蒸気鉄道日記

5インチゲージ・ライブスチーム活動の日々を書き連ねます。

東武鉄道のC11

2017年11月29日 | Weblog
 先週末、稲門鉄研65周年記念合宿が、鬼怒川温泉で行なわれ、その一環として東武鉄道の「SL大樹」に乗ってきました。御存知のように、JR北海道から貸与されたC11207の牽く列車です。
 運行区間が下今市~鬼怒川温泉の12kmあまりで、かなり短いことから正直あまり期待していなかったのですが、そこはやはり生きている蒸機に触れるということで、気分は自然に高揚しました。
 さて、このごろのSL列車の常として、各種電気機器のためディーゼル発電機が轟々とうなっていてつや消しな点があります。この「SL大樹」もご多分に漏れず、次位にテンダのごとく発電用のヨ8000がついています。外にいるときはまだしも、列車にのってしまうと、この発電機の轟音ばかりが耳に届いて、肝心のC11の音は汽笛のみ聞こえる、といった状態で、やはり少々ガッカリです。窓の開かない14系客車ですから、余計に聞こえないのです。所どころに勾配もあって、力行する場面もあるようなので、車内放送で音を流すなどの工夫がほしいと思いました。

 速度はとにかくゆっくりです。自転車なみといってよいでしょう。なにしろ12km余りを30分以上かけて走るのですから、かなりの低速度です。それでもあっというまに終点についてしまいます。
 終点での見ものはC11+ヨ8000の方向転換です。これは、構内に設けた転車台に見学通路がある、というものではなく、ズバリ駅前広場に転車台が設置してあり、そこで転向をするのです。わざわざ駅前広場に芸備線の三次から持ってきた転車台を設置しているのですから、今までにない趣向といえましょう。

                                  

 このSL運行の良い点は、一日3往復も走ることです。まぁ、12km30分の行程ですから、3往復ぐらいは軽いのですが、とにかく乗って行って、走行シーンも撮影できるのです。というわけで、乗り鉄&撮り鉄ができるお徳用な列車なのでした。

 さて、合宿は駅前のホテル三日月で行なわれたのですが、このホテルの上階は、トレインビューであるということに行って初めて気が付きました。とくに一風呂浴びて夕涼みをしていると、目の前の駅前広場で夕闇の中最終のC11の転向が見えるのです。これも予期せぬオマケでした。ちゃんと三脚を持っていけば夜間撮影もできるわけですね。

 ところで、実は、この「SL大樹」乗車は市川蒸気鉄道クラブのクラブ旅行の行程とダブっていたのでした。稲門鉄研の話が先に決まっていたので、クラブ旅行には不参加だったのですが、列車を降りてみたらクラブの面々がいるのを発見、コニャニャチハ、、、と間抜けな挨拶をしたのでした。

 これからこの列車に乗ってみようという方は、ホテル三日月に投宿して、1番列車に乗車し、2番列車を走行撮影、3番列車も駅前で夜間撮影、、、というのが最もお得なコースだと思います。

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11月定例運転会

2017年11月13日 | Weblog
 昨日は11月の定例運転会でした。わたしは1年ぶりに自宅からB20クンを連れての参加となりました。つまり新居からB20を伴っての運転会は初めてということなのでした。
 バックヤードでのリフトやクレーンの取り回しはストレスなく行なえることが分かったので、積み込みもスイスイできて、大変結構でした。

 さて、運転会は機関車のリタイア率が高く、気づいてみたら内回り線に走っているのはB20だけという状態がず~っと続いたので、大変忙しく、うっかりと水タンクを空にしたまま発車させてしまい、圧はあるのに力強く走れないという珍現象を引き起こしてしまいました。幸いボイラーの空焚きに至らず、給水をしたのち、また元気に走ることが出来ました。

 さて、羅須地人さんから頂いた有煙炭と、長期在庫のウェールズ炭がいよいよ底をついたので、今月はクラブの石炭を使って走りました。有煙炭はマンデリ炭かと思ったら太平洋炭だったらしく、クリンカになったり、煤が煙管に詰まったりして苦労しました。一方、無煙炭はOSさんのウェールズ炭だったので問題なく使用できました。いつも無煙炭で、無煙運転の写真ばかりになってしまい、いささか迫力がありませんので、今回は有煙炭を多めに使ってみよう、と考えていたのですが、太平洋炭らしいと気づいて、結局無煙運転になってしまいました。
 Web公表用に煙のある写真を撮りたいのですが、なかなか難しいのです。撮影ポイントが第1~第2コーナーあたりなので、そこらへんで煙を盛大に出そうと思ったら、タイミング的には発車直後の負荷の大きいときに有煙炭をドカくべするという難しい作業が必要になるので、事実上困難なのです。
 作業的にはマンデリ炭が楽で良いのですが、煙が薄くてなかなか写らないため、その際は太平洋炭が必要になります。そうするとクリンカが心配になります。といった具合で実現しないのです。

 さて、走った後は清掃・整備のお仕事が待っています。1年ぶりの本格清掃ですので、午後の時間を使ってゆっくりと行ないました。それでも下回りのフレーム内などは一発で汚れが落ちてくれず、次回集中的に実施することにしました。
 自宅へ帰っての収納作業は一晩明けた本日午後に行ないました。急ぐ必要がないのでのんびりと周りの片づけと並行して行ないました。来月の運転会は都合で欠席しますので、次回の運転は新年運転会となります。それまでにさらに綺麗に清掃してやることといたしましょう。

 
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