蒸気鉄道日記

5インチゲージ・ライブスチーム活動の日々を書き連ねます。

バルブ調整が解決

2009年07月31日 | Weblog
 夜遅く帰宅したのでしばらく気が付きませんでしたが、OSさんのF坂さんから返信メールが届いており、図入りでバルブ調整のやり方が書かれておりました。
 これを読んで思わずにんまりとしてしまいました。わたしが「もしかしたら」と考えていたことが正解であったからでした。

 なにはともあれこれでシリンダー周りの工作は一気に解決のはこびとなりました。
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煙室内の配管

2009年07月30日 | Weblog
 予想より早く帰宅できましたので、少しばかり工作を進めておきました。昨日の蒸気ダメは本体にバスコークを塗って指示された高さにねじ込み、絞め付け用の変形ナットは一杯まで上にまきあげて逃がしておきました。次工程でバスコークが固化したのを確認して締めこもうと思います。

 もう一つは煙室内の配管です。加減弁から来た蒸気をシリンダーに送る主蒸気管です。これはシリンダーのところでも出てきました。まさにあの主蒸気管につながる本当の(嘘の、というのはありませんが)主蒸気管です。
 写真の奥の配管がそれです。手前のは使った蒸気を排出する「吐出管」です。密閉した煙室内で煙突に向かってまっすぐに蒸気を吹きあげますと負圧で火室の空気を吸い込んで通風の役目をします。しかしこれだけでは蒸気を止めている絶気運転時や、停車中には通風がなくなってしまいますので、わざわざ生蒸気をこの場所から同じように煙突に向かって吹き出させてやる必要があります。これを「ブロワー」といって、小型機ではこれの調整しだいで走りにも影響が出る重要部品です。
 次回はそのブロワーの配管から始めることになっています。

 煙室の底に見える白い塊は「セラミックセメント」というもので、配管と煙室の隙間を埋めるものです。これによって煙室の密室状態を作るわけです。ちょっと量が多すぎましたね(恥)。それにしても机の上にちょこんと載ってしまうのですから小さなボイラーですね。
 本日はここまでで、約1時間10分の作業でした。わが工場の稼動力からするとけっこうな長時間作業です。
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短時間作業復活

2009年07月29日 | Weblog
 ひさびさに短時間作業を行ないました。その時間、なんと5分!何をやったのかというと、蒸気ダメ(+安全弁座)を仮取り付けしたのでした。なんで仮なのかというと、本体に取り付ける締めつけ用の変形ナット(円形に2辺の平行面を削り出してあって、そこを締めつける)に合うスパナが手元になかったからです。工具箱の底の方にたしかモンキースパナの大きいのがあったはずなので、それを探しに行けばよいのですが、風呂上りの状態だったため、酷暑であちこちに油ものがある工作室に行きたくなかった、という大変怠惰な理由からそうなったのでした。

 そういえば、いつの間にか「仮」モノが増えていました。シリンダードレンコックの取り付け、左側のバルブ調整、持ち上げての動輪の回転、そして今日の蒸気ダメです。いずれも時間がかかりそうなので平日の工作は仮の段階で止めておいて週末にきちんとやろうと思っていたものばかりです。この週末は土日とも自分の時間になりそうですので、これらを一気に解決してやろうと思います。この先ボイラーを下回りとドッキングさせてでないと具合が悪い場合が出て来ることも予想されますので、なるべく早く乗っけてしまいたいのです。

 現在ボイラーはわたしの足もとにごみ箱と一緒に横たわっています。とてものことに、遠からず蒸気をあげて走ろうという風情ではありません。住宅事情のせいでいかんともし難いとはいえ、まことに不憫ですので週末はきちんと工作に励みたいと決意を新たにしているところです。

 さて、本業が少し立て込んできましたので、明日、明後日は全く工作が出来ない予定です。その場しのぎの文章がアップされている可能性もありますが、どうぞご了解ください。
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ぼちぼちと

