蒸気鉄道日記

5インチゲージ・ライブスチーム活動の日々を書き連ねます。

キャブがほぼ完成

2009年08月19日 | Weblog
 今日は午前中はB20の整備を、午後はB20の積み込みをして、あとはひたすらフォルテの組み立てを行なっていました。昨日の続きでキャブの組み立てです。つまり黙々とネジを締め続けていたわけです。いささか疲労しましたが、精神的には波風たたずに淡々と作業に励んでいました。
 全体的に仮組みをして、上回りにかぶせてみせると、いやぁなかなか良い雰囲気で、一人でニヤニヤしておりました。さっそく本組みしてかぶせてみると、なんと側面の手すりの、室内側に出っ張っている部分がサイドタンクに当たって取り付けができませんでした。
 説明書をよく見ると、内側の出っ張り寸法が3mmと指定されているではありませんか。3mmだとちょうどナットの厚みと等しく、このくらいであればサイドタンクにギリギリ当たらず、取り付けが可能なのでした。しかし、室内側の出っ張りを3mmに規制するということは、その分外側に余計に出るということです。すると外側の根元にネジ山が露出することになります。これはちょっと艶消しです。また、形態的にもやや出過ぎの感じですので、やはり最も奥まで引っ込めることにして、内側の余計な出っ張りの部分は削り落してしまうことにしました。明日帰宅後にでもやってしまいましょう(その元気があれば、の話ですが)。

 さて、お話を再びB20に戻して。。。謎であった煙管の詰まりは「なかった」というのが真相でした。懐中電灯二本で火室と煙室から双方向で煙管部分を照らして煙室側から一本一本点検したところ、詰まりは発生していませんでした。しからばなにゆえブラシが当たったかというと「ブラシが硬すぎた」ということでした。
 掃除に使ったブラシは動輪舎さんのステンレス製の太い寸法の製品をグラインダーで細くしたものです。家で使ったのはOSさんの真鍮ブラシ(柔らかい)で、通してみるとすう~っと通るのです。なぁんだ、といったところですが、安心してばかりもいられません。煙管の内側に煤がこびりついて細くなっているのです。硬いステンレス製のブラシが通らない原因のひとつはそれであったからなのです。動脈硬化みたいなものです。一度しっかりと煙管内にこびりついた煤を落とさねばなりません。

 もうひとつ心配なのが煙室内の配管、特にブロワー管がかなり細っていることです。しかも、煙管掃除のときにブラシの柄が当たる部分が削れてきているのです。ヘタをするとパイプが途中で破れてしまいます。最近蒸気の上がりが遅いのもそのせいかもしれません。
 とりあえずJAMは現状でしのいで、終了後煙室を外して点検しなければなりません。10年あまりの酷使がここへきていろいろ出ています。早くフォルテを完成させてB20の点検をゆっくり出来るようにしなければなりません。
コメント
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