中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

遠き春

2015-03-30 23:47:59 | 山形交響楽団
 風は冷たく感じるものの、陽射しはすっかり春めいてきました。

 休日の今日は、気持ちの良い晴天。家に閉じこもっていては勿体ない。清々しい春を全身に浴びられるような、心も晴れ晴れするような所へ、軽やかに出かけたいものです。

 朝、勢い良く扉を開けて私が向かったのは…「ちろうい」。それは、チロル地方の風物を散りばめた素敵な場所という意味のフランス語…ではなく(虚しくなるのでもういいですね)、「地方労働委員会」の略です。


 組合の委員長をしているような者には、春闘のない春は来ないのです。これ以上、山響で働く者の生活環境が悪化しないように、晴れの日も雨の日も、人知れず動いているわけです。…なかなか成果につながらないのが残念ですが。

 今は定年制で苦労しています。

 「金が全てじゃない」と、人は言いますが、やはりお金は貴重な潤滑油です。ないと全てがギクシャクする。その摩擦で、心もすり減っていくのです。


 春の訪れを、じっと堪えて待つことにしましょう。
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オーケストラの日

2015-03-29 21:05:33 | 山形交響楽団
 本日は山響「オーケストラの日」。創立記念日でお休み…というわけではなく、日ごろオーケストラやクラシックコンサートに馴染みのない子どもでも、楽器や演奏会を気軽に体験して、親しんでもらおうという企画です。

 ということで、山形市民会館に着くなり、まずは「楽器体験コーナー」のスタッフをやります。お客さんに楽器を「弾かせてあげる」コーナーです。

「はい、どうぞ。これがヴァイオリン。弾いてみてくださ~い」
と、手渡してすぐに弾けるはずもない。そんなだったら、私たちは飯の食い上げです。ヴァイオリンに限らず、楽器というものは、習得するのに何十年もかかる。時間だけではありません。覚悟・忍耐そして、経済力が必要です。

 しかしそれを、ほんの一瞬、無料で体験させてあげることに意味があるわけです。

 とはいえ、放っておくと「しずかちゃん」みたいな音しか出ないばかりか、楽器が壊れることも。

 そこで、インストラクターをしてあげるわけですね。

 もちろん、何億円もする名器を触らせることはできません(残念ながら私たちも持ってません)。「体験用」の楽器を、オーケストラで用意してあります。


 今日も、たくさんの子ども達に、ヴァイオリンを触ってもらいました。この中の何人が、本当に興味を持って、ヴァイオリンを始めるなりオーケストラを聴きに来るなりしてくれるのかわかりませんが、何かが心に残ってくれれば嬉しい。

 「なんだ…ヴァイオリンって思ったより簡単だな。ちょっとやってみるか」など。そういう子を待ってます。


 その後はコンサート。お客さんの入りが今ひとつだったのが残念ですが、オーケストラの演奏会もなかなか良いもんだな、と思ってくれれば嬉しい。

 
 これにて今年度の演奏会は全て終了。四月からの新年度もまた、よろしくお願いします。


  
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すぎな

2015-03-28 23:17:19 | ヴァイオリン
 今日は山響のリハーサルでしたが、正装で参加。本番と間違えたから…ではなく、リハーサルの後に大切な本番があったからです。毎年この時期恒例の「つくしんぼコンサート」。山形Qのメンバー(&元メンバー)の、生徒達の発表会です。

 もともと少ない私の生徒ですが、今回は、幼稚園生の頃からの愛弟子が4月から東京の大学に進学するということで「卒業」となりました。

 今ではすっかり大学生らしくなって「素敵なお姉さん」になりましたが、初めは私が膝をつかなければならない幼児。かわいかった。

 親はみんなそうですが、まぶたに鮮明に残っている幼い頃と、いつも重ね合わせて見えているので、どんなに大人になっても「かわいい」のです。

 …十年以上も月日が流れれば、子供は若者になり、大人は老人になってゆく。白髪が増えるわけだ。


 とにかく、4月からの新生活を充実して過ごして欲しいと思います。卒業生を見送る先生というものは、寂しいものですね。送り出しておきながら、取り残されたような感じがする。