2009年07月28日 | Weblog
 毎日工作をしていると、少しずつでも案外進むものですね。本日もボイラー関係の工作を行ないました。そしてまたしても残業を1時間してしまいました。昔の国鉄工場だったら組合に怒られてしまいます。
 その割に目に見える成果はあがっていません。こまごまとした工作が多いので手数の割に変化が少ないのです。

 何をやったかというと、煙室サドルの組み立てと取り付け、逆止弁の配管と取り付け、、、とそれだけでした。かかった時間の割には大したことはありません。それでもここまで来るともうボイラーを下回りと組み合わせるように指示されています。そうなると一段と進捗が目に見えることになるのですが、例のバルブ調整についてOSさんに連絡していませんし、シリンダードレン弁の薄型ナットを締めておりません。ここは機関車を横倒しにして工作しますので、ボイラーが載っていると大変です。つまりこの懸案事項が解決しないとボイラーは搭載出来ないのです。

 ドレン弁の締め付けは、やはり付属のスパナをグラインダーで薄くして締めるのだそうです。平日にはとてもそこまで出来ませんので、これは週末に行なうことになります。バルブ調整はわたしの考えているとおりなら、すでに完了ということになります。ボイラーが下回りとドッキングすると、いよいよ煙室周りの配管が始まります。ただ、これから週末にむけて帰宅が遅くなる予定ですので、はたして手がつけられるかどうか、悩ましいところです。

 いずれにしろわが工場の労働者は勤労意欲が高くないので完成までまだしばらくはかかると思います。
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ストーリー

2009年07月27日 | Weblog
 フォルテについてはひとつのストーリーを与えると以前書きました。今日はその一部をご紹介します。
 まず、フォルテが所属する鉄道ですが「武蔵村山軽便鉄道」という2フィート軌間の小鉄道です。どこかで聞いたことのある地名だとお思いの方もあるでしょう。東京近郊の方はご存じだと思いますが、これは東京の多摩北部に実在する自治体です。「鉄道駅がひとつもない自治体」ということでときどき話題になります。実はここは多摩川の羽村から村山貯水池を築くために敷かれたトロッコ軌道(これも実在)の小基地があった場所です。
 「ひとつぐれぇ駅が欲しいじゃんかえ」という地元民の声をうけて「それじゃあやってみんべぇか」と、ここを起点に貯水池までの区間を使って観光客を細々と運ぶ軽便鉄道を起業(この辺は作り話)。機関車は蒸気機関車を使用することにして、大阪の機関車メーカー・小川精機さんから購入したのがフォルテなる機関車、というしだいなのです。

 この鉄道は実はこのヤードから突然狭山丘陵にぶち当たり、そこをいくつものトンネルや鉄橋で抜けていくというちょっと2フィートの軽便鉄道にしては立派すぎるストラクチャーが用意されています(これは本当の話・ややこしくて済みません)。いわゆる武蔵野の雑木林の中を行くため、沿線火災防止のため「らっきょー煙突」が必要で、その点でもフォルテが望まれた理由です。急カーブが多いので、あまり大きな機関車は通れません。小川精機さんには「コッペル」という軽便用に作られた機関車もあったのですが、小柄のフォルテの方が扱いやすいだろう、との推測で発注されました。

 さて、この鉄道ではフォルテは3号機となります。ほかに、B20とかロケット号などの先輩がいるのですが、いずれも軌間が大きくて入線できません。B20君を改軌して入線させようか、という話もあったようですが、鉄道省が認可しないため断念。ということで、実質的に唯一の機関車でありながら3号機として登場することとなったのでした。

 このように、法螺話は果てしなく拡散していくのです。16番などの機関車やレイアウトをつくるときにはこういった「おはなし」を作るのが普通のことですが、5インチライブでもやって良いだろう、とでっち上げたわけです。ここにご紹介したように実際の話と作り話とを織り交ぜていくのがコツです。あまりファンタジックなものにしてしまうとかえって飽きてしまいます。
 さて、次にはなにを構想しましょうか。。。
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JAM準備作業

