いぶり自然学校

苫小牧軸足をおきながらも、胆振管内各所・いや日高、十勝・・・各所で活動を展開しています。

利用者会議

2007-12-09 21:16:27 | うえだんな
今日は、「コーザン井戸端ドタバタ会議」という名のついた
利用者会議、が開催されました。

ふぉれすと鉱山は、オープン以来常に利用者会議を開き、
施設をご利用いただいた方からあれこれ意見を頂き、
それをもとに新たな事業を考えたり、施設営繕に反映させたりしています。

その様子はモモンガくらぶHPにて公開される予定です。

詳しくはそちらをご覧いただきたいのですが、
ご利用いただいている皆さんの「やりたいこと」を聞いていると、
あるひとつの視点が見えてきました。

みんな、どうも「なつかしいもの」を
もう一度やりたい、そんな思いがあるようです。

確か、博報堂だかどこかが
最近はやっている風潮(エコバッグ、おまけ付きお菓子の大人買いなど)を

「今のトレンドはなつかしさ」

と分析している、と新聞に書いていました。

それが当たっているのかどうかは分からないけど、
皆さんのキーワードを整理していると、
小さい頃にやったこと、やりたかったけどできなかったこと、
自分の子どもにやらせていたこと、やらせたかったけどできなかったこと
そんなことを望んでいるような感じなのですね。

自然の中にいるから、自然体験をバリバリやる、というよりも
かつての夢をかなえる、そんなことに思いを馳せているようです。

なるほど、そういうことなんだな。

でも、それって、
「なつかしい」と思えるだけの原体験や生活体験をしているから
「なつかしい」って、思えるんだろうな・・・。

今の子達って、大人になったときに
どんなことを「なつかしい」って思うんだろうな。
なんて、そんなことを考えながら
皆さんのにぎやかなお話を聞いていました。



大きな声

2007-12-06 20:43:20 | うえだんな
鉱山町に、やっとうっすらと雪が積もりました。
今日、まんぷくキッズがあったのですが、
子ども達は今年最初のバージンスノーを存分に楽しみました。

でも、あっという間に暗くなってしまいます。
そんな中でも子どもたちはモリモリ遊んでいました。
(ひたすら、雪集めをしているんですよね)

で、お時間がやってきたとき、ぼくは
「おぉ~い、みんな集まれ~!!」
と大きな声で呼んだわけです。
存分に遊ぶのは大いに結構なことなのですが、
かといって、やはり帰りの時間とかもありますので
ダラダラと遊んでしまうと、間に合わなくなります。
そこで、
いっぺんにそのゆる~い雰囲気をぱしっと変えようと思って、
あと暗くなってきているので
見通しが聞かなくなっているところもあったので、
いつもよりちょっとボリュームを上げてみました。

そしたら、
なんか、子ども達がひいちゃって・・・。
「うえだんな~、おっかないよぉ~」とか
言っちゃたりして・・・。



・・・声がでかすぎました・・・。

そんな、語気を強めたつもりはなく、
「早くしろぉ!」なんていう雰囲気を
出したつもりはないのだけれど・・・。

そう感じられてしまったのですから、反省するしかありません。

う~ん、声色、大きさ、トーン、間、
たった一言を発するだけでも、
神経を研ぎ澄ませないといけませんね。

まだまだ修行が足りません。

一緒じゃなきゃ

2007-12-02 01:12:10 | うえだんな
今日から明日にかけて、イエティくらぶ登別が開催されております。
登別というまちは、雪が少ないので、
まだ全然雪がありません。
ただひたすら寒いだけの寂しい森で、どんなあそびを準備しようかなんて
考えたりするのですが、
それは、ある意味無意味なぐらい、子ども達はモリモリ遊んでおりました。
そしてモリモリ食べて、今はぐっすり眠っております。

くわしくはイエティくらぶ活動報告ブログにて

毎回、皆さんが参加するにあたり、
保護者の方々とかなりの回数、メールの交換をさせていただいております。
そのお陰で、私たちがなかなか知りえない子どもの様子や
保護者の皆さんとの意見交換をすることができ、
そのお陰で
私たちの活動をよりよいものへと導いていただいております。

で、最近ちょっと出てきたのは、
「今回、いつも学校で仲がいい○○ちゃんが休むので、うちの子も休みます」
とか
「△△君が一緒じゃないから、とても不安なんです」
というメールです。

なるほど、登別の場合はかなり小さい子が、しかも初めてお泊りするような子が
多いので、学校で仲のよいお友達と一緒に参加して、
最初の不安を軽減している訳ですね。

こういうの、気持ちはすごくよく分かります。
ぼくが小さいときだったら、そんな一人で泊まりに行くだなんて、
絶対にムリでした。
(そういう意味では、最初から一人で来ている子達って、ホントにすごいなぁ。)

で、何回はそうやって相方と一緒に来ていたのだけれど、
毎月毎月参加するのはやっぱり難しいわけで、
たまに相方が参加できない場面が出てくることがあるわけです。

その瞬間は、確かに不安になります。

でも、実は、その瞬間というのは、「チャンス」なのかも、と
最近思ったりしています。

確かに不安だけど、その不安を減らし、その場を楽しいものにするために
初めて会う子と仲良くなったり、
スタッフと楽しく過ごす方法を編み出したり、
そんな「自分を何とかしよう」という前向きに動こうとする思いが
グワーッと頭の中で動き出すのではないでしょうか。

そんなときこそ、ぼく達の出番です。
その子の目の前に広がったチャンスを確実に力へと変換させるためにも、
あるときは引っ張り、あるときは後ろから押し、
またあるときは見守り、あるときは何かをくっつける。

そんなことを丁寧に、かつ大胆に
進めていくことこそ、ぼく達Dの仕事だなあ、と
皆さんのメールを読んで、改めて実感した今回のイエティくらぶです。


ということで、
子ども達の目の前に、新たなチャンスを広げてあげるような
冬休みのキャンプが計画されていますよ。
興味のある方は、ぜひご連絡下さい。
ゆきやまキャンプ