけではもったいない。全国の皆様に岩国錦帯橋のお花見をご馳走したい。どうぞ召し上がれ。
      
     
           大勢の花見客で賑わう、桜咲く錦帯橋 
      
           ちょっと絵になる、桜に彩られた錦帯橋  

      
            橋の上から眺める真っ白いさくらも、またよし
      
      

本来ならこの川には遊覧屋形船が浮かび、水面から見上げる桜も絵になるところだが、つい先だって、強風に煽られた屋形船が浅瀬に乗り上げる事故を起こしたため、肝心の花見シーズンに運航中止を余儀なくされた。惜しい!!

確かに春は突風に見舞われることがある。そんなことは事前に読めるはずであろうに、結果的に事故を起こせばしばらくは運航できない。いち早く途中からでも引き返す勇気も、船頭を生業とする人たちの義務である。
そういった意味では、ちょっと寂しい今年の満開の桜である。

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「よみがえるふる里の風景」

2024年12月08日 | いわくによいとこ
 
   
     
       
私の住んでいる岩国市南部の中心に、戦前の海軍病院から格上げされた近隣では特別な大病院として多くの患者を救った国立病院(通称、国病)があった。すぐ横には養老院と呼ばれた特別養護老人ホームも併設されていた。 市営バスの南部発着拠点として殷賑を極めた一時期もあった。

米軍岩国基地主要滑走路の沖合移設に伴う土砂を採取するため、市街地のほぼ中心に近い愛宕山一帯が新規開発された。その利便性の良い広大な新天地に国病が移転された。それから20数年、雑草に覆われ見る影もなくなった旧国病跡地に今、膨大な資材と建設機器が搬入され、大きなエンジン音を唸らせて槌音も高く、新たな生活拠点に生まれ変わろうとしている。

一つには福祉の拠点、科学の学習拠点、その他市民の憩いの場づくりなどの計画が発表されている。ようやく重い腰を上げてくれたか、と長い間放っておかれた恨み節も含めて、そのエンジン音を聞きながら、孫君の中学校校門の高台からはるか遠くを見下ろしている。
元々山林を切り開いた高低差の激しい地形に、継ぎ足し継ぎ足して作り上げた病舎だっただけに、国病になってからも迷路のような通路が続いた。そんな地形をどのように活用し、どんな近代的な空間を見せるのか、よみがえるふる里の風景を楽しみにしている。問題はこの施設完成まで、我が寿命が待ってくれるのだろうか。特に福祉の拠点と言われると、是非運用開始に立ち合いたいなどと欲張っているがさてどうだろう。 

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「もみじ月つごもり」

2024年09月30日 | いわくによいとこ

 
    錦帯橋フォトコン応募御礼はがきの裏面に印刷されていた作品
           
                  選考の歯牙にもかからなかった、我が応募作品

昨年10月、創建350年を迎えた岩国のシンボル「名勝、錦帯橋」。市内の幾つかの団体が一緒になって、錦帯橋を世界文化遺産に推す会として活動している。
その会が、昨年は「錦帯橋思い出エッセイコンクール」を募集した。今年はエッセイコンクールに合わせて錦帯橋フォトコンテストも同時募集した。

昨年の錦帯橋思い出エッセイでは、思わぬ賞を頂く表彰式に招かれた。今年はエッセイは他人に譲って、フォトコンテストの方に挑戦してみた。そんなに甘くないと分かっちゃいても、心密かに二匹目のどぜうを狙って応募したというのがホンネ。

桜満開春うららの錦帯橋下でお花見に遊ぶ遊覧船など、人々の憩いの場「錦帯橋」をテーマに撮った写真である。タイトルは「いわくによいとこ一度はおいで」とした。
見事に落選。選考対象とは遠く離れて、歯牙にもかからなかったようだ。

これでいいのだ。昨年エッセイで今年はフォトコンで表彰台に上がれば、いったいどっちが得意なの?なんて調子に乗るに違いない。やはり、柳の下を何度探っても二匹目のどぜうがいなかったのは幸いであったのかも。

