紘一郎雑記帳

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日弁連・死刑廃止宣言に思う  紘一郎雑記帳

2016-09-30 00:15:42 | Weblog

日弁連・死刑廃止宣言に思う  
紘一郎雑記帳
「日弁連、死刑廃止の宣言案 来月提出」
これまでも日弁連は死刑廃止を呼び掛けていましたが、
このように廃止を明確に打ち出すのは初めてのことです。

「死刑廃止」という問題は難しい問題です。
世界では194の国のうち死刑制度があるのは
42ヵ国と少数派になっており。

EUでは加盟の条件に「死刑制度廃止」が文言に入っていたりします。
先進国で制度自体が残っているのは日本と米国くらいでしょう。

私自身は「もし自分の身内が被害にあったら」という感情を考えると
「死刑もやむなし」という考えていました。

ただ、全面的に死刑が良いというのではなく
仮釈放のない終身刑}を導入するのが一番良いのではないか?
とも思いますが・・・

とはいえ、終身刑が日本にない以上は被害者感情に
立った時に死刑制度があることはやむを得ない気がします。

この議論で最も面白くないのが。
日弁連の言っていることが
ただのパフォーマンスとしか思えないこと
。です。

これに尽きます。
この問題ですぐに思い出すのが岡村勲という弁護士です
かつて日弁連の副会長まで勤めた人物です。

昔、女子高生のコンクリート詰め殺人があったのを
覚えている方もいらっしゃるでしょう。

40日以上にわたり通りがかりの女子高生を監禁し、輪姦し、
ライターで手足をあぶるなどの残虐行為をした挙句に死に至らしめ。
挙句にコンクリート詰めにした残酷極まりない驚愕の事件です。

その少年たちの弁護を務めたのが岡村配下の弁護士であり、
「残忍な人殺しでも死刑などもってのほか。
将来ある少年には社会復帰を前提に」
と徹底的な加害者保護の弁護や運動を続けて主犯格を除いて
少年たちは5年という信じられないような軽い刑で
出所することになりました。

しかし、やはり出所後すぐに、何名かが
婦女暴行や詐欺で再び逮捕されました。

そういった日弁連の「犯罪者の思いやり一筋」これは言い方を変えれ
「被害者遺族の心には決して寄り添わない」
姿勢が気に喰わないわけです。 なぜそう言い切るのか?

それはその後に起きた事件がきっかけでした。
犯罪者への思いやりいっぱいに生きて来た岡村弁護士が
副会長を退任した後、今度は彼の妻が殺される事件が起きたんです。

彼が顧問を務める証券会社で損をしたという男の犯行でした。
その瞬間、彼の方針は変わりました。
「法廷に遺影を持ち込ませろ」とか、犯人を「法廷で面罵させろ」
などとと要求したり、挙句の果てには「死刑にしろ」
と言い出したのです。

それまでは何人殺しても死刑はなし」「犯罪者にも将来がある」
と言い続けて来た人です。ごい変わりようです。

これは日弁連で叫んでいたことは「すべて他人事」
としか捉えていなかった証拠でしょう。

自分の身に起きて「初めて被害者の気持ちになった」ということ。

日弁連がいくら「死刑廃止を~」と叫んでも本当に
遺族の気持ちを考えてのものなのか?と思わざるを得ません。

それならばせめて「仮釈放のない終身刑の導入」を
先に訴えるべきじゃあないでしょうか?

