中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

生姜焼きとガトーショコラ

2024-02-29 21:46:00 | 男の手料理
 昨日と今日は、山響がお休み。忙しかった今年度ですが、小康状態の今月。

 ということで、今日も調子に乗って厨房に立ちます。

 昨日は「豚の生姜焼き」。これは、昼休みのおじさんが定食屋で食べる定番なので、私の中にもイメージがしっかりある。

 …「ちょっと味が濃い」と言われながらも、無事に好評を博しました。

 残った分は、娘の今日のお弁当のおかず。

 …父親が作ったものを、女子高生がお弁当に持って行くなど、まるで男手ひとつで娘を育てたドラマみたいですよね。

 勝手に感慨に浸っていると、娘が言いました。

「〇〇(友達の名前)のお父さんはガトーショコラが得意なんだって。」

 …は?…もう一度お願いします。

 「お父さん」と「ガトーショコラ」という二つの単語が、私には遠すぎて結び付かず、何を言っているのかわかりませんでした。「コブラツイストが得意なんだって」の方がまだわかる。そもそもガトーショコラって何ですか?

 時代は変わったのです。母親が健在なのに父親が料理するなど考えられない時代に育ちましたが、そんな私でも、時代の変化に適応して頑張っているな…と自負しておりましたが甘かった。世の中には、いくらでもすごい人がいるものです。

 さらに精進します。

 さすがに、ガトーショコラはないと思いますが。

 …にしても、まずは、それが何なのかを知るぐらいは、現代人として必要なことなのかも知れませんね。
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旬を感じる

2024-02-20 23:36:00 | 男の手料理
 山響は五連休中。私に関しては、その前のオペラも休んでいるので、十連休近い。…こんなに休んだのは一昨年のコロナ感染の時以来。

 ということで、毎日、厨房に立っております。

 大した日数でもありませんが、それでも毎日、スーパーに行くと「あれっ、今日はこれが安いな」とか、「昨日までのよりも良いものが入ってるな」など、わかるようになってくるものです。

 これまで自分は、酒屋のショーケースで「おっ、新酒が出た。もうそんな時期か」と、そこぐらいでしか季節を感じてきませんでしたが、世の中の主婦の皆さんはスーパーで感じているのでしょう。スーパーだと、季節だけでなく、物価のこととか、気候の変動による高騰とか、そういうものに敏感になる。

 今はやっぱり「タラ」ですね。これまで居酒屋の「寒鱈汁」しか興味ありませんでしたが、スーパーでは違います。他の魚の切り身に比べて、安いだけでなく、ツヤとかプリプリ感がすごい。これが「旬」ってやつなんですね。

 そうなると、どうしても買ってみたくなる。買わないと損するような気になる。ということで、本日は「タラのソテー」にしました。「ソテー」などと、ちょっとカッコつけましたが、要するにバター醤油焼きです。

 素材が良いと、それだけで美味い。料理の腕の何割かは、旬の良い素材を見極めることだということがわかりました。

 「五十の手習い」。幾つになっても勉強になります。
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降り番と料理番

2024-02-16 21:05:00 | 男の手料理
 今週の山響は、明日のオペラ「コジファン・トゥッテ」村山公演。

 なのですが、私は「降り番」をもらっています。

 キャストの声量その他を勘案して、オーケストラの人数を減らしたりすることがあって、今回の場合、1stヴァイオリンも余剰が出る。そこで、待機となるのが「降り番」なのです。これは順番で割り当てられる。山響の1stの場合、2年に一度ほど巡ってきます。

 つまり、待望の休日なわけです。

 よしっ、海外旅行にでも連れて行ってやるか!みたいなことを言ったら食卓は氷点下。

 …なに言ってんの?

 奥さんや娘は、もちろん通常の日常なのです。

 震え上がり、罪滅ぼしのために毎日、夕飯当番をしています。

     

 「給食で一度食べたピーマンの肉詰めが食べてみたい」

 娘の一言で、山のように作る親父。

 にわかクッキングパパとして一言。タネにマヨネーズを入れておくと、味も香りも良くなります。

 しかし、バレエの公演に向けてのダイエット中だということで、あまり食べてもらえず。

 明日のために、低カロリーで美味しいレシピを、今夜もまた検索します。
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気分転換

2023-11-27 23:30:00 | 男の手料理
 「趣味は料理です。気分転換になりますからね…ハハハ」。

 …こういう男は本当に、いけすかない。女性ウケを狙ってばかりいる、この偽善者めが!

