紘一郎雑記帳

多くの講師の講演から面白い情報をお届け癒します。

これからの政治・民主党政権の行方 紘一郎雑記張 第4部

2010-03-28 18:41:52 | Weblog
講師ー近藤真史・産経新聞総合編集部長

近藤です、 清話会様にお呼び戴き有難う御座います。

まずはじめにお断り申し上げますことは「私・近藤」の
思いや考え方でありまして「産経新聞」の「主張」とは異なることも
御座いますのでそこだけはご了承戴きたく思います。

【第4部】

読者の皆様から「産経新聞」は「鳩山民主党」の
悪口ばかりで「反民主党」なのかといわれます。

そんなことはありません。
新しい政権に期待した記事も多く掲載してきました。

政権担当から「100日」は「ハネムーン」といいまして
少々のことは目を瞑ってる事が多いのですが
我々が期待した「正しい姿」国民が選んだ「民主党らしさ」や
「本当の姿」を見せて欲しいと思ったからです。

非常に「風当たりの強い時」もありましたが
最近ではどのマスコミも「ハネムーン」時間を
過ぎたようでな報道となりました。

「産経新聞」は「民主党政権」に決して「批判的」ではありません。
「是々非々」の「取材・報道」をしております。

色々なお話を致しましたが「産経新聞」は自由な会社でして
個人の主張と会社の主張が違う事があっても関係なく
「新聞紙上」の掲載は皆で話しあい主張として掲載しましすが
この様に「近藤個人」としてお話しすることには
「制限」や「制約」がありません。

そこだけはご理解下さいませ。

これからも「産経新聞」をよろしくお願い致します。

早速ですが質問をお受けいたします。

K氏 【「普天間」問題や「日米問題」に関して「民主党政権」は
「対等」と言う言葉を良く使いますが、「日本の安全問題」
「東アジアの安全問題」はどうするのか。対等になるために
「自分の国は自分で守る」又は「核は持つのか、どうするのか」などが
見えてきませんが、そんなことで安全保障問題や米軍基地問題が
解決するのでしようか?考えている議員はいますか】

近藤氏【考えている方もいます、しかし今現在、日米関係」は
対等という事になっていますが、例えば日本が攻撃されたら
米軍が守ってくれ、アメリカが攻撃されたら「日本」が
助けることが出来る事と思いますが、民主党政権にそこまでの気持は
無いでしょう。対等は口で言っても実行出来ないでしょう】

K氏【日教組の問題は小澤さんの原動力にもなっているようですが
日教組の票がどれほどになるのですか、組織力が低下していると
言われていますが、民主党の中では大きな力と
なっているようですが、なぜですか】

近藤氏【日教組の力は低下して組織率も落ち込んでいますが
日教組の「武闘派」といわれる「北海道」「廣島」「大分」
あたりになると依然として強い組織を維持しています。

今回の北海道の小林議員の問題も「北教組」が選挙もやり
金もだす、丸抱えして「自民党の町村議員」を
落とすだけの力はあるということです。

なぜそんなに金持ちなのかは「主任手当て」を溜め込んだりし
大金を有し「組織力」も「金の力」もあると言うことでしょう。
小澤さんは昔からの人ですから「組織」や「金」の
ある所は大事にするのは当たり前でしょう。
そんな「組織」を固めて選挙を戦うのが「小澤戦術」です。

それでは、今回「北教組」丸抱えの選挙が「小林事件」で、
日教組問題が明るみに出ましたが、では
他の日教組はどうなんでしょうね。
「廣島」「大分」「兵庫」の組合は何もしてないとは思えませんね

先ほど司会の安田さんとも話しましたが
「小林議員」はどうしますかね、3月末か4月に辞めるでしょう。
絶対に3月15日までは辞めませんよ、補選になるからです。
参院選挙前の4月補選では「自民」に勝てないからです。

悪くても参議院とのダブル選挙にしたいですよね
ダメージが少ないからです。】

Y氏【日教組支配はまだ続きますか?】

近藤氏【続きます。輿石議員は日教組の時代が来たと大騒ぎしています】

KZ氏【民主党は外国人参政権を決めるのでしょうか、
   夫婦別姓をするのでしょう、この問題はこれだけで
    国民の声を聞くような大問題と思うのですが
   大変心配していますがご意見をお聞かせ下さい】

近藤氏【この問題は産経新聞と私は全く同じ論調でございます。
    現状では政府原案はなくなり、あとあるとすれば
    「議員立法」になりますが、参院選挙前は無いと思います。
    「参議院選挙」で「民主党が過半数」をとれば
     この問題は俎上に乗ることでしょう。

     外国人参政権でいえば「大阪生野区で3万人」の
     外国人の方が住んでいます。
 
     生野は15000人で1人府会議員が通りますので、
     団結すれば一人は確実に当選し、市会議員は5000票で
     当選ですから、数人の議員を議会に送り込めるのです。
     私は外国人参政権については反対です。】

有難う御座いました、時間が参りましたので終了させていただきます。



紘一郎雑記帳

近藤氏の産経新聞より

 同盟国といえども日本が何もしなければ、
米国も情報を教えてはくれない。
日本政府には苦い経験がある。

平成19年の参院選で勝利した当時野党の民主党の反対で、
旧テロ対策特別措置法が失効、一時的に海上自衛隊の補給艦が
インド洋から撤収せざるを得なくなった。

その間、バーレーンも連絡官不在となった。
現地の生の情報は途絶えた。日本は「蚊帳の外」に置かれたのだ。
19年の撤収の際には応急措置として、
自衛隊幹部は米フロリダ州タンパにいた連絡官に指示した。

「どんな細かいことでもいい。
撤収でどんな影響が出たかを報告してほしい」
 タンパには中東・南アジア地域を管轄する米軍中央軍司令部がある。
各国は連絡官をタンパの「有志連合村」と呼ばれる建物に派遣している。
そこでは毎日のように米軍がイラク、アフガニスタンでの
活動に参加する国々に対し、軍事作戦や現地情報を逐一説明している。

このときは撤収が一時的であったため、
日本は情報共有の「仲間」に加わり続けることができたが、
今回復帰の見通しはない。

最後に私の思い

苦しむ中小企業、善良な納税国民の事を考え
政府は一日も早く体制を建て直し
「経済」を重視した政策の実行をする為に
●民主党の【鳩山氏・小澤氏・石川氏・小林女史】の4氏は
金銭問題の責任をとって
●自民党の【谷垣氏・大島氏・川崎氏】の3氏は
金銭問題の追及が不発の責任をとって

即時、退陣すれば「世の中」は「すっきり」すると思います。















これからの政治・政局 近藤眞史産経編集部長講演より【3部】

2010-03-26 04:54:43 | Weblog
【これからの政治・政局】 講演会より

講師ー近藤真史・産経新聞総合編集部長


まずはじめにお断り申し上げますことは「私・近藤」の
思いや考え方でありまして「産経新聞」の「主張」とは異なることも
御座いますのでそこだけはご了承戴きたく思います。


【第3部】


民主党の政策についてお話しましょう。

先日「民主党のある幹部」とお話し致しましたら
「今度の予算」は素晴らしい予算で「8項目」の
「工程表マニフェスト」の中で出来なかっのは、
「暫定定率」位で他は予算化したので、
7勝1敗の成績なので凄い、と言っていましたので
「そんな馬鹿な話はあるか!」と思ったのです。

もともと「民主党」は22年度の予算は「7兆円」の
無駄を省き捻出して「高校無償化」や「子供手当て」や
「暫定税率」に充てるとマニフェストで公約していたのです。

しかし蓋を開けてみると実際出てきたのは
半分にもならない「3兆円」で、選挙前に約束した
事項は中途半端になっていたのです。

計算からすると「7兆円」が「3兆円」になったのですから
贔屓目に見ても「5分5分」でとても
「7勝1敗で良く出来た」という数字ではないのです。

23年度の予算を考えますと、さらに「5兆円」の
財源が必要になるのですがその対処は出来ておりません。

民主党の政策は「箱物から人へ」公共事業から人へを、
基本としていています。団体・補助金からの脱皮でした。

なので直接、人の手に渡す仕組みに変えて行くわけですが
「子供手当て・高校無償化」・・・が消費に回り、
景気が大きく浮上するとは、とても思えません。

ところで「民主党」の成長戦略とは何でしょう・
言われたおります様に【3K】の「環境産業」「健康産業」「観光産業」
で景気を良くしょうと考えていますが、内容が良く判らず
景気の低迷が続いているのです。