今の刑法のままで「死刑制度廃止」だけを訴えているようでは
「被害者遺族の心に未だに寄り添っていない」そう思えてなりません。

つまりはかつての副会長を務めた岡村氏のように
他人事としか考えずに自分の事になると態度を豹変される
今でもそのような体質なのであれば。
共感することはできないそう思います。
「何事も相手の心に寄り添ってみる」
そういう人間性、気持ちが大事だと思います。
(たかあき氏メールより)



変わる暴走族たち  紘一郎雑記帳

2016-09-29 00:03:45 | Weblog

変わる暴走族たち 
 紘一郎雑記帳

暴走族グループ姿消す、時代の波か
「今の若者は上下関係を嫌い集団での活動を敬遠」

5人以上のメンバーが所属し、兵庫県警が「暴走族グループ」と
認定した集団が今年、県内からすべて姿を消したことが分かった。

近年、少人数での暴走行為に移行したのが理由といい、
「今の若者は集団の上下関係を嫌う」と指摘する捜査員も。
ただ、暴走行為に関する
110番通報は依然、年間4千件を超え、
県警は厳しく取り締まる構えのようです。

県警は、信号無視などの暴走行為で摘発し、グループ名を服に
刺しゅうするなどした
5人以上の集団を「暴走族グループ」と認定。
県内のグループは
2001年の98団体をピークに右肩下がりで減り続け、
今年
4月にはゼロとなったそうです。

最後のグループとなったのは神戸市西区の若者6人組。
20121月、道交法違反(共同危険行為)容疑で摘発され、
グループ認定を受けたそうです。

以来、県警はメンバーに離脱するよう説得。
うち
2人が今年4月に改造バイクを手放し、交通違反がない状態が
続いていることも確認されたため、グループは
4人以下となり、認定を外したようです。

「今の若者は上下関係を嫌い、グループでの活動を敬遠しているのでは」
と県警交通捜査課の担当者。近年は少人数で、
短時間だけ散発的に暴走するのが主流となり、
複数グループでの暴走行為があっても、グループ間のつながりは薄く、
その場限りのケースが大半というそうです。

こうした暴走行為をする若者として、県警が6月末時点で把握しているのは199人。
2001年の1758人(暴走族グループのメンバーを含む)に比べると
9割近く減ったというそうです。

一方で、騒音や進路妨害など暴走行為を巡る110番は過去5年間、
年間
45004700件で推移する。県警は昨年秋から、
高校に出向いて暴走の危険性などを伝える教室を開いており、
「取り締まりと合わせ、仲間に加わらないよう啓発にも力を入れたい」としているようです。

暴走族とかグループで走り回るのはあまり見無くなった。
仲間のいない暴走人くらいなら見かけるような気がします。
ヤクザもいなっているようです。上下関係を嫌う若者が育たないようです。
大学で体育会系のクラブに入らず、サークルに入るのと同じだと思います。
徒党を組まなくなった結果、容易にコントロールできる対象になったのかも知れません。

バイク好きは交通ルール守って単独で爆音を立てている。
単に自己顕示したい人はネットであることないこと言いふらして
同調者を集めているだけではないですか。

暴走族から足抜けせずに3040代まで続けている輩がいるという
話題が出た頃からこうなったような気がします。
昔話に花を咲かせる現在無職の中高年の下なんかについて
顎で使われるなんて嫌でしょうか。

いまの若い子はみんないい子だとか、
タトゥー入れ散らかしていても基本いい子で拍子抜けする。
恥ずかしいを通り越して珍種扱いされたらプライドがもたないのでしょうか。

普通に生きた方が楽でしょうか、世の中気にくわないにしても
問題起こしたら面倒臭いことになる。
虐めでもして自殺者でも出たら、ネットの時代、監視社会になりましたから、
身内含めた顔写真氏名住所電話番号など特定されて
生き地獄まっしぐらかも知れませんね・・


二重国籍禁止法案 紘一郎雑記帳

2016-09-28 00:35:53 | Weblog

二重国籍禁止法案 
紘一郎雑記帳

二重国籍禁止法案提出、日本維新の会

日本維新の会の馬場伸幸幹事長は8日、
日本以外の国籍を持つ人が国会議員や国家公務員になることを
禁止するための法案提出を検討していることを明らかにしたそうです。

民進党の蓮舫代表代行が「二重国籍」と指摘されている問題を受けた対応。
国籍法や公職選挙法などの改正案を、
早ければ
26日召集予定の臨時国会に提出するそうです。

馬場氏は東京都内で記者団に
「国政に携わる者が、二重に国籍を持っていることはあってはならない。
制度の不備があれば、それを正していくよう法改正する」と語ったようです。

