週末は写真家気分で

yamtoの週末お出かけ記録

スーパー林道沿い なかん谷から五郎谷へ

2013年07月08日 | 自然写真 滝

201307071050_041  7月7日 高の瀬峡の滝 より続きです。

 ホラ貝の滝(法螺貝の滝)登山口入り口より、渓流沿いの道に踏みこむ。 踏み跡は割と明瞭だが、斜面をトラバースするようなラインが多く、自然歩みは慎重になる。安全の為トラロープが張られているので、それも頼りにして先を目指す。このような道で70分の道のりであれば、難易度は高瀑級かなと思った。
 先日角にぶつけて痛めた左足の小指は、登山靴を履いて、少し違和感があるものの歩くのには支障がなく、これからの滝めぐりでの安心材料である。
201307071205_045  桂さんのHP情報により、約15分で沢に降り、木橋を渡るとあったので、15分位で沢に降りたときには予定通りと安心していた。しかしそこから道が消えている。沢の両岸は大きな岩があり、岩を高巻しようとしたら、超えた尾根の先からも道が見えない。ここまでは木に巻きつけた赤テープの目印があったのに、探しても見つからない。しばらく付近を探してみたが、何も見つからないので、残念ながら先に進むのをあきらめて引き返す。
 引き返して、入り口付近の看板に気がついた。なぜ、最初に気づかなかったのだろう。
 改めてトライしても良かったが、時間は12時を回っており、これから往復2時間と撮影時間を取っていると、時間オーバーになるので、法螺貝の滝訪問は次の機会に。

 そのまま帰るでは悲しいので、道沿いのお手軽(?)滝を訪れることにする。
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 林道を岩倉地区へと降りていく途中、なかん谷にある中谷の滝は、冬場ならすぐに目につく滝だが、この時期は木々に覆われ、滝の存在を知らなければ、通り過ぎてしまうだろう。
 5月にKurenaikaiさんとホウデンの滝を訪れた後、Kurenaikaiさんは一人でこの滝を撮りに行ったのだが、私はその手前で無名滝を見つけてそちらに惹かれてしまったので、この滝を訪れていない。久しぶりに訪れたこの滝は、夏は緑、冬は茶色というイメージを持ってしまうほど、全く異なる貌を見せてくれる。

 使い慣れた三脚が修理中なので、今回使っているのは、以前使っていたSLIKの三脚。この三脚は、超望遠レンズの時に使用するため、3WAYの雲台で、クイックシューは付けていない。しばらく自由雲台とクイックシューに慣れてしまっていたので、位置合わせに結構手間取ってしまう。

 下の写真は道路から木々の間を透かして見た中谷の滝。
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 次は五郎谷の滝。通りすがりに沢を覗き込んだら滝らしいものが見えたので、分け入ってみてその見事さにびっくりした滝である。帰って竹野さんや桂さんのHPで、上にもさらに見事な滝があることを知り、訪瀑意欲を掻き立てられ、装備を整えて再訪したこともある。
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 滝の正面に立つには、沢に踏み込んで岩を登っていけばいいのだが、先に上の滝を見るため、右岸側の急斜面を登っていく。割とはっきりした踏み跡をたどり、滝上部を目指す途中、木々の間から垣間見た滝。滝のある沢はV字型で、さらに少し折れ曲がっているため、道からは滝の存在はわかりにくい。写っているのは滝の下部だが、これだけでは滝の全景を想像するのは難しいだろう。

 滝の上部に出るとすぐに上の滝が見えてくる。右側は上の段まで登って撮ったもの。
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 今度は振り返って、本滝の滝口を写す。水の流れが滝口の手前に小さな水たまりを作っているのがいい感じだったのだが、この絵では伝わらない。

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201307071402_085  滝の左岸側に少し突き出した部分から滝の側面を撮影。これ以上乗り出すのはロープがあってもご免である。

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201307071416_088  左岸側に出てから振り返ると、先に撮った上の段の滝のさらに上にも滝が見える。近くまで昇ろうと思ったが、両側に迫った岩が危険そうなので、斜面の途中から撮るだけにする。

 元来た斜面を戻り、途中から切り倒された木々をまたぎ越しながら斜面を下り、本滝の直前へ。
 この滝を訪れるのは3度目だが、今まで最も水量が多い。カーテンフォールのように落ちる上部と、岩肌を流れる下部というこの姿、好みの滝ですと言ったら。桂さんに「通ですね」と笑われたが、これほど美しい滝があまり知られておらず、独り占めした気分になれるのは嬉しい。
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 道からほんの少し入っただけの五郎谷の滝だが、ここで1時間半近くを費やしてしまった。
あわてて装備を片付け、帰路につく。国道193号を、いつも寄り道する大轟の滝さえスルーしてまっすぐ帰宅したが、帰宅時間は予定オーバーの17時半過ぎ。
 311km 5,616歩 12時間以上かかった遠征は、主目的未達ではあったが、たくさんの滝を楽しめたので良しとしよう。

 
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