2009年07月26日 | Weblog
 本日は7月第4日曜日の定例作業を、第二レイアウト現地で行ないました。主な内容は第二ターンテーブルの留置線合わせと塗装でした。
 今回のJAMは、以前からご報告しているとおりターンテーブルを2基使用して、留置線を倍増、留置難民を減らそうという算段をしています。その放射状になった留置線をターンテーブルに合わせて取り付け可能なように枕木を削り、線路の長さを合わせたりという作業を行ないました。

 写真はテーブル内に飛び出したレールを切り落としているところです。使用した線路は開通当初この第二レイアウトで使用し、その後の路線短縮のときに撤去した線路です。したがってすでに組まれているのは良いのですが、ターンテーブルに組み付けるには若干の加工が必要です。枕木が円形の縁に当たるのでその部分を削り込んだりしました。

 あとは錆止めのグレーの塗料で塗装して出来上がりです。今日は雨でも決行にしていたのですが、さいわいピーカンの晴れで塗装には良い条件でした。塗装にはよくても人間にはあまり良くありません。気温は30度を楽に超えていたでしょう。
 しかし、JAMはこんなものではありませんから覚悟が必要です。特に設営作業のときは屋内展示場も冷房が効いていませんから逃げ場がありません。帰りの電車まで暑いのを我慢しての作業です。電車までこらえきれない人(わたし?)は途中でひっかかって麦のジュースなどを飲むのです。
 まさに地獄の特訓か罰ゲームみたいなものです。もういやだ、などといいつつ、しかし、いままで病人が一人も出ないのは実に慶賀すべき実績です。今年もうまく乗り切りたいものです。
 
 ところで、フォルテの工作は、予定どおり手つかずでした(お粗末)。
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粛々と

2009年07月25日 | Weblog
 ひたすら粛々とフォルテ工作に励んでおりました。バルブ調整は月曜日にOSさんへ確認の電話をしてみることにしました。案外あっさりと結論が出るかもしれません。
 ということで、今日はバルブを避けてボイラーの工作に移りました。まずはじめに加減弁の取り付けです。ここでは例のグランドパッキンを使いますので、やや緊張気味な工作になってしまいました。今回は先の失敗の轍を踏まないように、30mmの指定を厳格に守って使いました。ここは中空ボルトを「加減弁の回転に抵抗を感じるところまで」締めればよいので、シリンダーのときのように思いっきり締めてボルトを壊す心配はありません。ほとんど手で締めればよいほどでした。

 続いて保温材をボイラーに巻きます。この保温材の寸法は説明書に記載されているのですが、そのとおりに切り出すとボイラーの前後方向に寸足らずになってしまいます。ここはむしろ切らない方が良いのではと思いました。写真はまさにその保温材を巻いたところです。なにやら縞模様が透けて見えますが、これはシーリング材(バスコーク)です。ここでは接着剤としての役割を持っているのです。
 このあとは煙室の取り付けです。一番先に戦列を離れて塗装作業場(ここだけ読んでいると国鉄工場風ですねぇ)にまわっていました。何重にも耐熱塗料を吹き付けられて武装(?)し、満を持して部屋に帰って来ました。これをボイラー本体に取り付け、さらに缶胴にケーシングを取り付けてボイラーバンドを巻くと、いよいよ機関車らしくなってきてテンションが上がります。

 続いてなにやらマニホールド然としたブロックが登場します。これが、例の分割収納のときに接点になるのでしょうか。取り付け位置は煙室の真下、サドルの中です。ここまでやって本日は終了しました。
 実は今日も1時間の残業になってしまいました。またしても工作に熱中しているうちに時間が過ぎてしまったのでした。工場風にサイレンか汽笛でも鳴ればすぐ分かるのでしょうが。。。

 明日はクラブの第二レイアウトでJAM用線路の最終整備(塗装)などを行ないますのでフォルテはお休みの予定です(予定ですから、あくまでも)。
 
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揃えておきたい便利な工具

2009年07月24日 | Weblog
 今日の帰りの電車は201系でした。ほんとうによく当たります。これで人生のくじ運を全部使い切ってしまうのでしょうか?
 つまらない冗談はさておき、ここ数日の悩みであるフォルテの弁調整は、解決の糸口がつかめそうです。やはりわたしが説明書を読み違えていた公算が大ということになりそうです。週明けにでもOSさんに電話して確認することにします。