二重国籍が認められない国みたいに言われていたのに、
実際はやりたい放題だったのかとびっくりした人も多いようです。
日本は二重国籍を禁止しているが、ただし、罰則はないし、
強制的に放棄させることもできない。
だから二重国籍者を、国会議員や国家公務員になることを
禁止する法を作るとうことで、これなら強制力を持たせられる。

当り前だが今までなかったのでしょうか、当然の法理で
済んでいた時代は終わった。当たり前のことなので書いてなかったけど、
それを悪用するような人が出てきた。法の未整備が露呈した。
誰の責任でしょうか。問題がないなら無くせば良い。
問題があるなら厳格にすれば良い。法律なのに、
どっちつかずでは一番不味いと思います。

外国では二重国籍でも普通に大統領とかなれるところもあるそうですが、
アメリカは出生地主義だからアメリカで生まれたらアメリカ国籍。
アメリカ生まれの帰国子女とか調べたら二重国籍の人々も
多くいるかも知れません。スイスは帰化しても選挙権などの
公民権を与えないそうです。

元々日本は二重国籍認められて無い。
離脱出来るのに努力義務を果たさないどころか、
二重国籍を故意に隠すおぞましい政治家が出て来ても困ると思います。

重複国籍の規制がないとか、世界の常識は重複議員だらけだなんて
主張が通るなら、理論的に何重国籍となり、
いくつもの選挙権、被選挙権を持って世界の指導者になれそうですが。

日本の法律で、厳密にいうと、22歳から現在までの蓮舫氏は台湾人。
日本国籍は自動失効済。現実的には、二重国籍状態。
どのみち駄目でしょう。罰則が無いから罰則を付けろと
言っているだけではないですか。

現状でもペナルティは既にある。
法務大臣による日本国籍の取り消し、選管が当選を取り消せば、
国会議員の資格は自動的になくなる。
国会で除名とか辞職勧告するまでもないでしょうか。

本当に国籍法や公職選挙法とか厳格に二重国籍禁止にしないと、
これから国民は疑心暗鬼にならざるを得ないような気がします。

この法案に反対する政党は要注意でしょう、普通は、
表立って反対する政党は無いはずだから、
成立間違いなしかも知れません。
左翼マスコミがどう騒ぐか、見ものでしょうか。

自民党より維新のほうがまともな保守になっている。
民主党からの移動組が民進に戻ったらまともになった。
当然な法案ではないですか。
近隣諸国が性悪説で生きていると言うのに、
日本の法律は性善説に任せて来た部分が多すぎるようだと思います。


大阪のおかき屋さん・第2部  紘一郎雑記帳

2016-09-27 00:59:58 | Weblog

大阪のおかき屋さん・第2部 
 紘一郎雑記帳

前回より続き・・
また、現社長の高橋氏も先代に負けず劣らずユニークだ。
何がか?それは高校卒業後に絵を描く修業の道を歩み、2
2歳の時にヤングマガジンの「ちばてつや賞」を取った元漫画家という経歴だ。
そして、10年以上漫画やイラストで生計を立てていた高橋氏だったが、
35歳の時に「お前がやらないなら廃業する。」と、
父と姉に上手く丸め込まれてなぜか継ぐことになり(高橋氏談)、
しばらくは二足の草鞋を履いていたそうだ。
もちろん、現在では漫画は描いていないが、
パッケージデザインなどは今でも高橋氏がやっているということで、
高橋氏の絵の才能と経歴は社業に活かされている。

 味はもちろん、新しい形も特長
では、同社はいかにして発展してきたのか?
まずはおいしい商品を作り出すことが必須だが、そのために、
妥協しない餅米探しから始まり、水も水道水を軟水器に通して
カルシウムやマグネシウムなど鉱物を取り除き、
5度に冷却して使っている、使う油や味付けのタレの品質や味にも気を遣ってきた。

