Jazz Piano Christmas / Beegie Adair
12月に入ると街はすっかりクリスマス一色。最近は、車で移動することも多く、盛り場に出掛ける機会も減っているのであまり肌感覚では感じることは少ないが。
このシーズンになると、ジャズもクリスマスアルバムを聴くことが多くなる。いいアルバムでも流石に暑い盛りにクリスマスアルバムを大音量で聴くのは憚れるし。さて、聴いてみようと思うのだが、別にクリスマスアルバムだけを纏めている訳ではないので探すのも一苦労。丁度、今週末は引越し予定、自宅や実家に散在していたレコード、CDの整理を始めたので丁度良いタイミング、何枚かを引っ張りだしておいた。
まず、このアルバム。何年か前に買い求め気楽に聴けるピアノアルバムとしてBGM的にはよく聴いていたのだが。このピアノを弾いているビージー・アデール。自分は名前も忘れていたが・・・。
ところがこのアデール、ここ数年ブレークしていて日本でも大人気。彼女のアルバムはここ数年常に売上のランキング上位、そしてリリースされているアルバム数も半端ではない。
これだけ流行っているのを知らなかったとは…、拘りのそれもニッチな昔の演奏ばかりに興味を持っていると、世間の情勢には疎くなるものだ。スイングジャーナルを眺めていた時にはそれなりにキャッチアップはしていたのだが。テレビも見ない、新聞も読まない生活をおくっていると次第にそうなっていくのだろう・・・。
日本では新人といってもすでに年齢は70歳を超えている大ベテラン。その彼女が何でこんなにブレークしているのか。ソフト、ロマンティック、スインギー、そして曲は有名曲(ジャンルを超えたスタンダード)のカバーが多い。まさにピアノトリオのお手本のような演奏だ。オスカー・ピーターソンが60年代に入ってSongbookシリーズを出してから多少ソフトタッチな演奏が増えたが、丁度そのような雰囲気が漂う。ライブハウスよりはラウンジが似合う感じだが、カクテルピアノよりはジャジーだ。
最近は居酒屋でもジャズをBGMにしている所が多い。「ジャズに興味を持ったら最初に何のアルバムを買ったらいい?」という質問には丁度いいかもしれない。
このアルバムはクリスマスアルバム、当然曲はクリスマススタンダードで聴きなれた曲が並ぶ。彼女のトリオの魅力に自然に引き込まれていく。
彼女の事を全く知らなかったが、思い返せばこのアルバムはよく聴いていた。クリスマスシーズン以外にも。実は何の予備知識は無かったが、自分も彼女のピアノの魅力に自然に取り込まれていたということだろう。
遅ればせながら、ヒットアルバムを今度聴いてみようと思う。
1, Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow! Sammy Cahn / Jule Styne 2:55
2. Santa Claus Is Coming to Town J. Fred Coots / Haven Gillespie 3:08
3. Have Yourself a Merry Little Christmas Ralph Blane / Hugh Martin 4:42
4. I've Got My Love to Keep Me Warm Irving Berlin 3:16
5. The Christmas Song Mel Tormé / Robert Wells 3:24
6. The Little Drummer Boy Katherine Davis / Henry Onorati / Harry Simeone 5:01
7. Frosty the Snowman Steve Nelson / Jack Rollins 3:25
8. White Christmas Irving Berlin 4:26
9. God Rest Ye Merry Gentlemen Traditional 3:40
10. The Christmas Waltz Sammy Cahn / Jule Styne 2:42
11. What Are You Doing New Year's Eve? Frank Loesser 4:15
12. O Little Town of Bethlehem/When You Wish upon a Star Ned Washington 3:12
Beegie Adair (p)
Roger Spencer (b)
Chris Brown (ds)
Recorded by Brendan Harkin at Wildwood Recording, Brentonwood, TN
Arranged by Beegie Adair
Produced by Jack Jezzro
12月に入ると街はすっかりクリスマス一色。最近は、車で移動することも多く、盛り場に出掛ける機会も減っているのであまり肌感覚では感じることは少ないが。
このシーズンになると、ジャズもクリスマスアルバムを聴くことが多くなる。いいアルバムでも流石に暑い盛りにクリスマスアルバムを大音量で聴くのは憚れるし。さて、聴いてみようと思うのだが、別にクリスマスアルバムだけを纏めている訳ではないので探すのも一苦労。丁度、今週末は引越し予定、自宅や実家に散在していたレコード、CDの整理を始めたので丁度良いタイミング、何枚かを引っ張りだしておいた。
まず、このアルバム。何年か前に買い求め気楽に聴けるピアノアルバムとしてBGM的にはよく聴いていたのだが。このピアノを弾いているビージー・アデール。自分は名前も忘れていたが・・・。
ところがこのアデール、ここ数年ブレークしていて日本でも大人気。彼女のアルバムはここ数年常に売上のランキング上位、そしてリリースされているアルバム数も半端ではない。
これだけ流行っているのを知らなかったとは…、拘りのそれもニッチな昔の演奏ばかりに興味を持っていると、世間の情勢には疎くなるものだ。スイングジャーナルを眺めていた時にはそれなりにキャッチアップはしていたのだが。テレビも見ない、新聞も読まない生活をおくっていると次第にそうなっていくのだろう・・・。
日本では新人といってもすでに年齢は70歳を超えている大ベテラン。その彼女が何でこんなにブレークしているのか。ソフト、ロマンティック、スインギー、そして曲は有名曲(ジャンルを超えたスタンダード)のカバーが多い。まさにピアノトリオのお手本のような演奏だ。オスカー・ピーターソンが60年代に入ってSongbookシリーズを出してから多少ソフトタッチな演奏が増えたが、丁度そのような雰囲気が漂う。ライブハウスよりはラウンジが似合う感じだが、カクテルピアノよりはジャジーだ。
最近は居酒屋でもジャズをBGMにしている所が多い。「ジャズに興味を持ったら最初に何のアルバムを買ったらいい?」という質問には丁度いいかもしれない。
このアルバムはクリスマスアルバム、当然曲はクリスマススタンダードで聴きなれた曲が並ぶ。彼女のトリオの魅力に自然に引き込まれていく。
彼女の事を全く知らなかったが、思い返せばこのアルバムはよく聴いていた。クリスマスシーズン以外にも。実は何の予備知識は無かったが、自分も彼女のピアノの魅力に自然に取り込まれていたということだろう。
遅ればせながら、ヒットアルバムを今度聴いてみようと思う。
1, Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow! Sammy Cahn / Jule Styne 2:55
2. Santa Claus Is Coming to Town J. Fred Coots / Haven Gillespie 3:08
3. Have Yourself a Merry Little Christmas Ralph Blane / Hugh Martin 4:42
4. I've Got My Love to Keep Me Warm Irving Berlin 3:16
5. The Christmas Song Mel Tormé / Robert Wells 3:24
6. The Little Drummer Boy Katherine Davis / Henry Onorati / Harry Simeone 5:01
7. Frosty the Snowman Steve Nelson / Jack Rollins 3:25
8. White Christmas Irving Berlin 4:26
9. God Rest Ye Merry Gentlemen Traditional 3:40
10. The Christmas Waltz Sammy Cahn / Jule Styne 2:42
11. What Are You Doing New Year's Eve? Frank Loesser 4:15
12. O Little Town of Bethlehem/When You Wish upon a Star Ned Washington 3:12
Beegie Adair (p)
Roger Spencer (b)
Chris Brown (ds)
Recorded by Brendan Harkin at Wildwood Recording, Brentonwood, TN
Arranged by Beegie Adair
Produced by Jack Jezzro
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