ふくしまキッズで、少しでも食材費を節約すべく、
お米の寄付をあちこちにしてもらいました(本当にありがとうございます)。
その集まった大きな米袋の上に、小さなビニール袋に入った1合ほどのお米がちょこんと乗っていたので、
スタッフに「これはどうしたの?」と聞くと、
「○○くんが持ってきた」というではありませんか。
○○くん、放課後の活動に参加している小学生の子です。
ふだんは非常に無口な子で、
どういうわけだか会話らしい会話をほとんどしたことがないのですが、
でも、外遊びが好きなようで、毎回通ってくる子です。
そんな子が、帰り際に、
うちのスタッフに「ん」と押し付けるようにお米を渡してくれたそうです。
どうやら、「お米の寄付募集」のチラシを読んで、台所から持ってきたのか、
お母さんに頼んだかして持ってきたみたい。
子どもだからといって、社会の問題から目を離しているわけではない。
子どもにだって、できることがある。
自分と同じぐらいの子達の気持ち、遠くにいたって、わかる。
この米を見て、ものすごーく感動したと同時に、
「大人ばかりが頑張って、いい気になってるんじゃない?
それ、悪いとは言わないけどさ、俺たちだって、いろいろ考えて、やることやってんだぜ!」
って、ちょっと叱られたような気がしたなあ。