さらに、餅米は同じ銘柄であっても産地や年によって性質が変わり、
それによって扱い方を変えてやらないと美味しいおかきにならないのだ。
また、季節の変わり目で水分量や乾燥などの工程に変化をつけないと
失敗してしまうし、特に梅雨時期は製造が難しい。
そして、それらを乗り越えるのが職人の技で、
同社では熟練の職人が日々、材料と天気に立ち向っている。

 次に、他社との差別化であるが、同社は新しい形のものを
生み出すことにとても熱心で、昭和46年(1971年)には創作あられの
「ふぐ焼あられ」を作り、特許も取得して大ヒットした。
また「万年亀」と言う商品は背中に亀甲模様、
腹には腹の模様と表裏で違う模様を入れることで見かけを亀の甲羅に近づけ、
長寿の祝いなどによく使われるようになった。
他に葉脈を模様として入れた「風流木の葉あられ」や、
色も形も風味も本物に迫った「松茸あられ」等も生み出すなど、
先代の時代から今日に至るまで、常に今までにない形に取り組んできているのだ。

「今も商品化しようとしている新しい形のものがいくつかあるんですよ。
まだ内緒ですが…。」と、高橋氏は楽しそうに語ってくれた。

 夢は商品と販売のプロデュース

来年で創業60周年を迎える同社だが、今後の夢について高橋氏は
「今は定番商品やOEM供給の商品を作ることで手一杯なので、
余裕ができたら自分でプロデュースした商品を
自社ブランドで売り出したいですね。」と、語ってくれた。
味や食感も含めて、どこにも無いあられを生み出したいのだと言う。
さらに、「将来的には、梅田や心斎橋などの人通りの
多い所に店を出したいですね。味には自信がありますので。」
とも。商品も販売も自社プロデュースで!と言うことだ。

 昔ながらのあられ、おかきの製造販売を行っているが、
同社は決して過去の遺産の上にあぐらをかいたり、
昔のやり方を踏襲しているだけではない。
先代の築いた礎の上に常に攻めの姿勢で新しいものを生み出そうとしている。
それが、会社を元気にしている秘訣のようである。
来年還暦の高橋製菓の事業展開に要注目だ「先見経済より」


大阪のおかき屋さんの話 紘一郎雑記帳

2016-09-26 00:50:47 | Weblog

大阪のおかき屋さんの話 
紘一郎雑記帳

高橋製菓株式会社 代表取締役社長:高橋利明(50歳)
にお聞きしました

夢は自社プロデュースのあられを作ること
あられ一筋、間もなく60周年だそうです。

今回ご紹介する会社の商品は、昔からある定番商品ながら、
現在でも贈答品では高い売り上げを誇っている。
それは「あられ、おかき」である。
誰からも愛され、1年を通して食されている菓子なのだが、
その製造はなかなか奥が深いようである。
今回は、その「あられ、おかき」の製造販売を大阪で行っていて、
来年、創業から60年を迎える大阪の高橋製菓をご紹介する。

 あられとせんべいの違いは?
「あられ、おかき、せんべいの違いは何でしょうか?」と、
会社にお邪魔して早々に高橋利明社長からクイズを出された。
工場見学で訪れる小学生にも社長は必ず聞いているらしい。
私は情けないことに答えられなかったのだが、
正解は「あられ、おかきはもち米から作り、せんべいはうるち米から作る」と、
材料が違うこと。ちなみに、あられとおかきの違いは大きさで、
大きいものをおかきと呼び、小さいものをあられと言うのだ。