春夏秋冬季節に合わせた写真はパソコンの中にゴマンと収められている。当然ながら自称芸術的な写真から幾何学的な紋様を収めた写真など多彩。我が青春を象徴する二十歳の1枚はアルバムにある。
ただ画一的に芸術写真を狙っても所詮素人は素人。それじゃハナから勝てない。ならばいっそ、芸術とも幾何学紋様とも無縁な、観光地錦帯橋、お花見を楽しむ錦帯橋、庶民の錦帯橋を写し撮ったつもりだった。思惑は外れたが、応募から結果発表までのワクワク感は、応募した者だけが感じる高揚感ではある。 

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「世界遺産に!」

2024年06月22日 | いわくによいとこ

           

我が町の数少ないアイドルの一つ、国の名勝に指定されている『岩国錦帯橋』。もっともっと多くの人に見てもらいたい、岩国に来てその気品ある木造の五連のアーチを、じっさいに踏みして渡り、河原に下りて下から見上げる橋の構造、木組みの巧みさをゆっくり鑑賞して欲しい。そんな願いを込めて色んな活動が展開されている。

そんな取り組みの中で最も規模の大きな「錦帯橋を世界遺産に推す会」というそのものずばりの会の定期総会の案内を頂いて、雨降りしきる中を出かけた。総会そのものは事業報告・会計報告と予定案が上程され、シャンシャンのお決まり総会であった。でもその総会を取り巻く、先攻・遊撃・しんがりといった部隊全体にはやる気が満ちているように思えた。

世界の文化遺産登録。そのハードルは高く、クリアしてクリアしてさらにクリアしなければならない壁があると聞く。勝手にクリアでき兼ねる課題だってある。それらを持ってはいてもさらに世界の文化遺産としての価値があることを証明しなければならない。難しさはあるが、誰かが声を上げ、考え、方策を立てなければ事は前に進まない。

「錦帯橋の世界文化遺産登録をめざし、その推進活動を行うとともに岩国の伝統と文化を学び、市民文化の向上に寄与すること」を目的に、平成26年3月に設立されたこの会。まだまだ歴史としては若いしこれからの踏ん張りがモノを言うことになる。我々の世代での実現はどうだろう。驚異的な長生きが出来れば可能性無きにしも非ずだが。子どもたちに嫌がられそうだね~。

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「今宵は場所を変えて」

2024年04月06日 | いわくによいとこ

今日は、元の会社OB会のお花見が行われた、国の名勝いわくに錦帯橋ふもとの観光ホテル屋上から眺める、岩国人ならではの桜をご覧頂きたく、二日連続で食傷気味でもおありでしょうが、滅多に見られない桜の風景という高いご見識を持ってお許しいただき、とくとご覧ください。

     
          岩国国際観光ホテル屋上から見渡す、桜桜の錦帯橋周辺です 1
     
                       その2
     
                     その3
    
                        その4
    
             錦帯橋五連のアーチの最も高い第三橋の上から
     
     数台の観光バス、その向こうに大量の自家用車。錦帯橋周辺は気の毒なほどの大渋滞。

このようなOB会のお花見も4年振りとあって、参加者が随分減ったこと。参加者の高齢化が進み、まさにいたわり合う会話がこだましていました。紛れもなく私もその一人ですが(笑)
それでも何でも、懐かしい顔が久しぶりの出会いで、笑い合い肩を叩き合う姿はなんとも微笑ましいものです。次は6月の総会を楽しみに・・・と散会しました。

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「謹賀新年」

2024年01月01日 | いわくによいとこ

2024年 令和6年の元朝に当って 謹んで新年のお慶びを申し上げます。

拙ブログお立ち寄り頂きまして誠に有難うございます、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

瀬戸内海のご来光画像と共に謹んでご挨拶申し上げます。

幸いなことに当地方はご来光を仰ぐ時間帯は晴れてくれました。お陰で震え上がる寒さでもない中で、ご来光の写真を撮ることが出来ました。腕がイマイチで出来栄えはともかくとして、瀬戸内海の彼方から昇る初日の出を感じて頂ければ幸いです。
今年も、皆さまにとって素敵な1年となることをお祈り申し上げます。

