中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

名曲を弾く

2022-07-29 23:33:00 | 山形交響楽団
 今週の山響は、明後日の新発田公演。山形に近い新潟です。

 小さな町ですが、毎年のように山響を呼んでくれています。感謝。

 今回のプログラムはモーツァルト「ジュピター」をメインに、メンデルスゾーン「フィンガルの洞窟」「ヴァイオリン協奏曲」。名曲ぞろいですね。指揮は初登場の斎藤友香里さん、ソリストは山響のアシスタント・コンマスの平澤海里氏です。

 特筆すべきは、やはり平澤氏のソロ。メンデルスゾーンのような、誰しもが習う曲を弾くのは、大変な勇気が要るものです。プロのオーケストラのヴァイオリン奏者なら、全員が暗譜していると言ってもいい曲を、説得力を持って聴かせるのは、なかなかできることではないのです。

 今日からリハーサルが始まりましたが、素晴らしい演奏でした。大変な曲であることもわかっているし、仲間内なので、少々何かあっても大目に見られる状況なのですが、そのような贔屓は一切必要のない実力。…山響にもこういう人材が契約でなく団員として入団してくれる時代になったのかと、感慨深いものがありますね。

 きっと良いコンサートになると思います。
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東の麓「龍龍龍龍」(てつ)

2022-07-28 22:36:00 | お酒の話し(山形県)
 「龍」が四つですが、これで一文字。「てつ」と読むらしい。「おしゃべり」みたいな意味のようです。…本当にある漢字かどうかはわかりません。あるとしたら、むちゃくちゃな画数になりますが、そのくらい手間をかけて造った酒、という意味もあるようです。

 山形の南陽市にある「東の麓」(あずまのふもと)という蔵の高級酒です。

 先日の山形Q定期のゲスト鈴木芽玖さんのご両親から頂きました。恐縮。

 他のメンバーはわかりませんが、私にはこれ以上嬉しいプレゼントはありません。

 しかし「東の麓」というのが少し気になる。誰も気づいていないとは思いますが、山形の有名蔵で、私がまったくとりあげていない数少ない蔵のひとつです。独特の香りが、ちょっと苦手なのです。芳醇。しっかりした、濃いめ重めの香りが、喉を過ぎてもハッキリと残る感じ。嫌ではないが、一緒にいて疲れるキャラの人みたいな。

 いくつか苦手な酒にあたったので、敬遠していた蔵。しかし、この高級酒はどうか?期待していただきました。

 さすがに芳醇です。包み込まれるような、濃厚なふくよかさ。しかし、これまで感じたような苦手な「圧」は全くない。むしろ、逆に、吸い込まれてしまうような包容力があります。 

 気づくと相手のペースにはまって、その魅力から抜け出せなくなるような。いつの間にか、これまで感じた「クセ」のようなものが、離れがたい「旨味」に感じられる。

 …これだったのか。

 ファンの多い「東の麓」の魅力が、初めてわかりました。くせになってしまいそうです。

 濃厚な旨味を堪能しました。
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夏の☆

2022-07-27 23:04:00 | 山形弦楽四重奏団
 今日は山形Qのリハーサル。8月3日に山形市の北部公民館で開催される「夏☆コンサート」の準備です。

 なんだか世の中、ふたたび感染者が増えてきています。…もううんざり。「7波」?いつまで繰り返されるのか。

 しかし、「7回目」ともなると、慣れてきている部分もある。クラシックのコンサートのような、大声を出すわけでもないイベントは大丈夫という、経験から導かれた「エビデンス」もある。

 ということで、イベントに消極的なはずの公共施設でも通常開催。これは良い傾向だと思います。

 そして、今回の目玉は、久しぶりに弦楽四重奏で公演できること。これまでは、フルートなどのゲストを入れていましたが、今回のゲストはヴァイオリン。この4月から山響の第2ヴァイオリンの首席として入団した堀越瑞生さんをゲストの第1ヴァイオリンとして、ハイドン「ひばり」など、本格的な弦楽四重奏を演奏します。

 個人的には、弾き慣れている名曲に、違うパートで新鮮な気持ちで向き合えるのが嬉しい。…ちょっと若返ったような感じ、と言うほどのこともないが、しかしこの「ちょっとした」気分の違いで音が変わるものです。