そして、あられ、おかきの製造工程だが、
①もち米を洗い、一晩水に浸ける。②餅をつく。
③餅を固めるために冷蔵庫で2日間寝かせる。
④適度な硬さになった餅(かき餅の状態)を切って
(型抜きの場合もある)乾燥させる。
⑤焼く。⑥味をつける。
⑦乾燥させる。(この段階であられ、おかきとしては完成している。)
⑧袋詰め、箱詰めを行い、商品として出荷する。と、実に手間がかかる。
もち米の段階から何と1週間もかかるのだ。これには本当に驚いた。
となると、工場の中に、違った状態の材料や未完成品が1
週間分ストックされていることになるのだから、
スペースもそれだけ必要になってくるわけだ。

 高橋製菓はあられ、おかき専門・

 高橋製菓はあられとおかきの専門メーカーである。
問屋に卸したり、OEM生産をする以外に「仁の蔵(にのくら)」
という自社ブランドでの販売も展開している。
(なお、せんべいは原材料の違うこともあり、製造していない。)

 さて、同社の創業は昭和32年(1957年)で、
先代社長である高橋氏の父親が興した。
しかし、その起業のきっかけが変わっている。
元々、先代は舞鶴で造船会社に勤めていたのだが、
休み時間に食べたおかきの味に感動しておかきを作りたいと、
神戸のおかき屋に弟子入り、つまり転職したのだった。
そして、5年間の修行の後に独立。
大阪市は生野区の長屋を借りて小さな工場を作り、
あられ、おかきの製造販売を始めたのだ。
途中、工場として使っていた長屋が火事になる等、
かなり苦労もしたようだが、高橋氏曰く
「父は寝ても覚めてもおかきの事しか考えていなかったおかき大好き人間で、
いろんなアイデアを思いついては形にしていました。」
ということで、情熱とアイデアで会社を経営していたのだ。
そして・・続く


佐伯啓思氏憲法学者論に思う  紘一郎雑記帳

2016-09-25 00:57:12 | Weblog

佐伯啓思氏・憲法学者論に思う  
紘一郎雑記帳

憲法の成り立ちを論じない「憲法学者」という不思議
佐伯啓思氏(京都大学名誉教授)

安保狂躁の火付け役となったのは、3人の憲法学者が国会で
安保法案は違憲であると表明したことだった。
だが、冷静に振り返ってみるべきであろう。
憲法学者が国政を揺さぶる、果たしてそれは正常なことなのだろうか、と――。
京都大学名誉教授の佐伯啓思氏が、憲法学者のあり方に疑義を呈する。

 憲法を一軒の家に喩(たと)えて考えてみると、
日本の憲法学者の多くは「日本国憲法という家」に住みながら、
「この家は素晴らしい。ゆえに、間取りも含めて一切変えるべきではない」
と主張し続け、疑おうとすらしていないことになります。

 しかし、70年近く前に建てられた家が完璧であるわけがありません。
よその家と見比べて、「うちは間取りがおかしい」
「この部屋は使い勝手が悪い」と、改築や建て替えを検討するのは
当たり前のことと言えるでしょう。

 にも拘(かかわ)らず、多くの憲法学者、
つまり護憲派と言われている人たちは、どういうわけか
「今の形のままの家」に住み続けることを当然の前提とし、
それに固執している。

 他国の憲法との比較を徹底し、議論を尽くした上で
憲法を守るべきと唱えるならば、まだ分かります。
ところが、護憲派憲法学者たちは、そうした俯瞰的な議論をすることなく、
何はさておき現行憲法を守ることに立脚しているわけです。
「今、住んでいる家」は微塵(みじん)も造りを変えてはならない、
なぜならば、まさに今、住んでいるのだから――という理屈をとるのであれば、
自衛隊も合憲とすべきでしょう。自衛隊法にも60年の歴史があり、
私たちは「その家」に住み続けてきたのですからね。

ところが、朝日新聞が7月11日付のデジタル版に掲載した、
憲法学者ら209人を対象に行ったアンケートでは(注・回答したのは122人)、
半数以上が自衛隊は憲法違反、もしくはその可能性があると答えている。
矛盾しています。

