蒸気鉄道日記

5インチゲージ・ライブスチーム活動の日々を書き連ねます。

NHKさんの中継無事終わる

2006年07月29日 | Weblog
 7月5日本欄で告知したNHKさんの「おはよう日本」生中継は本日予定通り無事終了しました。

 今日は朝5時から会員が行徳レイアウトに集合、大勢のギャラリーの見守る中で機関車をターンテーブル周囲の駐機線に据え付けました。
 中継は6時30分過ぎの一回と7時45分ごろの一回の計二回行なわれました。撮影条件の関係から通常とは逆回りの走行で、K井氏のC56とS水氏のC58が乗客とレポータの入田直子氏を乗せて快走しました。

 今日の天気は「曇り」と予報されていたと思ったのですが、蓋を開けてみるとかんかん照りの真夏日で、早朝にもかかわらず気温と陽射しは厳しいものがありました。そんななか入田氏が元気に飛び回り、数人の会員にインタビューして賑やかないつもの運転会の雰囲気を伝えてくださいました。
 
 放送時間は大変短いものだったのですが。事前の準備段階での念の入れようは大変なもので、昨日(28日)には数時間以上におよぶ走行シーンの撮影検討が行なわれたのでした。また、インタビューもぶっつけ本番などということはなく、ちゃんと数人に何回かの打ち合わせをし、必要な取材もして、その中から時間枠のなかで収まる人数にしぼって行なったものだったのでした。用意された機材やスタッフの数、周到かつ臨機応変な対応等々、テレビ中継というのは大変なものなんだなぁということを改めて実感した次第です。
 
 数分の中継にこれだけの手間隙をかけるのですから長い中継はさぞや大変なことだろうと思います。不肖わたくしはO熊氏のE10の背景を勤めさせていただきました。(笑)
 写真はインタビューを受けるK井氏とクラブ紅一点のO田女史です。O田さんは今年中に機関車を完成させると放送で宣言してしまいましたから、これから忙しいことでしょう。

 放送終了後は通常の時間帯どおりの運転会を行ないましたので、参加各会員にとっては大変に長い一日となりました。
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汽車模型の基本(8)石炭のいろいろ

2006年07月26日 | Weblog
 すでにライブスチームに親しんでおられる方なら先刻ご承知のことですが、機関車に使う石炭にもいろいろな種類があります。
 火の付きやすいもの、付きにくいもの、火力の強弱、煙の有無、灰のでき方等々、枚挙に暇ありません。

 これらはおもに産炭地によって決まってくるものです。もちろん同じ産炭地でも地層などによって良し悪しはあるのでしょうが、一般的に石炭は産炭地で呼称され、その中には「こんな性質だよ」という意味も含まれています。

 さて、写真は三種類の石炭です。もうひとつ真ん中の白っぽいのは燃え殻です。
 石炭は右から北海道の太平洋炭鉱の太平洋炭、次がイギリスのウェールズ炭、左がベトナム炭です。見た目でもはっきり区別できます。太平洋炭は結晶が大きく、割った場合も大きく割れます。ウェールズ炭は方解石のように小さな結晶の塊で、強引に割ると粉々になってしまいます。ベトナム炭は石の如し、といった感じです。
 火の付き具合は右から順に悪くなります。カロリはその順に高くなります。太平洋炭はとにかく火の付きが最高で、薪の炎ていどでもすぐに着火しますからボイラに火を入れる時には必需品の石炭です。その代わりカロリはあまり高くなく、煙もたくさん出ますし灰分も多いようです。ですから走る格好は良いのですが機関士は大変煙たく、顔中真っ黒になってしまいます。
 もうひとつ困るのが燃え殻が溶け固まってしまうことです。ガラス成分があるのではと思われますが、太平洋炭ばかり焚いていると火室の中が大きなカリントウ製造機のような状態になってしまいます。写真真ん中の燃え殻が実はその一部で、これをクリンカといいます。これができたままにしておくとやがて通風を阻害するようになりますから、燃えて熱いうちに火かき棒で小さく砕いて灰箱に落としてやらねばなりません。

 この点優れているのが次のウェールズ炭です。火付きはやや悪く、火床がしっかり出来上がっている(赤く燃えた石炭が層になっている)状態であることが必要です。そのかわり火床のうえで燃えながらパラパラと崩れ、最後は細かい灰になって自然と灰箱に落ちてくれます。火力が強く火持ちも良く煙も出ません。慣れると運転には便利な石炭ですが煙が出ないので「ガス焚き」などと勘違いされるのが悲しいところです。
 最後のベトナム炭はわたしは使用していません。理由は火付きが大変悪く、わたしのような小さなボイラでは燃える前に火室の火力が落ちてしまうからです。火力自体は大変強いので余裕のあるボイラには良いのかもしれませんが、機関車向きではないと言う人もいます。