23年の予算では事業仕分けで絞り出す予定で「枝野さん」が
担当しますが「6600」ある「公益法人」の中で対象になるのが
「300~400」と言っていますので大きな期待は無理でしょう。

良く出てきても「3~4兆円位」と読んでいて、とても足りません。

「鳩山総理」は子供手当ても今年の「13000円」か
「26000円」に上げるといってますが、不可能でしょう。

今年度の子供手当ての「13000円」は今年だけのものです。
来年は又、「予算を組みなおし」をしなければなりません。
その予算に「26000円」と書き込まれる保障はありません。

通年ですと、そうですね去年まででしたら「予算が通り」
新年度が始まりますと、今年の様な不景気でしたら
必ず「補正予算」を組み「景気回復」の手入れを行うのですが
今の政権にはそんな感じはありません、難しいでしょうね

お金が無いからですね、「菅さん」あたりが「消費税」の
話をちらつかせていますが「鳩山さん」にはその気持は無く
早く消費税を上げても「3年後」の衆院選挙の後でしょうから、
それまでに日本の借金が何処まで増えるか心配です。

今年の参院選挙はどうなるかですが「参院選挙」が
どうなっても「民主党政権」は変わらないのは事実です。

まず投票日は「6月16日で通常国会」が閉会しますので
「6月24日公示」「7月11日仏滅選挙」
又は会期延長なら論理的に「8月22日」までに選挙でしょう。

数字的には「民主党」は「自民党」から議員を取り込んだりして
混沌としていますが「民主党」が参院で過半数をとる為には
現在「61議席」が必要です。
この数字は「3年前の「年金選挙」の時と同じ数字です。

現在が「53議席」ですので、あと「7議席」のプラスが必要です。

今の「3党連立」の枠組みでいけば3党で
「54議席」とれば「過半数」となります。

民主党から言えば、単独で「61議席」とればベターで
最悪でも3党で「54議席」になれば安泰ですね。

「国民・社民」で数議席はとるでしょうから「民主党」は
最低でも「51議席」を取ればいいのです。

ではどうなるのでしょうか?
「3年前」の「民主党61議席」はマックスといえますので
「民主単独過半数」はかなりの「ハードル」です。

小澤戦略は民主党は支持率40%前後ですので比例で
「18~19議席」後は2人区独占、3人区で2人の当選を見込んでいますが
無理のように思います。

すると残りは1人区の戦いになりますね。
自民党に歯がたたない選挙区も多く1人区で「25人」位でしょう、
そんな計算をすると民主党の単独過半数はかなり難しいでしょう。

大阪は「北川さん」「尾立さん」「公明党さん」「共産党さん」
「みんなの党」・・などが予測され、民主党2人はダメでしょう。

しかし昨年の選挙でも判るように、この時点での予測は
充てにならず、「直前」の「風」で大きく変わるのが
最近の選挙の特徴となっています。
有権者がどちらかに極端に傾いた結果となるのです。

「鳩山総理」が「普天間」でどんな「決着」をつけるか
それにより「連立」がどうなるか
「小澤さん」が幹事長を続けているか
「自民党」の人事に動きはあるか・・・・などなど

色々な参院選挙のことは考えられますが「民主党」が負けて
「自民党」が「参院第1党」になるこことは考えにくいですね。

参院選挙後のことを話して見ましょう

●「民主党」が「参院単独過半数」の場合は「小澤神話」が
拡大して「自民党」は崩壊してしまうでしょう。

●連立与党で「参院過半数」の場合は「社民」「国民新党」の
 発言力増大するでしよう。
 その場合は「鳩山総理」「小澤さん」は来年の
 「統一選挙」ぐらいまでは続けて居座るでしょう

●与過半数割れの場合は「小澤神話・終焉」「民主党抗争」
「内閣改造」などが考えられますが、この場合は「鉢山総理」
 「小沢さん」とも「9月」で退陣すると思います。

しかし、一番、流動的なのは、先ほどもお話した様に
「鳩山総理」の普天間の対応がどうなったか、
「小澤さん」が「幹事長」でいるのかなどによって
「参院選挙」の結果が大きく変わる事も
ありますので予測できません。

●続きは第4部にて次回投稿致します。(安田)

紘一郎雑記張

非核3原則問題の密約が明るみに出ました。

長い間、時の政権が約50年間続けられてきた
説明に終止符が打たれた瞬間といえます。

岡田外相としては、まさにこうして、
「これまでの自民党政権とは違うんだ。
民主党政権の下では、事実を国民の下に明らかにして
外交への理解と信頼を得るんだ」と、
政権交代の意義を強調したい狙いがあるのでしょうが
あまりにも「無責任」で「日和見主義」です。

なぜなら、岡田外相もこの前まで
「自民党・田中派」にいたのではないですか。

民主党の「小澤さん」はじめ「鳩山総理」「石井さん」「渡部さん」
「山岡さん」「羽田さん」など多くの人が、
【核密約派閥「佐藤・田中・竹下各派閥」】の
出身で、田中派の中枢におり、知らなかったのですか?

私は「この密約問題」は当然と考えている一人ですが
もし、問題があるとしたら、小澤さんや鳩山総理
そして岡田外相、あなた方の問題ではないですか!

50年の間に「非自民等政権」の「細川政権」「羽田政権」の
時代も有りましたが「その非自民政権」の時は
この問題はなかったのですか、

何でも他人(前政権・秘書)の所為にするのが
「民主党」の最大の欠点である事に、気付いていませんか?

踏み込んで考えてみましょう。

核を積んだ艦船などの立ち入りについては、
これからの対応が問題となりますがアメリカは91年以降、
艦船などに核を積まない方針を明らかにしているため、
当面その心配はないとは思います。

鳩山首相も「持たず、作らず、持ち込ませず」と
いう非核3原則は、これからも守ると明言しています。

ただ、将来的に万が一の可能性はないでしょうか?

北朝鮮が核実験などを繰り返し、
中国が軍事力を増強する中、極東で有事が起きれば、
アメリカ軍が日本に核を持ち込む局面も否定出来ません

「核」をもっている国が「核」で日本を攻撃したら、
アメリカには「核」を持たずに日本を守れと頼むのですか

勿論、そんな事態が起こらない事、起こさない事、
事前に防ぐ事の重要性は熟知した上での仮定です。

その時、あくまでも非核3原則を盾にすべて拒否するのか、
それで国民の安全は守れるのでしょうか。

密約というタブーが解かれた中、
私たちも率直に議論していくことが求められています。

















































これからの政治・政局 近藤眞史産経編集部長講演より

2010-03-24 05:17:03 | Weblog
【これからの政治・政局】 

講演会より講師ー近藤真史・産経新聞総合編集部長
22年3月講演


まずはじめにお断り申し上げますことは「私・近藤」の
思いや考え方でありまして「産経新聞」の「主張」とは異なることも
御座いますのでそこだけはご了承戴きたく思います。

【第2部】

さてこの「鳩山総理」が、このままで良いと
思っていないようです。

最近、様子が変わってきまして、「金権・小澤氏」に
少し距離を置くようになってきました。

まず、行政担当大臣に「枝野さん」を起用したことでしょう
「反・小澤7奉行」の冷遇去れていた時代から、
今回の「枝野さん」で今は大半が要職につきました。
これなどは一つの表れでしょうか。

政治記者として「鳩山総理」で一番困るのは
「言葉が軽い」ということです。
一応「総理の言葉」ですから「記事」にすると
すぐその後に違うことを話すのです。

最近では「高校無償化」での「朝鮮学校」の
取り扱いについても「2転・3転」し「朝・夕」で
発言が違い、まだ決まっておりません。

「鳩山総理」は大変気のいい人で担当記者とも、
良く飲みに行くそうですが「一次会」と「二次会」
で話す事が、全く異なり、良く調べてみますと
直前にあった人の話したことが「総理」の考えとして
言葉になって出てくるのです。

「鳩山総理」が何を語るのかは、すぐ前に「総理」と「誰」が
話したかを調べれば、予測できるのです。

逆に「小澤さん」は私に時代には「記者会見」など
絶対にしなかったのですが、今は週一で会見しています。

小澤さんは多くは話しませんが、話した内容で
次に何をするのか・したいのか、が、わかります
「鳩山総理」とは正反対です。

「鳩山総理」の一番ぶれたのが「普天間問題」でしょう。
「言葉が軽い」のマイナスは国内だけではすまないのです。
「オバマ大統領」に約束した「私を信じて下さい(トラスト・ミー)」
からこの問題が大きくなったのです。