 さて、バルブ調整がわたしの解釈で正解なら次なる作業はボイラーまわりです。ここへきていよいよ配管の銅パイプを曲げる作業が次々出てきます。鈍しなおしがないよう、一発で曲がるように神経を使います。これには前にも触れた、紙に補助線を書き込んで、それをたよりに曲げていく方法が有効です。曲げ方向や角度を見失わずに進められるので同じところを繰り返し曲げたり伸ばしたりしないで済みます。これも前にふれましたが、曲げ加工を繰り返すと加工硬化して曲がらなくなります。それを無理して曲げようとすると、パイプをつぶしてしまいます。最近の市販のパイプは以前に比べると肉が薄いらしく、余計な神経を使わされるとのことです。

 というところで写真をごらんください。これは室内工作用にそろえた工具類です。もともとは小サイズの組スパナやカッターぐらいしか持っていなかったのですが、B20を作る時とロケットを組み立てるときに「あったら便利そう」なものを次つぎ揃えていった結果、こんなににぎやかになってしまったのです。
 これにフォルテのキット付属の工具が増えますので、この工具箱には入りきらないことになりそうです。
 
 フォルテ組み立てに当たっては、なるべく付属の工具を使っていこうと決めていたのですが、どうしてもより使いやすく便利なものを使いたくなり、結局ロケットで使ったこの工具箱を開けてしまったのでした。
 あったら便利なものを挙げてみると、やはりネジまわし類です。ドライバー、スパナ、メガネレンチ、先端のボール付き六角レンチ、ボックスレンチ等々です。
 次につかむものです。主にプライヤー類ですね。いずれもラジオペンチのように先端内側のつかむ方にギザギザがないものをわたし的にはお勧めします。パーツに傷をつけないためです。
 OSさんのキットではあまり出番がありませんがヤスリは大小揃えておいた方がいざという時に頼りになります。もうひとつ糸のこを忘れてはいけません。もちろん金属加工用のものです。

 要は16番に使うモノに毛が生えた程度のものが意外に便利に使えるということです。本格的に素材キットなどにとりかかるにはもっとハードなものがいろいろ必要になりますが、まずは上記の物あたりをそろえておくと助かります。
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続・バルブ調整

2009年07月23日 | Weblog
 本日は残業してしまいました。べつに「残業するぞ」と決意して臨んだのではなく、悪戦苦闘してふと時計を見たら1時間も残業していたのでした。
 何をそんなに夢中になってやっていたのかというと、バルブ調整です。左側のバルブ調整がどうしても決まらないのです。スライドバルブの位置が前死点と後死点で一致しないのです。バルブスピンドルに切られている調節用のネジの調整の範囲を超えて不一致なのです。どこかに必ず一致点があるはずだ、とばかりネジをあっちにやったりこっちにやったりしてみたのですが、合いません。計算上では9mmとちょっとで同一幅にスライドすることになるのですが、前死点に合わせれば後死点が合わず、といった調子で、結局合わせることが出来ないで1時間も残業したうえ途中で投げ出すはめになってしまったのでありました。

 この点はピストンバルブのB20の方が大いに楽でした。ピストンバルブの前後死点位置を示された寸法に決めればおしまい、という簡単さでした。バルブ調整ではロケットでも苦労しましたので、またか…という感じですが、逆転機からのガタが集積して2mmぐらいカタっと動いてしまうので、それを入れるとさらに差が開いてしまいそうです。どうもわたしが大きな勘違いをして見当はずれなことをむなしくやっているのかもしれません。

