電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩。時々は実際に散歩を楽しみます。

16ビットの初期に夢見たことは

2016年07月30日 06時04分59秒 | コンピュータ
パーソナル・コンピュータの初期に、NEC製8ビットのPC-8001MKIIでプログラミングしていた頃は、表集計の自作プログラムで漢字が使えないものかと夢見ておりました。これが16ビットの時代になった時、曲がりなりにも漢字が使えるようになり、喜んだものでした。

この頃、個人的に夢見ていたソフトウェアがありました。それは、

ワープロのようにキーボードで手紙を入力・編集・保存・印刷でき、後から保存した件名や内容、日付や宛先などで検索し呼び出したり、返信の有無や内容についての記載など、受発信管理ができるソフトウェア

というものでした。当時はパソコン通信もまだ黎明期で普及しておらず、「コンピュータ・ネットワーク」や「電子メール」などは夢の話でした。したがって、個人的な連絡もまだ紙の手紙に頼っていたために、前回の連絡内容を参照するには、自分で意識して手紙のコピーを残しておく必要があり、これを電子的に管理できないか、という発想は自然なものでした。


(パソコン通信ソフトの定番、WTerm)

ところが、昭和末にパソコン通信が流行し始め、商用パソコン通信がスタートし、隆盛を誇るようになりました。私も、平成の初期にNIFTY-Serveに入会し、パソコン通信でメールを送るようになりました。この頃、私が使っていた通信ソフトは WTERM や FM秘書 などでした。特に FM秘書 は、Mind で記述された通信兼パーソナル情報管理ツールで、通信ログの全文検索やスケジュール管理もできるというもので、実はこうした機能をすでに備えた便利なソフトウェアでありました。

つまり、私が紙の手紙を想定し、その受発信記録を電子的に管理するソフトウェアを考えていたのでしたが、わずかな年月が過ぎただけで、電子メールを想定し、類似の機能を備えたソフトウェアがたくさん登場するようになったのでした。

パソコン通信の時代には、他社のアドレスに向けてメールを送ることはできなかったのですが、WIDEプロジェクト等の恩恵によって、他社と相互乗り入れができるようになりました。具体的には、例えば NIFTY-Serve と PC-VAN との間で相互にメールをやりとりできるようになり、実に大きなインパクトがありました。これにより、電子メールは実用的な存在となったと言えます。


(2003年頃の Mozilla on Vine Linux)

インターネットの時代には、E-mail はごくあたりまえの存在になり、メールソフト OutlookExpress の仕様がウィルスメールを拡散することになるなど、むしろ厄介なことがいろいろ起こってきました。さらに、迷惑メールが大量に送りつけられるようになり、これらを自動的に処理するベイジアン・フィルタを備えた Thunderbird のようなメールソフトが普及するようになりました。今や E-mail は、迷惑メールだけでなく、標的型ウィルスを添付したなりすましメールなど、実に厄介な問題を抱えるようになってきています。私の場合、主として Linux を使っていますので、ウィルスの危険性は相対的にぐっと低いのですが、爆弾のような数の有難迷惑メールには困ってしまいます。


(現在使用中の Sylpheed on Ubuntu Linux)

パーソナル・コンピュータの初期に夢見たことのいくつかは、ありがたいことに16ビットの時代に電子メール用のソフトウェアとして実現しました。それなのに、今や電子メールは困った存在に変わってきています。夢見たことは実現する。だが、それはがっかりするような面をともなってきたりする。物事は単純ではありません、困ったことです(^o^;)>poripori

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ブルーブラックの顔料ゲルインク・ボールペンの現状~マイブームの後に

2016年07月29日 06時04分28秒 | 手帳文具書斎
2014年の秋頃、ブルーブラックの顔料ゲルインク・ボールペンがマイブーム(*1)になりました。で、現状はどうか? いくつかを選んで、現状を確認しました。

  • 三菱シグノRT1 (0.5mm)
  • 三菱シグノRT (0.5mm)
  • ゼブラ サラサ (0.5mm)
  • パイロット Juice (0.5mm)



写真のとおり、使用頻度でどれかが偏って使われているとか、どれかが際だって使いやすいとか、そういうことはありませんでした。むしろ、クリップの形などで、特定のノートや衣服、鞄などに合わせるような使い方になった結果、そのノートや衣服、鞄の使用頻度に応じて使われる頻度も決まる、という状況でした。たとえば、