「国民」の「沖縄県民」の又、「アメリカ」のそれぞれに
別々の耳障りの良いその場凌ぎの「約束」をし
連立与党内でも「国民新党」の「社民党」の意見をださせ
どうにも引っ込みがつかない状態にしているのです。

もともと「日米関係」の「米軍再編」の見直しを
「何の目的」もなく「あれこれ」と選挙のたびに
したことが問題なのでしょう。

こんなに早く「日米関係」が「可笑しく」なり「問題」に
なるなんて想像もしていない事が来るとは思ってもいませんでした。

そもそも「普天間問題」は市街地の「「普天間」では
危険が大きく、少しでも安全な場所に基地を移転する
事から検討が始まり「橋本龍太郎総理」の
ときに今の案が決定したのです。

長い時間をかけ多くの意見も聞き、特に沖縄の方の
意見も大きく取り入れ民主的に選挙ではかり
「辺野古案」に決まったことなのです。

「日米問題」について、アメリカも「同盟関係」が
どうなるとか「日米関係」を崩壊させる様なことには
ならないと思いますが「日米経済」や他の関係について、
多少、ギクシャクして来ることも考えられ、
今回の「トヨタ問題」などにも影響があるともいえるのです。

勿論、今回の「トヨタ問題」は昨年から話題になっており
「トヨタ」に80%以上の責任があると思いますが
「日米関係」がここまで拗れていなければ
アメリカ政府が沈静に動いてくれたと思います。

例えばこの問題が「小泉純一郎」政権時代に
発生していたら「ブッシュ大統領」が
「そこまで日本と小泉首相を追い詰めないでくれ」と
言えば、こんな物凄い追求は無かった思います。

今の「鳩山政権」には「オバマ大統領」は
そんな気遣いは致しません、
アメリカ国内で「GM問題」などもあり、むしろ知らぬ顔です。 
これが今の日米問題のひずみです。
普天間ご解決しなければ、これかも色々でて来るでしょう

これからの「鳩山政権」は取り敢えず予算を通過させ
3月末までに、複雑な問題が残りますが「子供手当て」も出し
「高校無償化」も通し、次の展開に進みたいでしょう。

この法案を通したら「4月」から「民主党」のやりたい事
「公務員改革」や「外国人参政権問題」などを出し
「5月」に「普天間問題」を解決して「支持率」を戻し
「7月」の「参議院選」に向かって行きたい事でしょう。

これが現在の「民主党」の考えているシナリオです。

しかし「普天間」がどんな形で解決するのでしょう。

今のままで「連立3党合意」の答えが出そうにありませんので
「鳩山総理」はどこかで「決済」しなくてはなりません。

しかし「鳩山総理」は首をかけて「普天間問題」を
解決する心算は無いようですので、沖縄担当にした
「平野官房長官」あたりに「首」をかけて責任を持たせ
「処理」させ責任をとらせ、最後に「平野更迭」で
「普天間問題に幕を引く」公算が大きいのです。

「普天間」移設の問題は「鳩山総理」や「小澤さん」からみれば
「場所」が問題ではなく、「誰に責任を持たせ」
「どう責任を取らす」のかが重要になりつつあり
最近の「平野氏」の活発な沖縄での行動から窺がえます。
こんなシチエーションも充分考えられるのです。

もう一つ「5月」に大きな問題があります。
ずうーと頭から離れないことは「小澤さん」の「進退問題」で
辞任はあるのか・ないのか・あればいつかの問題です。

昨年3月に「「大久保秘書」が逮捕され「小澤さん」が
辞任したのが「5月」の初めでした。

どちらにしても「すぐには辞任」はしないです。
「小澤さん」の「3人の秘書」が逮捕され、すぐ辞任では
「小澤さん」の「政治使命」はそこで終わるからです。

昨年の例でお話しますと「秘書」の問題は「秘書」の問題であり
「小澤」とは直接関係はないが「党」に迷惑をかけるので
「辞任します」と「2~3月間」をあけてダメージを少なく
影響力を残した辞め方を致しました。

辞任したあと「後方」から選挙を仕切り「衆院選挙」に
大勝した実績があるからです。

今回の世論をみながら「5月か6月」に辞任もあります。

しかし、国民から見れば4月になれば「高校無償化」で
該当家庭では家計が助かり、5月には子供手当てが出て
やっぱり「政権交代」は良かったと思う人が増え
「支持率」が再び上昇すれば「辞任」などなくなります。

その「支持率」は「30%」を切ると辞任・40%では居座り
30%代、特に30%前半がどう判断するかでしょう。

昨年は代表辞任でしたので、後任に「鳩山氏・岡田氏」ながどいて
結局「鳩山氏」にあとを託した訳ですが、
今度の「幹事長」は後任選びが難しく、何人かいる
「副幹事長」の中より、「細野氏」そうです、ご存知
あの「山本モナ」との不倫事件の「細野氏」を
後任する事も充分考えられます。

民主党の中で「小澤さん」の信頼が厚いのは「細野氏」と
閣僚に入っていますが「原口氏」と言われています。
この「2人」なら小澤さんの思い通りになる人なのです。

続いて「民主党」の政策について話しましょう

●続きは【第3部】にて投稿致します。(安田)


紘一郎雑記帳

民主党政権をみると「自民党」を倒し「政権をとる」事で
国民の賛同を貰い勝利したのですが、
「政権」を握ったことだけで満足し
「国」を「国民」を「世界」をどうするかなどの
「理念」や「方向性」が全く無かったのが
今になってよくわかります。

勝ったことで有頂天になり、「国のお金」と「自分の財布」を
同じに思っている「幹事長」に頭があがらず、萎縮し
この前の「長崎知事選」の民主党の応援で判るように
「自民党」でもしなかった「利益誘導、恫喝選挙」を展開し、
その知事選で片棒を担いで応援した「薬害被害者の女性議員」は
本当に「正義感」はあるのですか!

「民主党」でも「自民党」でも何でも良いですから
「国民」の立場で物事を考える政治家
良い悪いを明確に言える「正義感」ある政治家
そんな政治家はいませんか!

経済は行き詰まり、関西の中小企業は疲弊しています!




これからの政治・政局 近藤真史産経新聞編集部長講演より

2010-03-22 05:40:15 | Weblog
【これからの政治・政局】 講演会より

講師ー近藤真史・産経新聞総合編集部長
講演月「22年3月」

【第1部】

近藤です、 清話会様にお呼び戴き有難う御座います。

まずはじめにお断り申し上げますことは,今からお話する事は
「私・近藤」の思いや考え方でありまして
「産経新聞」の「主張」とは異なることも
御座いますのでそこだけはご了承戴きたく思います。


昨年の4月にも清話会様でお話をさせて戴きましたが
そのときは「衆議選挙」の前で「民主党」が勝ち
「自民党」が負けるという事をお話したことはっきりと
覚えておりますがまさか【民主党・308議席】の大勝するなんて
全く予想していませんでした。

又、その際の皆様からのご質問で「小澤幹事長」は
辞任し後には「岡田さん」だろうとお話しましたが
「小澤さん」の辞任は当たりましたが、
後任が「鳩山さん」とは思っていませんでした。

さあ、これからの政治・政局のことをお話しますが
「民主党」政権が出来て半年ですが、予想通り「期待はずれ」
の政治で、国民の期待に全く答えず、「的はずれ」の政治と
成っています。

現在の私の仕事は「編集一部」にいて、大阪には
政治部がありませんので、東京の政治部のような仕事をしています。

東京の政治部にも「10年」ほどいまして、ちょうど「村山政権」から
「小泉政権」が出来たぐらいまでおりました。
その間「小澤番記者」も担当したこともありました。

今日はその「小澤さん」の話し、「鳩山さん」の話し、
参院選挙のこと、民主党の事、普天間のこと
それから、今日、22年度予算が通りますが、予算後の話など
を申し上げ、後は質疑応答とさせて戴きます。

今度の選挙は参議院選挙ですから政権が変わることは
無いですが、「鳩山政権」が変わることは
充分考えられます。

小澤幹事長が幹事長でいるか、いないかは予断を許しませんが
「7月の参議院選挙」で「小澤さん」が実質的の「実権」を
握っていることは間違いありません。

ただ、その参議院選挙の結果で「小沢さん」の力が
どう変わるのかは、選挙の結果次第でしょう。

「小澤さん」が目指す政治とはを思う前に「小澤さん」について
少し話しますと「怖い」とか「怒る」とか「威圧的」とか言われますが
私のような「政治記者」からいわせば「判りやすい・昔気質」の
政治家ですね。

