紘一郎雑記帳

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小沢一郎はどうする? 強制起訴の今後の政局 紘一郎雑記帳

2010-10-08 05:11:10 | Weblog
本日の投稿は
「竹田 徹氏」の「関西経済復活の条件・第3部(次回予定)」を
予定していましたが「小沢一郎強制起訴」につきまして
急遽変更して投稿いたしました。

【小沢一郎はどうする!】紘一郎雑記帳

強制捜査!小沢封じが始まったようだ。
それにしても、昨日の稲田朋美議員の国会質問は、
迫力があり、溜飲が下がった。


公邸で長時間謀議した菅首相と仙谷氏が会談し
注目される小沢氏の処遇を検討したようです


 菅直人首相の所信表明演説に対する各党の代表質問が
6日、開始しました。

陸山会事件で強制起訴が決まった民主党の
小沢一郎元幹事長の問題や、沖縄・尖閣諸島沖での
中国漁船衝突事件への対応などについて、
野党側の厳しい追及がありました。

こうした中、菅執行部と小沢グループ双方の緊急謀議が浮上した。
小沢氏の処遇と、日中接近の背景など
緊迫の永田町で、「政界のドン」と呼ばれた自民党の
野中広務元幹事長の影がささやかれている。 

 「明日の国会での答弁ぶりで相談しただけ」

 5日夜、首相公邸から出てきた枝野幸男幹事長代理は、
待ちかまえた記者団に対し、苦笑しながらこう語った。
ただ、それをうのみにする記者はいない。

 アジア欧州会議から5日夕に帰国した菅首相は、
午後6時半近くから岡田克也幹事長、仙谷由人官房長官、
枝野氏ら「反小沢」執行部を次々と呼び寄せた。

国会運営とともに、東京第5検察審査会で
「起訴相当」の議決を受けた小沢氏の処遇を
話し合ったのはほぼ間違いない。

謀議は午後10時前まで約3時間半も続いた。

 公明党も含めた野党6党は5日、国会で小沢氏の
証人喚問を要求することで一致した。

6日から衆院本会議で始まる代表質問では、野党がこぞって
「菅首相は小沢氏を国会に差し出せるのか!」と迫る方針だ。

 「国民生活に直結する2010年度補正予算案を
速やかに成立させるためには、小沢氏に最低でも
「離党してもらうしかない」と思っている民主党議員は多くいます。

 しかし、正面から党執行部が離党勧告をしては、
過激な小沢グループの議員らが騒ぎ出し、
9月の民主党代表選のように党内が二分しかねない。

「公邸の謀議は、誰が小沢氏に『自発的離党』を促しに行くのか、
国会審議を前に話し合っていたはずでしょう

 「鈴付け役」の一番手には党幹事長の岡田氏が浮上する。
しかし、無実を訴え裁判での全面対決を唱える小沢氏が、
おいそれと「反小沢」一派からの引導を受け入れる可能性は低い。



 小沢グループの緊急幹部会が6日夕行なわれるが、
菅執行部を牽制する意見が噴出するのは間違いない。

 その小沢氏の処遇とともに、菅執行部の頭痛の種が尖閣問題だ。

 菅首相は日本時間5日未明、ASEMの首脳会合が
開かれたブリュッセルの王宮内の廊下で、
中国の温家宝首相と約25分間、会談した(立ち話でしょ)

 「割と自然に、普通に話ができた。
戦略的互恵関係を確認したわけだから、
その原点に戻る話ができたことは良かった」と、
菅首相は無邪気に喜んだが、背後では「影の宰相」
仙谷氏が周到な根回しをしていた。

 先月末、密命を託した細野豪志前幹事長代理を訪中させ、
北京市内の釣魚台迎賓館で中国外務省幹部と長時間にわたり会談。
これには中国外交を統括する戴秉国国務委員(副首相級)も加わった。


しかし、 この訪中劇の裏に、かつて「政界のドン」とも呼ばれた
野中氏の存在がささやかれている。

 民主党関係者は「仙谷氏は尖閣問題の悪化を受け、
中国に太いパイプを持つ野中氏に相談を持ちかけた。

野中氏は、以前のカウンターパートナーだった
曽慶紅元副主席に連絡を取り、日中の緊張緩和に向けて動いた。

細野氏の訪中は、仙谷-野中-曽ラインで実現したようだ」と語る。

 曽氏は、江沢民前国家主席の側近として出世し、
胡錦濤国家主席の下で副主席に就任した。

野中氏をはじめ、自民党の古賀誠元幹事長や二階俊博元経産相とも親交が深い。

2008年3月の全人代で引退したが、
いまだに中国政界に隠然たる影響力を持つとされる。

 仙谷氏と野中氏の接近については、
小沢氏の側近である平野貞夫元参院議員もブログ「永田町漂流記」で、
こう明かしている。

 ≪余談ではあるが、七月下旬、野中(広務)元官房長官と
久しぶりに会う機会があり、その時に野中氏が、
仙谷官房長官が『いろいろ』と相談に来ていることをふと漏らしたが、
私はそれを聞いてたいへん驚いた≫

 

野中氏といえば、小沢氏を「悪魔」と呼び、
生きるか死ぬかの激烈な死闘を演じてきた政治的宿敵。

小沢氏は昨年末、農業基盤整備のための土地改良事業費の半減を決定。

全国土地改良事業団体連合会(全土連)の会長である
野中氏が陳情に訪れようとしたが、小沢氏は面会を拒絶するなど、
犬猿の仲は続いていた。

 その野中氏に、菅政権を仕切る仙谷氏が相談していたわけだ。

 政治評論家の小林吉弥氏は
「何ら不思議ではない。仙谷氏と野中氏の接近はあり得ることだ」といい、
こう続ける。

 「野中氏には政治的力量があり、政局に対する彗眼もある。
両氏ともリベラルであり、仙谷氏が政権運営や政界再編の指南を
受けていてもおかしくない。
ただ、それだけ民主党内に人材がいないということです。

希代のヒールだが、実力のあった小沢氏の強制起訴が決まったことで、
民主党は今後漂流していく危険がある。
政界は未曽有の混迷に突入しかねない」

 民主党はどこに行くのか。 「高岡氏メールより」