  • シグノRT1 --- カ・クリエ
  • シグノRT --- Systemicに挟んだお薬ノート
  • Juice --- 普段着の上着の内ポケット


という具合で、とくにこうした組み合わせに指名されず、デスクで待機することが多かったサラサは割を食ったかっこうで、なかなかインクが減らないという結果になりました。

私的な結論:顔料ゲルインク・ボールペンは実用の製品。特別な書きやすさとか書き味といったものは、目立っていません。

(*1):顔料ゲルインクボールペンに着目した経緯と使ってみた感想~「電網郊外散歩道」2014年11月

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アホ猫(娘)のお気に入りの場所

2016年07月28日 06時01分32秒 | アホ猫
我が家のアホ猫(娘)には、何カ所か「お気に入りの場所」があります。写真はそのうちの一つ、「妻の車の屋根の上」です。





たしかに、カーポート内の車の屋根の上は、日陰の上に風通しも良く、見晴らしも抜群ですので、外敵の侵入もたちまち発見できてしまいます。ふだんは、この場所に停まっていることが多いので、同じ場所に上るのが習慣になっているものと思われます。それに、ホラ、「煙とナントカは高いところに登りたがる」って言うでしょ、ねぇ、アホ猫チャン(^o^)/



フン! なんとでも言って。アタシはここを動きませんからね。

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ひのまどか『モーツァルト~作曲家の物語』が新潮文庫で刊行されていた

2016年07月27日 06時04分56秒 | -ノンフィクション
かつて、リブリオ出版から刊行されていた「作曲家の物語」シリーズから、ひのまどか著『モーツァルト』が文庫化され、新潮文庫の中の一冊として刊行されていることがわかりました。奥付を見ると、平成28年1月1日付けとなっています。たまたま入った書店で見つけたもので、喜んで購入してきました。

調べてみると、ひの・まどかさんの本は、これまでも『ハイドン』、『ボロディン、ムソルグスキー、リムスキー=コルサコフ~嵐の時代をのりこえた「力強い仲間」』、『シューベルト』(*1)、『戦火のシンフォニー~レニングラード封鎖345日目の真実』(*2)など、ずいぶん興味深く読んでいます。今回のモーツァルトの本は未読でしたので、まことにありがたい。他の『ハイドン』や『シューベルト』、ロシア五人組の本なども、ぜひ文庫化してほしいところです。

(*1):ひの・まどか『シューベルト』を読む~「電網郊外散歩道」2008年8月
(*2):ひの・まどか『戦火のシンフォニー~レニングラード封鎖345日目の真実』を読む~「電網郊外散歩道」2014年8月

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アフィニス音楽祭が楽しみ

2016年07月26日 06時05分30秒 | クラシック音楽
今年は、アフィニス音楽祭が山形開催の年にあたっています。早くもプレイベントがあちこちで開かれているようで、できるだけ聴きたいものと、今からスケジュールの調整を心がけているところです。プロのセミナーは無理としても、演奏会のほうは、なんとか参加したい。そのプログラムは:

  • 8月23日(火) 室内楽演奏会(1) 文翔館議場ホール、19:00、
     ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」前奏曲(弦楽六重奏曲)
     R.シュトラウス:「カプリッチョ」からの弦楽六重奏曲
     A.プレヴィン:金管五重奏のための4つの野外音楽
     J.クーツィール:ブラス・シンフォニー
     W.A.モーツァルト:セレナード第10番変ロ長調「グラン・パルティータ」K.361
  • 8月24日(水) 室内楽演奏会(2) 文翔館議場ホール、19:00、
     ベートーヴェン:弦楽五重奏曲
     シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調「鱒」
     ブルッフ:弦楽八重奏曲変ロ長調
  • 8月25日(木) 合同オーケストラ演奏会 山形テルサホール、19:00
     W.A.モーツァルト:セレナード第10番変ロ長調「グラン・パルティータ」K.361
     N.ゲーゼ:ノヴェレッテ ヘ長調 Op.53
     ハイドン:交響曲第90番 ホ長調 Hob.I-90
      コンサートマスター:ヘンリック・ホッホシルト

