Catwalk / Emily Remler
世間では正月休みも終わり日常のペースに戻りつつあるが、どうも仕事を辞めるとなかなか日々のペースが作れない。このまま毎日が日曜日の生活を過ごすわけにはいかないなと思っていたら、昨日、高齢者の定義を75歳からに変えるというニュースが流れていた。
高齢者かどうかの自覚は個人差が大きいとは思うが、まずは健康であることが何にも増して大事な事であろう。自分はこれまで大きな病気知らず、怪我知らずで、幸い医者とはあまり付き合わずに過ごせてきた。今後は、少しは健康に留意しなければと思うのだが、それにはまずは規則正しい生活(食生活を含めて)のリズムを作ることが先決だろう。一年の計は元旦にありと言われるように、ちょうど1月は一年の節目、今月中に何とかしたいものだ。
初詣に続いて、初打ち、初ライブはとりあえずどちらも済ませたが、初打ちは散々な結果に。新年早々、間違いなく今年のワーストを記録した。この悪いイメージを払拭するためにも、仕切り直しが必要だ。
初ライブはトロンボーンの向井滋春、久々にライブを聴いた。昔はフュージョン系が多かった記憶があるが、今回はメインストリーム。同じ世代だが、プレーぶりも元気だし、チェロを弾いたりチャレンジ慾も衰えていないようだ。
奥様のボーカルありの楽しいライブであったが、この日の大収穫は初めて聴いたアルトの加納奈美。若手の女性サックスは次から次へと登場しているが、彼女の堂々としたプレーはベテラン揃いの他のメンバーに囲まれた中では貫禄さえ感じた。若手だけの演奏はなかなか聴く機会が無いが、このようにベテランの中に混じってくれると出会う機会も増える。今後が楽しみ。
さて、アルバムの方はコンコルドの続きを・・・。
今回の主役はギターのエミリーレムラー。コンコルドはギターのアルバムが多いが、ベテラン勢に混じって新人も多い。その中ではこのレムラーが一歩抜きに出た活躍を残した。
最初は、クレイトンブラザースのアルバムに参加し、すぐにハンクジョーンと初のリーダーアルバム”Firefly”を作る。モンゴメリーの影響を受けたというメインストリームのプレーを。
続いて今度はジェイムスウィリアムスのピアノをバックに若々しさを前面に出した”Take Two”。
3作目”Transitions”は自分のグループで、コンテンポラリーなサウンドをアピール、といった感じで一作ごとに進化を感じさせるものだった。
そして、この4作目。
今度はどのように変容したかが楽しみだが、前作の録音から9カ月後。メンバーは前作と同じとなると、これまでのように大きな変化があるとは思えなかったが・・・。
彼女の活動の拠点はニューヨーク。ニューヨークではこのメンバーでレコーディングだけなく、日頃のライブ活動も続けてきたレギュラーグループになっていた。
レギュラー活動を続けると4人のコンビネーションは一段と良くなる。トランペットのJohn D'earth。決して有名ではないが、バディーリッチやサドメルといったビッグバンド育ち。ミュートプレーやモジュレーターを使用した多彩なサウンドを屈指した多彩なプレーを聴かせてくれる。
ベースのエディーゴメスはビルエバンスとの共演で鍛えられたコラボ上手。
そしてドラムのボブモーゼズも普通のドラムセット以外のパーカッションも駆使して多様なリズムを刻む。
この4人のコラボレーションが一段と進化したコンテンポラリーなグループサウンドなったということになる。
このアルバムはその成果の発表となった。
そして、この録音はこれまでのようにニューヨークではなく、4人をわざわざ西海岸に呼び寄せカールジェファーソン自ら陣頭指揮での制作となった。
とはいっても中身は、彼女自身がプロデュースした前作同様彼女に全面的に任せたので、期待の新人のオーナーの前でのお披露目の場となった。
1. Mocha Spice Emily Remler 4:26
2. Catwalk Emily Remler 7:19
3. Gwendolyn Emily Remler 4:35
4. Antonio Emily Remler 4:25
5. Pedals Emily Remler 6:54
6. Five Years Emily Remler 5:48
7. Mozambique Emily Remler 7:44
Emily Remler (g)
John D'earth (tp)
Eddie Gomez (b)
Bob Moses (ds,per)
Produced By Carl Jefferson
Engineer : Phil Edwards
Recorded at Coast Recorders, San Francisco, California. August 1984
Originally released on Concord CJ-265
