Live at Blues Alley: Third Set / Hod O'Brien
久々の更新である。
今年はゴルフ三昧の一年であった。夏頃には調子は上向き、30台も何度か出て増え続けたハンディキャップも久々に減り、復活の兆しがあったのだが・・・。
最近は良かったり悪かったり、特に崩れた時の大叩きが酷くなった。やって駄目ならば諦めもつくが、いい時は若いゴルフ仲間に交じっていい勝負ができることも。体力が続く限り、しばらく頑張ってみようと思う。
一方、ジャズの方はというと、最近はライブが主体、あまりじっくり自宅でアルバムを聴き込むことも減っていた。というのも、オーディオの不調が続いたのも一つの原因。アンプの不調に続いて最近も2台あるCDプレーヤーがどちらもダウン、これを機に徹底的に修理に出して久々にいい音で楽しめる状態に戻った。不具合があると、そればかりが気になり落ち着いて聴くことが出来ないが、心地よく聴けると自然に聴く時間も増えるし、中身にも集中できる。使い捨ての世の中であるが、古い機器をきちんとメンテして貰える所に巡り合ったことが幸いであった。これで、また聴く機会も増えるであろう。
ゴルフやオーディオだけでなく、人生何事も細かいことは気にせずに「ありのままを楽しめる」ようになればストレスもなく毎日が過ごせるのかもしれないのだが。
さて、世の中ネット中心の時代に移行して久しいが、最初は自分の情報だけが届くメルマガも便利に思えたが、最近はあまりの多さにタイトルに興味がないとせっかくの情報も開くことがない。昔、新聞や雑誌も見出し見て、興味がある記事だけを読んだが、結局は同じことなのかもしれない。
先日、あるCDショップのメルマガに訃報が載っていた。自分が良く知るミュージシャンの多くも故人となり、ミュージシャンの訃報自体にもあまり興味が無くなっていたが、その名前はピアニストの「ホッドオブライエン」であった。表舞台を渡り歩いた訳でもなく、決して有名とはいえないピアニストであったが、バップスタイルのピアノが好きなファンにとっては人気がある。
昨年大森明との共演ツアーに参加するために来日していた。演奏は相変わらずであったがステージに登場した姿は、歳のせいか少し弱々しいなという感じを受けた。もしかしたら、この頃から体調は優れなかったのかもしれない。
自分がこのオブライエンの演奏を知ったのは、ペッパーアダムスとの共演盤”Opalessence” であったが、その後気にかけていたピアニストの一人だ。最近はなかなかライブでもこのようなピアノを聴く機会も少なくなっている。
オブライエンの死を悼み、ピアノを聴くにはトリオの演奏かなと思って、このアルバムを聴き返ししてみた。オブライエンのトリオが、ワシントンDCのジャズクラブの老舗「ブルースアレイ」に出演した時のライブ録音だ。
共演メンバーのベースのレイドラモンドとドラムのケニーワシントンは、20年前に録音されたアダムスとの共演アルバムのメンバーと同じ。長年オブライエンとのコンビを組んでいた2人、3人のコンビネーションも素晴らしい。この時の録音の3枚目のアルバムとなるが、残り物といった感じはない。というよりも、スタンダード曲よりもタッドダメロンの曲が並ぶのが、かえってオブライエンらしさを出しているかもしれない。
ダメロンの名曲" On A Misty Night"も良い感じだ。
1. Double Talk H. McGhee 7:34
2. It Could Happen to You J. Burke / James Van Heusen 8:25
3. Our Delight Tadd Dameron 6:01
4. The Squirrel Tadd Dameron 8:39
5. If You Could See Me Now Tadd Dameron 6:57
6. Dameronia Tadd Dameron 7:35
7. On a Misty Night Tadd Dameron 4:25
8. Easy Living Ralph Rainger / Leo Robin 9:33
Produced by Kayla Feldman & Mark Feldman
Hod O'Brien (p)
Ray Drummond (b)
Kenny Washington (ds)
Engineer : Jim Anderson
Recorded live at Blues Alley, Washington D.C. on July 6, 2004 & July 7, 2004
