またまた失敗談です。フォルテの三分割のときの話です。分割の際、唯一汽笛弁の蒸気管だけは外します。片方はボイラー、もう片方は下回りに接続されているためです。もちろん両方外す必要はなく、どちらかで良いのです。わたしは手近なボイラー側の汽笛弁本体に接続しているネジを外すことにしています(写真)。というわけで、失敗はそこで発生しました。写真をよくご覧ください。汽笛弁のネジ山が先端の部分でなくなっていることにお気づきと思います。
再組立の際、ここの袋ナットを斜めにかけてしまい、それに気付かずにスパナで締めこんでしまったのでした。普通はその状態からではスパナは回らないのですが、材料が柔らかいのと、ネジが細目であったことが不幸の始まりで、えい、と回したとたんにポロッとネジ山が輪っかになって取れてしまったというわけなのです。ナット側のネジ山も取れてしまいました。
さて、わたしはなおもそれに気付かず再度取り付けようとしてナットを締めこんで初めてネジ山が破損していることに気付いたようなわけなのでした。この状態で締めこもうとすると、ナットがぽろりと外れてしまい、相手に喰いついてくれません。何度やっても引っかかったかな、と思うとたんにぽろりと外れてしまうのです。ひと山でもかかってくれていたらバスコークを塗布して固定すれば使用できるのですが、これではどうしようもありません。
結局、汽笛弁ごとそっくり取り換える仕儀となりました。なにしろネジ山自体がなくなっているのですから再度ダイスで回してみても何にもなりません。フォルテにはそぉっと扱わなければならない箇所があるのだということを身をもって知った次第です。皆様もどうかお気を付け下さい。
再組立の際、ここの袋ナットを斜めにかけてしまい、それに気付かずにスパナで締めこんでしまったのでした。普通はその状態からではスパナは回らないのですが、材料が柔らかいのと、ネジが細目であったことが不幸の始まりで、えい、と回したとたんにポロッとネジ山が輪っかになって取れてしまったというわけなのです。ナット側のネジ山も取れてしまいました。
さて、わたしはなおもそれに気付かず再度取り付けようとしてナットを締めこんで初めてネジ山が破損していることに気付いたようなわけなのでした。この状態で締めこもうとすると、ナットがぽろりと外れてしまい、相手に喰いついてくれません。何度やっても引っかかったかな、と思うとたんにぽろりと外れてしまうのです。ひと山でもかかってくれていたらバスコークを塗布して固定すれば使用できるのですが、これではどうしようもありません。
結局、汽笛弁ごとそっくり取り換える仕儀となりました。なにしろネジ山自体がなくなっているのですから再度ダイスで回してみても何にもなりません。フォルテにはそぉっと扱わなければならない箇所があるのだということを身をもって知った次第です。皆様もどうかお気を付け下さい。