アウトドアライフの記録 その2

「アウトドアライフの記録1」の続きです。山歩き、桜や紅葉、季節の風景、古代史の舞台、南の島を尋ねた記録です。

久しぶりに南葛城山へ行くと大変な道荒れで時間を食い途中で引き返した その1 2023年12月28日

2024-03-31 09:05:55 | ダイトレ、紀泉山脈を歩く

大阪府最高峰は 南葛城山(922m)とばかり思い込んでいました。

私が読んだ登山ガイドブックに書いてあったからです。

この前何気なく スマホに「大阪府最高峰は」と話しかけたら

「大和葛城山959m」と出て来てびっくりしました。

よく行く大和葛城山は 奈良県御所市だと 思い込んでいましたが

大阪府河南町と奈良県御所市の境界が山頂を走っているそうです。

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南葛城山山頂は 河内長野市にあり 山頂の十数メートル南側に 和歌山県大阪府の境界線が

走っています。山頂付近には 葛城経塚第十四番「鏡の宿(一本杉)」があり 昔はよく行きました。 

昔は年に数回地元の方が ボランティアで山頂付近の 経塚参詣道の熊笹狩りをしてくださり、

真夏でも快適に歩けました。

しかしここ7、8年は 笹狩りをしてくださる方がいなくなり 夏は山頂付近の笹が

凄いことになり マダニが怖くて とても行けなくなりました。

私は過去2度 マダニにやられましたが 幸い まだ生きています。

マダニが媒介する SFTSウイルスにより マダニに噛まれて 死ぬ確率は

1/4から1/5だそうです。(マダニにやられて 近大病院へ駆け込んだ友人の話)

 

ここしばらくは寒い日が続いたので マダニもお休みしていると思い南葛城へ

出掛けました。

※マダニの活動時期は 12度以上だそうです。

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南葛城山 その1

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昭文社の山地図です。ブルーが往路予定で グリーンが復路予定です。

ブルーの道の林間歩道分岐から先は すべて点線表示ですから そんなにはっきりとした

山道ではないようです。

滝畑集落の真ん中の広場にバイクを止めてスタートしました。

 

この広場は 滝畑の民話の語り部の Tさんの 倉庫前にあり、私がバイクを止めると

いつも Tさんがでてこられて 「今日は何処へ行くんや」と話しかけてこられましたが 

最近全然御姿を おみかけしません。

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午前10時にスタートしました。滝畑の公衆トイレは建て替え中でした。

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ダイトレの入り口から入り しばらくはダイトレを歩きます。

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ダイトレを登りながら 振り向くと滝畑集落が見えます。

見えている車は 登山客の車で料金千円です。岩湧寺側の表側には 無料駐車場が

6か所もあるのにねえ。

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しばらく歩くと林道に出ました。

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ダイトレは左の階段を登りますが 今日は千石谷林道を右へそのまま進みます。

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林道がまた新しくコンクリート舗装されていました。大阪府森林破壊組合は 税金を使い放題ですね。

府議会市議会は 全くノーチェックですね。こんな平らで 安全な場所をなぜ税金で

舗装するのでしょう。

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カキザコ分岐をそのまま進みます。左へ登ると ダイトレのカキザコに出ます。

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やがて右手に鉄塔が見えてきました。これからあの鉄塔の足元まで登り 更にその上へ進みます。

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この標識を降ります。今まで何回も「南葛城山へ」とか「第十四番経塚へ」と書いた標識を

ぶら下げましたが 何回取り付けても 外されます。滝畑の奴らか 森林破壊組合のやつらですね。

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何回もはずされるので この標識に直接書き込んだのですが 白ペンキで消されています。

その上からもう一回書きました。この千石谷林道を歩いていて 経塚巡礼の方に 何回も

道を聞かれたので 標識を取り付けたのですが 文化遺産の経塚を知らないアホが 外すのでしょうね。

もう一か所の巡礼道入り口の標識は 大滝上流部の 徒渉ポイントに取り付けましたが

そこの標識は だいぶ痛みましたが 今もあります。

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この橋を渡らずに 川へ下りて渡ります。

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川は簡単に渡れます。

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その2へ続く

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冬枯れの大和葛城山は快晴で爽快でした  その2 2023年12月13日