 と思ったものですが、最近、考えを改めました。私が間違っていた。

 フルタイムに近く働くようになった奥さんの顔色をうかがって初めた料理ですが、最近、趣味になりつつある。ネットのレシピから逸脱して、あれこれ工夫するのが、わりと本気で楽しいのです。

 山響が休みの日。今までは奥さんの目が怖いから、仕方なく料理当番をかって出ていましたが、今では、練習の合間の調理の時間が楽しみになってきている。

 確かに本当でした。気分転換になってる。…偽善者呼ばわりしてすみませんでした。

 ということで、山響が休みの今日は、シーフードとブロッコリーなどを、ガーリックとバターで炒めて白ワインをふって…

 …文字にすると、スカした感じがして嫌ですね。「村上春樹にでもなったつもりか?」と、今までの自分が軽蔑します。

 時間に追われず、強制されず、自分の意志でするものは、楽しいに決まっている。

 たまの休日にこそ、早起きをしてヴァイオリンを弾くことが楽しみだった、会社員の頃の自分を思い出しました。
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明日のために

2023-10-26 21:21:00 | 男の手料理
 最近、家の料理当番をかって出ることが多くなりました。やると、わりと楽しくなってくる。

 昔は、男性で「料理が趣味」みたいな話を聞くと、ただの偽善にしか思わなかったものですが、今はちょっとわかる。

 人の行動は、初めてそれをした時の精神状態と結びつけられるように思います。

 男が料理をする時というのは、そもそも、時間的・精神的に余裕がある。つまり「余暇」としてやっている。余裕のある休日に、新しい趣味でも見つけようかというノリで。…これは楽しくないはずがない。日ごろ、時間や気持ちの余裕がない中で追われるように料理しなければならない主婦の方々とは、そもそも違うのです。

 それが刷り込まれているので、最近は、休みの日でなくても、疲れていても、料理をするのがちょっと楽しいのです。

 スクールコンサートの昼休みに今日は何にしようか考え、帰りにスーパーで食材を買って(黒服ですが)、夕方からのんびりと厨房に立つ。これは、結構楽しい。

 今までなら、帰るとすぐに次の公演の練習などすることしか思いつかない。これも大切なことではありますが、疲れていると結局、夕飯までの「暇つぶし」にしかなっていないことも多いのです。

 それに比べて料理は、今はまだ新鮮な気持ちだからかも知れませんが、手順や分量のアレンジなどに集中することで、完全な気分転換になります。まるで、その日が休日だったような気になる。

 演奏もそうですが、楽譜通りにある程度できるようになると、そこからはみ出すことにチャレンジしたくなる。最初はネットのレシピ通りに恐る恐るやるわけですが、2回目3回目には、その流れの中でちょっと違うことをしたくなる。うまく行った時には、やっぱり楽しいのです。

 …とは言え、独りだったら、してないでしょうね。もう少しで娘もいなくなるので、二人暮らしになった時を見据えた、奥さんの御機嫌取りの練習みたいなものとも言える。

 平穏な老後のため、さらに腕を磨きます。
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どんこ

2023-07-04 22:03:00 | 男の手料理
 昨日、九州の友人から「どんこ」が送られてきました。

 「どんこ」…ご存知でしょうか?皆さんは知っているでしょうが、私は知りませんでした。

 開き切る前の椎茸を干したものですね。宮崎産の高級品を頂きました。随分と大きくて立派です。

「嬉しいけど、今週は忙しくて料理するのがめんどくさい」

 …と、奥さまが言ったので、不穏な空気が流れる前に、積極的に料理当番をかって出ました。

 朝、スクールコンサートに出かける前に、水につけて冷蔵庫へ。…低温の水でゆっくり時間をかけて戻すのがコツです。もちろんネット情報。

 午前午後のスクールコンサートを終えた帰り道に、ネクタイ姿で牛肉などを買う。…仕事を持つ主婦のみなさんを尊敬します。

 さて調理開始。椎茸と牛肉に厚揚げなどをプラスして、醤油みりんで炒めるだけの簡単料理です。椎茸の「もどし汁」も、出汁として使うのがポイントですよ…つくづくネットは便利です。

 無事に好評を博しました。何と言っても、さすがはブランド椎茸。肉厚で旨みもすごい。噛んでいると、高価な肉を食べているような感じがする。

 また、九州に行きたくなりました。今は豪雨で大変なようですが、強い太陽の香りを堪能しました。
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料理の効用

