写真は市川蒸気鉄道クラブのボイラー検査標です。クラブに所属する蒸気機関車は、すべて2年に1度水圧試験を受けなければなりません。この検査は常用圧力の1.5倍の水圧をかけ、各部の漏れや破損、劣化等を調べるものです。きちんと作られた銅ボイラーは、数十年という耐久力をもっていますが、ネジ止め個所などはシーリングや、パッキングしてあってもそれ自体劣化して漏れを起こす場合があります。このような検査でそれを発見するわけです。銅ボイラーの場合は一気に爆発する可能性はほとんどないとされていますが、それでも経年変化は避けられませんから、検査は重要です。
以前クラブのBタンクの内火室天井がステイの破断で下がってしまった写真をお見せしたことがありますが、これも劣化の一例です。
現在、「小型蒸気機関車製造者協会」(メーカーやクラブで構成している団体)では、会員組織にこのボイラー検査を義務付けています。もともと各自で行なっていたものを標準化したのですが、市川ではそれ以前から実施していましたので、そのまま踏襲して継続しています。合格すると写真の検査標が発給されて、これを機関車の良く見える位置に取り付けることとしています。この標があれば他クラブのレイアウトで走行する際の事前検査は免除されます。あとは安全弁が確実に噴き上がることが確認されれば良いわけです。
このあたり、個人で製作されている場合は自分で装置を持って行なわねばなりませんからちょっと大変です。その意味でもクラブに所属することが望ましいわけです。
また、鉄ボイラーも同じ検査を行ないますが、どうしても鉄は内部の錆などの劣化が避けられませんから協会では銅ボイラーを推奨しています。市川クラブでは東工学園の9600群(鉄ボイラー)を一気に銅ボイラーに換装しました(クラブのHPをご参照ください)。
現在製作中の各種ボイラーも完成後に検査を受けて、合格すれば晴れて一人前のボイラーとして使えるようになるのです。
←D51のボイラーはどうなるでしょうか…。
以前クラブのBタンクの内火室天井がステイの破断で下がってしまった写真をお見せしたことがありますが、これも劣化の一例です。
現在、「小型蒸気機関車製造者協会」(メーカーやクラブで構成している団体)では、会員組織にこのボイラー検査を義務付けています。もともと各自で行なっていたものを標準化したのですが、市川ではそれ以前から実施していましたので、そのまま踏襲して継続しています。合格すると写真の検査標が発給されて、これを機関車の良く見える位置に取り付けることとしています。この標があれば他クラブのレイアウトで走行する際の事前検査は免除されます。あとは安全弁が確実に噴き上がることが確認されれば良いわけです。
このあたり、個人で製作されている場合は自分で装置を持って行なわねばなりませんからちょっと大変です。その意味でもクラブに所属することが望ましいわけです。
また、鉄ボイラーも同じ検査を行ないますが、どうしても鉄は内部の錆などの劣化が避けられませんから協会では銅ボイラーを推奨しています。市川クラブでは東工学園の9600群(鉄ボイラー)を一気に銅ボイラーに換装しました(クラブのHPをご参照ください)。
現在製作中の各種ボイラーも完成後に検査を受けて、合格すれば晴れて一人前のボイラーとして使えるようになるのです。
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