 以上は市川蒸気鉄道クラブで使用している石炭ですが、このほかインドネシア、オーストラリア、韓国、サハリンなどから輸入され模型だけでなくJRさんなどで使用されているようですが、わたしは試していないのでなんともいえません。

 このようにひとくちに石炭といっても千差万別なのだということがお分かりになっていただけたかと思います。
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何号機にしようかな

2006年07月23日 | Weblog
 ここのところご無沙汰気味のD51君のお面(煙室部分)を久しぶりに取り出してみました。写真では給水温め器と煙室扉ハンドルの取り輪が外されていますが、実際はナンバープレートがないだけで、煙突下に付けるペチコート、給水温め器など、必要なものはいちおう完備しています。
 
 しかし、それで満足しないのが元16番ゲージャーである身の悲しい(?)ところで、いろいろ気になるところがあります。
 まず煙突は上端の帯が厚すぎてこのままではオモチャっぽくなってしまいます。なんとか旋盤で薄く削りなおしておきたいところです。
 次に給水温め器はスケールより幾分小さいのと左右対象にできているところが気に入りません(実物は前から見て左に偏っています)。それにここは温め器としての実働機能を持たせたいので今の形状では作り直しを余儀なくされます。
 そして、例の「大宮形」の煙室戸ハンドルと四隅にRを持ったバイパス弁点検窓のあるデフレクタの製作です。

 いまのところ、このD51の煙室に工作が及ぶのはかなり先のことになる予定ですが、こちらを先にやってしまうという逆の手もあります。なんといっても「機関車は顔が命」ですからね。この部分が出来上がっているとモチベーションもぐっと上がるというものです。

 さて、ここまでいえばこのD51がどんな姿を目指しているかお分かりになると思います。そうです。関東型ですね。
 関東型の中でも何号機にするか、というのが楽しみの一つです。東京近辺の蒸機末期の数年をSL少年として過ごした筆者にとっては思い出深いナンバーはいくつもあるのですが、このD51は完成の折にはあちこちの出張運転にも連れて行く計画ですので、ちょっとしたお遊びで「ご当地仕様」に改装できるようにしようかというもくろみもあるのです。そうなるとそれに対応した装備とナンバーが必要になるのですが、実は関東から転出したナンバーで変転を重ねたD51があるのです。いまのところそれにしようかと考えているのですが、具体的な番号は未定としておきましょう。
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会報の発行

2006年07月18日 | Weblog
 ちょっと仕事で留守にしていたりした関係で更新が遅れました。
 今日はクラブ会報7月号を発行しました。わたしはクラブの広報委員なので毎月の会報「市川蒸気鉄道クラブ通信」の編集・発行を行なっています。

 もともとはO川会長が編集発行していたのを引き継いで、現在で6年ほどになります。あと2年ちょっとで通算300号です。

 体裁はA4表裏2ページ建ての小規模なものです。紙面の都合上活動の報告記事が大半で、企画記事の載るスペースのないのが悩みの種です。たとえば会員の機関車などの製作記事を載せたいと思っても短い記事を延々と連載しない限りとても紹介できません。

 しかし、一人で取材・編集・印刷・発行(発送)をやるにはこのくらいの規模が限度で、これ以上になるとちょっと手に負えません。ですから現状が適正規模なのかもしれませんね。いまでも時によっては時間が足りなくてヤッツケ仕事で出してしまうこともあります(秘密ですけど)。

 本当はもっとページ数を増やして写真を大きくし、図面なども載せて、カラーにして・・・などと希望と夢は膨らむのですが、そうなるともう雑誌の体裁であり、会報の域を出てしまうという気もします。読まされる方の会員の立場も考慮すればあまり盛りだくさんでも困りますので贅沢はしないことにしています。

 それでも会員から「家族(特に奥さん)も読んでいる」などといわれると、ついついうれしくなって張り切って夢を膨らませてしまうのですから勝手なものです。

 現在は市川クラブ30年の歴史を振り返る連載を行なっていますが、これもまもなく終わる予定なので、今度は他のクラブやレイアウトを紹介していく企画でも立てようかなと考えています。その節は取材にお邪魔するかもしれませんので皆さんよろしくお願いいたします。
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定例運転会

2006年07月09日 | Weblog
 本日は市川蒸気鉄道クラブ7月の定例運転会でした。天気予報では台風接近にともなう前線の影響で昼から雨ということでしたが、朝のうちパラついたていどで結局一日フル運転することができました。
 雨で運休したら先月に続いての運休になるところでしたがなによりでした。
 
