おばんでがんす。金曜日の夜は山クジラ♂が料理当番で、その日は「山賊食堂」と称している。昼は、冷蔵庫にあってチャンポン2人前を3人で分けて食べたので、今晩は何にしたらいいか考えながら買い物。鶏肉があるし、「ヤナギバットウ」でもなどと思いながら、地元のミニスーパーに立ち寄るとキリタンポがあったので、これを購入してつくることにする。本来キリタンポは、比内地鶏でつくるのだが、鶏肉は冷蔵庫に残っていた若鳥の脚肉。セリを入れる代わりにトウミョウと幾分変則的だが、スープは比内地鶏のものなので、それなりに仕上がった。これにハクサイを茹でて針ショウガをのせたものと、ナスの素揚げに田楽味噌をのせたものをつくった。山クジラ♂は「主夫」ではないが、女2人(妻と義妹)と手分けして日々の料理をつくっている。値段が安く、しかもマンネリにならない料理をつくるにはそれなりの努力と工夫が必要である。
『父子十手捕物日記』シリーズの第12作目『町方燃ゆ』を読んだ。自分の葬儀を出していた男が殺された。死んだはずの商家の隠居が葬儀の最中に本当に殺されてしまう。文之助と勇七が調べたところ、悪戯好きの隠居は、自分の葬儀を眺めて、どんな人が来てくれるか確かめたかったのだという。文之助と勇七が探索をしているさなか、今度は定町廻りの先輩同心が殺される。一方、江戸市中には大塩平八郎が生きていて江戸に登場すると噂がしきりに流される。米を買い占めている問屋に打ちこわしの気配が強まり、南町奉行自らが出張るが弓でいられ息絶える。一連の事件の背景には、刀剣好きの坊主がからんでいた。事件が解決して、文之助はお春に「私の嫁になってください」と申し入れる。ようやく、そういう話になりそうである。嘉三郎にからんだ事件が終わって『父子十手』シリーズも新しい展開をしはじめたようだ。
1月9日、金曜日。おはようがんす。今日は日曜版の配達があるため3時半おき。ここ何日か咳が出たりで眠りが浅かったので、目覚ましに使っている携帯が騒ぎ出すまで寝てしまった。そんなこんなで配達を終わって戻ると5時半近くなっていた。再び寝床に戻って『父子十手捕物日記』を読みながらウトウト。今度は本格起床の7時の目覚ましに起こされる。しばらく睡眠が浅かったことが影響しているようだ。
今朝のメニューに妻はタラのフライをつくった。彼女の得意料理の一つである。レンコンのキンピラ、ホウレンソウの海苔をかけたおひたし、サラダ、そして自家製の漬物というメニュ―。いつものようなものだが、いつものようなものを食べられるのも良いものである。