2024-03-28 09:42:48 | ダイトレ、紀泉山脈を歩く
冬枯れの大和葛城山 その2

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倒木がありました。倒木があるのはいつもこのあたりです。なぜでしょう。いつかはここに5本

くらい倒木があり 私が一人で切断作業を始めていたら たまたま後続のおじさんたちが

通りかかり、鋸を持っていた私ともう一人のおじさんの2本の鋸を 4人で交代で切断撤去したことがあります。

今日は 鋸が小さいので 人が歩いて通れるだけの空間を作り 通り抜けました。

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自然観察路を進み ダイトレへ出て 引き返し山頂到着です。

皆さんロープウエーの利用客らしく登山の服装の方はいません。

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下山のために ツツジ園横のダイトレへ向かいます。

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西側の 第二パラセーリンググランドに来ました。正面に岩湧山らしき山が見えるので

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望遠で撮ると やはり岩湧山でした。中央奥です。

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ツツジ園へ向かいます。葉を落とした木は何の木でしょうか。絵になりますね。奥の建物は

葛城高原ロッジです。

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正面に金剛山系です。中央が葛木岳、その手前に黒く重なっているのが大日岳。

葛城岳の左が湧出岳で 望遠で見ると電波塔が見えます。左端が白雲岳と思います。

山頂を見間違えて通り過ごした 平らな山です。

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金剛山の左奥に高い山が見えます。世界遺産大峯奥駈道の弥山付近の山塊の形をしています。

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望遠で覗くとやはり 弥山八剣明星の山塊と思います。岩湧の山頂から見えるので

ここからも見えるのでしょう。初めて気が付きました。今までも見えていたのでしょう。

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春にはツツジの花で 一面真っ赤になるツツジ園は 冬枯れです。

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続いて 東の第一パラグライダーグランドに来ました。ここも素晴らしい眺めです。

手前の町並みは五條市で奥は大淀町でしょうか。

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紫式部の実が宝石のように 紫色に輝いていました。

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冬枯れのダイトレを 降りていきます。しかしダイトレのこの部分は急坂で 滑りやすいので

ゆっくり慎重に降ります。

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こんな青木の実を見ると もうすぐクリスマスですね。

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時々 ハラハラと葉っぱが舞い落ちている斜面の紅葉の先の山は 中葛城山ではないでしょうか。

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やれやれ急坂のダイトレを 無事に降りて来ました。

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旧国道を歩いて 水越川駐車場に 無事帰着しました。スタート時点では ほぼ満車

でしたが今はガラガラです。旧国道を歩いている途中 スマホのジオグラフィカが

「歩行距離が10キロを超えました」と言っていました。

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ジオの軌跡です。

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やはり10キロは超えていました。最低高度は青崩登山口付近です。

山頂付近で 自然観察路も含めてかなりアップダウンがあったけど 累積標高差1400mは

ちと 大げさな気がしますが。

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終わり

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冬枯れの大和葛城山は快晴で爽快でした  その1 2023年12月13日

2024-03-25 18:56:51 | ダイトレ、紀泉山脈を歩く

冬枯れの大和葛城山 その1

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いつもの大和葛城一周コースです。約10キロあります。

ちなみに 大和葛城山山頂には 大阪府河南町と奈良県御所市の境界があるので 大阪府

最高峰だそうです。大阪府第二位の高峰は 南葛城山(河内長野市 922m)です。

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いつものように 水越川駐車場から旧国道を下り 国道を超えて登山口へ向かいます。

国道周りも落葉して冬模様ですね。

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青崩(あおげ)の登山口付近に 鬼シシウドの実がなっていました。

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手入れされなくなったのか 畑に柿の木が 葉を落として 実だけぶら下げていました。

この辺りは熊がいないからいいけど。

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畑脇の登山道を登っていくと 金剛山系の山々が見えてきました。

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天狗谷へ入りしばらく歩いていると 若人の二人連れが追い越して行きました。

この谷を歩いていて 人に会うのは珍しいです。

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鎖場を通過します。ついこの間 切り立った崖の連続鎖場を通過しましたが(甲斐乾徳山)あれに

比べるとかわいい鎖場ですが、油断禁物、山はどんな場所も真剣に全力で歩かないと

とんでもない事故になります。

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猩猩袴の群生地です。冬場も葉は枯れません。スプリングエフェメラルと呼ばれる春の妖精たちは