今年の新年会に「小澤邸」に「140人の議員」が
年賀に行き話題になりました.
私が「小沢番」だった頃は「4・50人」の議員が
来ていましたが随分増えた物ですね、

昔は多くの「派閥の領袖」が新年会を
やっておりましたが、議員さんの価値観も変わり、
国民の見る目も変わり、マスコミも変わり
今も行っている派閥の親分は「小澤さん」だけで
他には誰もいません。自民党にもいません。

それだけ「小澤さん」は古い政治家ということです。

小澤さんが目指していることは「政治主導」であり
「国民第1」が主体で、その国民に選ばれた「政治家」が
主人公であり「官僚はその下にある」という論理です。

その考え方に共鳴して、去年の衆議院選挙で国民は
「民主党」に投票し大きな政権交代をさせたのです。

でも問題はありますね
「国民が第一」という事と「国民に選ばれた政治家が第一」という事は
意味合いが全く異なり、「国民に選ばれた政治家」なので
「何をしても許される」の論理は「民主党」の思い上がりでしょう。

今回の「東京地検」の「小澤捜査問題」は「国策捜査」と
いうよりも「社会的正義感」から来ている物でしょう。

マスコミから見れば「石川議員逮捕」の時点で
「特捜」は「小澤逮捕」まで視野にあったこととおもいます。

そして「特捜」の要請で「小澤さん」は「2回」も事情徴集に応じて
2月3日でしたか、「小澤不起訴」が決まりました。

今回の「小澤不起訴」を踏まえて「小澤さん」はあれだけ
繰り返ししていた「検察批判」を封印し「検察」が「不起訴」に
したのだから「小澤潔白」を言い始めたのです。
でも「不起訴」は「シロ」とははいえないのです。

「小澤一郎を告発する市民団体」が「検察審査会」に
「異議申し立て」をし再審要求を致しましたので、
検察が「起訴相当」と判断したら、再び「小澤さん」は
「強制起訴」となるのですが、それは先の長い話になり
今すぐ事態は変化致しません。

従って「小澤氏支配」の「民主党政権」は
変わらないということです。

さて「小澤さん」の政局感について話しますと単純です。

議員の半分以上を「民主党」でとり、その「民主党」の半分を
「小澤派」でおさえれば、日本は「小澤」のものである。
「小澤さん」の頭の中は数の論理が基本にあります。

まさしく「政治は数・数は力」の原点にたった考え方で
「田中角栄政治」の継承者なのです。

衆議院はもう万全の「小澤体制」なので
次の「参議院選挙」が大切なのです。

そのために「国民新党・社民党」を見方につけました。
「この「与党2党」は「民主党」との連立よりも
「小澤さん」との連立の意味合いが強いようにもみえ
「小澤幹事長」の間は「与党3党連立」は継続します。

その上、参議院選も見据えて「公明党・みんなの党」との
関係改善もはかり、体制作りを進めているのです。
「小澤さん」は「公明党」との繋がりの深い人ですので
そう大きな問題もないでしょう。

「小澤さん」の「政策面」についてお話しますと、
昔は「日米関係重視」の「保守的」な政治家の一人でしたが
最近の「小澤さん」は「政局」一辺倒で「政策」には
「何をしたい」のか良くわからない政治家にみえます。

昔の「小澤さん」なら「外国人参政権問題」など一番先に
反対する筈ですが、それを「自分から提案」するなど
まったく考えられません。

しかし「政策」での「小澤さん」の決断力は素早い物があり
昨年末にみた「ガソリン暫定税率」問題で対応し、
「マニフェスト」に拘らず「継続」させた事などがそうです。

本来は「鳩山総理」が判断すべきことを「小澤さん」が
決断して実行させたのです。

この一件をみても、最後の決済は「小澤さん」に
頼まなければ「ダメ」だなにも進まない、ということを
「民主党内」や「国民・社民」の与党に印象付けました

「鳩山総理」は私は「小澤さん」ほど、お付き合いを
戴いておりませんので、良くわかりませんが、
良家の代表である「鳩山家」の4代目で、スタンフォードで
学んだもともとは理系の人間です。

政治的センスの感じられない人で、政治記者として
見てきた「鳩山総理」は自民党を出たあとの「さきがけ時代」や
「小澤さん」と合流する前の「民主党時代」もあわせて、
周囲を「リード」した事の少ない政治家と印象です。

さきがけ時代は「武村さん」であり「管さん」がリードし
民主党時代も「菅さん」が中心であった様におもいます。
それほど、「鳩山総理」にリーダーシップを感じません

では「なぜ」「鳩山総理」が存在するかといえば「お金」が
あるからですね。
立党した際の「さきがけ」「民主党」の資金は「鳩山資金」です。

ですから「政策的」のリードして「仲間」を集めるとか
「派閥」をつくるとかの指導力は感じません。

それが「小澤さん」の目にとまり「今日」があるのです。

さあ、それでは「鳩山総理」はこのまま「小澤傀儡」で
良いのでしょうか!  今からそれをお話します。

●この続きは「第2部」として投稿いたします(安田)
【2部24日 3部は26日 4部は29日に投稿予定です】


紘一郎雑記帳

先の総選挙の結果「民主党政権」が出来「国政」を
担当しているのですが、
間違いなく私は「疲弊」し「綻び」のみえる「自民党」から
「民主党」に期待し「投票」し「良い国づくり」に「期待」したのです。

しかし、現在の政治の状況は「スキャンダル」塗れの
「与党政治家」と、それを「国会」で審理させない「民主党」の
「国会運営」は正しいのですか!
逮捕された「石川議員」はそのまま「議員」を続けて
私の血税を使い続けるのですか!

又、「閣僚が委員会に遅刻」など「前・自公政権」では
考えられない事件で、少なくとも「自浄能力」は、
「自公政権」より今の「連立与党政権」は落ちますね!
「自公政権」では「3閣僚共辞任」です。

それは国民を甘く見ている証拠で
「驕りと傲慢」としか思えないのです。

※「心ある・国思う民主党議員」はいないのか!
  生方議員に続く議員はいないのか!



























地獄からの脱出・アサヒビールの復活 紘一郎雑記帳

2010-03-18 05:38:24 | Weblog
【地獄からの脱出】

アサヒビール 常務 N氏講演より

アサヒビールのNです、

ここでお話を申し上げるのに大変恐縮しております。

アサヒビールは元は「大阪麦酒会社」として
大阪で設立いたしました。
1889年「明治22年」のことですから「120年」が過ぎています。

しかし、その明治22年には、既に明治2年設立の
「キリンビール」と明治9年設立の「サッポロビール」や
「エビスビールが競合していました。

2年後の1891年に当時の吹田村(吹田市)に
「吹田醸造所」が出来ました
この「吹田」に東洋初の醸造所ができた理由に
は大きく「2つ」あります。

ひとつは【ビールに適した凄い水】があったのです。

醸造所から、少し西に進んだ場所に「小さな神社」があります。
「泉殿宮」という神社です。
清和天皇の時代「869年」に、この地に干ばつが起きて
建速須佐乃男大神に祈願したら、境内の土中より
清泉が湧き出し、田畑がうるおい皆が助かったと
伝わるのがこの「泉殿神宮」の霊泉である。

ここから湧き出る水を、明治22年(1889年)
ビールの都「ミュンヘン」に送り「ビール醸造」に
最適の保障がでたのです。

二つ目はそこに【鉄道があった】

缶ビールなどない時代です、重たいビールには
運搬問題も大きな課題でしたが
「吹田」には醸造所のすぐ横に鉄道の
吹田駅が稼動していたのです。

これにより関西では吹田が「ビール発祥の地」として
知られています。

1906年には「大阪麦酒」「札幌麦酒」「日本麦酒」の
3社合同で「大日本麦酒株式会社」が設立され
日本人の中でビールは定着してまいりました。

1949年「過度経済力集中排除法」が施行され
「大日本麦酒」を分割
「朝日麦酒株式会社」が設立致しました。

「大日本麦酒」の山本専務が「朝日麦酒」の社長に就任し、
西日本を中心に業績を伸ばし、当初はキリンビールも含めた
「3社間」で占有率第1位の時代もありました。

しかし、高度経済成長とともに東京への「1極集中化」が
進んできて、大幅に占有率は落ちてきたのです。

東では馴染のない「日本ビール(後のサッポロビール)」と競合し
西では、後発のサントリービールとの競合で、
1970年以降はジリ貧状態で1980年代には
占有率10%を割る状況で、経営状態も悪化し、
社内には不協和音さえ出ていました。