 もうひとつ。説明書にあるように角材の上にフレームを載せて動輪を浮かせた状態にし、手で動輪を回転させようとしたところ、びくとも動きませんでした。無理やり回してみると何とか回転しますが、途中三カ所でロックしてしまい、一回転させるのに筋肉痛になりそうなほど力が必要でした。汽車より重いものを持ったことがないわたしの非力な腕ではどうしようもありません。
 一方、台の上に直接置いて前後させると同じ機関車とは思えないスムーズさでスルスルと走ります。これもどういうわけなのか理解できませんでした。

 そういった次第で、本日の工作はほとんど進展しないまま途中で終わってしまいました。明日はどうしようかな~。
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どうも気になって

2009年07月22日 | Weblog
 今週はフォルテについて進展なし、と言いきったにもかかわらず、今日もフォルテしかいじりませんでした。
 というのも、組み上げた足回りからキーキーという大きな音が発生していたからです。どこから発する音なのか、ちょっと聞いても分かりません。小さな車体ですから無理もないのですが、若干フリクションを感じる位置もあって、どうしても我慢できず(?)対策を講じたのでした。などというと、大層な感じですが、なんのことはない、ただ油をさしただけなのですけど。。。

 とにかく音の発生源が特定できませんので、とりあえず回転・摺動部分にもれなく潤滑油をさしました。シリンダー関係には弁室からと前蓋を外してピストン周りにスチームオイルをたっぷり与え、輪軸まわりは自動車用のエンジンオイルをさしました。これでまだ音がするならちょっと考え込むところでしたが、見事にこれだけで音が消えました。また、軸の回転が大変軽くなり、これなら機体を持ち上げて手で動輪を回すこともできそうです。

 弁調整には前後のフレームに角材をあてて持ち上げ、手で動輪を回しながら調整するよう、指示がありました。しかし、組み上げた状態ではとても固くて回せなかったのでどうしようかと考えていたところなのでした。
 さて、そういうわけで弁調整ができる運びとなりましたが、またも時間切れ(20時以降は工作をしない、と自分で決めているのです)となり、調整は明日に回すことにしました。。。。なんだ結局フォルテをいじるんじゃないか、という声が聞こえそうですが、実はそうなのです。どうもわたしは目の前にあるものに弱い体質で、なんだかんだと理屈をつけては近くにあるものばかりで遊んでしまう傾向があるのです。

 ここでB20のお話をひとつ。来たる8月21~23日のJAMコンベンションの誠文堂新光社さんのブースで拙著『B20製作奮闘記』を限定20部販売していただけることになりました。市価より若干安くなっていると思いますので、買いそびれていた方は是非どうぞ。
 なお、屋外の展示場では市川蒸気鉄道クラブのレイアウトでB20を展示・運転いたしますので、現物を見たい方はどうぞいらしてください。
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本務多忙につき

2009年07月21日 | Weblog
 どういうわけか本業が忙しくなって帰宅後に工作するだけのエネルギーが残っておりませんでした。それでも気力を振り絞って左側のバルブ調整にかかったのですが、どうもうまくいかないので、あっさり「日を換える」ことにしてしまいました。まぁこういう日もあるわい、と自分で自分を納得させて店じまいということにいたしました。したがって本日はご報告することは特にありません。悪しからず。。。
 どうも今週はずっとそういうことになりそうですので、数日の間フォルテの進展はないものと思ってくださいませ。

 とはいうものの、B20のお守やらロケットの整備やらやることはいくらでもありますので、短時間の軽作業で解決できそうなことはやっておくつもりです。
 それにしても、自室内で組み立てるというのは良いところばかりではないな、ということに気付きました。ロケットの場合は「お茶の間組み立て」だった関係上、一日の工作が終わるたびにきれいに片づけることが求められていましたので、工作が終わるときれいな状態になっていました。しかしフォルテの場合はどこかにしまっておくというほど小さくはないので工作台の上のいつも目に入るところに鎮座しております。
 そうなると中途半端な終わり方をすると、ついつい後になってまた手を出してしまったりするのです。これは精神衛生上よくありません。今回のように仕事が忙しくなってくると目の前にしながら手を出せずにじれったい思いをすることになります。それに打ち勝つ精神力を鍛えなければなりませんねぇ。