 きっと良い演奏会になると思います。

 本番は8月3日。北部公民館にて14時開演です。お時間のある方はぜひ!
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スキルアップ

2022-07-26 21:55:00 | 男の手料理
 昨日は家族が忙しく、私は休日。ということで、料理当番です。

 男の料理のコーナー。

 ところで、「キッチンドリンカー」というものに、昔から憧れていました。ちょっと、おしゃれなもの(生ハムとか)を調理しながら、間にシャブリなどを飲んで、軽やかにトマトをスライスするとかパスタを茹でるとか。

 …村上春樹っぽくて、ちょっと鼻につくか。

 しかし、私には無理だということに気づきました。制限が無いと味見で一升瓶が空いてしまいかねない。とすると、何のために料理しているのかわからなくなる。

 ということで諦めました。せいぜい、合間に加熱式タバコを吸うぐらい。

 さて、昨日のメインは豚バラと白菜のミルフィーユ鍋。安価ヘルシー簡単という三ツ星メニュー。

 適当に切った白菜を鍋に敷き詰めてから、半分に切った豚バラを敷き詰める。これを3回繰り返してから、醤油みりん酒、そそて顆粒だしと水を混ぜて注ぎ込んで煮詰める。以上。どうでも良い事ですが、酒は純米大吟醸です。

 充分に火が通ったら、それをすき焼き風に卵をつけて食べます。これで、どうにでもなる。これだけ適当だと、素材が大切。なので、豚は庄内豚。庄内の米を食べて育てたブランド。…やはり米は大切です。

 あとはスモークサーモンを入れたコールスロー風サラダ。…こう書くと村上春樹風ですが、千切りキャベツとサーモンを酢とマヨネーズで和えただけ。

 おおむね好評を博しました。

 自分で言うのもなんですが、最近、料理のスキルアップが止まらない。食材の量がレシピ通りに整わなくとも、動じることがなくなってきております。

 極めるか。

 さらに頑張ります。
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夏休みまで

2022-07-23 23:59:00 | 音楽
 仙台フィルとの合同による公演が終わりました。

 1曲で1時間半というのは、やはりかなりの集中力を必要とされますね。

 長い交響曲は数ありますが、そのなかで一番よく演奏されるのはベートーベンの「第九」でしょう。あれも集中力が必要です。しかし「第九」の場合は「これが終わったら冬休みだ!」という期待感に支えられている。最後のプレストに入ったあたり、音楽の高揚感もさることながら、「今年もおつかれっ!」へのカウントダウン感による盛り上がりがすごい。

 今回の「ブル8」も、その後すぐに夏休みだったら、もっと迫力が出たかも知れません。…というのは冗談ですが、本来なら翌日に仙台公演も予定されていたところ、地震によるホールの損傷で中止になったのは残念。とはいえ「明日もある」と思うと、無意識にセーブする部分もある。翌日がない事で、結果的には、さらに良い演奏になったとも言えるかも知れません。

…演奏会は「一期一会」ではありますが、我々にとっては明日以降のお客さんへの責任もある。そういう中での「ペース配分」は、なかなか微妙なものなのです。

 さて、夏休みまではあと、山響が3本、山形Qが2本。暑い中ですが、気を抜かずに頑張ります。
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ブル8

2022-07-22 20:10:00 | 山形交響楽団
 今週の山響は、土曜日の「山響x仙台フィル」。演目はブルックナー 「第8番」です。

 大編成オーケストラのゴージャスなサウンドを楽しめる曲。合同向けですね。ハープ2台、ワーグナー・チューバもあって、山響の定期では、聴くことができません。

 カミングアウトするようですが、私はブルックナーが好きです。…これは、弦楽器奏者では異端なので、不用意に言わないようにしています。

 ブルックナーの弦楽器は、木々のざわめきのような効果音ばかりやらされる。ときどき難しいことをやらされても、金管にかき消されて何も聞こえない。演奏する度に、ちょっとずつイヤになります。扱われ方が、理不尽なのです。とにかく報われない。

 それでもなお、嫌いになれない。

 ウチの娘も、勉強をしている時にイヤホンをつけて音楽を流しています。昔と違うのは、ワイヤレスで、しかもスマートフォンでかけているところ。私の時代はヘッドホンでラジカセでしたから。

