鈴木英治の『父子十手捕物日記』シリーズ第13巻『さまよう人』を読んだ。出合茶屋で役者が首を吊った。心中らしいのだが、相手の女の姿が見えない。検死医の話から同心の鹿戸吾市は自死と決めつけるが、吾市の中間である砂吉は役者と知り合いで、自死するはずがないよ譲らない。結局独自に調べを始め、女の姿を捕えたところで、自死に見せかけてつるされてしまう。しかし、柔術で鍛えていたためかろうじて命を吹き返す。深く悔いた吾市は改めて犯人の探索に乗り出す。祝言を間近に控えた文之助も探索に加わる。解説の細谷正充が書いているが、「巧みなストーリーと、ミステリーのサプライズがたっぷり味わえる」のだ。
1月10日土曜日。おはようがんす。土曜の朝は週1回の朝食担当。妻が、買い置きの肉を処理しておいたものが冷蔵庫にあったので、まずハンバーグを焼き、生姜焼きもつくったので肉が2品という変則的なものになった。本当は背黒イワシのめざし(ほおざし?)があるので、そちらをつかいたかったが、賞味期限の関係でこうなった。そしていつものポテトサラダをつくり、ホウレンソウを湯がいて昨夜の残りのハクサイと混ぜておひたしにした。味噌汁の実はワカメと玉ネギに豆腐というきわめてベーシックなもの。ついでに、今晩のおかずにサバの味噌煮をつくっておいた。サバの味噌煮は少し時間をかけないと美味しくならない。七輪にオキリ(ストーブでできる炭火)を入れてことこと煮ておくと味が染みて美味しくなる。