私が入社した、このころが最悪の状態であり
会社の存亡危機の時でした。

そんな時銀行から支援を仰ぎ1986年に「樋口広太郎氏」が
社長として送り込まれてきたのです。

樋口社長はまずライバル社を尋ね「なぜアサヒビール」が
売れないのかを、直に聞かれたそうです。

キリンさんからは「原料が悪い」サッポロさんからは「古い」と
ご意見を戴いたそうです。

樋口社長の口癖は「やったら出来る」でした。
徹底して味の調査もしました。
「のどごし」「香り」「コク」「にが味」など・・

大事なことは「客に聞け!」といわれ
方針が明確で判りやすく「社内力学」より「消費者力学」を
大切にする社内風土が育ってきました。

社員の危機感と再建にかける熱い思いと
強力なリーダーの指導力が合致しつつありました

売れない答えは「社内には無い・お客差に近づけ!」と
よく言われたものです。
『下から火をつけろ!』 まだ耳に残っています。

そして樋口社長の決断で生まれたのが「1987年」の
新商品「アサヒスーパードライ」でした。

日本発の「辛口生ビール」の「アサヒスーパードライ」は
それに特化した「販売戦略」も成功し売り上げを
驚異的に伸ばし「市場占有率」も劇的に回復していきました。

その背景には「辛口を望む客の声」を大切にした事など
シェアを落として学んだことが
生きてきたことは言うまでもありません。

今ひとつ学んだことは
「1本のビールを飲んでいただく有難さ」を
常に感じ感謝することです。

その精神と社風は、その後の各社が挑んだ
「ドライ戦争」にも勝利し「1998年」には国内の
ビール市場の占有率は第1位となっのです。

「スーパードライ」が好調で、
他社が価格の安さと品質改良で発泡酒の売り上げを伸ばす中、
当社は「ドライ1本」で戦っていましたが、
最近のデフレの流れで、止む無く「2001年」から
発泡酒「本生」で市場参入致しました。

これからの展望を考えてみると
「サントリーさんとキリンさん」の
統合は一応白紙になりましたが、グローバル化する中で
今後もこの様な動きがおきることは充分予測できます。

海外も巻き込んだ「業界再編」は目が離せません。

国内消費は「団塊の世代のリタイア」「酒を飲まない若者文化」などで
需要増加は期待できません

期待できる層は「元気な老人」「肉食系女子」
「独り者」ご狙い目でしょう

停滞気味で閉鎖が続いておりました「ビアホール」が
店によっては持ち直してきています

その要因は
朝から「ハイキング」や「名勝旧跡」などを巡って
「りックサック」を背にした「青老人」の皆様が帰りに
昼過ぎからビアホールにて打ち上げを兼ねて
「飲んで帰る」方々が増加しつつあるからです。

これからはこの様な元気な「おじいちゃん、おばあちゃん」が
消費リーダーのひとつになるのです。

新しい市場の開発が今後の課題なのです。

有り難う御座いました、
アサヒビールを宜しくお願い致します。


紘一郎雑記張

ビール業界に限らず最近の消費傾向は目まぐるしく
変化しその変化に対応する”能力”や”感性”が
必要な時代になったようです。

「老若・男女」を問わず「独り者」が増加しており
居酒屋でも「一人用」の「鍋物料理」や
「ジンギスカン料理」などを提供している店もあるようで
世の中の流れは大きく変わっていて、
それがビジネスチャンスにもなるのでしょう










ロボット技術とからくり人形・細井清司氏講演録・紘一郎雑記帳

2010-03-14 18:38:46 | Weblog
ロボット技術のルーツ・からくり人形
~江戸時代の復元からその神髄を学ぶ~

細井清司氏「日本からくり研究会員」講演録より

皆さんこんにちわ、細井と申します。
歴史ある清話会様にお呼び戴き緊張しております。

私が「からくり」の勉強を始めましたのは「秋祭り」の際
子供達に何か面白いものを見せてあげたいと思ったからです。

ここにお持ちした「からくり」は「江戸3大からくり」と
いわれている物ですが「江戸時代」のお金持ちが
色々と揃えて楽しんでいたようです。

「からくり」は「仕掛け」があって「自分で動く」事が原則ですので
夏祭りでみる「山車」は「山車からくり」といわれ、自分では動けず
人間が中に入って動かしているので、「今日のテーマ」の
「ロボット技術のルーツからくり人形」ではありません。
あやつり人形も遠隔操作で人間が動かすので「山車からくり」と同じ分類です。

今日お話するのは自分で動く「座敷からくり人形」です。


日本の製造業の歴史は「マニュアル」が少なく
「親方」の「技術」を「弟子」が「学び取る」ことで
伝統を受け継いできたのですが「からくり」もその代表的なものですね


からくり人形の日本での誕生は諸説があり、
定かではありませんが、文献に記載されている最古のものは
「今昔物語」に出てくる「自動水汲み人形」のようです。

この人形は水車に少しの工夫を加えた簡単な仕組みでした。

からくりの技術が飛躍的に向上したのはしたのは江戸時代です。
その元になったのは「1551年」に「フランシスコ・ザビエル」が
持ち込んだ「機械時計」だといわれています。

この「自動時計」に用いられた「ゼンマイ」「歯車」「カム」「調速機」などを
活用し、「茶運び人形」など世界でもトップクラスの「からくり人形」が
作られていきました。

しかし凄いことは江戸時代のからくりには金属は使われていないのです
多くは「木が基礎」となっており「ゼンマイ」は「くじらのひげ」
特にひげの長い「せみくじら」のひげが使われておりました。

そして「1796年」の土佐藩士「細川」という人が書いた
「からくり隋」が元になっており、今、現在でもそうなんです。

「からくり」の代表的な製作者の一人が「東洋のエジソン」と呼ばれた
発明家「田中久重(後の”東芝”の創業者)」です。

彼が「生き人形」といった「からくり人形」「蘭学・医学・天文学・測量学」など
様々な多くの「学問」をベースにした「総合的な技術の集大成」に
よって生まれたとされています。

「動く人形」といわれた「自動仕掛け」の「からくり人形」の
動力源は「ゼンマイ(バネの力)や水銀で巻いた「ゼンマイ」が
元に戻ろうとする「力」があり、水銀には重くてゆっくり動く液体の
金属の性質があり、それを利用して動かします。

江戸時代の【三大座敷からくり】は「茶運び人形」「弓曳童子」「段帰り人形」です
それぞれをお話しますと

【茶運び人形】は「茶碗」をお盆に置くと動き出し「茶碗」を
         受け取るとくるりと回って元の場所に戻ってくる
  ●ゼンマイの動力をカムに伝え、それが歯車と連動して動く仕組みです。
      
【弓曳き童子】は「1、8m」先の直径6cmの的に向かって
       「4本の矢」を連射する童子です。後ほど実演を見て頂きます
  ●「ギァ」と「カム」によって糸を引いて動作。

「段返り人形」は人形が「とんぼ返り」をしながら、
       ゆっくりと階段を下りていく「からくり人形」です

  ●人形の中に入っている「水銀」の移動によって「重心移動」し
   回転して行く仕組みです。

こうした原理や仕組みについて実演を交えながら解説しましょう
因みに、製作には「材料力学」「物理学」「機械工学」などの
「知識」と「精密」な技量が必要です。
その意味では「からくり人形」は「科学」なのです。

「からくり人形」「近代技術・材料」を使わず「人形であって・人形らしくない」
動きを追求する事によって、製作者の「創造性」「探究心」が折り込まれ
「ロボット」より「一味も二味」も違ったものが生まれるのです。  

それでは「弓曳き童子」を動かしてみますので、実際に前にきて見てください
《実演》
【細井氏がゼンマイを巻いた。すると
「1」ジーと音を立てて動き始める、「2」そして童子は右手の親指で矢をつかみ
「3」その手を引き上げ 「4」弓へつがえて顔を的へ向け 
「5」あごを上げ 「6」射る・・・1回24秒の動作を「4回」演じた