夏を過ぎると葉も消えて 地下に潜りますが 春に花を咲かせるこの方たちは スプリングエフェメラル

には入っていないのでしょうか。

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いつもお弁当を食べる 藤棚の下のテーブルに来ました。藤も葉をすべて落として

冬景色です。ふと思いついて

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今日はひさしぶのにカレーライスを食べようと思い 白樺食堂に来たら なんとお休みです。

今日は木曜日ですが ロープウエーが動いてそこそこハイキング客もいるのに、ちくしょう。

少し先の 葛城高原ロッジの食堂は 靴をぬいで入らないといけないので ロングスパッツをつけた

私はそんなめんどくさいことまでして 入りたくないし。

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食堂のテラスが 私一人の貸し切り状態なので ここでお昼を食べました。

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テラスから見た大和平野です。

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先日来すごい黄砂でしたが少し収まったようです。大和三山が良く見えます。

左が耳成山、真ん中が畝山右奥が天の香具山です。

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ふと見上げると 冬芽がいっぱいついています。何の木でしょうか。

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食後は いつものように自然観察路に入りました。

今日も誰も歩いていません。

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広葉樹は全て葉を落として冬枯れです。葉がないので 景色も良く見えるし 時々

日も差し込むので歩いていても爽快です。

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気持ちよく散歩を続けます。夏も木陰になり 涼しくて気持ちいいけど 冬の晴れた日も

きもちいいですね。

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スプリングエフェメラルの一つカタクリは まだ土に潜ったままです。

この辺りはカタクリの群生地です。

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その2へ続く

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古代出雲王朝ゆかりの地を訪ねて 甲斐の国笛吹市 一の宮浅間神社 その2 2023年11月20日

2024-03-22 23:02:12 | 古代出雲王朝ゆかりの地を尋ねて

甲斐の国を訪ねて   その2    笛吹市  一宮浅間神社 その2

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境内の大きな銀杏の木は 黄色く輝いていました。

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神社の由緒を読むと 主祭神は 此花咲くや比賣だと書いてあります。

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阿多津姫は短命で イクメ王子を生んだ後に亡くなります。

イニエ王はその後豊王国から 月神を祀り人気のあった宇佐豊玉姫を妃として迎え

 ここに物部豊連合王国が誕生します。

イニエ王は 宇佐豊玉姫の姫巫女としての人気を味方にして 大和入りしようと

計画したのです。

しかし記紀の神話に書かれた通り イニエ王も短命に終わります。

その後の豊玉姫と生目王子の活躍は このブログに書いた通りです。 

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ということで浅間神社でなぜ 此花咲くや姫が主祭神としてまつられるように

なったのでしょうか。

神話では此花咲くや姫は邇邇芸命との一夜の契りで妊娠したとされています。

たった一夜で 妊娠したことに疑いを持つ邇邇芸命に対し 此花咲くや姫は 

「天津神の御子なら焼け死ぬことは無いでしよう」と言い 産屋に篭り火を放った

という。燃え盛る産屋の中で 無事生まれたのが 海彦、山彦ともうひと柱の

三人です。

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燃え盛る火の中で出産したということで、たびたび荒れ狂う富士山を鎮めるべく

火の神として 浅間神社の大神として祀られたのでしょうか。

また いつのころから浅間神社の主祭神とされたのか 色々調べましたが

詳細は分かりませんでした。

此花咲くや姫の御子が山彦で 山彦(ホホデミ)と乙姫(豊玉姫)の御子が

鵜萱葺き合えず(ウガヤフキアエズ)でその御子が神武。

これらの神話の作者、太安万侶たちは 史実と実在の人物を熟知したうえで

ストーリーの組み立てをしたとしか思えませんね。

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邇邇芸命(ににぎのみこと)という名前は 饒速日(にぎはやひ)と似ていますね。

また神話には 火明り(ほあかり)という御子も登場します。

紀元前三世紀末に 石見の国五十猛海岸に上陸した徐福は 和名を火明り

(ほあかり)と名乗ります。またいったん秦へ帰国して徐福は皇帝から

さらなる資金と海童たちをもらい 二度目に佐賀の浮杯(ぶばい)に上陸します。

その時は 饒速日(にぎはやひ)と名乗ります。記紀の執筆者の太安万侶は

そのあたりのことをよく知っていたから そんな名前を作ったのだと思います。

饒速日(にぎはやひ)と宗像三姉妹の末娘、市杵島姫(いちきしまひめ)との間の御子

が ホホデミなのです。

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初代ヤマト大王「天の村雲」は磯城家のタタラ五十鈴姫(事代主と活玉依り姫の

