昨冬、初めて山小屋どまりを経験した冬の瓶が森。昨年は朝日を拝むことができなかったので、リベンジを誓っていたのだが、連れて行ってくれるKENさんとの都合がなかなか合わない。ダメ元でこの連休ならと聞いてみると、この日なら都合が合うし、山荘も営業しているとのことで、急きょ5日前に日程が決定。幸い装備は揃っているので特に買い足すものもない。今年は雪が多いとのことなので、昨年より防寒着を多めに準備しておく。
1月12日 日曜日 朝6時に出発。寒風山トンネルを経由してR194から県道40号へ。
走っているうちに、山荘に払う宿泊代を入れた封筒を忘れてきたこと、さらには帽子を忘れてきたことに気づくが、取りに戻る余裕はない。
途中長沢ダムが放流しているのを見る。貯水量の少ないはずの冬に放流しているのは雪解け水のせいだろうか。
車載温度計は氷点下4度を示している。山々は雪に覆われ、途中の集落では「かまくら」が作られていたが、道に雪はなく、思ったより雪は少ないのかと思いながら、合流場所の寺川神社に到着。KENさんはすでに到着していたので、すぐに白猪谷登山口目指して出発。
雪が少ないかと思っていたのに、山道に入ると道路上の積雪は10cmを越え、ノロノロ運転になる。神社から登山口まで約40分。ほぼ同時に着いた車を含め、登山口駐車場に停められた車は6台。昨年よりは少ないようだ。
登山靴に履き替えたりスパッツを装着するのに約30分。今回はスノーシュー必須ということで持ってきているが、結構かさばるものなのでどうやって持っていくか思案する。ケースのストラップをザックに通すことで何とか背負うことができた。
出発してから1時間半ほどで、シラサ避難小屋に到着。ここで昼食をと思っていたのだが、着いてびっくり、満員である。6人組のパーティーと避難小屋での宿泊組のようだ。空けてもらったスペースでKENさんがお湯を沸かし、カップラーメンを作る。そうしているときに、年期の入った三脚を持った方が小屋に入ってきた。その方が「福島さん」と呼ばれているのを聞いて、もしやと思い、KENさんの方を見ると、「たぶん」という答えが返ってきた。ハイアマチュアというよりセミプロの福島勲さんである。昨年、個人の写真展をのぞく機会があり、その美しさに感動して写真集を買ってしまったほどだ。残念ながらこの場で会話する機会はなかったが、憧れの人に逢えて、今回の遠征がより充実したものになりそうな予感。
食事を終えて山荘しらさに入ったのは12時過ぎ。昨年来たときは。まだ道路が見えていたが、完全に雪に覆われ、駐車場と道路の境目がわからない。雪かきされた入口を見ると、積雪は50cm以上あるだろう。
山荘しらさでの先客は、前日から泊まっているという七人組。八ヶ岳登山の予行演習をおこなっているとか。コーヒーを一杯ごちそうになると、荷物を置かせてもらって、カメラだけを持ち、スノーシューをつけて、昨年同様伊吹山に向かう。
私は当然、KENさんもスノーシューは初体験だそうだ。外に出てスノーシューを装着していると、山荘の小森マネージャーが「ブログネタに」と言って携帯写真を撮っていた。帰ってからブログを見ると、雪の中でスノーシューを履いた二人の姿がアップされていた。
スノーシューの練習代わりのつもりだったが、柔らかい雪の上だと結構快適である。最初は車道を歩くのだが、今年はアスファルト部分は全く見えず、一面厚い雪。先行者の足跡を見ると30cm以上は積もっているようだ。下の写真は、出発して間もなくのもの。真ん中の平坦部分が車道である。
昨年は青空の下での霧氷撮影だったが、今年は曇り空。昨年のようにはいかないですねとKENさんと話しながら、それでも撮影に夢中になってしまう。灰色の空がバックであるが、白一色の世界は迫力である。
モニターを確認しながら、気に入ったシーンではRAW記録を併用していく。
行程の半分も行かないうちにかなりの枚数を撮ってしまった。車道を逸れ、伊吹山頂上に登ればまた違う景色が待っている。
つづきます。
瓶林?の雪すごいですね。
昨年は下が凍っていてアイゼン無で歩いていたので何度か転びました。
今年は何処も沢山雪がありますね。
私達は13日に皿ヶ嶺に行ってきました。
時々青空が見え霧氷はイッパイ見れました。
後半楽しみです。
今回のレポートは、伊吹山沿いの車道沿いの風景です。
次回は伊吹山に登ってからの風景、第3弾は瓶が森からの風景と思っています。
昨年お会いした時の伊吹山は晴天でしたが、今年は残念。
けれど迫力ある霧氷と、スノーシュー初体験がおもしろかったです。
霧氷は次回ご紹介する方が、はくりょくがありますよ。