一昨年、転居とともに撤去された旋盤が本日帰ってきました。
この旋盤は60年近く前の、古色蒼然とした機械です。しかし、基本構造はしっかりしており、モーターも2012年に新品に交換しているので、稼働には問題はありません。1/2馬力ですので力も十分です。
転居に際して、新居の工作室は狭くて旋盤設置は無理だろう、と思い、いったんクラブのT村さんのもとへ旅立ったのでした。しかし、T村さんの方で機械類を整理・縮小したい(すでに主旋盤は持っておられるので)とのことで、改めて当方のスペースを確認したら、なんとか入りそうだということになり、再び私のもとへと帰って来た次第なのです。
しかし、なにしろ新居は狭いので、どうやって搬入しようかと相談したうえ、上の写真のように、工作室の出入り口ドアを撤去し、クレーンで吊った状態で、下にコロをかませ、フロアジャッキでぐにゃぐにゃと方向を変えつつ作業しました。その結果、約2時間の奮闘で、旋盤は無事わが工房に設置されました。下の写真がその設置状況です。広角レンズで狭いところを無理やり撮影しているのがお分かり頂けるでしょうか?
さて、こうしてマザーマシンが帰って来たことにより、わが工房は再び機械工作が始まるはこびとなりました。これで、この間とん挫していた工作計画が動き出します。具体的にはまずB20クンの整備ですが、とりあえず走ることは問題ありませんので、焦らずに準備を進めていきたいと思います。
今回の搬入にあたっては、運搬から設置まで全面的にT村さんにお世話になってしまいました。T村さん、ありがとうございました!!