 そもそも、憲法の条文解釈の研究は、憲法学者の仕事の一部に過ぎません。
憲法の成り立ちや歴史的背景、すなわち「家の造り」を検証することも
彼らの重要な仕事であるはずなのに、
多くの憲法学者はそれには目を向けようとしない。

 しかも、日本の憲法学の中心的な流れは、
東大の権威だった宮澤俊義名誉教授と、
彼の後継者と言われた芦部信喜名誉教授(注・いずれも故人)が
築いた解釈体系を軸にしてきました。
この考え方を所与としてそこから出発すれば、時代や情勢の変化を
鑑(かんが)みることもなく、辻棲合わせの解釈になっていくでしょう。
それだけでは憲法学者がいる意味はどこにあるのでしょうか。

 ところが一方で、彼らは憲法の解釈をするだけに留まらず、
違憲だから安保法案は廃案にすべきだなどと政治的影響力を行使しようとする。
これでは憲法学者が、憲法を楯にとって政治的活動をやっていることになります。
憲法を対象とすべき憲法学者が憲法に飲み込まれてしまっているように
見えるのです。

幾度となく佐伯先生にお話をお聞きし、
いつも感動を頂いています。


安倍総理・国連発言に思う  紘一郎雑記帳

2016-09-24 00:13:54 | Weblog

安倍総理・国連発言に思う  
紘一郎雑記帳

新たに100億円 安倍首相表明

安倍晋三首相は20日午後(日本時間21日午前)、
国連本部で開かれたオバマ大統領主催の難民サミットで演説し、
難民支援のため新たに世界銀行を通じて
1億ドル(約100億円)規模の資金を拠出すると表明した。

安倍総理の大英断ですね・・
外貨準備金はドルです。 円ではありません。
日本には世界最高レベルの外貨準備高がありますが
でも、その外貨は国内には使えません。

国内に回すと言葉にしただけで急激な円高になります。
市場への影響で使えないけれど、外貨準備高はドルで支払うのです。
シツコイようですが、日本人の税金ではありません。
塩漬けして使えないドルを有効活用しているだけなのです。
難民を受け入れなくても批判をされないのは、
日本は難民に対する支援を充分にしている印象があるからです。

ドル支援を円に書き換えて報道をするのも、
その背景を説明しない報道も酷いものです。

マスゴミのレベルが低すぎるので、
多分アメブロにもバラマキだって
批判記事やコメントが出るはずです。
日本のマスコミってその程度なのです。



北方領土・安倍対プーチンに思う  紘一郎雑記帳

2016-09-23 00:38:25 | Weblog

北方領土・安倍対プーチンに思う  
紘一郎雑記帳

日露間、北方領土2島先行返還論が再浮上

日露両政府間で、ロシアが北方四島のうち歯舞群島と色丹島を
先に引き渡すことで北方領土問題を進展させる「
2島先行返還」論が
再浮上していることが分かった。

2島先行では2島で終わり、そんなの60年も前に決まっていたけれど
日本が蹴った線ではないですか。成果どころか悪い方に動かしただけ、
日本領土を不法占拠してづけていることには変わらない。

後の憂いを断つには全島返還にするしかないでしょう。
冷戦時代に戻るのが目に見えているからこだわるのかもしれないが、
一時期だけなのは見えて無いだろう。そもそも誰もこんなのと関わりたくない。

プーチン大統領にとっても「国境を画定させる」ことで、
アメリカや中国なんかが日露間にちょっかいを出せなくすることが狙いだから、
継続交渉では意味がないかも知れません。

不可侵条約無視して攻め込んで来て占領、軍と住民70万人奴隷労働で半分死亡、
その件についてはサンフランシスコ講和会議の受託演説で、
吉田茂日本全権が、「国後島、択捉島はロシア皇帝もみとめた日本領土である」
と明言しているこれはジョン・ダレス米国全権と吉田との合意によって実現したもの。

もっともこれは日本の立場主張というだけで、アメリカや他署名連合国との
連携はさらに後の話となる。吉田茂元首相が語った内容だが、
この時点では、国後択捉を南千島と呼び、歯舞色丹を北海道付属の群島と
明確に切り分けていることがよく分かる。