如何ですか「会場内・大拍手」

こうした「江戸時代」の”ハイテク”は、その後のわが国の
「工業技術」の基礎をなし「ものづくり技術」のルーツとなり、
現代のロボット技術の原点ともいわれている。

それは、最近の産業界には「からくり人形」の動力源である
「ゼンマイ」を生産ラインに応用する動きが出ています。

愛知県の自動車部品工場では、「茶運び人形」の「ゼンマイ」に着目し
動作原理を応用した「部品搬送機」を開発、生産ラインに取り入れています。
「モーター」を使わないこの「輸送機」は”究極の省力マシーン”として
注目を集めています。

江戸時代のテクノロジーが最先端の工場で活かされている一例でしょう。

私は「同志社大学」の電気工学科を1963年に卒業し「三洋電機」に
入社し「テレビ一筋」に過ごし「白黒からカラー、液晶プロジェクター」の
設計に携わって参りました、自分で言うのも変ですが大変な「凝り性」です。

「72年」のミュンヘン五輪で見た「アーチェリー」に魅せられ没頭しました。
能面や仏像彫刻にも玄人はだしです。
そして勉強した技などが「弓曳童子」作りに役立ちました

「現代のロボットは動いて当り前ですが、
「からくり人形」の製作の「味」は格別なのです。

国際コンテストに出そうと「農機具倉庫」を改造した「工房」で
現在、取り組んでいるのが「手裏剣投げ人形」です。

「棒手裏剣」を投げて「壁に刺す」人間でも難しい動きを
「からくり人形」に「自動運転」させるのです。

人形が投げる事になる長さ「4,5cm」の「手裏剣」を
「工房の壁」に何度も投げてみてうまく刺さった時は
どこで手をどの様にして離しているかを研究し
その時の手裏剣の角度の研究は楽しい物です。
「もうすぐお見せできると思います」


安田紘一郎雑記帳

細井先生は三洋電機で「カラーテレビやプロジェクター」で
活躍して退職後、子供達に「物づくり」の
楽しさや素晴らしさを知って貰いたいと
自宅の離れに工房をつくり「からくり人形」制作を開始され
「5年」かけて「江戸三大座敷からくり人形」を
復元されたお話は大変「夢」があり、
先生の少年の様な目の輝きは羨ましく思いました。

「手裏剣投げ人形」を是非拝見したいものです。







鳩山政権で日本はどうなる!岩田公雄氏講演会より第3部

2010-03-12 05:15:48 | Weblog
【22年・民主・鳩山政権で日本はどう変わる!】

岩田公雄氏22年1月14日講演会より
【第3部】

1949年旭川生まれ・学習院大学卒
読売テレビ特別解説委員長

読売テレビの私がお話するのも変なものですが
今年のNHK大河ドラマ「坂の上の雲」「龍馬伝」は
大変な人気だそうで、関連商品の売れ行きも良く
大きな経済効果も期待できるとのことです。

NHKがこの時期にこの時代の作品を取りあげるのも
現在の日本国民の漠然とした喪失感があるからで
政治に対して経済に対しての共通の思いを
感じ取ったからと思えます。

僅か「10年」前後の間に日本の明治の基礎を作り上げた
維新の群像に国民は惹かれるとともに強い憧れを
抱いていることの現われでしょう。

これからの日本の課題は何でしょう。

政権党の「民主党」がきちんとした「成長戦略」を示し
国民に理解させることが出来るかでしょう。

「マニフェスト」と違うといわれて右往左往するのではなく
次の手を明確に示すことが大切とおもいます。

世界に目を移しますと「21世紀」の到来とともに中国・インドを
中心とする「30億人」の人口をもつ国々からなるアジア地域が
経済的急成長をはじめています。

現在世界は米国や西欧主導の時代から、中国・インドなど
アジア中心の時代へと移りつつあります。

貿易の輸出入量をみても戦後一貫して「対米関係」を
中心にしてきましたが、以前40%あった輸出入量は、
現在20%以下に半減し、変わりに中国・台湾・シンガポールなど
架橋圏の輸出入量が年々増加しています。

このアジア中心の時代に日本はどういう立場をとるなか、
日中関係・日米関係を含めて、外交に関しても、きちんとした
スタンスで臨まなければ、世界から認められないことと思う。
日米安保条約・集団的自衛権についても同様でしょう。

今のような「曖昧模糊」とした状態では許されないのです。

面白い話があります。

皆様も「携帯電話」をお持ちと思います。
これまでに私は「45ヶ国」を回りましたが
【携帯電話」の出初めのころは、日本製の携帯では
海外から通話が出来ませんでした。

仕方ないので「海外取材」の度に「携帯電話」を借りたのですが
中国・中東・中南米・アフリカと行き先が何処でも
決まって「携帯」には「Nokia]の文字が入っていました。

興味がわき「Nokia」がどこの国なのか調べてみました。
「フインランド」でした。

フィンランドは人口525万人の小さな国です。
日本の携帯電話は「Iモード」からスタートし国内向けに
特化した為、世界標準にはならずシエアも「3,4%」に過ぎません。

この「Nokia」は60%のシエアを持っていました。

なぜ小国フインランドがこのような「携帯電話」を作れたのか
気になり調べてみました。

世界が「IT時代」に突入した際、早々と
「自分たちのような小国が生き残る為の教育」を
国が戦略的に始めていたのです。

徹底した理数系の教育を柱に学力をつけ、
人材を養成し世界に挑んでいたのでした。

因みに今でも、世界の指折りのグローバル企業として
成長し「Nokia」の30%近くがフインランドで働く
国別従業員数では最多だが「Nokia」が母国に
拘るのは国内の社員の60%が研究員に従事している為である。

勿論、このような教育システムをを改革した国は
フインランドだけではありません。

インドでも中国でも、国家建設に「教育」を
最大のテーマにしています。

日本は残念ながら、そのような根本的な問題には
全く着手していないのです。

果たして、わが日本のリーダーたちは国家を
どう考えているのでしょう。

鳩山政権が「献金問題」「普天間問題」等の
目先の問題で身動きとれず、進まない状態は
与党とか野党とか関係なく国家としてのビジョン・スタンスを
示すことが重要と考えます。

ローマ在住の作家「塩野七生女史」に取材した際に
彼女はこういいました。「
【日本の政治はとても一流とは」いえないが、
かって欧米人が抱いていた日本人の勤勉さや技術力に対し
尊敬の念は少しも代わっていない】

その通りだ私も思います。日本は必ず再生します。
後は政治家だけです。

有難う御座いました



紘一郎雑記張

又、「事業仕分け」が再開されるようですが
枝野大臣はまず一番にすることは
【「国会議員」の人数の見直し】と
【国家公務員の給料見直し】であると思う。

「自分の痛みが伴う仕分け」はせず、
人の無駄ばかりを攻めたてる「仕分け」は
なんでも「他人や秘書」の所為にする
いかにも、この「政権らしい」やり方にみえる。

話題の冬季オリンピックをみると、
日本の力が落ち込んでいる様に思えるが
「塩野七生氏」のお話のように「勤勉さ・技術力」などは
今でも「世界で一流」であり続けていると思います。

あとは「政治」がしっかりしてくれる事を待つのみです。
国民が期待して政権交代した「民主党」は一日も早く
立ち直ることです。

疑惑を払拭して国政を真っ当する為には簡単です。

疑惑の「鳩山氏・小沢氏・石川氏・小林氏」の「4氏」に
議員辞職をしてもらえば良いのです。
「民主党」への国民の信頼も一気に出ることでしょう!
