    
          午前7時に到着したら、駐車場は道路に停める以外駐車の空きなし。すごい賑わいに驚きました。
  
 残念!水平線は厚い雲で遮られ、雲の上に顔を見せてくれるまで15分はかかります。ひたすら待ちます。

           
         

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「迎春準備OK」

2023年12月28日 | いわくによいとこ

岩国市のシンボル錦帯橋に門松が飾られて、迎春準備が整ったというニュースを小耳にはさんで、孫たちにも見せておこうと子守がてらお出かけ。
私たちは普通、錦帯橋を渡った横山側の吉香公園で遊ぶことが多いため、こういった岩国側から渡り始める錦帯橋を眺めるのは、写真を撮る目的で行くことが多い。今日は孫の散歩も兼ねて、錦帯橋下流の河川敷に駐車して、写真に収めるためにわざわざ訪れたというところ。       

         
             大きな門松が飾られ迎春縦鼻OKの錦帯橋入口(岩国側) 
         
        5連のアーチ錦帯橋を川の上流側から見た絵になる姿、橋の向こう側に吉香公園が広がる 
         
               せっかく一緒に行ったのがから、モデルも撮っておかないとね。 
         
           こちらが橋の下流側の石畳。三角おむすびに似た石を見つけてごきげん。

この時季の主婦は大変な忙しさであるのは何年も何年もず~~っと目にしてきたからよく解っている。同時に宿六の方は、餅をついてもこねるくらいで、準備や後始末はお任せ。つきたてのアツアツお餅をうまいねって言いながら食べるのが落ちである。
まあせめて、ばあちゃんばあちゃんと追いかけ回るお二人さんを隔離するのが内助の功というもの。門松錦帯橋はかっこうの逃げ場であり、冬枯れた季節の中でも凛と立つ(龍)素朴な姿を、全国の皆様に改めてお披露目できるいい機会でもある。とくとご覧あそばせ。

なんだかんだ言いながら、お節づくりに手を貸すわけでもないのなら、せめて邪魔しない配慮くらいしないとね~。彼女たちも喜んだし(笑)。

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「桜もいろいろ」

2023年11月28日 | いわくによいとこ

                                                                 
                       お友だちが少なく、ひっそり咲く冬桜 

岩国の歴史が香る城下町、その一角を占める吉香公園をゆったり散策してみると、色んな草木や歴史に出くわす。
そんな一つが、この季節にひっそり咲いて人目に触れることも少ない「ふゆざくら」である。紛れもなくさくらの花である。
ソメイヨシノと見まがう可憐さと、秘めた勇気みたいなものを感じさせる。木(気)も小さいしあまり目立たず、内木(気)に二つ三つ咲いている。見上げるまでもなく目の高さにある。それがまたいい。いわくによいとこ一度はおいで・・・

さて桜といえばソメイヨシノを筆頭に、エドヒガンザクラ、マメザクラ、ヤマザクラ、オオヤマザクラ、カンヒザクラ、オオシマザクラ、カワヅザクラなどなど色々である。ちっと不思議なのは、あの誰もが認めるさくらの代表格であるソメイヨシノに「さくら」の名が欠けている。なんでじゃろう。
誰かの漫才のネタにしてもらってもいいが、ちょっと不思議と言うか違和感を感じるんよね~。

ところでこの世の中に桜と名のつく木や花はいったいどのくらいあるのか、考えたことある??
しょうもないことですが、上に並べた様々な桜に少し足した10種を基本に、変種や野生化などしたものが約100種類。さらに育成された園芸品種などを合わせると200以上になるのではないかと言われている。さらに、八重咲や枝垂れ裂きなど多種多様である。
理屈抜きで咲いた花を楽しむ、それだけで十分だよね~。

季節外れを承知で桜の話になったが、小さいながらもこの寒さに向かって咲く吉香公園の「ふゆざくら」に出会って、ふと思った感想であ。

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