中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

卒業シーズン

2011-03-02 23:50:01 | 雑記
 また寒さが戻ってきていますが、山形の高校は卒業式のシーズンです。東京に比べるとずいぶん早いですが、そういうものなんですね。まだ大学入試も完全には終わっていないのに卒業とは、なんだか不思議な感じがします。

 私の高校もそうでしたが卒業式は、東京では3月の中旬から20日ぐらいです。ですからもちろん4月からの身の振り方も決まっていました。
「お前はどこに決まったの?」
もっとも関心があるところですが、この質問は注意が必要です。
「河合塾だよっ、文句あんのかてめえ!」みたいな展開になりかねない。

 私の高校では「一浪と書いて、ひとなみと読む」という格言がありました。学校側としても一年遅れても、妥協せず少しでも上の大学に入ってもらいたい気持ちがあったのでしょう。そのせいか、いわゆる「滑り止め」に受かっていても浪人する人が半分ぐらいいました。私も教師からは「浪人しないのか?」と言われましたが、その気はまったくありませんでした。


 ところで、私が長い間ヴァイオリンを教えていた男の子が、このたび高校を卒業しました。まだ第一志望の大学の結果は出ていないようです。そういう中での卒業式は微妙なものかと思いますが、意外にも本人的にはいろいろと夢を膨らませているようでした。

 彼も浪人するつもりは無いようで、そうするとどこに決まっても、実家を離れて都会での一人暮らし。受験の時にすでにいろいろと物件も見てきたようで、新生活への期待で一杯になっています。

 ・・・なるほど、山形の高校生は卒業後すぐに引っ越しをしなければいけない確率が高いんですね。それで卒業式がこのぐらいのシーズンなのかも知れません。(・・・と勝手に解釈しました。もし違ってたら教えて下さい。)それはさぞワクワクすることでしょう・・・若いっていいですね。


 さて我が山形Qの紅一点、だちゅ女史も今度の4月の定期演奏会をもって、山形Qを卒業するはこびとなりました。お互いにさらに活動の幅をひろげるチャンスととらえて、しんみりせずに見送ることにいたします。演奏会が、良い門出になるように頑張りたいと思います。

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