蒸気鉄道日記

5インチゲージ・ライブスチーム活動の日々を書き連ねます。

JAMコンベンション始まる

2009年08月21日 | Weblog
 いよいよ地獄の特訓か罰ゲームかといわれるJAMコンベンションが始まりました。フォルテの工作に時間の多くを割き、B20の整備が遅れてしまったため、直前になってバタバタし、暑さ対策を考える余裕もなく本番に突入してしまいました。「今日はキツイぞ~」と覚悟を決めて会場へ向かいましたが、案に相違して曇りがちの天候で、風も涼しくだいぶ様子が違います。今年の秋は早め到着のようです。

 さて、わたしは午後の走行となり、14時発車というもっとも気温の乗りきったさなかでの滑り出しとなりました。
 ちょうど火を入れるころに雲の陰から太陽がお出ましになったので、さんさんと降り注ぐ陽光の下で火入れを行ないました。
 今回はマンデリ炭とウェールズ炭を5:5の割合で混炭しました。いつもはウェールズの方が7割ぐらいあるのですが、それは行徳レイアウト仕様で、100m短い仮設レイアウトでは力が余ってしまうので、火室温度を少し下げようと思ったからでした。
 結果はまずまずで、やたらに安全弁を噴かすこともなく、クリンカーもできずに平和な運転となりました。

 ところで、今回の運転にはひとつの懸念材料がありました。それは煙室内の各配管がかなり痩せてきていることです。特にブロワーパイプは度重なる煙管掃除でブラシの柄が当たってしまうためにこすられて変形している部分があります。そこから蒸気が漏ってしまったらブロワーがほとんど効かず、燃焼不良を起こしてしまいます。
 火を入れてみて通風があるかどうか、ドキドキしながらテストしてみたところ、漏れはないことが確認され、ほっとしました。しかし、一昨日もご報告したとおり、煙管内側に煤が層になってこびり着いていることが煙管の検査で明らかになりました。微妙に内径が細くなっているのです。この煤の層を除去しないと通風全体に悪影響が出ますので、JAM後に早急に対策をしなければなりません。

 今日は市川蒸気鉄道クラブ所属の機関車で最大級であるO熊さんのE10が久々の走行を披露しました(写真)。その大きさから、JAM用レイアウトが小ささの限界であり、あまり活躍の場が見いだせないでいるのですが、今日のところは機嫌よく走っておりました。しかし牽引している列車が軽いので板谷峠や倶梨伽羅峠での本来任務よりも晩年の米原~田村間の交直接続の雰囲気に近いものがあります。
 
 「フォルテはどうした」という声が聞こえてきそうですが、「微妙に間に合わない」状態です。工作はほとんど終わっているのですが、まだエアテストを行なっていません。ということはボイラー検査も受けていないということで、走行の条件が整っていないのです。運搬用の保管箱もまだありません。
 というような状況ですので、ここはあわてて完成させる拙速は避け、9月行徳デビューというゆるやかな予定に変更した次第です。

 ここで、補足をひとつ。フォルテの組み立ての中で、バスコークを塗ったときのビス類の締めつけ強さを「多少緩めにして後で増し締め」と表現しましたが、これをゆるゆるの状態をあとで本格的に締めこんで組み立てる、という読み方をされている方がおられるということでした。この「緩めにしかしきっちり」というのがどのくらいの強さか言葉で表現するのは非常に難しいものがありますね。わたし的にはネジも折れよとばかりに締めるのではなく、「ドライバーやスパナが自然に止まったところで仕上げにもう少しきちっと締める」というほどの力加減を表現したつもりです。この種のことを言葉で伝えるのは難しいですね。今後は誤解の生じないよう気をつけます(反省)。

 さて、今日は蒸機の出場が少なかったのですが、明日はかなり蒸機だらけになりそうです。
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