1月25日、日曜日。おはようがんす。今日は11時から町の芸能祭が開かれるという。妻に聞いたら、大野婦人会の出し物は「千曲川」だという。女性の演芸発表会と同じだし、去年もやったような気がする。田舎なので、毎度おなじみの出し物でも人が集まる気がする。主催は芸術文化協会で、私の所属する「大野盆踊り太鼓保存会」も参加しており、その線でチケットはいただいたが、さてどうしたものか？
今朝妻は張り切ったのだか、野菜料理を三品もつくった。チンゲンサイの辛し和え、ヤーコンの酢の物、もやしとピーマンの炒め物、サラダである。その代りに、ニシンの干物（生干し）の焼き魚の小さいこと。最近は寒風をついて肉体労働をしているので、腹が減るのだが、少し不満。
1月24日、土曜日。おはようがんす。いつものように土曜の朝は、妻が新聞配達をするので、山クジラ♂の「山賊食堂」を開店。塩マスを焼き、いつものようにポテトサラダをつくり、コマツナと焼いた油揚げで辛し和え、そしてゴーヤーの肉詰めフライを揚げた。とはいってもこれは妻が下ごしらえしたもの。何とか、今日の朝食も準備ができた。今日も午前中は、畑に行って立木の伐採とその後の始末。「林地」という登録になっているが、道路に近い部分については基本的にすべてを伐採し、道端には何か花の咲く低木でも植えようかと思う。妻と義妹で何とかなる位の面積は畑に戻したが、あとは原野状態で草刈りだけしておくしかないようである。これも一種の耕作放棄地なのかもしれない。伐り倒した木（主にケヤキ）は1年乾燥させ、来年あたりに薪にする。今年（次の冬）の分は、もう一つある小屋に積んである「ハセ」用の丸太（主にカラマツ）を切れば、相当量を確保できるし、田んぼの方にも昨年の春伐採した丸太が積んであるので、おそらく間に合うだろう。薪は一束約500円で売っているのを見たが、わが家の一冬の消費量は金額に換算すれば10数万円分になる。購入していたので大変な出費になってしまうのである。
金曜日の夜は、山クジラ♂が料理当番である。冷蔵庫の中に魚が無くなっていたので、地元のスーパーに行ってしめ鯖を買ってきた。白菜は湯がいてショウガのせん切りをのせておひたしに、朝妻がつくった煮物にコンニャクと細タケノコを足して煮揚げる。キャベツとスナップエンドウ、ニンジンで温野菜サラダ。これも妻がつくっていたアスパラの肉巻を甘辛タレで焼き、しめ鯖を切って出来上がり。汁物は昨夜の煮込みうどんをリメイクし、キムチ味で野菜をたっぷり入れたものにした。食費の節約のためには、食べ残して捨てざるを得ない物を減らすのが一番である。まあ何とか今晩の役割を果たせたみたい。
葉室麟の『秋月記』を読んだ。解説を書いた縄田一男は、「秋月記は2009年1月角川書店から出版された作品で、紛れもない傑作である」と書いている。本書は秋月藩とその親藩である福岡藩の確執をめぐって書かれたものである。江戸時代の封建制社会で、藩を守ることは自らの生活を守ることであった。同時に、それは領民の生活を守る点では非常に矛盾した課題でもある。専横を極めた家老・宮部織部を追放した、間小四郎がやがて藩政の運営を担うのだが、そこには福岡藩の野望が渦巻いており、結果は藩政改革の希望とは相いれないものとなってしまう。藩内の抗争を書く点では解説の縄田は、藤沢周平に次ぐというか、並ぶというか力を葉室麟という作家が持ていると書いているが、私もそう思う。前にも書いたが、葉室輪の作風には藤沢周平的なものが強くあることを感じてしまう。
1月23日、金曜日。おはようがんす。昨日は「民報ひろの」定期号を印刷に行った帰りに、新山根温泉「べっぴんの湯」に寄ってみたら、ボイラーの故障で大浴場には入浴できず、やむを得ず小浴場で入浴することになった。小というだけあって浴槽も狭く、洗い場も少ないので、さっと洗って出てしまった。新山根温泉はなかなか良い湯なのだが、やはり風呂は広くてゆったり入れるのでないとだめ。
今朝はツボダイを焼いて食べた。最近スーパーではマトウダイはあるのだが、ツボダイがなく水曜日に久慈市内のスーパーで見つけたの買っておいたものだ。これに妻はゴーヤーチャンプルーなどをつくって朝食にした。ところで、この写真の間違い。ご飯と汁の位置が反対ですね！
