3月4日 あいにくの雨模様であるが、久しぶりの親孝行で母親をつれて、季節の花を見に出かける。第一目的地は大豊の福寿草の里。
出発したのは8時前。少し肌寒く感じたので、ダウンジャケットを放り込んで出発。高速を一路大豊へ。大豊のインターを出ると、後は看板が案内してくれる。日本の滝百選・龍王の滝へ向かう道を途中でそれ、南大王地区へ向かうが、途中の道は時折対向が難しくなるほど狭い。
9時30分 福寿草の里・駐車場に到着。先行して駐車していた車は2台のみ。母と妹は傘を持って出るが、私はカメラを2台抱えるので、ウィンドブレーカーと帽子で傘は持たない。今日の装備は、D300sにマクロレンズを、D5000に18-200mmを装着し、ウェストポーチに予備バッテリーやメモリカードを入れて出発。手袋をどうしようかと迷ったが、邪魔になりそうなので持たずに出る。
入場料1人300円を払って、遊歩道へ。斜面に所々見える黄色い花。さすがにこの天候では、花は殆ど開いていない。
今回はマクロレンズでの撮影をメインに考えている。開いてはいないが、水滴をまとった姿は、アップで捉えると、結構見ごたえのある被写体である。
最近マクロレンズを買ったおいわさんが、マクロレンズの難しさについてHPで述べられているが、私も今回実感させられた。
マクロ撮影で、周囲をぼかしたものを撮ろうと思うと、ピントが合う範囲は極めて狭くなる。不安定な場所で、被写体に接近していると、自分の頭の揺れによって自分の意図したところから焦点がずれてしまうのである。本気撮影なら三脚使用というのを、改めて実感した。シャッター速度を早く設定できるので、三脚不要だろうと思っていた自分の甘さと経験不足を痛感。
撮影に熱中している私を置いて、母と妹は先に進んでいた。後から来た人たちが私を追い越していく。小降りとはいえ、皆傘をさしている中、カメラを2台使い分けながら、花にかじりついている姿は、熱心なカメラマンの姿に見える? 私以外にも傘を差していない人がいた。こちらも一眼を抱えたカメラマンだった。実際のところ、帽子とウィンドブレーカーがあれば雨はまったく気にならなかった。手袋をしている人もいたが、その必要も感じなかった。初めての福寿草撮影は、それほど私を魅了してくれたようだ。
上り詰めた先、神社脇の御接待所を覗いて見たが、母達の姿を見つけれらなかったので、先に降りたかと思い、道を引き返しながら、思いつくまま撮影を続ける。下りながら見ると、やはり違った絵が見えてきて、登りのときよりも多くの枚数を撮っていた。時折膝をついたり、肘をついたりしていたようで、あちこち泥で汚してしまっていたが、下に降りるまで気づかなかった。
あと少しで駐車場というところで、妹から携帯に「今どこ?」。聞くとまだ御接待所にいるという。居たのに気づかなかったようだ。これから降りてくるというので、駐車場近辺で、いろいろ実験。少し離れて、前景との圧縮効果を狙ったりしてみた。最近気になっていたのだが、18-200mmがAF時のピントが甘くなっている。特にD5000との組み合わせで、より曖昧になっている様なので、注意しなくては。
母と妹が降りてきたので車に戻る。この頃には駐車場には20台くらいの車。マイクロバスが入り口を塞ぐように止まっているのには参ったが。
帽子とウィンドブレーカーを脱ぐとぐっしょり濡れていたので、後部トランクスペースで乾かすように広げておいた。隣にテレビ局のものらしい車。妹の話では、御接待所付近で11時から撮影があるらしい。時計を見ると11時ちょうど。この天候でも、次々と観光客は到着している。程よく楽しめたので、満足して福寿草の里を後にした。
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