MIYATA・CHERBIM・ランドナー・レストア話!

2009-10-30 10:47:41 | 自転車
*ランドナー2台*手前がMIYATA・TOURISUME後がCHERBIMです。

(ランドナー・レストア話)

 当店では、クロモリの細いフレームの自転車を中心にレストアしているのですが、最近の自転車ブームでレストアする素材の値上がりで、なかなか思う様な物を手に入れるのが難しくなってきました。

 何年か前は、ランドナーなどは見向きもされなかったので、比較的安価で手に入ったのですが、最近はランドナー・スポルティーフが大人気です。

 奥のCHERUBIM(ケルビム)のオーナーは以前KAWAMURA・NISIKIのランドナーのレストアを私が受けて、良かったと言うことで、またレストアを引き受けた物です。

 このケルビムは最初持ち込まれた時、アルミのフェンダー・リムは全面に特有のサビが浮き、このサビを取るのにペーパーでの水砥ぎ2回、コンパウンド磨き1回、ピカールでの磨き1回と計4回の磨きでやっと輝きを取り戻しました。

 リムは磨いている途中で判明したのですが、イタリアのNISI(ニジー)の物が着いていました。このリムもフェンダー同様4回の磨きでニップル共々輝きを取り戻しました。

 途中で覗きに来たオーナーもレストア熱に火が着いたのか、BROOKSのサドル・HURET(ユレー)のRディレーラー・Wレバー、アルミ削りだしの滑車チドリ、SUPER MAXYのクランク、TAのチェーンホイル、3枚用のMAXY用シャフト、NITTOのアールデコ調の繊細なボトルケージ、Toshiの本革バーテープ等を持込んできて、当店で組み立てました。

 部品待ちの時間が長かったので、預かってひと月ほどでほぼ完成となりました。最初預かった時のサビの塊からここまで持ってくるのは大変でしたが、やはり良い自転車は、基本的な所がしっかりしているので、レストアし甲斐が有ります。

 次は手前のMIYATAのレストアですが、組み立て途中のBSレイダックも仕上げなければならないので大変です。

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