22年鳩山政権で日本はどうなる! 岩田公雄氏講演より・第2部紘一郎雑記張

2010-03-10 05:09:16 | Weblog
【22年・民主・鳩山政権で日本はどう変わる!】

岩田公雄氏22年1月14日講演会より

1949年旭川生まれ・学習院大学卒
読売テレビ特別解説委員長

【第2部】

「1992年」の日本の政界は永く政権を担当してきた
万年与党の「自民党」と方やイデオロギー的に全く違う
万年野党の「社会党」の図式の中で運営されてきた日本は
あらゆる面で淀みや停滞を起こし政治不信が広がっていた。

この状況の中で「自民党竹下派」から分裂した「羽田孜氏」は
自民党を離党し小沢一郎氏と新生党、後の新進党を結成し
一方「熊本の殿様」「細川護煕氏」は「日本新党」を
又、滋賀県知事を努めた「竹村正義氏」は「さきがけ」を結党し
あちこちで新党ブームが起きた。

そして「小沢一郎氏」の工作で、現在同様「細川氏」を首班とする
「非自民」の連立政権が誕生したのである。

新米の記者であった私は「日本でこんなことが起きるのか」と
政権交代の瞬間をみていました。

しかし、これまた、現在の「小沢金権問題」とダブルのですが
「献金問題」を徹底的に追及された細川氏は在任8ヶ月で辞任し
後を引き継いだ「羽田内閣」は「社会党」が政権から
離脱し2ヶ月で崩壊したのでした。

かくして自民党は「10ヶ月」で政権に復帰したのです。

あの時に「自民党」が数年の野党暮らしをしていれば
大いに反省し、勉強して改革することも出来て、
昨年のあの惨敗は無かったことも考えられます。

「1994年」それでも「自民党」は短期間で凄まじい
エネルギーで政権を奪い返しました。

しかし今回はどうも様子が違うのです。
幹部とあっても、深い喪失感ばかりで、あの当時の
「もう1回政権をとるぞ!」のエネルギーが感じられないのです。

皆様もあの当時のことは覚えていることでしょうが
イデオロギーの全く違う「社会党」と組み「社会党」の
「村山富一氏」を首相に擁立して連立政権を組み
政権に返りついたのでした。

当時の亀井静香氏に「こんな事が許されるのですか?」と
質問いたしましたら、亀井さんは
「何言ってんだ!自民党が終生与党が日本は安泰なのだ」
と言われたことを思い出します。

今の国民新党の亀井さんです。
「政治とは生き物、魑魅魍魎、魔物だ」といいますがまさに
その通りだといわざるをえません。

さて、野党に転落した自民党は現在辛酸をなめつつ
勉強会を開くなど再生に向けて努力しています。

しかし、今回の自民党の野党転落は総選挙で惨敗したことで
前回の野党転落とは異なるのです。

国民が「自民党」に反省の時間を与えたのか、
「自民党」の終焉なのか大きな転換点であります。

自民党に圧勝した民主党は国民の期待を背景に
登場致しましたが、発足当時に比して「内閣支持率」は
大幅に下落し国民の信頼を失いつつあります。

私も記者として「鳩山氏」とは取材を通してお付き合いを
戴いておりますが「性格的には申し分ない」人と思っています。

しかし「内閣総理大臣」としては話しは「全く別」です
生真面目というか、育ちの良い坊ちゃんというか、
質問されると、その場で答えてしまい、翌日になって
変更したり、2転3転する対応は「大丈夫か!」と
人を不安にさせるのです。

次々と出てくる「金権問題」「普天間問題」などを考えると
「鳩山政権」は甚だ苦しいのです。

ことに「5月決着」予定の「普天間問題」大変でしょう
問題なのは沖縄の皆さんの県民感情でしょう・
先の「名護市長選挙」では「新基地反対」の
「稲嶺氏」が当選いたしました。

日米関係も含めてこの「普天間問題」が相当厳しい舵取りを
要求されることが予測できます

1992年の新党ブームとは少し違うが、注目すべきは
「地方分権」実現に向けた「橋元大阪知事」ら
首長連合の動きである。

国会議員より首長の方がさまざまな権限を持っており
「霞ヶ関解体」「地方分権」への動きは「同時多発的」に
いくつかのグループを形成していくと思う。

この動きは「自民党的な政治の終了」ということであるが
その受け皿の「民主党」が、政権党になって
「自民党」と全く変わらない旧体制とわかり、
このままでは日本は迷走するという確固たる方針を打ち出し、
地方から国を変えるの考えが根底にあり、
現政権に危機感を感じているので、
時期参議院選挙に大きな影響を与えることになる。

その参議院選挙であるが「民主党」は当然ながら
「単独過半数」を狙っている。

昨年の衆議院選挙では過半数の「241議席」を大きく越えて
「308議席」を獲得したが、参議院では過半数に届いていない。

参議院の定数は242議席で121議席が過半数となるが
今、民主党が持っている議席は115席で7議席が足らない。

非改選が62議席あるので今度の参議院選挙で
「60議席」を獲得すれば過半数となる。

では「自民党」はどうなのか!
なんとしても「民主党」の過半数獲得を阻止すべく
選挙対策が必要であるが、はっきりいってまとまりが無い。

漸く70歳定年制で山崎拓氏や片山虎之助氏などの
公認をしない方針が出来て、進展と思うが
長老が当選し、若手が落選した衆議員選挙で
空洞化現象が起きて調整は進んでいない。

谷垣総裁も本当に良い人なのだが「リーダーシップ」を
問う声が多いのも事実である、

この様な状況で参議院選挙に臨むわけだが
「民主・自民」両党に「国家のあるべき姿」や
「国づくりの方向性」について「ビジュン」を
きちんと示して欲しいものである。

次は日本の求められるリーダーについて話してみましょう。

続きは12日【第3部】にて投稿いたします。


紘一郎雑記張

政権交代して半年になる。
この間私はこの政権に何を見たのだろう。

「自民党」と違う政治を「民主党」に求めた
私の1票は何処に消えたのでしょう。

金権・利益誘導、支援団体ぐるみ選挙どれをみても「自民党」
むしろ自民党のほうが自浄能力があった様に思う。

自民党なら「総裁」と「幹事長」に疑惑が出て「秘書」が
逮捕されたら、党内から批判が出て問題になるだろう。
「総裁」も「幹事長」も責任をとるでしょう。

しかし「民主党」ではそれさえ無いのです。
わたしはそんな「民主党」に投票したのではないのです。

先般の「自民党」の大会に来賓で招かれた
「野村克也・前楽天監督」の講演を思います。
【皆さん、負けて反省をするのですが、
大事な事は勝った時に反省しないのです。
そこに、驕りがあり落とし穴があります】

この「ことば」民主党の若手に贈りたい!




鳩山政権で日本はどう変わる!岩田公雄氏講演会より・第1部雑記

2010-03-08 05:09:07 | Weblog
【22年・民主・鳩山政権で日本はどう変わる!】

岩田公雄氏22年1月14日講演会より

1949年旭川生まれ・学習院大学卒
読売テレビ特別解説委員長

【第1部】

皆様こんにちは!岩田です、
清話会様にお呼び戴き有難うございます。

去年還暦を超えて、益々、報道の大切さを感じています。

今年の日本は鳩山政権で「どう変わるか!」ということですが
最近の情勢をみますと「日米関係」もさることながら、
今後は中国との関係が重要になると思います。

私は事件記者として「1986年」から「1989年」の
「3年間」マニラに勤務し、その間に天安門事件を担当しました。

「1989年」はベルリンの壁が崩壊した年であり、
その後「東西ドイツ」が統合し、戦後の冷戦構造には終結に
向かいますが、時代は変わりつつあるという
実感を感じながら北京に入りました。

現地では、天安門広場に全土から学生や市民らが集まり
民主化を求めて行動していました。

そんな学生たちを取材しながら
「ああ、これで共産党単独独裁政権」も変わるのかと
歴史の瞬間を目に前に見ることができる幸せを感じていました。

ところが、忘れもしません!
【1989年6月3日】びっくりしました!

政府は「人民開放軍」の「武力鎮圧部隊」を投入し
4日の未明にかけて戦車を先頭に完全武装した部隊が
天安門を包囲して無差別に発砲、「市民や学生」に
多数の「死者や負傷者」がでたのです。

この間、全てのメディア関係者に、
厳しい報道管制をしかれました。

中国の公安に踏み込まれ
【一切の活動を禁止する。一歩でも外に出れば命の保障はない!】と
脅かせられたのです。

「共産党一党独裁政権崩壊」の「歴史的瞬間」を
目の前に見ると思った「自分の甘さ」を
とことん思い知らされました。

目前に繰り返される惨劇、しかも「中国国家」が
自国の「中国人」に銃剣を突きつける酷さ、
これほど恐ろしい光景に加えて自身も「命」の
保障がない恐怖、取材もかなわず、
ただただ呆然と現場に立ちすくんでいるばかりでした。

あれから20数年、その後の中国を見続けてきましたが
先般、アメリカの「Google」が中国からの撤退を示唆したのは
ある意味で象徴的な出来事といえましょう。
同社へのサイバー攻撃、及び「中国政府」の
「検閲問題」が撤退の理由です。


例えば中国ではいくら「天安門事件」と検索しても
何も引っかからないのです。

それは未だに「言論の自由」に対して、
中国政府があらゆる干渉をしているからです。

確かに、中国経済は大成長を遂げています。
今年の「GDP」は、おそらく日本を抜き
「世界大2位」に躍進するでしょうし、
今や「世界」の「生産拠点」としてだけでなく
「消費拠点」としても極めて「重要な位置」を
占めていることは間違いありません。