2023-05-30 21:03:00 | 男の手料理
  炒め物に、オイスターソースとマヨネーズで味をつけると、なかなか上手く決まりますね。

 …男の料理も日々、上達しております。昔は、芸能人の男性がインタビューで「料理が趣味です…ストレス解消になります」などと答えているのを見て、「嘘ばっかり…そこまでして主婦の人気をとりたいのか」と思ったものです。

 半分、私が間違っておりました。たしかに料理してる間は、(慣れてないせいもあるでしょうが)他のことを考えない。仕事のあれこれを忘れて手順などに集中する時間は、ちょっと心地よい。

 しかしもう半分は、やはり主婦のご機嫌とりです。

 ということで、昨晩の飲み会で、気づけば帰りが午前2時近くなり、こっぴどく叱られた私は、今日の夕食当番をかって出たのでした。

 本日のメインはエビとブロッコリーの炒め物。疲れた胃腸に肉は負担なので。

 …今回もまた、無事、好評を博しました。ダイエット中の娘にはとくに。そして、奥様の怒りを鎮めることにも成功。

 …料理の効用は偉大です。
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オーブンデビュー

2023-05-23 23:01:00 | 男の手料理
 昨日と今日は料理当番。

 ところが、一昨日から家の換気扇が壊れました。…このマンションも、もう20年近くなるので、いろいろガタが来るのは仕方がない。私と似たようなものです。

 なので、修理してもらうまで極力、ガスレンジは使わない方針で。

 …となると、とたんに難しい。基本、醤油とみりんで炒めるという芸しかない私は途方に暮れるばかり。昨日は酢の物と刺身などで乗り切ったものの、今日はどうしたものか。もう、寿司でもとるか…しかしそれも悔しい。

 と思った時に、家の電子レンジは実はオーブンレンジだったことを思い出す。取扱説明書の最後の方に、オーブンを使ったレシピが載っていたはず。

 ということで、今日はタラのホイル焼き。

 私個人は「魚のホイル焼き」は、あまり好まない。大昔、家にお客が来る時に母が作っていたのですが、子供にはあまり美味しいとは思えなかった。

 しかし今回、答えがわかりました。

 この料理は洋食なのです。だから、割り切って、バターをたっぷり入れて、料理酒は白ワインにすべき。

 レシピよりもバターを多め、白ワインはお気に入りの所蔵品の栓を抜いて、惜しげもなく振りかけたところ…無事、我が家の女性たちに好評を博しました。

 オーブンを開くと、リビングがまさに、フレンチの店のような匂いになります。…なるほど。要はワインとバターなのです。イタリアンっぽくするならイタリアワインとオリーブオイルにすればいい。

 そのあたりの「定番もの」をケチらないことで、そこそこどうにかなるということを学びました。


 「酒に頼る料理法」のスキルが、少しずつアップしております。
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ささがき

2022-09-02 13:51:00 | 男の手料理
 今日から旅行に出るので、休日の昨日は久しぶりに夕飯の当番を買って出ました。

 …療養期間中は家族にも迷惑かけましたからね。

 ということで、男の料理コーナー。

 久しぶりに料理して失敗すると罪滅ぼしにもならないし精神衛生にも良くないので、安全策のメニュー。「わたし、失敗が怖いので」…(凡人)。

 私にできる「失敗しない料理」は、炒めてから醤油・味醂・砂糖そして高級酒で味をつけるもの。これしかない。

 もちろん、食材の費用をケチらないことも大切。素人は材料の良さでカバーしないといけません。

 結局、「牛肉・ごぼう・こんにゃくの炒め煮」にしました。

 工程としては、ごぼうの「ささがき」ぐらいですが、これがまた下手なので、一枚一枚が分厚くて不揃い。

 …そう言えば、鉛筆削るのも苦手だった。

 今でもあるのでしょうか「ボンナイフ」。覚えていますか?鉛筆削り用の、折り畳みの小さいナイフ。私が小学生の頃は、誰の筆箱にも入っていました。

 休み時間とか、勉強から気が散った時に取り出して鉛筆を削るわけですが、あれが下手で困りました。どうしても刃がザックリと鉛筆に食い込んでしまって、削るというより「えぐる」感じになる。

 今ある、手回し式のやつを買ってもらった時は嬉しかった。…古い話です。ごぼうは現代でも、そういうの発明されなかったんですね。

 そんなこんなで、えぐり取られた分厚いごぼうにも味が染みるように、少し濃いめにしたりして、家族からも無事、好評を得ることができました。…芋煮と同じような味に過ぎませんが。