うーむ、どれも魅力的だなあ! できるだけ多く聴きたいところですが、あとは仕事の都合と家庭の事情だな(^o^)/

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佐伯一麦「Nさんの机で~ものをめぐる文学的自叙伝」で「コーヒーメーカー(2)」を読む

2016年07月25日 06時04分53秒 | Weblog
2016年7月13日付けの山形新聞に、佐伯一麦さんの連載エッセイ「Nさんの机で~ものをめぐる文学的自叙伝」の「コーヒーメーカー(2)」が掲載されました。
例によって、若い頃にコーヒーを飲む習慣やレコードを聴く習慣のきっかけになったものを回想しています。こうした回想は、特定のモノへと向かうよりはむしろ、やはり過去の様々な人物の記憶に収斂していくようです。

ワタクシも毎朝コーヒーを楽しんでいますが、たしかに音楽を聴きながらというケースが多いです。ドリップの場合もありますが、たいていは年代物のコーヒーメーカーで、ということが多いです。今のコーヒーメーカーは二台目で、東芝製のようです。二台目と言っても、以前使っていたメリタの製品が壊れた時(*)に、妻が若い頃に使っていたものがあるよと出してきたもので、たぶんメリタ製よりも古いはず。昔の日本製品は丈夫だなあ(^o^;)>poripori



ところで、作家とレコードとコーヒーといえば、ほとんど定番の組み合わせのように思います。池波正太郎氏は、喫茶店でレコードを聴きながらコーヒーを飲む派でしたし、吉田秀和氏は、自宅や友人の下宿で、レコードを聴き、コーヒーを飲む派だったように記憶しています。ハイカラ志向の永井荷風あたりはどうだったのだろう? そもそも、「作家とレコードとコーヒー」という組み合わせは、わが国ではいつ頃から始まり、定着したものだろうか。大正時代? それとも昭和の頃? 以前、読んだ『日本レコード文化史』(*2)にも、そんな記述はなかったような気がするけどなあ(^o^;)>poripori

1902(明治35) 米ビクター、朝顔ホーン型蓄音器
1910(明治43) (株)日蓄(現コロムビア)設立、国産両面盤発売
1920(大正9)  法律第60号公布、レコード著作権
1931(昭和6)  RCAビクター、33回転盤を発売
1933(昭和8)  神戸・上島忠雄商店(現UCC)創業
1937(昭和12) レコード物品税20%、定価1円65銭、戦前のコーヒー輸入のピーク、黄金時代

このあたりだと思いますが、やはり永井荷風あたりが興味深いところでしょうか。

(*1):30年以上も愛用したコーヒーメーカーが故障した~「電網郊外散歩道」2012年3月
(*2):倉田喜弘『日本レコード文化史』を読む~「電網郊外散歩道」2007年12月

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オーマンディ指揮フィラデルフィア管でベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」を聴く

2016年07月24日 06時03分54秒 | -オーケストラ
よく晴れた休日、早朝まだ涼しいうちに果樹園に出て作業をした後、大汗をかいてシャワーを浴びて朝食。食後の休憩の際の音楽タイムは、至福の時間です。今回は、「クラシック音楽へのおさそい~Blue Sky Label~」(*1)で紹介されていたオーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団によるベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」の mp3 形式のファイルをダウンロードして、じっくりと聴きました。



実は、この録音については若い頃から興味を持っておりました。1970年のCBS-SONYのカタログにおける、ユージン・オーマンディの位置づけについてです。このレコードカタログにおける指揮者別の掲載順とタイトル数は、次のようになっています。

  1. レナード・バーンスタイン 47タイトル
  2. ジョージ・セル     35
  3. ピエール・ブーレーズ   11
  4. ロバート・クラフト     1
  5. ブルーノ・ワルター    48
  6. ユージン・オーマンディ   3
  7. クラウディオ・シモーネ他  4

ご覧のとおり、二枚看板が現役のバーンスタインと故ワルターで、来日予定のセルとブーレーズが強力にプッシュされているといったところでしょうか。
ここで、オーマンディとフィラデルフィア管の3タイトルというのは、

  • ベートーヴェン オラトリオ「橄欖(かんらん)山上のキリスト」
  • ブルックナー 交響曲第5番(原典版)、テ・デウム
  • ムソルグスキー 「展覧会の絵」「はげ山の一夜」

というものです。



はて、オーマンディとフィラデルフィア管といえば、かつてはベートーヴェンの交響曲全集もまとめ、米コロムビアのドル箱の一つだったのではないか。あの膨大な録音はいったいどこへ行ったのか? と探して見ると、案の定、二枚組2,500円というWシリーズとして、様々な組み合わせで展開されておりました。カタログで見るその数は、なんと42タイトル!