 「つくしんぼ」も、いつかは(いや、わりとすぐに)、スギナになってしまいます。まずは、その成長を喜びつつ、明るく送り出してあげたいと思います。
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閉ざされた庭

2015-03-27 13:33:22 | 山形弦楽四重奏団
「フォーレの音楽は、ぴったりと閉ざされた庭『もうひとつの自然』なのであり、詩情によって魔法をかけられた空間、生彩を欠く日常性の中にあって明確に限定され、閉ざされた庭なのである。だからこの音楽は、情感と知性のたぐいまれなる集中力を要求し、加えて音楽以外の要素ではなく、音楽そのものを愛することを要求するのだ。したがって、すべての人にに彼の音楽が理解される訳ではない理由も、実はここにあると言えよう。フォーレの音楽は、慎みそのものであるとともに、深く秘められたものであるのだ。鈍感な人や軽薄な人、傍観者的な人には失望の種でしかないが、聴く耳を持った人には、ひそやかに語りかけてくるのである。」
(ジャンケレヴィチ著 「フォーレ…言葉では言い表し得ないもの」より)


…どうですか?「フォーレの良さがわからないのは、聴く方に問題があるのだ」とでも言いたげな、高飛車な物言いが引っかかるかも知れませんが、「そこまで言うのなら、ちょっと聴いてみたいな」と思いませんか?

 
 ということで、山形Qの次回「第55回定期」(4月25日)まで、あとひと月を切りましたので宣伝しております。

 しつこくお伝えしているように、今回は私の肝煎りの「フランスの夕べ」。一番好きな弦楽四重奏曲と言っても過言ではないフォーレ、さらに滅多に聴くことのできないオネゲル、そしてもちろんハイドンという、私には魅惑の、しかし一部の人には(たいていの人には?)、「地味すぎる」プログラムとなっております。…「失望の種」言い過ぎだと思いますが。

 
 しかし、この素晴らしさをなんとか伝えたい。「聴く耳を持った」そこのあなた!ぜひ、スケジュール帳にチェックをよろしくお願いします。
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恐しき春

2015-03-25 22:27:21 | 雑記
 昨日・一昨日は季節外れの雪だったので楽でしたが、いま山形でも、花粉のピークが来ています。辛い日には強めの薬を飲んでいますが、それでもキツい。目や鼻はもちろん、のど・咳、頭痛…もう全て具合が悪い。「花粉症である」という理由を知っていなければ、いったいどんな重病にかかったのかと世をはかなむかも知れません。

 困るのは本番中。発作的にくしゃみが出そうになる。しばらくすると治まるが、静かな曲だと緊張感はひとしおです。我慢に我慢を重ねたくしゃみは、音量や音色の調節ができない。へたすると嘔吐のような絶叫を発してしまう恐れがある。

 緊張は勤務中だけではありません。歯医者でも、削られている最中にムズムズ。悪い想像をしてしまいます。

…今、派手にくしゃみをすると、舌や頬に風穴が空くかもしれない。

本番中より深刻です。


 しかし、考えてみると勤務中のくしゃみが禁物なのは、歯医者さんも同じです。

…この先生も、もしかしたら今、必死にくしゃみをこらえているのかもしれない。次の瞬間、くしゃみの雄叫びとともに、私は血だらけになる可能性も。

恐ろしくて、くしゃみのムズムズが消えますね。


 そう考えると実は、うららかな春の世界には緊張感が満ちている。

 モニターを見ながらの、高難度の手術などは、別の季節にした方がいいかもしれません。

天才外科医「鉗子」
看護婦「はい」
天才外科医「汗」
看護婦「はい」
天才外科医「いや、鼻水!」
看護婦「えっ、でもマスクが…」
天才外科医「遅い!ハッ…ハクション‼︎」
看護婦「……あっ!」
天才外科医「……わっ!はやく止血をっ‼︎」

…失礼しました。歯を削られながら、ふと、そんな妄想をしておりました。危険な花粉の季節が、早く終わることを願いましょう。
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18周

