今日は遠方より来客があったため、午後からのお出かけになった。時間もないし、雨の後ということで、県内未訪瀑の滝を訪れることにする。
目的地は綾川町前山登山道途中にある龍神社の滝。
塩江町・谷岡食堂の脇から柏原渓谷方向に向かう。その途中、桜橋の下にある「ちょうな淵の滝」は、水量が増えて、豪快に見える。付近を探索してみると、ロープを使えば降りて行けそうだが、今日の服は汚したくないのでパス。木に邪魔されずに見るために、次回はきちんと装備して見に来よう。少し下流から降りれば長靴履きで行けそうだ。
県道167号から綾川町方向に分岐。細いくねくね道をのぼり、道を塞ぐ犬の群れをかわし、前山登山口に到着。すぐ下の川の護岸工事の為か工事車両が止まっているので、少し通り過ぎたエスケープゾーンに車を停める。
今日はD5000しか持ってきていない。メモリーや予備バッテリーをスリングバックに入れ、三脚を担いで出発。雨がぽつぽつ落ちてきたようだが、大丈夫だろう。
車が通れるほどの道を約5分。「前山頂上へ60分」の立て札と小さな橋から登山道が始まる。
急なスロープはコンクリート舗装されているが、濡れている時には逆に怖い。慎重に登って約100mほどで「龍神社」の鳥居。その鳥居の向こうに滝が見える。
香川の滝は白っぽい岩肌を流れ落ちるものが多いようだ。写真に撮ると、見た目よりぱっとしないものに感じてしまう。いろいろ工夫して何とか見栄えするものを選んだが、さらなる技術の向上を目指さなくては。
雨上がりで水量が多いせいだろうが、立派な滝である。三段で20mくらいだろうか。それぞれの段に滝壷があるようだ。ローマさんのブログには滝壷を覗きこんだ記録があるが、少しの努力で到達できそうに思える。今日は時間がないのでパス。
再び登山道に戻り、尾根を巻いて登っていくと「右滝」の立て札と鉄橋。それを渡ると東屋の向こうに滝。その脇に祠が見える。
滝の大きさは5mほどの小さいもので、前面に木が張り出している為、滝としての魅力はあまり感じない。紹介された写真では、ここまで邪魔はされていなかったのだが、この枝ぶりではそのうち落ちてしまうのかもしれない。
ここでは滝よりも滝壷が魅力的である。おおきなタライのような丸い滝つぼは、滝に比して深く、色の具合も見事である。
このすぐ下はさっきの龍神社の滝の一段目である。足場がしっかりしているので、慎重に足を運び、滝をのぞきこむ。
滝口から見下ろす機会はあまりないので、結構ゾクゾクする経験である。先ほどの撮影場所である最下段の岩場まで見えて、滝の異なる表情を見た気になる。
車に戻るまで一時間と少し。いつもより短めの訪瀑時間であるが、滝の魅力はしっかり堪能できた。
今日はここだけでおしまいの予定だが近くで気になる場所があるので少し寄り道。
県道まで戻り、再び西に進む。杉林の間から尺丈の滝が微かに見えるのを確認して、その少し先の駐車スペースに車を停める。目的はその正面、西谷川に北から流れ込む沢にある滝。知る限り名前はないし、普段は枯れているであろう滝であるが、見逃すには惜しい滝である。今日は三脚を使って撮影。
ここも岩肌の色の関係で、水量が少なく見えてしまうのが残念だが、藪の少し奥にあり、秘境風なのが私好みの滝である。
2時出発の5時帰着。44kmの行程だが、雨の後だけに会える香川の滝は、まさに恋人を待つ気分である。
龍神社の滝は豪快に流れているのですが確かに岩肌の関係で
思った通りの写真を収めるのは難しそ~。
東屋の滝の上流にはまだ滝があるんですよ~
ちょうど砂防ダムの下に渓流瀑(5m?)があります
登山道から砂防ダムまで行ってそこから下りたら簡単にたどり着けます。
名前のない滝は私も写しています。私が撮っているのはもっと水量が多いです。
この滝は確か石像が建っている所のカーブだったと思います。
この辺りは同じ様なカーブがあるので分かりにくいですね!
もう一つのひろ~い左カーブがある道の下にも滝(5m)がありますよ~笑
土佐橋の近くにも上記の名前が付いてない滝と良く似た滝があります。
やはりあの無名滝を御存知でしたか。捨てがたい滝ですよね。
後の二つは知らなかったので次の機会に探してみます。
あの近辺には、このが滝や八代の滝もありますが、訪瀑には準備と根性が必要ですね。
龍神社奥の滝のさらに奥の滝、これも魅かれます。奥の滝の滝壷を晴天下で見てみたいので、また訪問してみます。