例えばこのベートーヴェン「英雄」は、チャイコフスキー「悲愴」、ベートーヴェン「田園」、ドヴォルザーク「新世界から」、ベートーヴェン「ピアノ協奏曲第5番"皇帝"」と組み合わされて、計4種類のタイトルを構成しています。レコード会社の担当者にしてみれば、ネームバリューが商業的に便利であるだけでなく、内容的にもイチ押しの演奏だったのではないか。

CBS-SONYで、オーマンディがなぜ冷たい扱いを受けたのかは、想像をたくましくするしかありませんが、後の同社とカラヤンとの結びつきの強さを思う時、あの「絶対に許さない」と誓った(*2)カラヤンの影響力をつい連想してしまいましたが、年代的に食い違うみたい。どうやらワタクシの邪推のようです(^o^;)>poripori

でも、この演奏! 冒頭の充実した出だしといい、ゆったりとしたテンポで堂々と展開される、見事な「エロイカ」ではないですか! 第3楽章のホルンの響き等、実に見事です。たしかに、私の好きなジョージ・セルとクリーヴランド管による、きりりと引き締まって緊張感に満ちた演奏とは方向性が違いますが、当時の主流派だった「悠然たるテンポに基づく堂々たる英雄」の姿をよく表している演奏だと思います。忘れ去られるには惜しい、立派な説得力のあるものだと感じます。

私の場合、ジョージ・セルの他には、古楽の影響を受けた、速いテンポで活気あふれる演奏を好んで聴いていますが、でもこうしたオーソドックスな表現の魅力も充分に感じられます。誰が何と評しようと、いい演奏だと思います。

(*1):ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 作品55「英雄」~「クラシック音楽へのおさそい~Blue Sky Label~」
(*2):カール・ライスターの「一番印象深かった録音」~「電網郊外散歩道」2005年5月

※文中の一部を訂正しました。(2016/07/25)

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野外作業に万年筆は不向き

2016年07月23日 06時04分43秒 | 手帳文具書斎
ごく当然の話なのですが。
野外作業には、万年筆は不向きで、鉛筆かボールペンが向いているようです。理由は単純で、

  • 安価 野外作業では激しい動きを伴うことが多く、筆記具を落っことすことはままある。万年筆では、受ける痛手が大きすぎる(^o^)/
  • 油性 小雨の中でメモを参照することがあり、雨滴でインクが滲んだり流れたりするのは困る。油性ならその心配はない。

というものです。
本当は、クリップ付きの鉛筆キャップがあれば良いのでしょうが、あいにくそういうものは手元にありません。1本150円前後の標準的なボールペンが主役として躍り出てきます。とくに、パワータンクPowerTank(1.0mm)やジェットストリームJetstream(1.0mm)などが候補になります。なんのことはない、いつもの常用ボールペンではないですか! 逆に言えば、最も多用途に使えるものを、常用ボールペンにしている、ということですが。



本日は、寺の役員会ということで、総代の役目を果たさなければなりません。まことに残念ながら、今宵の山形弦楽四重奏団第60回定期演奏会は欠席といたします。

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劇的ビフォー・アフターは住宅のリフォームだけにあらず

2016年07月22日 06時05分38秒 | 週末農業
梅雨時は、豊富な雨と気温の高さと、直達日射量が最大となる太陽の位置もあって、植物の成育にはまことに適期です。ということは、雑草の伸び具合も甚だしいということで(^o^)/
夏風邪などでしばらく放置した果樹園の状態は、こんな感じ。実に荒れています(^o^;)>poripori



これが劇的ビフォー・アフターのビフォー状態だとすると、山響定期の前に朝仕事でせっせと働いた結果、アフター状態はこんな感じ。



うーむ、よく頑張ったぞ(^o^)/
これなら、「果樹園を放置して演奏会三昧」などと後ろ指をさされることもあるまい(^o^)/
ちなみに、写真の左側が「川中島白桃」で、右側が「佐藤錦」などのサクランボです。けっこうな面積がありますので、機械力がないと、とても終わりません。