2015-03-24 22:41:56 | 危機管理
 18年とは…

「石の上にも」×6
「桃栗」×6
「柿」×2.25
「干支」×1.5
「四半世紀」×0.72

…要するに長い年月です。生まれたばかりの新生児が「18禁」を見ることを許されるぐらい。


 ということで、ハッと気がつくと、昨日は「結婚記念日」。めでたく18回目だそうで…。

 奥様に感謝しつつ、19年目を過ごすことにします。
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ファンタジー

2015-03-21 21:26:47 | 山形交響楽団
 山響の「ファンタジックコンサート」終了しました。

 
 ゲストの歌手は声優としても有名らしい。幼児向けのコンサートながら「追っかけ」とわかる男性もいました。

 前半のオーケストラ曲の時は、やや死んだような目をしていましたが、後半、そのゲストが出てきたら、表情が一変。実に、幸せそうな顔になる。

 いい歳しておいおい…と、引き潮になるのは簡単ですが、あのピュアなスマイルを見ると、何か尊敬するべきものを持っていらっしゃるような気がします。

 遠くまで追っかけて、そして、周りの幼児にまみれることを厭わずに、最高のスマイルでステージを見守る。幼児に引けを取らない手拍子。そして声がけなどの参加。
「さあ、みんなで呼んでみましょう!ひとみおねえさ~ん!」
このような、付き添いの大人でも戸惑うようなシーンでさえ、臆することなく発声。
「ひとみっ‼︎」
…さすがに「おねえさん」とは言わない。真剣なこだわりがにじんでいます。


 ということで、まさに老若男女問わずに楽しんだコンサートになりました。声優の人にも、そのファンにも、感心させられつつ、学ぶべきものがあったように思います。
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懐かしき

2015-03-20 21:48:49 | 危機管理
 明日は山響の毎年恒例「ファンタジックコンサート」。子供向けのファミリーコンサートです。今回は今の「プリキュア」の歌の歌手がゲスト。


 ところで、「懐かしい…」という言葉の許容範囲はどこまでなのか?

 かつて娘もでしたが、小学校に上がったばかりの児童が、何かの折に去年までいた幼稚園を訪れて発する「なつかし~」は、微笑みを誘います。「まだ似たようなもんだろ!」とツッコミたくなる。

 
 では、これはどうでしょうか?

 四十を過ぎたおじさんが、ハートキャッチプリキュアの歌を聞いて「懐かしい…」とつぶやく。

 キモい…のは確かでしょうが、感じて欲しいのはそこではありません。


 「おかあさんといっしょ」もそうですが、この種の番組は、観る世代がほんの一時期に限られています。その瞬間は、それが楽しみで仕方がなく、録画を逃したりすると、本気で泣かれたりする。

 止むを得ず、周りの大人も「見逃せない」感じで観ることになりますが、当人は、その一時期が終わると、何事もなかったように忘れてしまう。ついこの間までは、さんざん駄々をこねて買わせたその「変身グッズ」が宝物だったくせに、今ではその存在さえも忘れているということは、よくあります。…しかし、大人にとっては忘れられない。

 それが、「懐かしい」のです。


 明日の演目にもある「ハートキャッチプリキュア」は、私にとってのまさにそれ。

「お父さん、明日ハートキャッチプリキュア弾くよ」
「ふーん」
…もはや娘は興味を示さない。

 ところがその時、
「うそ、スゴいじゃん!聞きに行こうかな。」
と、息子が反応しました。

 …そういうものなのです。

 明日も、個人的に、懐かしんで弾こうと思います。
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2015-03-18 23:55:59 | 危機管理
 昨日は山形県の県立高校の合格発表。

 その時間になると、我が家の裏の学校からも歓声やら悲鳴が聞こえてきました。

 
「どこの高校に進んだからと言って、その後の人生には何も影響しない」

…ということを、私のような年輩者は教えてあげたくなりたい気分にもなりますが、その時は「ここが人生の分かれ道」と思い込んで真剣になることが、受験の最大の効用ですから、おとなしくしておきましょう。


 ということで、ウチの息子も、さしあたっての幸運に恵まれました。今まで受験指導をしてきた身としては、まずひと仕事終えてホッとしています。
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教えの庭