 というところでとりとめのないことを考えても仕方ありませんので、本日のブログもこれまでといたします。晩安!
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バルブ調整

2009年07月20日 | Weblog
 今日はなにかと雑用が多く、フォルテの工作もチマチマした細切れ状態でした。それでもなんとか右側のバルブ調整まではいきました。
 どうもマーシャル式弁装置に慣れていないせいか、これでいいのかなと思いながらの調整でした。説明書に寸法が記載されているのですが、けっこう遊びがあったりしてピシっと決まらないのが不安です。まぁそのあたりが蒸気機関車のおもしろいところでもあるのですが。。。写真はその右側の弁室です。中にあるのがいわゆるスライドバルブで、これが前後に動いてピストンの前後へ交互に蒸気を供給するわけです。

 集中力の回復がイマイチなわたしにとって、じーっとクランクをにらんだり寸法を出したりするのは、苦行とまではいきませんが、なかなかハードなオシゴトでした。明日は左側のバルブ調整をするわけですが、完了するかどうかは分かりません。これが完了すれば、次はいよいよボイラーへと工程が進行していきます。
 
 パーツが入ってきた段ボール箱もだんだん減って来ましたが、まだずしっと重い箱が数個残っています。これらがすなわちボイラーやキャブなどといった上回り関係のパーツです。ここまでくれば、あとはトントン拍子に進む(はず)なのですが、さてどうなりますか。
 やりはじめるとつい根を詰めてしまう悪い癖(?)がありますので、できるだけ「ほどほど」の進行にとどめておくように努力したいと思います。特に休日はその傾向が強いので要注意なのです。

 明日は衆議院の解散、明後日は皆既日食と、イベント(というかなんというか)が続きますので、手元がお留守になる可能性もあります。まぁ、納期があるわけではありませんので、のんびりと、しかしテンションを下げることなくつないでいこうと思います。
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やっぱり……

2009年07月19日 | Weblog
 なんとかバルブギア調整までいければ、と思って本日の工作を始めましたが、やっぱり予想したとおり逆転機を組み立てたところで力尽きました。それでも今日は少し機械加工も行ないましたので、中身的には濃いものがあったかな、と考えているところです。
 機械加工とは具体的には逆転機のラッチ(ストッパーの刻み)を二ヵ所増設したものです。写真の光っている二つの孔がそれです。

 これはカットオフという、弁の締め切り率を変える一種の変速装置です。蒸気機関車は、動き出すとピストンに蒸気を供給する弁の締め切りを変化させて蒸気を節約する運転方法をとります。これは出発抵抗に打ち勝つために最初にたくさんの蒸気を供給してやる状態から、普通の走行抵抗相手の動力にみあう蒸気供給量にもっていくことで、蒸気の量を半分ぐらいにすることです。トラックのスーパーローギア(1速)と同じことです。トラックは動きだしたらすぐにセカンドにアップ(またはセカンド発進)しますが、蒸気機関車では弁の開く量を絞ってやることで蒸気を節約するとともに速度を向上させる作用をします。
 B20では構造上一ヵ所しかラッチが付けられなかったのですが、フォルテではかなり余裕があったので2段増設しました。フルギア→50%→30%→中立、といったところを狙いました。

 B20の1段だけでも勾配の具合や列車の重量、カーブなどで逆転機を操作する箇所があり、速度とパワーの関係が微妙に変わるので、けっこう楽しんでいます。今度は2段あるわけですからさらに細かい調節ができることになるわけで、今から期待しているのです。
 ただ、心配なのは弁装置がわたしがB20で親しんでいるワルシャート式ではないので、はたして同じようにいくのか、という点です。楽しみなような、怖いような、といったところです。

 さて、そのB20は、昨日供給したシリンダーオイルがほぼ排出された状態でした。あと一回同じように供給・排出をして閉じようと思います。そろそろ煙管掃除もしなくては、と考えています。
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床板取り付けまで