実はこの果樹園には近接する水田があり、7月末から8月初旬の稲の開花期にカメムシ被害が起こりやすいのです。したがって、七月下旬までには草刈りを終えている必要があります。
もう一つ、サクランボの収穫後の施肥や消毒作業を効率よく行う上でも、草刈りを済ませて足場を良くしておく必要があります。
また、モモやリンゴの摘果作業も、正直なところ、腰の高さまでの草ボウボウの中ではできればやりたくない(^o^)/
かといって、経費的にも生態系の視点からも、安易に除草剤に頼るのは避けたいところです。



そんなわけで、自走式草刈り機で散髪した後の状態をごらんいただきました。整枝も摘果も不十分なために、枝が折れそうになっています。お天気の模様を見て、早急に対応する必要があります。

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時ならぬ渋滞、その原因は?

2016年07月21日 06時03分47秒 | 散歩・外出・旅行
国道13号を北に向かって走っている時です。天童一中前の交差点のあたりで、なにやら小規模ながら渋滞が発生しています。まさか、中学生が交通事故?と疑いましたが、どうもそうでもなさそうです。あるポイントを通過すると、先行車は何事もなかったかのように走り去って行きます。なんだか、あるポイントで、障害があるみたい。



見つけました! ここで渋滞が起こっています。どうやら、カモ?の雛が行列を作り、道路を横断しようとしているのですが、縁石とセンターラインが邪魔をして、渡れないようなのです。あっちへうろうろ、こっちへうろうろ、車も踏み潰してはたいへんと、最徐行で通過しているのでした。とうとう軽ワゴン車のオジサンが車を降りて、雛を回収に向かいます。でも、雛は逃げ惑い、なかなかつかまりません(^o^)/



オジサン、ごめんよ。手伝わずに通り過ぎるワタクシを許したまえ!

さっと見ただけですが、体色はモスグリーンに近く、目のあたりか羽の一部に黄色っぽいラインが入っていたみたい。もしかしてマガモの雛でしょうか?
これだから田舎は楽しい!(^o^)/wahaha~

(*1):マガモの雛の画像~Google検索の結果

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ドビュッシー「イベリア」を聴く

2016年07月20日 06時01分49秒 | -オーケストラ
このところ、通勤の音楽として聴いているのが、ポール・パレー指揮デトロイト交響楽団の演奏によるドビュッシーの管弦楽曲です。とりわけ、「管弦楽のための映像・第2曲《イベリア》」を、リピートしながら聴いております。

Wikipedia やCD添付の解説によれば、この曲は1907~8年頃に作曲され、1910年の冬に、ガブリエル・ピエルネ指揮コロンヌ管弦楽団により、パリで初演されたものだそうです。
第1曲:「町の道と田舎の道」。
第2曲:「夜の香り」。漆黒の闇に漂うのは、花の香りでしょうか。
第3曲:「祭りの朝」。
演奏で最初に感じるのは、速めのテンポによる爽快感。梅雨時のじめっとした空気をものともせず、エアコンをきかせて早朝の郊外ドライブを楽しむ時や、まだ帰り道の渋滞に巻き込まれない時間帯に、赤信号につかまらずに次々に青信号で通過する爽快感に似た感覚があります。そして、当時のデトロイト交響楽団の奏者たちの見事な演奏と、今から60年以上前の1955年12月に収録されたものでありながら、実に見事なマーキュリーによるワンポイント・ステレオ録音(*1)が、快い疾走感を支えているようです。


YouTube にも、ポール・パレーの流儀・方向性とはいささか異なりますが、この曲の見事な演奏がありました。

Claudio Abbado "Images pour Orchestre No 2 "Iberia" Debussy


また、ポール・パレーについては、こんな興味深いブログ記事(*2,*3)がありました。

(*1):ウィルマ・コザート~Yourpediaの記述
(*2):ポール・パレーは凄い奴だ~ブログ「私たちは20世紀に生まれた」2007年3月
(*3):芳醇で馨しい音がするポール・パレー~ブログ「私たちは20世紀に生まれた」2010年7月

