初秋の稲村が岳、大日岳、レンゲ谷を歩く その3
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左の方に見えているのが 通称大峰山と呼ばれる山上が岳です。
山上が岳は今も女人禁制です。そのため稲村が岳や大日岳が「女人山上」と呼ばれて
敬虔な修験者の女性達はここ稲村が岳や大日岳に登り 祈りを捧げました。
特に 次に行く大日岳は 山頂に祠があり女性修験者の方たちがそこで祈りを捧げます。
私も一度 ご一緒したことがあります。
昔は富士山をはじめ ほとんどの修験の山は女人禁制でした。高野山もそうで 女性たちは
「女人高野」と呼ばれる 室生寺や金剛寺(河内長野市)に詣でました。
しかし今は山上が岳以外は全て女人禁制をやめました。
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右側の尖った山が 大普賢でしょう。
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中央が弥山、左奥が明星そして右側の尖ったこぶが頂仙岳(1717m)で奥駈の53番の靡きです。
八剣山は弥山の影に隠れています。
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右の方に葛城金剛が見えています。そして中央奥に薄く見えているのが岩湧山と思います。
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ナナカマドは紅葉を始めていて 赤い実を付けています。
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さあ次へ向かいます。あのソフトクリームのような大日岳へ登ります。
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16㌔前後のリュックを下ろしました。少しでも体重を軽くしないと危険で登れないと思います。
梯子や階段が 相当痛んでいると思います、あの注意書き看板を見たら。
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まず鎖で登り
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アルミ梯子を登ります。ここまではまず安心でした。
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鋼製の橋はすこしぐらぐらしています。慎重にわたります。
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崖には 岩鏡が大群生しています。春には一面ピンクになるでしょう。
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眺めはとても素晴らしいのですが
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階段の踏み板が 腐ってありません。足を向こうの岩に直接かけて登ります。
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これも木はかなり腐っていて揺れるし ギーギー鳴るし。
落ちたら即死です。
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ここが一番怖かった。木部に触れないようにして登りました。
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岩の裂け目にリンドウが咲いていました。
しかしこんなのんきなことをしている場合ではないです。落ちたら即死です。
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その4へ続く
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