 若い時には、たまには暴力的なサウンドに包まれたくなるものです。それが、ロックだったりメタルだったりするのでしょう。

 他の方面の音楽に不案内だった私は、勉強の時に「春の祭典」などを爆音でかけていました。その頃、世の中はマーラーがブームでもありましたから、試験前などで勉強が追いつかない時は「今夜はマーラー・チクルスか」などと覚悟を決めたものです。

 そのローテーションの中に、ブルックナー「8番」もありました。とくに4楽章。あれは目が覚めます。やっぱりカッコいい。ロックを聴くのと多分同じだと思います。これも弦楽器は脇役ですが。

 しかしあの曲を、こうして実際に演奏するのは、感慨深い。…よい演奏会になるよう頑張ります。
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山形弦楽四重奏団第84回定期演奏会終了

2022-07-19 22:15:00 | 山形弦楽四重奏団
 猛暑だったり豪雨だったりと不安定な天気の日が多い中で、昨日は特に何事もなく、平穏に定期演奏会を終えることができてホッとしています。

 ゲストのフルート鈴木芽玖さんの集客力のおかげで、たくさんのお客様に来ていただきました。

 彼女の地元、米沢方面からもたくさん来ていただきました。ほぼ常連で固められている山形Qでは珍しく「お手洗いはどちらでしょうか?」などと、文翔館に初めて来た感じの方もいて新鮮でした。

 私たちでさえも、今回初めて知ったような有名でない3曲でしたが、演奏の方も、おおむねお楽しみいただけたようで、嬉しく思います。

 とくに一曲目のボッケリーニのような曲は、書かれていることは本当に地味で、演奏者にすべて任されているようなところがあって、自分達で考えて動かないと曲が展開しない。その辺りが、三重奏の難しさでもあり、面白さでもあります。四重奏よりも自由度が高く、そして責任が大きい。

 ゲストが入ったクロンマーは、鈴木さんの肝煎りの曲でもあり、自ら研究しパソコンで打ち込んで譜面の不備を補うなど、演奏以外にも手をかけていただきました・その甲斐もあって、知られざる曲のわりには、十分に楽しんでいただけたのではないかと思います。…手間を惜しまないこと。良いものをつくり込むには、これが大切。綺麗で上手な人は簡単に笛吹くだけで様になるから良い、みたいに見えてもそれは違うのです。

 さて、次回もフルートがゲスト。お馴染みの山響の小松崎さんを迎えて、「魔笛」のフルート四重奏版。これも、なかなか聴くことのできないものです。

 10月25日(火)。私のくじ運が尽きて平日ですが、また皆さんに文翔館でお会いできればと思います。どうぞお楽しみに。
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いよいよ84回

2022-07-17 21:00:00 | 山形弦楽四重奏団
 いよいよ明日。

 昨日の新潟でのドラクエ公演の疲れを見せずに、今日は山形Q84回定期のための最後のリハーサル。

 今回はチケットの売れ行きがよろしい。

 年齢を重ねてますます魅力を発散し続けている山形Qの男3人の「いぶし銀」の人気がいっそうの高まりを見せている…わけはなく、ひとえにゲストの鈴木芽玖さんのおかげでしかない。

 生演奏のコンサートは「見て」楽しむ要素も大きいですからね。

 …おじさんたちは、これから配信の勉強でもします。映像は風景とかで。

 さて、つまらない話はさておき、クラシックファンにもあまり馴染みのない今回のプログラムではありますが、魅力的な曲に仕上がってきました。

 きっと楽しんでいただけるはずです。

 とくに豪雨とかの予報もなく、ひと安心。よいコンサートになるよう頑張ります。
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先生の魔法

2022-07-15 20:59:00 | 山形交響楽団
 今週末の山響は明日の「ドラゴンクエスト 」新潟公演。

 4月に山形でやった演目ですが、こうして他県に持っていけるのは嬉しい事です。

 あらためて考えてみると、すぎやまこういち先生の功績はやはり大きい。

 「ドラクエいかがですか?」と言えば、買ってくれる所が見つかる。

 オーケストラにとっては「第九」をはるかに超える「うちでの小槌」のようなものです。

 いやいや、お金のことだけではありません。集まった満場のお客様が、実際に「ああ良かった」という表情になる。残念ながらクラシックでこれは、なかなか無い。

 どちらの方が良いということは無い話ですが、クラシックのお客様は演奏を聴きに来る。ドラクエのお客さんは、「その世界」に浸りに来る。

 はじめは、私自身も「ただのゲーム音楽」と思っていましたが、やればやるほど、すぎやま先生の音楽が本当にすごいものなのだということを知ります。無条件に、みんなを幸せにする…エンターテイメントとして、これは最高のことですよね。

