A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

In London / CARMEN McRAE

2006-08-23 | MY FAVORITE ALBUM
バックのメンバーをB面のトップで自ら紹介しているのは、 CARMEN McRAE。
その時バックを努めたPIANOがDon Abney。
紹介の後、AbneyのPianoソロをバックに、“Don’t Ever Leave Me”が始まっていく。
たまたまこのアルバムがライブだったので、メンバー紹介の中での彼の名前が何故か記憶に残っていた。
彼の経歴も他のアルバムも知らないのに。

ソフィアさんの、キャロルスローンのアルバムから“れんそう”したのは、このピアニストDon Abney.という次第です。
スローンがカーメンを尊敬しているとのこと、これも関係ありました。

マクレーが、初めてイギリスを訪問した1960年、地元のCLUBの出演したときの、Liveレコーディング。
トリオをバックに全編スタンダード。それも有名な曲ばかりを歌っている。
彼女が、まだ38歳の時。ジャケットの写真も若々しい。彼女独特の節回しは変わらないが、声はやはり晩年よりも若々しい感じがする。
またレコーディングが、彼女の歌、バックを含めてオンマイク気味なので、より臨場感を感じる。

そういえば、このアルバムにもStar Dustが入っている。名唱だ。

“れんそう”ゲームをやっていなければ、このアルバムを、もう一度聞くこともなったかもしれない。懐かしく、思わず3回続けて聞いてしまった。
ソフィアさん、感謝。
これも、レア物かもしれません。

I Could Write A Book
Body And Soul
Thou Swell
Round Midnight
A Foggy Day
Don't Ever Leave Me
Moonlight In Vermont
Day In, Day Out
Lover Man
Stardust
They Can't Take That Away From Me

Carmen McRae(vcl)
Don Abney(p)
Kenny Napper(b)
Phil Seaman(d)

"Club Flamingo" London, May, 1961
以前紹介した、ブルーベックとの共演と同じ年の録音

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TAKE FIVE / CARMEN McRAE & DAVE BRUBECK

2006-07-02 | MY FAVORITE ALBUM
こちらも調子にのって、もう一枚McRAEのお勧めを。
ソフィアさんが「モンクのSONG BOOK」なら、こちらは「ブルーベックのSONG BOOK」を。それも、ブルーベック自身の伴奏で、しかも、New YorkのBasin Street Eastのライブ。

ブルーベックの有名な「TAKE FIVE」は1959年の録音で大ヒットに。マクレーもDECCAで有名になり、KAPPを経て、1960年にはブルーベックと同じCBSレーベルに移籍。
その年に、ブルーベックのアルバムへゲストで参加し、意気投合してこのジャズクラブへの出演につながったそうだ。
曲も、すべてブルーベックの曲というこだわりが凄い。

マクレーは相変らず誰の曲であろうとマクレー節で自分流に料理しているが、まるでマクレーのための作った楽曲集のような印象も受ける。

B面のOh,SO,BLUE~TRAVELLIN’ BLUESの3曲が特にJAZZYで、力強いバラッド、そしてブルーベックのブルースと、普段のブルーベックのカルテットでは味わえない演奏。カーメンの歌いっぷりに、ブルーベックが引っ張られている好演だ。

TAKE FIVEは何となくおまけ。

ポールデスモンドもTAKE Fiveでは参加しているが、バックは基本的にはブルーベックトリオ。カーメンとブルーベックQuartetの共演を期待すると期待はずれ。
あくまでも、ブルーベックのSONG BOOK。

WHEN I WAS YOUNG
IN YOUR OWN STREET WAY
TOO YOUNG FOR GROWING OLD
ODE TO A COWBOY
THERE’LL BE NO TOMORROW
MELANCTHA
IT’S A RAGGY WALTZ
OH,SO BLUE
LORD,LORD
TRAVELLIN’ BLUES
TAKE FIVE
EASY AS YOU GO

(vcl)Carmen McRae
(p)Dave Brubeck
(as)Paul Desmond
(b)gene Wright,
(d)Joe Morrello

Rcorded live at "Basin Street East" New York, September 6, 1961
コメント (2)
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BOY MEETS GIRL/CARMEN McRAE & SAMMY DAVIS Jr.

2006-06-30 | MY FAVORITE ALBUM
ソフィアさんがカーメンマクレーを紹介しているのに影響されて、マクレーの少し毛色の違ったお気に入りの一枚を。

まず、ジャケットの2人の写真が若い。カーメンは35歳で、油の乗り切った時。といっても、これ以前の録音は7枚しない。声も何となく、晩年のそれよりも若々しい。

2人の歌手のduetというのは、レギュラーグループではなくレコーディングの為のセッションとなると、ありそうでそれほど多くはない。1~2曲のジャムセッションならまだしも、2人の個性を生かしながらも、2人の自己主張をうまく噛み合わせてコラボレーションの成果を一枚のアルバム単位で出すのは難しいのかもしれない。

このアルバムは、2人のコンビネーションが色々な局面でいい結果を出している。これは、サミーが純粋にJAZZシンガーとして自分の世界だけで歌ってきたのではなく、ジョービジネスの世界を生きてきた経験を十二分に生かして、エンターテイナーとしてマクレーの引き立て役を演じているかもしれない。マクレーも、マクレー節でマイペースを維持しつつも、サミーに合わせて、いつもよりくだけた雰囲気で掛け合いを演じている。
一曲目のスタートから、これは2人のショーが始まったという雰囲気だ。

どの曲もスタンダードばかりで、2人の料理の仕方も甲乙付けがたいが、もともとのDUET SONGを面白おかしく2人で掛け合いを演じているBaby, It’s cold outsideと、スキャットを交えてJazzyに歌いきっているWho caresがお気に入り。

Happy to meet your acquaintance
Tee for two
They didn’t believe me
You’re the top
Cheek to cheek
People will say we’re in love
There’s a small hotel
A fine romance
The things we did last summer
Two sleepy people
Who cares

Vo) CARMEN McRAE
Vo) SAMMY DAVIS Jr.
Acc by) jack Pleis' Orch.

Recorded at New York, January, 1957
コメント (2)
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Live at Sugar Hill ,San Francisco / Carmen McRae

2006-05-12 | MY FAVORITE ALBUM
確か、初めて買ったCarmen McRaeのALBUM。1963年サンフランシスコのSugar Hillというクラブでのライブ版。JAZZはやはりLIVEがいいなと思う一枚である。客の息遣いも身近に感じ、彼女自身の歌もオンマイクで切れの良いディクションが生かされた録音である。いわゆる名盤、名録音といったものではないが、私の愛聴盤である。スタンダード曲が並んでいるが、特に、ご当地ソングである、I left my heart in San Franciscoは絶品。バースから始まり、一語一語を噛み締めながらスタートし、3コーラスをすべて徐々に感情を高めながら謳い切るのは、そうそう他に聴いたことがない。
コメント (2)
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