 今日は29日に行なわれるNHKさんの生中継のための予備取材が行なわれました。レポーターの入田直子さんもみえてクラブ員や乗車に訪れた人、公園に遊びに来たご近所の皆さんにインタビューをされていました。
 写真はS水さんのC58を併走撮影している様子です。カメラワークの注文が細かくお互いの速度調整がなかなか難しかったようです。本番ではどうなることでしょう。
 今日はあくまで予備的な取材ですが、29日当日が雨の場合中継をやめるわけにはいきませんので、今日の賑わいの様子が挿入されることになると思います。

 わがB20くんは午前中にボイラの圧力検査を受けました。結果はみごと合格でした。初検査以来8年経ってますからバルブの締まり具合などがそろそろ心配になってきていたのですが。まだ大丈夫でした。
 さて、検査合格を受けて、午後から長岡以来一カ月半ぶりに火を入れて運転することができました。
 実は長岡での雨中の待機であちこちに錆が浮いている状態なんですが、この間忙しくて錆落としの整備までは手が回らず、ちょっとくたびれた様子での運転でした。機関士の方もちょっとくたびれていたせいか、途中でドンキーポンプの油が切れて、ポンプが止まっていることに気づかずボイラ水がカラになりかけていたり、走行中インジェクタをかけっぱなしにして満水状態になったりと、間抜けな失敗を繰り返してしまいました。

 それでも圧力低下で停まってしまうということにはならずにすんだのはヤレヤレといったところでした。

 今日はNHKさん以外にもお客様が多く、大変にぎやかな運転会でした。
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こつこつと日常整備

2006年07月08日 | Weblog
 ここのところ私生活が忙しいという事情からライブスチームは手付かずでしたが、そんな中でも運転日は迫ってきます。
 そこで重い腰を上げて--他に忙殺されているとなかなか頭が切り替わらないものです--工作室へ入ると、わがB20君は写真のようにおとなしく整備台(兼・保管箱)のうえにお座りしています。

 前回が雨で運休だったので基本的に整備すべきことは何もないのですが、それでもそこが生き物の蒸気機関車のこと。じっとしている間に風邪でもひいてやしないかと、各機器類の作動、足回りの回転具合、潤滑の具合などを点検していきました。写真では分かりにくいですがフレームに角材をかませて全体を浮かせてあります。こうして車輪をエアで空転させて潤滑の具合を見るわけですが、今回は手で回して確認しておしまいにしました。とりあえずOKのようです。

 この台上での「とりあえずOK」が線路上でもOKかどうかというのが微妙なところで、「そんなはずはないんだけどなぁ」ということがたまにあります。特に今回のように一カ月以上動かさないでいるときが危ないのです。

 というわけで、今回はあまりご報告することもないのですが、明日の運転日には以前に「アダプタ」製作の項でご紹介したとおり2年ぶりのボイラ検査が待っています。これも雨で一カ月先延ばしになっていたものですから気になります。
 検査のための特別な整備はしていないのですが、通常の1.5倍の圧力がかかりますので各部の漏れがないか等、入念に増し締めはしてあります。それがかえって災いして、得てして検査後に謎の不調が出てきたりするものなのです。こればかりはやってみないと分かりませんので、とにかく無事を祈って箱に入れ、車に積み込みました。
 あとはお天気しだいというわけです。
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NHKさんの中継決定

2006年07月05日 | Weblog
 前にも一度ご紹介したNHKさんの中継が正式決定しました。
 放送は7月29日(土)朝の「おはよう日本」というニュース番組の中の「入田直子の元気中継」というコーナーです。
 時間は朝早いのですが一回目が6時半ごろ(全国放送)、二回目が7時半~8時の間(関東甲信越ローカル)の計二回です。
 ニュース番組の枠内のため、詳細な中継時間は直前まで分かりませんので、TVでご覧になる方はその時間帯じっとお待ちください。(微笑)

 29日は土曜日のため通常、活動は行なわないのですが、この日は臨時に運転します。放送後も10時から12時まで通常と同じ運客運転を行ないます。ただし、雨天の場合は中継はあっても運客運転はできない場合があります。
 もっともこの時期はすでに梅雨明け後の晴天が続くころですから台風が来たりミサイルでも飛ばない限りは中止になる可能性は少ないと思います。

 もし中継の模様をご覧になりたい方はどうぞ直接行徳駅前公園へおいでください。
 また、9日の定例運転日にも事前のVTR取材が行なわれるのでこちらの模様も挿入される可能性もありますね。
 わたしたちの活動がどんな風に紹介されるのか楽しみです。
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