久々の更新である。
今年はゴルフ三昧の一年であった。夏頃には調子は上向き、30台も何度か出て増え続けたハンディキャップも久々に減り、復活の兆しがあったのだが・・・。
最近は良かったり悪かったり、特に崩れた時の大叩きが酷くなった。やって駄目ならば諦めもつくが、いい時は若いゴルフ仲間に交じっていい勝負ができることも。体力が続く限り、しばらく頑張ってみようと思う。
一方、ジャズの方はというと、最近はライブが主体、あまりじっくり自宅でアルバムを聴き込むことも減っていた。というのも、オーディオの不調が続いたのも一つの原因。アンプの不調に続いて最近も2台あるCDプレーヤーがどちらもダウン、これを機に徹底的に修理に出して久々にいい音で楽しめる状態に戻った。不具合があると、そればかりが気になり落ち着いて聴くことが出来ないが、心地よく聴けると自然に聴く時間も増えるし、中身にも集中できる。使い捨ての世の中であるが、古い機器をきちんとメンテして貰える所に巡り合ったことが幸いであった。これで、また聴く機会も増えるであろう。
ゴルフやオーディオだけでなく、人生何事も細かいことは気にせずに「ありのままを楽しめる」ようになればストレスもなく毎日が過ごせるのかもしれないのだが。
さて、世の中ネット中心の時代に移行して久しいが、最初は自分の情報だけが届くメルマガも便利に思えたが、最近はあまりの多さにタイトルに興味がないとせっかくの情報も開くことがない。昔、新聞や雑誌も見出し見て、興味がある記事だけを読んだが、結局は同じことなのかもしれない。
先日、あるCDショップのメルマガに訃報が載っていた。自分が良く知るミュージシャンの多くも故人となり、ミュージシャンの訃報自体にもあまり興味が無くなっていたが、その名前はピアニストの「ホッドオブライエン」であった。表舞台を渡り歩いた訳でもなく、決して有名とはいえないピアニストであったが、バップスタイルのピアノが好きなファンにとっては人気がある。
昨年大森明との共演ツアーに参加するために来日していた。演奏は相変わらずであったがステージに登場した姿は、歳のせいか少し弱々しいなという感じを受けた。もしかしたら、この頃から体調は優れなかったのかもしれない。
自分がこのオブライエンの演奏を知ったのは、ペッパーアダムスとの共演盤”Opalessence” であったが、その後気にかけていたピアニストの一人だ。最近はなかなかライブでもこのようなピアノを聴く機会も少なくなっている。
オブライエンの死を悼み、ピアノを聴くにはトリオの演奏かなと思って、このアルバムを聴き返ししてみた。オブライエンのトリオが、ワシントンDCのジャズクラブの老舗「ブルースアレイ」に出演した時のライブ録音だ。
共演メンバーのベースのレイドラモンドとドラムのケニーワシントンは、20年前に録音されたアダムスとの共演アルバムのメンバーと同じ。長年オブライエンとのコンビを組んでいた2人、3人のコンビネーションも素晴らしい。この時の録音の3枚目のアルバムとなるが、残り物といった感じはない。というよりも、スタンダード曲よりもタッドダメロンの曲が並ぶのが、かえってオブライエンらしさを出しているかもしれない。
ダメロンの名曲" On A Misty Night"も良い感じだ。
1. Double Talk H. McGhee 7:34
2. It Could Happen to You J. Burke / James Van Heusen 8:25
3. Our Delight Tadd Dameron 6:01
4. The Squirrel Tadd Dameron 8:39
5. If You Could See Me Now Tadd Dameron 6:57
6. Dameronia Tadd Dameron 7:35
7. On a Misty Night Tadd Dameron 4:25
8. Easy Living Ralph Rainger / Leo Robin 9:33
Produced by Kayla Feldman & Mark Feldman
Hod O'Brien (p)
Ray Drummond (b)
Kenny Washington (ds)
Engineer : Jim Anderson
Recorded live at Blues Alley, Washington D.C. on July 6, 2004 & July 7, 2004