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歯磨きを徹底しているのに口内に炎症が起こったのは

2016年07月19日 06時05分06秒 | 健康
過日、右の奥歯の周囲が腫れて困ったことを記事(*1)にしました。ところが、しばらくして今度は口内の粘膜に傷がついたらしく、ヒリヒリと痛みます。毎食後に欠かさず歯磨きを徹底し、歯間ブラシも使ってきれいにしているというのに、どうもおかしい。ふと、気づきました。変わったことと言えば、あの頃に歯ブラシを交換していたことくらいです。念のために、明るいところで歯ブラシを点検してみました。

案の定、先端部の色違いの毛が、写真のようにギクシャクと二回も折れ曲がっていて、側方に少し飛び出しています。合成繊維の人工毛でチクチクとつつかれ、横にこすられて、歯肉や口内粘膜に傷が付き、これが原因となっていたのではなかろうか。

であれば対策は簡単で、歯ブラシを交換すればよいはず。この不良品は、たしか某スーパーのプライベートブランドで、安いだけの理由で購入したのではなかったか。今度は、わずかに数十円の違いで安易な選択をせずに、しっかりと日本製メーカー品を選びたいと思います(^o^)/

(*1):右奥歯の周囲が腫れて歯医者に行く~「電網郊外散歩道」2016年6月

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山形交響楽団第254回定期演奏会で池辺晋一郎、シューマン、ベートーヴェンを聴く

2016年07月18日 05時55分39秒 | -オーケストラ
昨日の日曜休日は、早朝5時から7時半まで果樹園の草刈りに精を出し、シャワーを浴びて朝食。じきに雨が降って来ましたので、午前中はのんびり過ごし、午後から山形交響楽団第254回定期演奏会に出かけました。到着した午後2時半頃は、ちょうどロビーコンサートが始まったばかりでした。



今回のロビーコンサートのプログラムは、

B.H.クルーセル クラリネット四重奏曲第2番 ハ短調 Op.4 より
 演奏:川上一道(Cl)、舘野ヤンネ(Vn)、成田寛(Vla)、久良木夏海(Vc)

というものでした。クルーセルという作曲家は、もちろん初めて。でも、すごくいい曲です。思わず引き込まれます。最初の案内を聴き逃したので、どこの国の人かわかりませんでしたが、後で調べてみましょう(*1)。

さて、本日のプログラムは、「ヒロイズムと幻想性」と題して、指揮の田中祐子さんの山響定期デビューとなっており

  1. 池辺晉一郎/小交響曲
  2. シューマン/ピアノ協奏曲 イ短調 作品54
  3. ベートーヴェン/交響曲 第3番 変ホ長調「英雄」作品55 
     指揮:田中祐子、演奏:山形交響楽団、伊藤恵(Pf)

というものです。



恒例のプレ・コンサート・トークでは、例によって西濱事務局長と田中裕子さんの話から始めました。田中さんは、伊藤恵さんとシューマンのピアノ協奏曲を演奏するのが夢だったそうで、こんなに早く実現して嬉しいと語ります。西濱さんが、ベートーヴェンが「エロイカ」を作曲したのが34歳のとき、と紹介すると、田中さん、今の私は10歳ほど若いとサバを読んだすぐ後に、実は37歳です、と自分からバラしてしまいました(^o^)/
ほんとにエネルギーに満ちた田中さん、小柄な外見もあって、「フィガロの結婚」に出てくるケルビーノみたいです。もしかしたら、「フィガロ」を指揮しながら「ケルビーノ」を演じられる?(^o^)/sonna~
「実はスペシャルゲストをお呼びしていて」と西濱事務局長。登場したのは、池辺晋一郎さんでした。相変わらずお元気そうで、「N響アワー」の頃と少しも変わっていません。駄洒落も変わりなく、伝統的駄洒落保存会の名誉会長を勝手にご委嘱申し上げる次第です(^o^)/

