風のなかで・・・山里・海辺・清流

四国山地南側の山里・海辺・清流等を歩き・写真を撮り、ローカルの生活を報告します。

ローカルには「夢」がある!!

2014年12月04日 19時41分14秒 | 日記
明日の「夢」は、住民の視点で・・・
最近、よく目にする「地方創生」とは、何を意味しているのでしょうか?
地方に「命」を創るのでしょうか・・・
地方に生活の「場」を創るのでしょうか・・・
私達の祖先は定着農耕民として、その命を「ツナグ」ために、
山地の急斜面から平野まで生活の「場」を築いて来ました。
しかし、高度経済発展により「便利で快適」な日常生活の実現は、
ローカルの生活環境を大きく変えました。
山間や海辺等の交通不便な集落は急激な人口減により、
消滅の危機に瀕しています。
これも、「時」の流れです。
これからは、地域の拠点となっている町や村を、
新しい「ローカル」社会につくり変える事が急がれます。
それは、地域住民の生活の安定と幸せにつながると想います。
住民は、地域で生き抜く「知恵」を身に付け、必用な場合は
政治をも取り込み、自分達が「主力」となり「道」を創りましょう。





地域の小・中学校は廃校になると、通学は村営のバスです。
その先の高校は、下宿代を含め全費用家庭の負担です。!!
日常生活に必要な「お店」も在りません。!!
若い家族の離村は、個人の努力の限界を超えているからです。

政治のやること・・・道路の整備・便利な場所への生活拠点
 移転補助・農作物栽培技術の指導・・・
住民のやること・・・新しく「夢」に生きようとする新参入者
 への援助・楽しく「土」で生きることが出来る条件整備・・・
伝統の殻を破り、発想や行動を変えることで、地域の再生です。

政府は「地方創生」の具体策として、中央から「お役人」さんを
派遣するようです。地域に根を下ろさない、上からの「指導」は
効果は期待できません。
<お役人さんの常道>
お役人さんは、上(=東京)を向いて歩いています。
大地(=地域の生活)は見ていません。




東京は、華やかで美しく、しかも安全・安心の評判が高い世界的な大都市です。
これからも、この良い状況は続くのでしょうか・・・
わが国が進めている「グローバル化」は極端な勝ち負けの
「弱肉強食社会」・「格差社会」です。
バランスを失いつつあり、混乱が進行している事は「新聞」・「TV」で
毎日のように目にしています。
「TPP」は農産物の自由化を目的としています。
大陸の「企業的農業生産」に対して、わが国の零細経営農業は
大敗北することは確実です。
全国的に、農業は衰退し、確実に重症化します。

食糧の外国依存は、石油と同じで、輸入にストップがかかると
生活は大混乱し、社会不安となります。!!






ノルウエーの世界的な観光地・ゾグネスフィヨルドの集落です。
観光客が押し寄せるのは「夏季」です。
U字谷の中では平地は乏しく、交通の便は悪く、冬季は寒冷で長い、
「生活環境」は恵まれていません。
しかし、目の前には、美しい集落です。
政治や住民の「視点」に大きな差異がある様に思います。




コメント (4)
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