 もはやその必要も無いとも言えますが、明日も「より」良いコンサートになるよう頑張ります。
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バレーボールと吉田類

2022-07-14 21:29:00 | 雑記
 現在、日本チームが世界の強豪相手に快進撃を続けているのをご存知でしょうか?

 しかし、まったくニュースにならないので、ほとんど知られていない。

 何の競技かわかりますか?

 …バレーボールです。

 今は世界大会「ネーションズ・リーグ」の真っ最中。娘が男子バレーボールのファンで、試合を録画して観ているので、私も少し詳しくなりました。

 娘が悔しがって言いますが、確かに、どうしてバレーボールは話題にならないのでしょうかね。学校の部活でもあるので、カーリングなんかよりも競技人口は多いと思うのですが。お金が動かないからなのでしょうか。

 だから、放送はもちろんBS。変な時間も多いので録画。

 となると、CMはほとんど、サプリの通販ですね。「こつこつケア」とか。

 どうも家のテレビの録画予約システムがうまく機能しなくて、BSだと、関係ない番組がいろいろ録画されてしまう。

 「水戸黄門」とか。…これは「グルコサミン」によくマッチしています。

 この間は「吉田類の酒場放浪記」が紛れ込んでいたので、思わず消去せず再生。久しぶりに観ました。

 …相変わらずお元気ですね。少し前の秋田編でしたが、良い店に行くし、良い酒をチョイスしているのを見て、ライバル心を刺激されました。市場近くの食堂で、アジフライなどををつまみに「新政」の限定を次々におさえているのには「やられた」感。

 かと思えば、次の店ではあろうことか「コークハイ」などを飲んでいる。なに考えてるんだ!…類にいいように振り回されているのに気づきます。もうヒアルロン酸どころではない。

 …ん?だいぶ話がそれたようですが、若き日本チームの活躍にこれからも期待しましょう。(実際、もっと注目が集まっても良いと思うのですが)。
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肖像

2022-07-13 22:53:00 | 山形交響楽団
 山響ホームページの楽団員紹介の写真が、先日撮り直したものに更新されたようです。

 私は自分の写真が、あまり好きではないので特に確認しませんでしたが(一昨日の記事の写真も勘弁してほしい)、ご覧になった方から「中島さんの写真は、本当に一升瓶を持っていますね」と感想を頂きました。

 確かにカメラマンからはそう言われたが、それほどなのか…と珍しくホームページを開いて右上のmenuから楽団員紹介へ。

 …言われたせいか、そう見えてしまう。

 理由を考察してみました。

①撮影がリハーサルの終了後だったので、脳内は「ああもう早く帰って飲みたいのに」という一色に染まっていたのが滲み出てしまった。
②楽器の持ち方が良くない。他の人の写真と比べてみましたが、皆さん楽器を「つかんで」いない。脇に抱えるか、少なくとも、弾く時を思わせる感じで少し指を広げて添えるのが正解。
③見る人の先入観にすぎない。

 ③に違いない…と再び「曇り無きまなこ」で見つめてみるもバツ。

 ①か②か…その両方か。②はどうにかなっても、①は改善の余地が無いかもしれない。

 仕方ありません…それこそが、私のプロフィールだということなのでしょう。遺影の時は一升瓶で
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華やいで

2022-07-11 20:42:00 | 山形弦楽四重奏団
 暑。…以上。

 これで日記を終わらせても良いぐらいの気候ですが、山形Qの本番がいよいよ一週間後なので、山響定期の翌日ではありますが、もちろんリハーサル。

 チラシを見て「なに?このかわいい娘。どうしたの?」と訊かれることが多いのであらためて紹介しますが、今回のゲストのフルートの女性は、米沢出身のフルーティストです。べつに私たちがかどわかしてきたわけではなくて、近年、活動の拠点を東京から山形に移し、山響にもエキストラとして度々参加してくれているフリーの奏者です。