 次回はもう少し攻めたメニューにチャレンジしてみます。
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スキルアップ

2022-07-26 21:55:00 | 男の手料理
 昨日は家族が忙しく、私は休日。ということで、料理当番です。

 男の料理のコーナー。

 ところで、「キッチンドリンカー」というものに、昔から憧れていました。ちょっと、おしゃれなもの(生ハムとか)を調理しながら、間にシャブリなどを飲んで、軽やかにトマトをスライスするとかパスタを茹でるとか。

 …村上春樹っぽくて、ちょっと鼻につくか。

 しかし、私には無理だということに気づきました。制限が無いと味見で一升瓶が空いてしまいかねない。とすると、何のために料理しているのかわからなくなる。

 ということで諦めました。せいぜい、合間に加熱式タバコを吸うぐらい。

 さて、昨日のメインは豚バラと白菜のミルフィーユ鍋。安価ヘルシー簡単という三ツ星メニュー。

 適当に切った白菜を鍋に敷き詰めてから、半分に切った豚バラを敷き詰める。これを3回繰り返してから、醤油みりん酒、そそて顆粒だしと水を混ぜて注ぎ込んで煮詰める。以上。どうでも良い事ですが、酒は純米大吟醸です。

 充分に火が通ったら、それをすき焼き風に卵をつけて食べます。これで、どうにでもなる。これだけ適当だと、素材が大切。なので、豚は庄内豚。庄内の米を食べて育てたブランド。…やはり米は大切です。

 あとはスモークサーモンを入れたコールスロー風サラダ。…こう書くと村上春樹風ですが、千切りキャベツとサーモンを酢とマヨネーズで和えただけ。

 おおむね好評を博しました。

 自分で言うのもなんですが、最近、料理のスキルアップが止まらない。食材の量がレシピ通りに整わなくとも、動じることがなくなってきております。

 極めるか。

 さらに頑張ります。
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夏野菜

2022-07-07 22:28:00 | 男の手料理
 旅行続きだったので、帰ってきた時ぐらいはと、先日の月曜日に「夕食当番」をかって出ました。

 夏です。

 ということで、メインはナスと豚バラの炒め物。以前にタイ料理をしくじった時に買ったナンプラーが残っているので、性懲りも無くエスニック風で。

 とはいえ、炒め物に、酒・醤油・砂糖・塩で味をつけた上の最後の香りづけでナンプラーを垂らすだけなので失敗のしようがない。

「何これ美味しい!」という評価は頂きましたが、タイ風だとはわかってもらえなかった。

 …まあ、そのぐらいがちょうど良いのでしょう。

 そして付け合わせのサラダは、山形産。と言うより、山形Q産。

 どういうことかといえば、Vc茂木氏が育てたレタスに、Va倉田氏からのお裾分けきゅうりをふんだんに使ったサラダ。

 市販のものと、味が全く違います。歯ごたえも、そこからの甘みも。

 私の力ではありませんが、これも好評を博しました。

 この年齢になるとわかりますが、やはり新鮮なものを食べると、元気が出る。若い頃は、カロリーさえ高ければ満足です。安くて量が多ければそれに越したことはない。

 旅先の名物も楽しいのですが、こうして山形に帰ってきて、きちんとしたものを食べると「整う」感じがしますね。
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休日シェフ

2022-05-09 22:23:00 | 男の手料理
 昨日の村山公演は、阪氏の田園、村川氏の親子共演、そして地元中学の吹奏楽との共演もあって、良いコンサートになったと思います。

 休日の今日。一方、世の中はゴールデンウィークが終わり、もの憂い平日。うちの奥様も出勤です。

 ということで、今日は私が夕食の当番。

 本日の献立は、肉豆腐と酢のもの。…私が食べたいものを作ると、どうしても居酒屋メニューになってしまう。申し訳ないが我慢してもらいましょう。

 肉豆腐は、だしの素と醤油味醂、そして私がふだん飲んでいる極上の日本酒をたっぷりと投入(レシピの5割増ほど)。美味しいものをたくさん入れれば美味しくなるはずですから。

 酢のものは、きゅうり4本をひたすらスライサーでおろす。…世の中には「キッチンドリンカー」という人種がいるらしく憧れます。しかし、私がそれをしたら、間違いなく手の指をスライスするので、怖くてできない。

 醤油味醂系の料理にはだいぶ慣れて好評を博すようになってきました。

 …ほとぼりもさめたところで、そろそろ禁断のエスニックに再チャレンジか。
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御恩と奉公