でも、生意気な言い方をすれば、民主化に対して
最も大切な人権に対して、方針を変更しない限り
中国は世界から信頼される大国とはなれず
「商売相手」の便利な国家としての
「存在価値」しかない国になるのです。

それでは日本を見てみましょう
戦後の復興を経て「ジャパン・アズ・ナンバー1」と
いわれるほどの経済大国にになりました。が

その後「バブル」が崩壊し「失われた10年・15年」と
呼ばれる時代を経て、ようやく経済が立ち直りかけてきました。

しかし今度は「リーマンショック」です。
これは世界同時不況で致し方ない面もありますが
ではこれから先は日本はどうなるのか、
どんな方向に進んでいくのか、現状では
全く見えて来ず、ビジヨンが描けていません。

今まさに、日本国家として目指す形を明確にし
政治も経済もきちんとしたスタンスで立ち向かう姿を
国民は期待しており重要なことと思います。

「天安門事件」の取材を終え帰国した私は「1992年」に
「政治記者」となり東京に移動に成りました。

「1992年」の日本の「政界」は戦後一貫して
国政を担当してきた「自民党」から「細川政権」へと
「政権交代」の激動の年でありました。
物凄い変動の年でありました。

続きは明後日(10日)の【第2部】で投稿いたします。


紘一郎雑記張

●岩田先生に敬意を表し「読売新聞記事」から
 頂戴させて戴きました

◆北海道教職員組合違法事件―
春は名のみの北海道から、奇妙な鳴き声が聞こえてきた。
同じヒトクでも、こちらは「秘匿」に違いない。

◆昨年の衆院選で当選した民主党の小林千代美衆院議員(北海道5区)の
陣営に選挙資金を不正に献金した疑いで、
北海道教職員組合(北教組)幹部ら4人が逮捕された。

◆献金1600万円は北教組の裏金ともいわれる。
高い倫理観と政治的な中立性が求められる教員の労組とは思えない。
心浮き立つ春3月も、鳩山政権には「政治とカネ」がついてまわる。

◆小銭の授受ではなし、小林議員が不正献金を
「全く存じ上げていない」のも不思議な話である。

◆12億円もらって「知らなかった」首相といい、
◆嫌疑不十分での不起訴を潔白の証しと言い張る幹事長といい、
 民主党には疑惑の渦中に身を置いたとき、
 ヒトクならぬ「人を食う」とでも鳴く党則があるらしい。
(2010年3月2日01時27分 讀賣新聞)








笑の経営的効果講演会「第2部」紘一郎雑記張

2010-03-02 05:08:41 | Weblog
【笑の経営的効果】 第2部

ユーモア人間は会社を変える!
中井宏次氏講演会より

中井氏 「日本笑い学会理事・薬剤師」
    NPO法人・健康笑い塾主催

今までは「ユーモア人材育成」の3条件の中の
「幸せ感」と「感性」についてお話して来ましたが
これから、「3つ目の条件の「教養」について話しましょう。

ユーモアには「教養」がとても大事です。
「アホ」では無理ですね、本当のユーモアが少ないのです。

ユーモアは楽しんで創って、語らなければ
面白さは出ないのです。

ユーモアを養う基本は”なぞなぞ”にありますね

例えば「水は液体・空気は気体・それだは氷は・・たい?」
と問われたら、皆様は何と答えますか!

そうですね、勉強の出来る子供は”固体”といいますが
賢い子供は”冷たい”と答えてますが
アホな子供は「食べたい」と言うとか言わないとか・・

続けて聞きますと「氷」は解けてると何になりますか?
勉強の出来る子供は「水」と答えますね、
賢い子供は「氷」が解けると「春」と答えるでしょう・・

答えは何でも良いのです、その場の雰囲気や状況にあわせて
面白い答えが出来れば、ユーモア度「満点」ですね。

「入り口」なのに「出口」と書いてある建物は?
入り口・出口が同じ場所の家、他にも答えはありますね。
「出口さん」というの家の玄関。

双子の兄弟はどんな風に笑いますか
「2人・2人(ニタリ・ニタリ)」と笑います。

いつも走っている「花」は「ラン」

豚と鷹と馬が競走して勝ったのはどれでしょう
豚ですね「トンカツ」
「トンカツ」食べたら「うま(馬)かった」「お代は高(鷹)かった」

このように「なぞなぞ」が「ユーモア」の基本になります。
それには多くのことを学ぶ姿勢と考える気持「教養」が大事です。

私の教室では「なぞなぞ」に加えて「川柳」や
「都々逸」を創らせて勉強しています。
創るには考えますね「それが大事」なのです

大阪の商人言葉はそのとんちに溢れていますね

「儲かりまっか?」「あきまへん、赤子の行水や」

赤ちゃんの行水には昔は「金のタライ」を使っていましたが
「金タライ」が濁って「金タラン」となり「カネタラン」の
商売が厳しい事の言い回しになったのです。

「その品は売れまっか!」「煮過ぎた”うどん”ですわ」

うどんを煮すぎるとどろどろになり「箸にも棒」にもかからないので
物や人の評価によく使う言葉ですね

このように関西の商人の言葉の中には他人に
気づかせないで、上手に話し伝心するノウハウがあるのです。

この様な言葉を色々覚えて、身につけて必要なところで使う事、も
「教養」の一つだと思います。

学校での子供たちを見てみましょう

●勉強の出来る子供は「学校のエリート」になれますが
「笑われることになれていないで」
「笑われたら”終り”と思っています」

●賢い子供は「会社のエリート」になりまして
「笑われることを楽しんでいまして」
「笑われたら”成功”と思っています。

●面白い子供は「社会のエリート」になれ
「笑われる事をたのしんでいて」
「笑われたら”チャンス”と考えるのです」

会社のの中でも「面白い社員」が多い会社ほど
業績が良くなると思いますね

皆様の会社にも必ず何人かいますよ、面白い社員が・・
決して成績は良くないが、悪くも無く、職場の人気者で
皆の判らないことを平気で質問できて
笑われることを恐れない! こんな社員は宝ですね!

こんな社員は「付き合いが広く」「幅もあり」
多くの「情報」を持っている事が多いのです。

今まで埋もれていた「面白い社員」を見つけ出して
活用することで会社は大きく変わるでしょう!
こんな社員に一度仕事を任せみましょう!
「面白・可笑しく」がキーワードになるように思います

すると次は経営者です。
多くの経営者の方々のお話を総合してみますと
成功の秘訣は「運」と「勘」と「度胸」と言われます。

「運」は「幸せ感」でしょう
「勘」はその人の感性に通じます。
「度胸」行動する基準がはっきりしていることが大切で、
その為の情報収集も必要なので、やはり「教養」という
分野になると私は思います。

経営者には「ユーモア」が大切で「ユーモア人」です。

ユーモア人が皆様「素晴しい経営者」とは言いませんが
「素晴しい経営者」は「素晴しいユーモア人」ですね。

ユーモア人経営者の皆様は「働く」の反対語「休む」とは
絶対に言われないですね。
「働く」の反対語は「遊ぶ」といわれます。
経営者には「遊び心」が欠かせないのです。

あと一つは「恋心」もお持ちの方が多いように思います。
ある老人ホームに慰問に行き聞いた話ですが、
おばあちゃんでも「少し薄化粧」をしている「おばあちゃん」の
方が元気で長生きされるようですね。

「おじいちゃん」はその薄化粧の「おばあちゃん」を、
追いかけている「おじいちゃん」が元気で」
長生きされているとのお話でした。

経営者も「恋心」をお持ちの方が魅力ありますね
でも少しだけの「恋心」です、沢山はダメですね。
このことからも経営者はユーモア人であるといえます。

もう一つお薦めしたいのは「ペンネーム」を持つことです。
別に市役所に届けも要りませんので面白いです。
もう1人の自分に逢える事があります。

これも「遊び心」のひとつですが「感性」と
「センス」を要求されますね

最後に「笑は本物」であると思います。

「単純・万能・即効」と良く言われますが「笑はまさしく」
それに当てはまると思いますね
その上に「タダ」です。この不景気の時代嬉しいですね。

笑の「3基本」「幸せ感」「感性」「教養」を今一度、
思い出して戴きましたら最高です。
有り難う御座いました!


紘一郎雑記張

色々、面白い話を聞きましたが「健康一日」の
提案は実行してみようと思っています

1日「100回笑う」無理しても笑う、何があっても笑う
1日「1000回、字を書く」パソコン入力で対応しよう!
1日「10,000回歩く」

頑張りましょう!