いぶり自然学校

苫小牧軸足をおきながらも、胆振管内各所・いや日高、十勝・・・各所で活動を展開しています。

まんぷくfinal

2008-03-16 11:00:00 | うえだんな
こーざん・まんぷくキッズという
自然体験型夕方自主保育団体があります。
毎週木曜日、幼稚園や学校前に車で迎えにいき、
鉱山で晩御飯前まで遊んで、
そして各家庭にまでお送りする、という
実に理想的な活動をお手伝いさせております。

が、いろいろな事情が重なりまして、
今年度で第1章が終了することになりました。

この活動を通して、
ぼく達は本当にいろいろなことを学ばせてもらいました。
小さな子ども達の自然に対する考え方や思い、
そしてそこに子どもを出してくれるお母さん達の思い。

そういういろんな思いや願いを上手に紡いで
週に一度の活動、という「作品」を作り続けていた、
そんな感じです。

そして、それらは
記録という形には残るものの、
子ども達の中にはよい意味でカタチに残らず、
(経験、という、無形のハラにたまるものがある、という意味です)
毎回1が0になって鉱山にやってくるので
ぼく達も毎回毎回新しいものを生み出していくような
そんな実にクリエイティブな時間を過ごしていたような気がしました。

そして、この前鉱山で開催する最後のまんぷくキッズが
あったのですが、
そこで、ついに「本気の雪合戦」が繰り広げられたのですよ。

まんぷく始まって以来の「団体戦」であります。
ぼく達は最初にちょっとだけ説明したけど、
あとは子ども達の思いで動きます。
作戦を練ったり、役割を確認したりと
自分のできること、相手ができること、相手が思っていること、
そんなのをひとつのルールやロールに落とし込んで、
みんなが楽しく過ごせるあそびを、みんなで考え出していたのですね。

これは、嬉しい出来事でした。
ここまでは、自分の思いを達成できるような自由あそびが多かったのです。
自分のやりたいことを、やりたいだけやる、というのが
まんぷくのスタンスだったんですね。
だから、同時多発的にいろんなところであそびが展開され、
それはそれでとても楽しかったのですが、
そのそれぞれの活動が響きあい、つながりあって、
ひとつの新たな動きを生んだのです。
それを、
幼児や小学校低学年の子達がその場の「必然」として生み出したんですよ。

「あぁ、こうやって人はあそびから学ぶんだ」と
すごく判った気がしました。

来週の木曜日が、いよいよファイナルです。
なんと、みんなでバス遠足に行きます。
行き先は、そう、ぶなの森自然学校です!
楽しみです!






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