桜のシーズン、毎年どの桜を見ようか迷うところだが、今年は今治方面を回ることにする。30日はあいにくの雨模様だが、来週まで残っているはずはないので、雨天強行。
6時出発、疲れからかやたらと眠くて入野SAで1時間近く仮眠してしまった。最初の目的地、西山興隆寺の下にある、古田のシダレザクラに着いたのは8時30分。着いたとたんに激しい雨が降り出したが、準備しているうちに雨は止んでくれた。
三脚を据えて撮っていると、通りかかった地元の方が「香川から撮りに来たんかい?」と驚いたように声をかけてくる。このエリアには多くの名桜があり、撮りに来るカメラマンも多いだろうに、香川県からくると珍しいだろうか?
古田のシダレザクラを後に、向かったのは實報寺。10分程走ると着く距離だが、到着した頃にはまた雨が降ってきていた。ほとんど人気のない境内に咲く一樹桜は、雨の中でみると不思議な雰囲気が感じられた。
満開の一樹桜を見るのは二度目になるだろうか。少し花の勢いが弱く感じられる。
雨の中、しっとりした感じの桜もいい感じである。雨の中の風景の良さもだいぶわかってきたが、それを写し取るには、まだまだのようだ。
もう少したてば天候も回復するかと思い、先に山を越えて菊間町の掌禅寺を訪れることにする。
山越えをしようとしたルートの途中に無量寺がある。帰路に寄るつもりだったが、つい車を停めてしまった。
無量寺の枝垂れ桜はほぼ満開、少し散り始めている。ベストの時期だがあいにくの曇り空で、今一つ映えない。何度も通っているが、満開と青空が揃って撮れるのはいつになるだろう。
少し青空が見えてきたので待ってみたのだが、青い空が広がることはなかった。残念。
天候と時間のせいで訪れる人はまだ少ない。午後になったら人が増えるだろうなと思いながら、無量寺をあとにする。山越えの道に入るとまた雨が降り出した。山を越えれば天候が回復することを期待しつつ、広くない山道を走らせた。
つづきます。
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