 山形Qの練習はいつも、山響のコンサートの合間なので、おじさんたちは基本、疲れているのですが、優秀な若い女性が入ると変わりますね。ふだんよりキチンと練習してきたり、あまり遅刻してこなかったりする。…なんとも情けない事ですが、良い刺激になっていることは確かです。きっと、演奏にもその効果は表れるはずです。

 その鈴木芽玖さんのおかげもあって、メインのクロンマーはだいぶ仕上がってきました。全く知られていませんが、魅力のある曲だと思います。

 チラシの効果もあって、数多くの問い合わせも頂いています。あと一週間、よいコンサートになるよう頑張ります。
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あやかりたい

2022-07-09 23:59:00 | 山形交響楽団
 シトコヴェツキ氏の指揮による定期演奏会の初日が終了。

 ブラームスの大協奏曲を弾き振りできる人はなかなかいないと思います。

 それを堂々とした巨匠の音楽で弾ききったのは、本当にすごい。神がかっているというべきでしょう。

 何歳になっても、衰えを知らず豊かな音楽を続けられる、そのパワーはどこから出てくるのか。

 氏の特徴は、とにかく水をよく飲む。リハーサルの途中にも、休憩時間でなくてもとりあえず飲む。本番でもそうでした。1楽章と2楽章の間に、弓を置いてペットボトルの蓋を開けて飲む。

 声楽家でもこれほどは飲まない。

 …そのあたりが、健康の、そして劣化しない能力の秘訣なのかも知れません。

 ということで、日頃、あまり水分をとらない私ですが、これからはこまめに水を飲もうと思います。

 …まあ、ご利益を期待するほどの、存在と演奏だったということですね。
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夏野菜

2022-07-07 22:28:00 | 男の手料理
 旅行続きだったので、帰ってきた時ぐらいはと、先日の月曜日に「夕食当番」をかって出ました。

 夏です。

 ということで、メインはナスと豚バラの炒め物。以前にタイ料理をしくじった時に買ったナンプラーが残っているので、性懲りも無くエスニック風で。

 とはいえ、炒め物に、酒・醤油・砂糖・塩で味をつけた上の最後の香りづけでナンプラーを垂らすだけなので失敗のしようがない。

「何これ美味しい!」という評価は頂きましたが、タイ風だとはわかってもらえなかった。

 …まあ、そのぐらいがちょうど良いのでしょう。

 そして付け合わせのサラダは、山形産。と言うより、山形Q産。

 どういうことかといえば、Vc茂木氏が育てたレタスに、Va倉田氏からのお裾分けきゅうりをふんだんに使ったサラダ。

 市販のものと、味が全く違います。歯ごたえも、そこからの甘みも。

 私の力ではありませんが、これも好評を博しました。

 この年齢になるとわかりますが、やはり新鮮なものを食べると、元気が出る。若い頃は、カロリーさえ高ければ満足です。安くて量が多ければそれに越したことはない。

 旅先の名物も楽しいのですが、こうして山形に帰ってきて、きちんとしたものを食べると「整う」感じがしますね。
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実物到来

2022-07-06 22:19:00 | 山形交響楽団
 今週の山響は、土日の定期演奏会。ヴァイオリンの巨匠シトコヴェツキ氏のソロと指揮で、シューマン「ゲノヴェーヴァ」序曲、オネゲル「夏の牧歌」、ドヴォルザーク「チェコ組曲」、そしてブラームス「ヴァイオリン協奏曲」。

 コロナは収まったようにもぶり返しているようにも感じられますが、とにかくふたたび、こうして海外の巨匠と共演できるようになったことは嬉しい限り。

 CDでしか聴けないはずの「本物」が目の前で演奏します。こういう興奮は、いくらインターネットが発達しても、コンサートでしか味わえない。

 今日からリハーサルでしたが、あのヴァイオリンの音は、やっぱりすごい。それも「往年の名演奏」系の音楽なので、今ここに、本当に貴重な瞬間があるのがわかります。

 ブラームスの協奏曲って、あんなに簡単だったかな…指揮しながらあのレベルで弾ける人は、なかなかいないはずです。

 信じられないことですが、チケットはまだまだ余裕があるようです。どうしてでしょう?シトコヴェツキという名前に距離感があるのでしょうか?

 またとない素晴らしい機会を、ぜひお見逃しなく!
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