千島列島放棄を明文化したサンフランシスコ講和条約締結の場という事を踏まえれば、
この演説は、西側に向けたソ連の不法性の訴えてその上で北海道付属の
群島である歯舞色丹を返せと言っているに過ぎない

演説を読めば、吉田がクレームしている島々は択捉・国後・色丹・歯舞で
あることがよくわかる。返還云々では無く、日本領土であると主張していることに注意。
つまり日本国の立場としては南千島と歯舞・色丹は日本領であり、
他国に引き渡しも放棄もしていないということ。
これが戦後初の国際的な場における日本の領土主張であり、
これを下地に返還運動がなされている。繰り返しになるがあくまで
日本の立場主張ということで、他国との連携はその後の話になる。

とにかく、2島返還論は日本の世論を分断しようとしたロシアの昔からの戦略。
ロシア人にとってみれば、金で売るより、賠償ということにして返還という流れのほうが。
抵抗がないと思うよ。金で買うのは倫理的にまずい。
本土に入り込んだ国後を名実ともに割譲することは、将来に大きな禍根を残す。
安全保障の点からも危険すぎる。これなら
2島が帰ってこないのも同じ。

アラスカの件は、ロシア人には悔やんでも悔やみきれない歴史になっている。
ロシアは多民族国家、ある識者が、プーチンがいなくなれば、
ロシアは多民族国家に分裂すると言っていたそうです。
プーチンがいなくなると、シベリア
は独立国家になるから北方領土は維持できなくなる。
日本にとって、プーチンがいなくなるまで待ったほうがいいということのようです


野党共闘の愚  紘一郎雑記帳

2016-09-22 00:37:35 | Weblog

野党共闘の愚  
紘一郎雑記帳

次期衆院選小選挙区、東京新聞が試算
「民進、共産、生活、社民の4野党が共闘すれば議席は2倍」になるそうだ・・

民進党代表選で議論となった、次期衆院選での野党連携がどなるか。
民進、共産、生活、社民の野党四党は参院選で全ての一人区で候補を統一したが、
衆院選小選挙区(
295)でも候補を一本化した場合、
2014年の前回衆院選の結果を基に東京新聞が試算したところ、
野党
4党側の勝利は前回の43選挙区から、2.1倍の91選挙区になるそうです。

14年衆院選小選挙区では、自民党が222議席、公明党が9議席を獲得し、
与党で
8割近い議席を占めた。
これに対して、それぞれ候補者を擁立した野党四党側は、
民主(当時)
38、共産1、生活2、社民1議席だった。
四党が統一候補として擁立した無所属の仲里利信氏(沖縄
4区)を加えても、
4党側が勝った選挙区は43だったようです。

参院選に続き、次期衆院選で野党四党が候補を統一すると仮定し、
前回衆院選で
4党候補がそれぞれ獲得した得票数を単純に足したところ、
91選挙区を制する計算になる。自公両党の勝利は計185選挙区になるそうです。

前回衆院選のあとに現職議員が所属政党を移動した例もある。
3月に発足した民進党には維新の党などから江田憲司氏(神奈川8区)、
柿沢未途氏(東京
15区)ら25人の衆院議員が加わった。
こうした事情を考慮すれば、野党四党側の獲得議席はさらに増える
可能性があるというそうです。

野党4党がばらばらに戦うより、連携した方が多くの議席を獲得できるといえる。
ただ、次期衆院選では候補者が代わる可能性もあるし、
その時の政治状況で得票数は変わることがあるそうです。

7月の参院選では321人区のうち野党統一候補が1121敗だった。
野党四党が共闘しなかった前回
13年は31選挙区中、
野党が勝ったのは
2選挙区のみだったようです。

業績2位と業績3位の企業が手を組めば業績1位に勝てるという
机上計算論と同じでは、むしろマイナス要素のほうが大きい場合がほとんど、
実際に足して上を抜くことなんてないでしょうか。

