丸石ＡＥＲＯのレストア！

＊バイク屋さんの奥さん用にプロムナードを1台造ってみました。丸石ＡＥＲＯをベースにアップハンドル化、変速
もデコチャリ仕様のポジトロンからSUNTOURのデッドストックのシングルレバーとシマノのTOUANEYの組み合わせに
変更しました。＊




＊フレーム・フォークは奥様の注文でクラッシックな雰囲気のこげ茶のメタリックで再塗装、アクリルの２液性
のクリアーで仕上げます。ラッカーのクリアーと比べて、艶、強度が数段上の仕上がりです。＊



＊サビでまっ茶色だったキャリアーも出来るだけサビを落とし、落とし切れないところはシルバーのスプレーで
誤魔化します。茶色だった物がここまで綺麗に出来上がります。＊



＊この自転車の最大の特徴は、フリーがカセット側ではなく、チェーンリング側に付いていると言う事です。
普通ペダリングを止めると、クランクと一緒にチェーンリングも止まり後ろのカセット側のフリーが空回りする
様になっていますが、これはクランキングを止めても、カセット・チェーン・チェーンリングは回ったままなのです。
その為、ＢＢも変わった物が付き、シャフトも専用の花びら型の加工がされています。玉当たりの調整はシャフト
左側の逆ネジのＷナットでします。＊




＊SUNTOURのシングルレバーとシマノのTOURNEYへと変更、後ろのカセットにもラチェット機構が有りますが、
バネによるテンションが掛けられ、空回りさせる為の物ではなく、ショックの逃げか何かの為と思われます。
ホイールもステンレスのリムに鉄のスポークなのですが、ニップルが全てサビで固着、振れ取りもままならず
後輪が気になりますが、普通に乗る分には大丈夫と判断、ホイールごと交換と言う手も有りましたが、今回は
このままにして置きます。＊




今週の1台

＊NISHIKIのＭＴＢですが、これもYOSEMITE等で有名な、エレベーテッド・チェーンステーのフレームです。
整備製の向上の為に、チェーンをフレームの内側を通す事無く取り付けてあるので、チェーン交換が切る事無く
後輪を外すことによって簡単に出来る物です。＊