その池辺晋一郎作品で「小交響曲」。1973年に編成を小さくして書かれた第二版によるもので、山響でも演奏可能ということで、田中さんがぜひにと取り上げたものだそうです。楽器編成は、8-7-5-5-3の弦楽5部が対向配置をとり、コントラバスは左奥、正面には Fl(2),Ob(2),Cl(2),Fg(2) の木管楽器が二列に並びます。そしてその奥に、Hrn(4),Tp(2),Tb(2) の金管楽器が配置され、右側にパーカッションとティンパニが陣取ります。楽器はいずれも現代楽器のようで、ピカピカのティンパニは4台(*2)も並んでおりました(^o^)/
音楽は、多彩な鳴り物も入って活発な第1楽章、無調的な緊張感のある第2楽章、そして第3楽章ではクラリネットの川上さんがアルトサックスに持ち替えて演奏するという印象的な場面もありました。
田中祐子さんの指揮ぶりも、パントマイムの名優みたいに切れ味の良い動きで、わかりやすかったのではなかろうかと思いました。
今回は、どうやら録音もしていたようで、天井から吊り下げたマイクが二組のほかに、パーカッション部とティンパニのところにも、マイクが立ててありました。

続いてはR.シューマンのピアノ協奏曲を、シューマン演奏の第一人者である伊藤恵さんの演奏で聴きます。この曲は、私のお気に入りの音楽(*3)ですので、ずいぶん前から楽しみにしていました。近年の山響定期では、萩原麻未さんとの第226回(2013年1月)(*4)以来三年ぶりに聴きますが、何度聴いてもうれしいプログラムです。
ステージの配置が変更されます。中央にグランドピアノが引き出された他に、現代のティンパニが片付けられた代わりに、バロック・ティンパニが登場します。楽器の配置は同じですが、編成はやや縮小され、ナチュラルタイプのHrn(2)とTp(2)に変わります。
ソリストの伊藤恵さんは、沖縄の海の色みたいなブルーのドレスで登場、大先生との念願の共演に、指揮者の田中祐子さんもだいぶ気を遣っているようです。でも、演奏が始まるとそれはそれ、これはこれ。テンポはソリストのものでしょうか、あまり速くなく、ピアノを美しい音でロマンティックに詩情豊かに鳴らすと、オーケストラも繊細かつ豊かな響きで応えます。木管の響きがことのほか魅力的で、とくにクラリネットがステキです。カデンツァも本当に自然で、何気なく弾いているようですが、実に幻想的な音楽となっています。中間の緩徐楽章でも、独奏ピアノが憧れに満ちた音楽をゆっくりと展開しますが、指揮者はバロック・ティンパニの抜けの良い音を的確に効かせているようです。終楽章まで、弦の澄んだ音、木管の透明感のある音色、金管のやわらかい音に魅了されながら、最後は盛り上がる迫力のコーダを堪能しました。良かった~!

アンコールは、偶然にも萩原さんと同じく「子供の情景」から「トロイメライ」でした。これまた素晴らしい演奏で、思わずため息が出ました。

15分の休憩の後、後半のプログラムは、お待ちかね、ベートーヴェンの交響曲第3番「エロイカ」です。楽器編成は、Fl(2),Ob(2),Fg(2),Hrn(3),Tp(2),Timpと弦楽5部(8-7-5-5-3)。配置は、コントラバスが正面最奥部に移動しています。
第1楽章:アレグロ・コン・ブリオ。ゴツゴツしない柔らかい表現ながら、それが徐々に力強さを発揮してくる、というスタイルでしょうか。テンポは速めで、強弱や緩急のコントラストを強調しているようです。
第2楽章:葬送行進曲、アダージョ・アッサイ。この楽章では、田中さんは指揮棒なしで、背中を丸め、全身で表現します。不謹慎な言い方ですが、動物にたとえれば今まさに獲物に飛びかかろうとする猫科の動き。抜けの良いバロック・ティンパニの一打を効果的に使います。
第3楽章:スケルツォ、アレグロ・ヴィヴァーチェ~トリオ。速いテンポで軽やかに。始まりはロッシーニみたいですが、がらりとベートーヴェンになります。ナチュラル・ホルンの見事な表情付けも、ブラボーです!
第4楽章:フィナーレ、アレグロ・モルト~ポコ・アンダンテ~プレスト。集中した推進力を維持したまま終楽章へ突入しますが、やはり対比を明瞭につけるような表現です。たとえばピツィカートのところはゆっくり、はっきりと。1st-Vnと2nd-Vn、VlaとVcの4人のトップが奏でるテーマを全オーケストラが歌い始め、高揚感がホール全体に広がります。例の演歌みたいなところ(^o^;)も、リズムを活かして品良くまとめます。ClとFgをバックにObが歌うところが、好きなんですよ~(^o^)/
本当に、若いフレッシュなベートーヴェン、巨大化しない等身大のベートーヴェン、でも確かに革命的な作品、という感じがしました。