都知事選で何見ていたのでしょうか。都知事選でもわかるように、
保守改革派の第3極が出れば民進共産の左派連合は壊滅するでしょうか。
野党が一本化してもおそらく、
1+11にしかならないと思います。

単純に野党票を積み上げただけだろうか。
野合による棄権や共産に入れるくらいなら、自民へということになり、
民進票はないものでしょうか。前回の衆院選で維新の党の票を
単純に野党票に足している。完全に間違えではないですか。

問題はそうやって得た議席で何をするのか、
反安倍・安倍ストップ共同戦線やりたいのでしょうか。
それは政権を取るつもりがないということになりませんか。
政権は安倍にお任せして、ブレーキ役やりたいってことですか。
はじめから卑屈ではないですか。こんなことでは、
まともな政権交代なんか起こりようがないと思います

いかにも東京新聞らしい論調だそうですが

東京新聞でどこで買えますか??


北方領土・2島返還論に思う 紘一郎雑記帳

2016-09-21 00:29:10 | Weblog

北方領土・2島返還論に思う 
紘一郎雑記帳

日露両政府間で、ロシアが北方四島のうち歯舞群島と色丹島を
先に引き渡すことで北方領土問題を進展させる
2島先行返還」論が再浮上していることが分かった。

2
島先行では2島で終わり、そんなの60年も前に決まっていたけれど
日本が蹴った線ではないですか。成果どころか悪い方に動かしただけ、
日本領土を不法占拠してづけていることには変わらない。

後の憂いを断つには全島返還にするしかないでしょう。
冷戦時代に戻るのが目に見えているからこだわるのかもしれないが、
一時期だけなのは見えて無いだろう。
そもそも誰もこんなのと関わりたくない。
プーチン大統領にとっても「国境を画定させる」ことで、
アメリカや中国なんかが日露間にちょっかいを出せなくすることが狙いだから、
継続交渉では意味がないかも知れません。

不可侵条約無視して攻め込んで来て占領、軍と住民70万人奴隷労働で半分死亡、
その件についてはサンフランシスコ講和会議の受託演説で、
吉田茂日本全権が、
「国後島、択捉島はロシア皇帝もみとめた日本領土である」
と明言しているこれはジョン・ダレス米国全権と吉田との合意によって実現したもの。

もっともこれは日本の立場主張というだけで、
アメリカや他署名連合国との連携はさらに後の話となる。
吉田茂元首相が語った内容だが、この時点では、国後択捉を南千島と呼び、
歯舞色丹を北海道付属の群島と明確に切り分けていることがよく分かる。

演説を読めば、吉田がクレームしている島々は
択捉・国後・色丹・歯舞であることがよくわかる。
返還云々では無く、日本領土であると主張していることに注意。
つまり日本国の立場としては南千島と歯舞・色丹は日本領であり、
他国に引き渡しも放棄もしていないということ。
これが戦後初の国際的な場における日本の領土主張であり、
これを下地に返還運動がなされている。
これは日本の立場主張ということで、他国との連携はその後の話になる。

とにかく、2島返還論は日本の世論を分断しようとした
ロシアの昔からの戦略。ロシア人にとってみれば、金で売るより、
賠償ということにして返還という流れのほうが。抵抗がないと思うよ。
金で買うのは倫理的にまずい。
本土に入り込んだ国後を名実ともに割譲することは、将来に大きな禍根を残す。
安全保障の点からも危険すぎる。これなら
2島が帰ってこないのも同じ。

アラスカの件は、ロシア人には悔やんでも悔やみきれない歴史になっている。
ロシアは多民族国家、ある識者が、プーチンがいなくなれば、
ロシアは多民族国家に分裂すると言っていたそうです。
プーチンがいなくなると、シベリアは独立国家になるから北方領土は維持できなくなる。
日本にとって、プーチンがいなくなるまで待ったほうがいいということのようです。