世間では正月休みも終わり日常のペースに戻りつつあるが、どうも仕事を辞めるとなかなか日々のペースが作れない。このまま毎日が日曜日の生活を過ごすわけにはいかないなと思っていたら、昨日、高齢者の定義を75歳からに変えるというニュースが流れていた。
高齢者かどうかの自覚は個人差が大きいとは思うが、まずは健康であることが何にも増して大事な事であろう。自分はこれまで大きな病気知らず、怪我知らずで、幸い医者とはあまり付き合わずに過ごせてきた。今後は、少しは健康に留意しなければと思うのだが、それにはまずは規則正しい生活(食生活を含めて)のリズムを作ることが先決だろう。一年の計は元旦にありと言われるように、ちょうど1月は一年の節目、今月中に何とかしたいものだ。
初詣に続いて、初打ち、初ライブはとりあえずどちらも済ませたが、初打ちは散々な結果に。新年早々、間違いなく今年のワーストを記録した。この悪いイメージを払拭するためにも、仕切り直しが必要だ。
初ライブはトロンボーンの向井滋春、久々にライブを聴いた。昔はフュージョン系が多かった記憶があるが、今回はメインストリーム。同じ世代だが、プレーぶりも元気だし、チェロを弾いたりチャレンジ慾も衰えていないようだ。
奥様のボーカルありの楽しいライブであったが、この日の大収穫は初めて聴いたアルトの加納奈美。若手の女性サックスは次から次へと登場しているが、彼女の堂々としたプレーはベテラン揃いの他のメンバーに囲まれた中では貫禄さえ感じた。若手だけの演奏はなかなか聴く機会が無いが、このようにベテランの中に混じってくれると出会う機会も増える。今後が楽しみ。
さて、アルバムの方はコンコルドの続きを・・・。
今回の主役はギターのエミリーレムラー。コンコルドはギターのアルバムが多いが、ベテラン勢に混じって新人も多い。その中ではこのレムラーが一歩抜きに出た活躍を残した。
最初は、クレイトンブラザースのアルバムに参加し、すぐにハンクジョーンと初のリーダーアルバム”Firefly”を作る。モンゴメリーの影響を受けたというメインストリームのプレーを。
続いて今度はジェイムスウィリアムスのピアノをバックに若々しさを前面に出した”Take Two”。
3作目”Transitions”は自分のグループで、コンテンポラリーなサウンドをアピール、といった感じで一作ごとに進化を感じさせるものだった。
そして、この4作目。
今度はどのように変容したかが楽しみだが、前作の録音から9カ月後。メンバーは前作と同じとなると、これまでのように大きな変化があるとは思えなかったが・・・。
彼女の活動の拠点はニューヨーク。ニューヨークではこのメンバーでレコーディングだけなく、日頃のライブ活動も続けてきたレギュラーグループになっていた。
レギュラー活動を続けると4人のコンビネーションは一段と良くなる。トランペットのJohn D'earth。決して有名ではないが、バディーリッチやサドメルといったビッグバンド育ち。ミュートプレーやモジュレーターを使用した多彩なサウンドを屈指した多彩なプレーを聴かせてくれる。
ベースのエディーゴメスはビルエバンスとの共演で鍛えられたコラボ上手。
そしてドラムのボブモーゼズも普通のドラムセット以外のパーカッションも駆使して多様なリズムを刻む。
この4人のコラボレーションが一段と進化したコンテンポラリーなグループサウンドなったということになる。
このアルバムはその成果の発表となった。
そして、この録音はこれまでのようにニューヨークではなく、4人をわざわざ西海岸に呼び寄せカールジェファーソン自ら陣頭指揮での制作となった。
とはいっても中身は、彼女自身がプロデュースした前作同様彼女に全面的に任せたので、期待の新人のオーナーの前でのお披露目の場となった。
1. Mocha Spice Emily Remler 4:26
2. Catwalk Emily Remler 7:19
3. Gwendolyn Emily Remler 4:35
4. Antonio Emily Remler 4:25
5. Pedals Emily Remler 6:54
6. Five Years Emily Remler 5:48
7. Mozambique Emily Remler 7:44
Emily Remler (g)
John D'earth (tp)
Eddie Gomez (b)
Bob Moses (ds,per)
Produced By Carl Jefferson
Engineer : Phil Edwards
Recorded at Coast Recorders, San Francisco, California. August 1984
Originally released on Concord CJ-265