今回の演奏会では、ソロ・コンサートマスターの高橋和貴さんの隣に、犬伏亜里さんが座っていました。珍しいことと思っていましたら、いろいろ事情があったらしいのと、犬伏さんが伊藤恵さんのシューマンに、ぜひ出演したかったということらしい。なるほど、ダブル・コンサートマスターという贅沢な経験で、聴衆の一人として喜んだ次第。



終演後のファン交流会では、「雨が上がりましたね」「晴れてますね」という司会者と指揮者の発言に対して池辺さんが「太陽がテルサ」と受けて、集まったファンもどっと笑い声が出ていました。ワタクシめは、伊藤恵さんのCDを物色、シューマンの「ピアノソナタ第1番」他のCDを購入して、ルンルン気分で帰途につきました。



(*1):1834年、フィンランド生まれで、スウェーデンで活躍した人だそうです。YouTube にこんな動画がありました。
Bernhard Henrik Crusell - Clarinet Quartet No.2 in C-minor, Op.4 (1817)


(*2):ティンパニは、1個、2個と数えるのでしょうか、それとも1台、2台と数えるのでしょうか(^o^)/
(*3):R.シューマン「ピアノ協奏曲イ短調」を聴く~「電網郊外散歩道」2007年10月
(*4):山響第226回定期演奏会でシューマン、ブルックナーを聴く~「電網郊外散歩道」2007年10月

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本日は山響第254回定期演奏会の予定

2016年07月17日 06時05分11秒 | クラシック音楽
昨日は、夏風邪で体調がよろしくない中を、行事のため土曜出勤しました。本日はお休みですので、なんとか体調を維持して出かけたいところ。山形交響楽団の第254回定期演奏会が、午後3時開演となっております。本日のプログラムは、「ヒロイズムと幻想性」と題して、田中祐子さんの山響定期デビューとなっております。

  1. 池辺晉一郎/小交響曲
  2. シューマン/ピアノ協奏曲 イ短調 作品54
  3. ベートーヴェン/交響曲 第3番 変ホ長調「英雄」作品55 
     指揮:田中祐子、演奏:山形交響楽団、伊藤恵(Pf)

さて、涼しいうちに&雨が降りはじめる前に、短時間でも果樹園の草刈りを済ませてしまいましょう。

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リビングで再生する音楽~妻の領域・夫の趣味

2016年07月16日 06時04分22秒 | クラシック音楽
台所と居間と客間が一続きの部屋になり、リビングでLP再生が可能になりましたが、ではどんな音楽でも聴けるようになったかといえばそうではありません。例えば妻がキッチンで調理中にマーラーの交響曲第五番は不向き(*1)ですし、窓を開け放つ夏場には、ご近所の手前、岩崎宏美チャンの若い頃のLP(*2)なんぞをかけると、「ヤメテ~」とストップがかかります。それにしては、リチャード・クレイダーマンやABBAあたりは良いようです。要するに、リビングで再生する音楽は、妻の領域を侵害しない配慮が求められるということになるのでしょうか(^o^)/

まあ、夫の趣味もどちらかといえば人畜無害なほうですので良いのですが、これがかたや「ワーグナーの大音量再生」を生きがいとし、かたや「箏曲の静けさ重視」といった相反する趣味では、リビングで音楽を共存させることは困難でしょう。やはり、書斎で個人的に楽しむべき音楽と、リビングで再生する音楽とは別物のようです。

不思議なことに、いや、むしろ当然と言うべきか、ハイドンの室内楽やヴィヴァルディの作品、あるいはテレマンの音楽などは、リビングでの再生にも似合っているようです。私たちはエステルハージ侯夫妻とは似ても似つかぬ田舎暮らしの夫婦なのですけれど(^o^)/

(*1):料理を作る意欲を失うのでしょうか。それは一大事です(^o^)/
(*2):若い岩崎宏美チャンが日本フィルハーモニーと共演した「シンフォニー」など。

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