A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

どちらも一人で三役ができるデュオは如何に・・・・?

2011-11-26 | CONCORD
Spider’s Blues / Dick Johnson And The Dave Mackenna Rhythm Section



先日友人のジャズ好きが某ベテランのギターとベースのデュオライブを聴きにいったそうだ。両者とも若い頃から一線で活躍していた有名プレーヤーだったので久々に聴くのを楽しみに出かけてみたら、実につまらない内容で途中で帰りたくなったとのこと。どのようにつまらなかったかは詳しく聞かなかったがまあ大体察しはつく。ソロとかデュオは嵌ると実に良い演奏が聴けるが、一歩間違えると散々な結果になってしまう。

コンコルドレーベルでもデュオのアルバムはこれまでの何枚かあった。最近聴聴きなおしたジョージシアリングとブライアントーフのDUOは改めて見直した。ジミーロウルズとレイブラウンという組み合わせもあった。管とピアノではバドシャンクのアルバムがあった。レギュラーコンビもあれば、コンコルドのスター達の出会いもあるがどれもそこそこの聴き応えのあるアルバムだ。

今回は、アルトというより、このアルバムでも何でも吹くマルチプレーヤーぶりを披露してくれるディックジョンソンと、ピアノのデイブマッケンナのデュオだ。アルバムタイトルを見ると”The Dave Mckenna Rhythm Section”とある。実に言い得て妙な表現だ。デイブマッケンナの左手のベースラインの上手さは有名だ。その名のとおりのアルバムもあった。リズミカルなタッチを加えて、一人三役でリズムセクションをこなすことは可能だ。それにジョンソンの多芸ぶりを組み合わせれば、デュオといいえども単なるソロの掛け合いになることはない。

一曲目のキャリオカから実に快調だ。リズミカルな曲だがマッケンナのドライブは凄い。ジョンソンのクラリネットもスイング派のクラリネットというより、バップスタイルのプレーをクラリネットでチャレンジしている。その後、ジョンソンはアルト、フルート、ソプラノ総動員、マッケンナもアップテンポでのソローでも変幻自在。楽しいデュオアルバムだ。

マッケンナの左手の技


若い頃から共演経験があった2人だった。


1. Carioca
2. Lazy Afternoon
3. Confirmation
4. A Gypsy Air
5. Lush Life
6. Shawnuff
7. Jittebug Waltz
8. Spider’s Blues

Dick Johnson (as,ss,cl,fl)
Dave Mckenna (p)

Produced by Carl Jefferson
Recorded at Coast Recorders, San Francisco, Calfornia, April 1980
Originally released on Concord CJ-135

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