2022-02-07 22:27:00 | 男の手料理
 山響が休日の今日は山形Qで、今月の依頼公演のためのリハーサル

 …をする予定でしたが、最近の感染拡大のために公演が中止になってしまいました。東根市と大江町の2公演とも。残念ですが仕方がない。

 ということで、完全な休日。久しぶりに夕飯の担当をしました。

 去年の秋から忙しさにかまけて、サボり続けたあげく今年初。

 先日、家の奥さんがしみじみと言ったのでした。

「ああ…旅行行きたい」
…そうだね、コロナが明けたら行こう。
「外食でもいいや」
…なんだ、何が食べたいの?
「…とにかく人が作ってくれたものが食べたいの」

 いつも鈍感な私ですが、さすがに危険が迫っていることを察知。
「あっ、そ、そうだよね…ちょっと立て込んでたから。えっと、来月の山Qが終わったら、また時々作らせていただきます」


 ということで、今晩の献立。

 久しぶりなので、変に凝ろうとはせずに、①白菜と厚揚げと豚肉の炒め物②牡蠣と舞茸のバター醤油焼き③コールスローサラダ。

 ネットのレシピでは所要時間30分ほどのところ、1時間超。調理以外にも買い物なども手間取るので時間がかかる…やっぱり素人は手際が悪い。これではやはり、時間に余裕のある時にしかできない。どんな時でも休まずこなしている主婦の皆さまには、到底敵わないし、深く感謝しなければいけませんね。

 家内安全のために、さらに精進します。
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最上早生

2021-10-16 23:59:00 | 男の手料理
 本番の翌日、山響は休みだったので、昨日「おそばに」さんから協賛のお土産で頂いた乾麺を茹でました。

 「最上早生」という、山形が誇るブランド蕎麦です。

 前回の協賛でも頂きましたし、個人的にも以前、お店で買って食べたこともありますが、本当に美味しい。

 自宅で茹でても、乾麺とは思えないレベルの美味しさに仕上がります。歯応えがしっかりして、私の好みです。

 つるつるの「もっちり系」よりも、田舎っぽい「ボソボソ系」の方が好きなので嬉しい。噛むとぶちんと切れる感じが大好きです。香も素晴らしい。

 たっぷりの茗荷と一緒に味わいました。こういう蕎麦をアテに、美味い日本酒が飲みたいところです。

 山形駅前「おそばに」さんでは、夜のコースで、それが堪能できます。

 世の中もだいぶ収まりつつあるので、近いうちにお邪魔しようと思います。…ただ、どうしても飲み過ぎてしまうので注意が必要ですが。

 こうして山形Qを応援してくれる「おそばに」さんに、今回も深く感謝!
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夏の味方

2021-08-07 21:37:00 | 男の手料理
 いくら夏だからといって、これほど暑い日がひたすら連続するのは、私が山形に来てから初めてのことだと思います。

 まあ、だからといって食欲が無くなったり、夏バテするということはない。…少しやつれてスッキリしたい気もするのですが、びくともしない。

 その理由は、やはりビールでしょう。猛暑、ということは、ビールの旬です。基本、自宅では日本酒しか飲まない私ですが、この季節だけは例外。汗まみれで家に帰るともう、冷えたビールが脳内を占拠しています。…早くしないと、正常な判断力を取り戻せない。

 ところで「ビールの友」といえば何ですか?

 この歳になると、餃子とか唐揚げというのも、昔より心が躍らないばかりか、体はリアルにダメージを受ける。

 そこで最高なのが「だし奴」。もう、本当に奇跡のようにすばらしい料理です。冷えたビールをプシュッと開けて喉を潤してから、かえす刀で「だし奴」。すると、もはや気分は即身成仏。「山形にいて良かった」と、心から思います。

 「だし」とは、山形の郷土料理。料理と言ってもキュウリなどの夏野菜を刻んで昆布などでとろみをつけたものです…最近は全国区になってきたので、あやふやな解説は不要でしょう。

 小さめなパックの「絹ごし」をお椀に開けて、スーパーで買った「だし」をトッピング。これが、「だし奴」の全工程です。一秒でも早くビールにありつきたい時に、これほど素晴らしい献立があるでしょうか。そして、ひと口食べればわかる、これほど、夏のビールをひき立てる、そして暑さに参った身体に優しい一品があるでしょうか。…いや、ない(反語)。

 猛暑には猛暑の良さがあるものです。

 さあ、夏休みまで、演奏会はあと2本。夏を堪能しつつ、取り戻した活力で乗りきることにします。
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