6月17日 堤邸の紫陽花よりつづきです。
車を停めたコンビニでおむすびを買って、国道を西に進む。新居浜から県道47号を南下。
登るにつれ霧は濃くなり、川を挟んだ対岸もかすんで見える。清滝付近では対岸は完全に霧の中。例によって清滝の入り口は通行止め。
更に登ると、今度は霧は薄くなり、陽が見えてくる。雲海(?)の上に出たようだ。そして期待していた景色が。
完全に雲の上というわけではないが、下から上に流れる雲と、見え隠れする山。見えるのは笹ケ峰だと思っているのだが、方角を確認したわけではないので、違うかもしれない。
この場所にくると、高いところまで登ってきたなと感じる。急なワインディングロードを登って来て、開けた景色の向こうに高い山。近くに見えて、その間に横たわるのは底の見えない谷。
県道47号線に沿う渓谷は、見どころたっぷりなうえ、見ごたえのある滝も多いが、大永山トンネルを抜けるまでのこの風景も、私のお気に入りのひとつである。
大永山トンネルを抜け、別子ダム湖へとでる。紅葉期も素晴らしいが、私としては新緑の香りが強いこの季節が好きである。緑の中、時折混じる白や赤の花。停まって撮影していると、聞こえてくるのは、渓谷の水音と鳥の声だけ。
車を停めて、少し歩いて見ると、撮りたいものが次々見えてくる。下の写真は、花に絡む蝶を撮った一連の写真の中の一枚。シャッタースピードが1/250にもかかわらず、羽の動きを止められなかった。ここでもまた自然の驚異を見る。
別子ダム湖にそそぎこむ沢の一つにある無名滝。滝の下に堤がある為、滝とは見ないのかもしれないが、私にとっては結構お気に入りの滝である。
今日は水量が少ない為、見栄えがしない。手を抜いて三脚を使っていないのだが、もっと水量があるときに、真面目に撮ってみたい。
別子ダムを過ぎ、銅山川沿いを下る。別子山の集落を過ぎ、対岸に別荘地のような山荘と、その向こうに滝が見えてくる。
ここ何度かはほとんど落ちていなかったこんぴらの大滝。久しぶりにその流身を見ることができた。
つづきます。