2015-03-17 09:27:53 | 危機管理
「仰げば尊し、我が師の恩
 教えの庭にも、はや幾年」

 (口語訳)…「もう二度と会わなくてすむ」と思って、よくよく観察してみると、あの「先公」(死語ですか?)も、それほど悪い奴ってわけでもなかった。「こんな所にいつまで閉じ込められてなきゃなんないんだよ!」と毎日思ってきたけど、体育館裏にこんなにたくさんの桜の木があったとは知らなかった。

 こんなところが、卒業式の中学生の一般的な心情ではないでしょうか?それとも、ここまで「ひねた」中学生だったのは、私だけかも知れません。

 昨日、私が見た「卒業式」は、時代の違いなのか、地域の違いなのか、校風の違いなのか、そんなイメージとは全く異なる、爽やかなものでした。


 ということで、昨日は息子の中学の卒業式。たまたま休みと重なったので、私も出席することに。小学校とつながっているので9年間、附属幼稚園も含めると11年お世話になった学校ですから、顔を出してみるのも悪くない。

 平日なので、さぞや浮いてしまうかと心配するも、かなりの数の「お父さん」が来ていました。…このあたりも、私が中学生の頃では考えられないことです。やはり時代の違いでしょうか。

 実情はわかりませんが、父兄の目から見ると、荒れたりダレたりする所が少しもない「きちんとした」卒業式でした。来賓の挨拶で「卒業生、起立!」の号令がかかると、軍隊のようにシャキッと即座に立つ。そして、合唱(仰げば尊しは無かったが)や「呼びかけ」なども張り切ってやる。「たり~なぁ、やってらんねぇ」みたいなのがいない。終了後も、在校生との「エール交換」のような騒ぎ(門出式というらしい)を自発的にやってます。

 中学生の「心の闇」はどこへ行った?と拍子抜けするほどの爽やかさ。世間の大人が騒ぎすぎなのか、そういう「闇」はインターネットなどの見えない部分に広がっているのか。とにかく、私の中学の頃とはだいぶ違うようです。


 県立高校の合格発表がまだなので、進路の決まらない中ではありますが、子供達を見習ってまずは「素直に」、卒業を祝うことにしましょう。
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オネゲル

2015-03-14 21:29:41 | クァルテット
 先週の山響定期では、ボロディンの交響曲を弾きました。ボロディンと言えば「ロシア五人組」のひとり。

 「ロシア五人組」…全部言えますか?

…言える必要もないのですが、受験勉強の影響か「五人組」とか言われると覚えないわけにはいかない気がしてくる。

「日本三景」「四大公害病」「五大湖」「六歌仙」…セットにされると試験に出そうで、言えないと不安になる。


 そこで、ロシア五人組は覚えました。キュイなどは、それでしか知らない。曲も聞いたことがありません。…意味が無いですね。

 さて、では「フランス六人組」は?

 …言えません。が、一応正解だけ見ておきましょう。

 ミヨー、プーランク、デュレ、オーリック、タイユフェール、そしてオネゲルだと。オネゲル、ミヨー、プーランクしか知らなかった。


 ということでオネゲル。1892年生まれです。ミヨーとは同期。仲が良かったようです。

 1892年生まれといえば…日本では、芥川龍之介。というと随分むかしの人のような気がしますが、「きんさん・ぎんさん」も同じらしい。…混乱してきますね。

 生まれ年だけで、その人物を特徴づける時代性を探し出そうとするのは無理があるようです。オネゲルと「きんさん」の共通点探し出して考察する意味は無いでしょう。

 ただ、やはりこの時代の人にはみんな、二度にわたる世界戦争の影響はあると思います。


 オネゲルの「弦楽四重奏曲」にも、戦争を思わせる不吉なとげとげしさを感じる箇所があります。そしてそれが混乱して破綻し、最後に「祈り」へとつながっていく。…これがいいんです。

 もう少し、オネゲルについて調べてみることにします。
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もてなし

2015-03-12 23:30:58 | 音楽
 昨日、山形へ戻ってきました。

 実は一昨日も、東京オペラシティで、寄せ集めのオーケストラ公演に参加していたのでした。

 今回はチャリティではなく、ある大企業が、取り引き先の要人たちを接待するために企画したクローズドの演奏会でした。大編成のオーケストラを「貸切」にできるとはすごい。しかも毎年やっているらしい。不況だとは言っても、力のある企業はしっかりあるわけです。