2009年07月18日 | Weblog
 本日は午後からの作業でした。まずB20ですが、一カ月分の凝結水がシリンダーから結構な量流れ出ておりました。錆が心配でしたが、水の中に錆は混ざっていませんでしたので、とりあえずはひと安心というところです。動輪も異常なく回りますので、例の詰まった煙管以外に特別整備するところはなさそうです。
 JAMへむけて道具類も含めて準備をしていこうと思います。

 さて、一方のフォルテですが、本日はロッドの取り付けから床板の取り付けまで進みました。半日かけた割には進みませんが、ネジ穴が少々ずれていたり、どうやって取り付けるか思案にくれていたりする時間がけっこうあったのでした。 
 このうちクロスヘッドにメインロッドのスモールエンドを取り付ける作業で行き詰ってしまいました。取り付けるピンをクロスヘッド内側から差し込むのですが、サイドロッドに当たってしまい、なかなか入ってくれません。動輪をあちこち回してやっとスポークの隙間の「引き」が取れる位置を探し当て、差し込みました。
 
 写真はスモールエンド孔とクロスヘッドの孔を合わせるために仮止めの作業をしているところです。まず、メインロッドのビッグエンドをクランクピンに差し込みスモールエンドにクロスヘッドの方を合わせて両方の孔を一致させてピンを外側から差し込み、メインロッドの位置を決めます。その位置でテープで動かないように止めます。テープは手元に転がっていたマスキングテープです。
 ロッドが固定されたらピンを抜き、今度は先の曲がったプライヤーでピンを動輪のスポークの隙間に、90°向きを変えて入れて、そのまままっすぐクロスヘッドの穴に差し込みます。クルマの車庫入れの要領です。ロッドとの孔はテープで止められているのでスルっと差し込めます。あとは菊ナットを取り付け、割りピンを挿入すれば出来上がりです。
 文字にすればこれだけの話ですが、ここであれやこれや悩んで思わぬ時間を取ってしまいました。

 このあとは床板取り付けまで一気に進みます。ですが、わたしの場合、床板とモーションプレートを止めるVG9というパーツの孔と右側の床板の孔が1mmぐらいずれており、何度か床板全体を緩めては位置調整を試みましたがどうしても合いません。仕方がないのでVG9のネジ孔を長円に削って合わせることにしました。ここまで来て時間切れとなり、孔加工は明日の作業となりました。

 さて、このあたりまでくるとかなり機関車らしくなってきました。明日はバルブ調整まで行ければいいのですが、たぶん無理でしょう(敗北主義か)。
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再スタートOK

2009年07月17日 | Weblog
 クラブ通信の作業は予定通り終わりました。今日出してしまうのも物理的に可能でしたが、一応、月曜日発行なのでちょっと早すぎます。日曜日にでも発送することにします。
 ということで、本日はB20をシトロちゃんからひと月ぶりに降ろしました。この間雨がよく降りましたので(梅雨だからあたり前ですが)、どこか錆びたりしてはいないか心配でした。幸いなことにそれは杞憂に終わりました。さすがに10年間油にまみれていると違うものです。次の出動はJAMコンベンションですからまるまる一カ月あります。その間に詰まった煙管などの整備をしていくことにします。

 そういうわけで、明日から再びフォルテの組み立てを始めます。それを前に、本日はロッドの研磨を行ないました。方法はクロスヘッドのときと同じです。両手に持った細目の平やすりでロッド表面を長手方向にまっすぐ研磨します。クロスヘッドと違い複雑なカーブがありますのでそこは耐水ペーパーで研磨痕が平行につくように磨いてやります。見える所だけ研磨しようと思っていたのですが、結局全面的に加工してしまいました。

 さて、これで明日からまた作業が捗るな、と部屋に引き揚げてからエキセントリックロッド(ワルシャート式にいうと)を研磨するのを忘れていたことに気づきました。仕方ありませんので、これは組み立ての直前に行なうことにして、進捗を図ることとしました。
 ロッドが組み込まれると、がぜん機関車らしくなってきますので、楽しみです。
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