姫)と結婚し、その皇子「沼川耳(ぬなかわみみ)(のちの贈り名を綏靖すいぜ

い)」が二代目大王となります。

沼川耳はタタラ五十鈴姫の妹「五十鈴依り姫」と結婚し玉手看(たまてみ)と

八井耳の皇子が生まれます。

王位を継いだのは 弟の玉手看(たまてみ)(のちの贈り名を安寧あんねい
)で 

八井耳は「多臣家(おおのおみけ)」の始祖となり、その家系が連綿と続き記紀

製作者の太安万侶は 多家(おおけ)の子孫です。

つまり太安万侶は出雲王家の子孫でもあるのです。もともと臣は出雲王族を現す

家系です。

だから太安万侶はそのあたりの史実をよく知っていたのだと思います。

※多神社(おおじんじゃ)の訪探記は2015年12月26日の記事に載せています。

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終わり

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古代出雲王朝ゆかりの地を訪ねて 甲斐の国笛吹市 一の宮浅間神社 その1 2023年11月20日

2024-03-19 06:44:41 | 古代出雲王朝ゆかりの地を尋ねて

甲斐の国を訪ねて   その2    笛吹市  一宮浅間神社 その1

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甲斐、相模山旅の帰路 笛吹市の 「一宮浅間神社」に立ち寄りました。

凄い門構えで 沢山の人が出入りしていたからです。

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広い境内には 沢山の参拝者がいました。

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拝殿の前には 沢山の着飾った子供たちがいました。

そうか 今日は 天気も良いので 七五三に沢山の家族が来ていたのでした。

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支那の歴史書「三国志、呉書」に次のように書かれているそうです。

「黄龍2年-西暦230年ーに呉王孫権は自国軍を大幅に増強するために 二人の

将軍に1万の兵士をつけて夷洲(沖縄)と亶洲(九州)に行き 兵士を大量に連れて

帰るように指示した。しかし将軍らは亶洲を探し当てることができず 夷洲から

住民数千人を連れ帰るのみであった。孫権はこれに激怒して 将軍らは誅殺され

た」

この話が 沖縄人か呉人から 九州物部王家のイニエ王にもたらされたらしい。

当時物部王家は筑後平野にいたから イニエ王は呉軍の再来を恐れたのかも知れ

ません。

またイニエ王は 物部第一次東征軍が大和入りしたあと 磯城王家に

完全に飲み込まれてしまったことも知っていました。

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イニエ王は232年に 第二次東征を決意します。そして有明海を南下し 

薩摩の国 笠沙の地に到達し そこで美しい姫に会います。

彼女は阿多(南さつま市)の豪族竹屋守の娘で阿多津姫といいました。

イニエ王は彼女を妃に迎えます。

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記紀はこの史実を神話に変えました。

邇邇芸命(ニニギノミコト)は大山津身神に対して 娘の「木の花咲くや姫」を妃に

迎えたいと申し出た。大山津身神は 「姉の岩永姫も一緒に迎えてください」と

言いました。「もし岩永姫を返すならば あなたは短命になるであろう」と警告し

た。岩永姫は非常に醜女だったので 邇邇芸命は姉の岩永姫を返した。

それで邇邇芸命は短命となった。

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また記紀は イニエ王(のちの贈り名を崇神)を大君として扱い 「御真城入彦(み

まきいりひこ)」と名前まで変えている。

いかにも任那から和国へやってきた王としているが イニエ王は筑後平野から薩摩と

日向へやってきた 地方の王であり 生涯九州の地からでていません。

イニエ王は決して大和の大君などではないのである。

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イニエ王は薩摩から阿多津姫と共に日向へ回り 大淀川を遡り生目(いくめ)の地に

着いてそこで暮らした。阿多津姫はそこで王子を生み その王子は土地にちなんで

イクメと名付けられた。

そのイクメ王子が 後のイクメ大君(のちの贈り名を垂仁)である。

生目の地にはイクメ大君を祀る生目神社が建てられている。

※生目神社は このブログ 33薩摩日向を訪ねて に載せています。

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一宮浅間神社 その2へ続く

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