 
 それにしても、クラシックコンサートを「プレゼントする」という発想が素晴らしい。おそろしく贅沢なことです。しかしそれは「料理に金箔を入れる」とか、酔狂な事に財を投じてみるのとは違います。

 「贈りものをする」と「無料で渡す」の違い、そこにある精神的なものが「もてなし」の核だと思います。そのためには、渡されるものが物質でない方が良い。音楽はそれにぴったりです。

 贈る方も、喜んで受け取る方も、精神的な余裕が求められますが、素晴らしいことだと思います。

 それさえあれば、お金はそれほど要らないのです。狭い所で低予算でも可能な弦楽四重奏でも良いわけですし…。ぜひ山形Qにも御用命いただきたい。(PRのページ)


 ということで、こういう「音楽の贈りもの」が、一般的になるぐらい、世の中が精神的に豊かになればと、願っております。 
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4年

2015-03-11 23:01:32 | 雑記
 長いのか短いのか…とにかく、震災から今日で4年が過ぎました。

 電気も暖房もなく、ゾッとするほど静かな夜を、4年前のこの時間は過ごしていました。

 しかし、いかに暗く寒くても、家族が無事で一つ所にいたわけですから、大した苦労とは言えません。

 翌日も、マンションの水が出ないので、灯油用のポリタンクを持って息子と二人で神社に水をもらいに行きましたが
、それはむしろ幸せな事と言えるでしょう。


 今日を、ご家族の命日として迎えられたたくさんの方々には、心からお悔やみを申し上げます。
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サクラハサク

2015-03-10 13:43:34 | 雑記
 またしても、所用で東京に来ています。こちらはもう、桜が咲き始めているんですね。

 スギ花粉も元気いっぱいに飛んでます。目を開けるのも嫌になるほどですが、路地裏などに桜が咲いているのを見つけると、やっぱり少しだけ明るい気分になるのは不思議です。日本人は桜を「えこひいき」してますね。多分、花粉症の原因が桜だったとしても、あるいは「くさや」みたいな臭いがする花だったとしても、桜を嫌うことはできないでしょう。きっとそれが「春のかほり」と呼ばれるだけです。

「サクラサク」…といえば、説明は要らない。桜が咲くのは、無条件で「良い出来事があった」と同義なのです。


 さて、今日は山形県立高校の入学試験。これから発表までの一週間は、全県的に「サクラサク」を待ち焦がれる人が、我が家を含めて急増することでしょう。

 しかし、どっちにしても春は来るし、桜は咲くのです。結果はどうでも、つらかった受験が終わって、4月からは高校生としての「新しい春」が始まるのは、無条件に良い事のはず。

 ということで、山形でも間近に迫った「サクラ」を、ジリジリすることなく、楽しみに待つことにしましょう。全ての受験生に「お疲れ様」と言ってあげたい。
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黒ばくれん

2015-03-07 23:39:49 | お酒の話し(山形県)
 旬の物は体によいといいます。野菜や果物、魚など。ビニールハウスや養殖技術の発展で、どんな物でも常に手に入る世の中ですが、やはり四季に合った物は新鮮で旨いです。しかも「体が求めている」感じがする。

 ということで、ただ今、新酒の季節まっさかり。春の訪れは「三寒四温」などよりも、酒屋の冷蔵ケースでこそ開花するのです。さあ、「体によい」旬の酒をたしなまなければいけません。


 今季のイチオシは、「くどき上手」の「ばくれん(黒)」です。以前にもこのブログで紹介してますが、季節ものの酒は、年によって出来不出来の差が大きい。去年の「ばくれん」は今ひとつでしたが、今年のは素晴らしいの一言。演奏にも「奇跡的な名演」があるように、何の具合だかわかりませんが、酒にも大当たりがあるのです。

 もともと、スパッと切れ味の良い酒ですが、今年のは清冽な気品がある。ひんやりと心地よい。

 喩えるなら、新しい清潔な、しかも肌触りの素晴らしいシーツのひんやりとした感じ。この心地良さに言葉は余計です。


 「めぐる季節」を爽快に堪能しました。明けましておめでとうございます!
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