

「ねぇおばあちゃん、ゴーレンジャーの”ケン”どこいったっけ?」と下の孫。
「ゴーレンジャーのケンって、どんなんだっけ?」と私。
「ほら、紙のだよ。」
「あ~、あれはおもちゃの所じゃないの?」
「細いのをいっぱい集めて先生が作ってくれたけんの事じゃないよ。」
「え~~、じゃぁどんなけんだっけ?」
「ほら、映画の「マリと子犬の物語」を観たとき持ってたやつあるでしょ、ああいうの」
と、上の孫が助け舟。
(え~~~?映画の時何かおもちゃのけんなんて持って行ったっけ?)
そして、その日の夜のこと。
「あ~~、もしかしてこれ~?」と、紙じゃないけど赤い剣を差し出してみる。
「ちがうよ~!」と下の孫。
「ほらおばあちゃん、マリと子犬の物語とか盲導犬サーブを観た時、ほら紙を出したでしょ四角いの、ああいうのだよ、覚えてないの!?」と上の孫。
「え~、なぁんだ。けんって、券のこと~。」
「けんて言うからさぁ、おばあちゃんは「剣」だとばっかり思ってたよ~。ゴメンね」
「おばぁちゃん、戦いごっこする剣だと思ってたの?」
いやはや、頭コチコチ、先入観どっぷり。
「けん」は「けん」でも、春休み遊園地にゴーレンジャーが来る招待券の事だったようで、、、。
