電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩。時々は実際に散歩を楽しみます。

ハイティンク指揮コンセルトヘボウ管でブルックナーの「交響曲第8番」を聴く

2017年03月23日 06時05分19秒 | -オーケストラ
このところ、通勤の音楽としてブルックナーの交響曲第8番を聴いています。「ブル8」としばしば略称されるこの曲については、従来ジョージ・セル指揮クリーヴランド管による1969年のCBS録音を好んで聴いております(*)が、どちらかというと繁忙期のハードワークが一段落してホッと一息つき、音楽への飢餓感を満たすためにこの曲を取り上げることが多いように思います。その意味では、まさにドン・ピシャリの選曲。確定申告も終わり、大量の剪定枝の片付けという肉体労働も一段落ついて、さあ、音楽を聴くぞ〜!という態勢に入った現在にぴったりです。

今回は、セル盤ではなく、ベルナルト・ハイティンク指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の2005年のライブ録音で、同管弦楽団の120周年記念に公開された太っ腹なmp3ファイルによるものです。2008年に入手してからすでに8年が過ぎましたが、「ブル8」のこの録音をじっくり聴くのは、たぶん今回が初めてでしょう。基本的にノヴァーク版を用い、力感あふれる壮麗かつ緊張感に満ちたセルとクリーヴランド管の演奏とはやや方向性が異なり、ハース版を用いて、どちらかといえばゆったりと穏やかな、自然な印象を受ける演奏です。2004年からリッカルド・シャイーに譲った古巣コンセルトヘボウ管が、よりコスモポリタンな方向に、しだいにその性格を変えていった時期にあたるのでしょうが、まるで祈りの音楽のように聞こえるこの曲を聴く満足感は、そんな詮索をしがちな野次馬根性を洗い流してしまうようです。



2008年の冬、この頃はブログ「クラシック音楽のひとりごと」の mozart1889 さんもお元気で更新されていた(*2)のだなあ。なんだか遠くへ来てしまったような寂しさも感じます。

(*):ブルックナー「交響曲第8番」を聴く〜「電網郊外散歩道」2007年2月
(*2):ブルックナーの交響曲第8番ハ短調(ハース版):ハイティンク/ロイヤル・コンセルトヘボウ管〜「クラシック音楽のひとりごと」2008年12月


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忙しすぎるのも考えものだ

2017年03月22日 06時01分19秒 | Weblog
この3月末で、定年退職して早や4年になります。退職直前は、ほんとうに激務と言ってよい状況だったと思いますが、まったく別の世界に再就職し、以前はそれほどでもなかったけれど、思いがけない昇任後はずいぶん忙しくなりました。同年代の人たちのゆっくりとしたペースと比較するとなんだかせわしない。とくに今年度は多忙感がぬぐえません。この年になって、仕事があり給料が出て生活できるのはありがたい話なのだけれど、このまま年を取っていくのも、なんだかもったいないような気がします。

収入の面では今よりも厳しくなるでしょうが、もう少しゆったりと生活を楽しむことはできないものか。お天気に合わせて畑に出たり、平日に妻と買い物に出かけたり、もう少し気ぜわしくなくゆっくりと演奏会にでかけたり、といった生活にあこがれます。忙しすぎるのも考えものです。

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三連休は剪定枝の片付けで終わる〜シルバー人材センターに依頼して良かった

2017年03月21日 06時03分39秒 | 週末農業
この三連休は、サクランボ果樹園の剪定枝の後始末に追われました。昨年は、母屋のリフォームの工事関連で時間が取られ、二箇所ある園地のうち自宅裏はなんとか維持管理できましたが、もうひとつの園地はほぼ放置状態でした。そのため、剪定枝の分量が二年分になり、もうたいへんな状態でした。これはとても自分たちだけでは手に負えないと判断し、シルバー人材センターに依頼しておりましたが、幸いに三人の応援を得ることができ、三連休のうちになんとか集め終えることができました。焼却処分はまだですので、もうひとつ大仕事が残っていますが、まずは一段落。シルバー人材センターに依頼して、ほんとうに良かった。幸いに好天に恵まれ、一緒に仕事をしていろいろな話をして、楽しく過ごすことができました。来てくれた三人の方々も、人柄もよく仕事もしっかりとやってくれましたので、たいへんありがたかったです。





そんなわけで、夜はバタンキューで、とてもじっくり音楽を聴いている余裕がありません。お休みの音楽で何を聞いたか覚えていないような始末です。明日からの通勤の音楽は、ハイティンク指揮のロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団の演奏で、ブルックナーの交響曲第8番の予定。

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ロバート.D.エルドリッヂ『トモダチ作戦~気仙沼大島と米軍海兵隊の奇跡の"絆"』を読む

2017年03月20日 06時05分04秒 | -ノンフィクション
集英社文庫の2月の新刊で、ロバート.D.エルドリッヂ著『トモダチ作戦~気仙沼大島と米軍海兵隊の奇跡の"絆"』を読みました。著者は、1968年に米国に生まれ、大学卒業後にJETプログラム(*)で来日し、神戸大学大学院を修了したという経歴からわかるように、日本通の政治学博士にして米軍海兵隊の政務外交部次長の職にあった人のようです。
本書の構成は、次のとおり。

序章:3.11東日本大震災と「トモダチ作戦」
第1章:被災した大島
第2章:大島に派遣された第31海兵遠征部隊
第3章:第31海兵遠征部隊の救援活動
第4章:ホームステイプログラム(2011年8月)
第5章:大島・海兵隊の関係(2012年)
第6章:大島・海兵隊の関係(2013年)
第7章:大島・海兵隊の継続した関係(2014~2016年)

前半の章は、東日本大震災で被災した地域の救援に向かうまでと、実際に救援に当たった海兵隊と被災地の人々の様子を描くものです。そして後半は、救援活動に当たった海兵隊員と島の人々や子どもたちとの交流を描きます。

当時のニュース等で、島の人々が海兵隊の救援活動に感謝し、海兵隊員たちが島の人々にとって思い出の品となるものを泥の中から一つ一つ選り分けてくれている様子などを見聞きして、強く印象に残っておりました。しかし、その後のホームステイプログラムや交流の様子などは、今回初めて知りました。どことなく軍人らしからぬ発想も、著者の経歴を知ればなるほどと思えますし、プロジェクトが突然中断されることになって辞表を出すところなども、心情的にはよく理解できます。

集英社文庫のために書き下ろされたという本書は、公共政策の研究者であって軍外交部の職員でもあるという著者の特色が強く出ているところはありますが、なかなか興味深いものがありました。

(*):JETプログラムとは~Wikipediaによる解説

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スタイルフィット・マイスターのJetstream化は大失敗〜作戦変更へ

2017年03月19日 06時03分54秒 | 手帳文具書斎
三菱のボールペン、スタイルフィット・マイスターをJetstream化して常用三色ボールペンにしようとした計画は、当初からつまづいておりました。軸の中央部付近にある窓からインク色が全く見えないために、何色が出てくるのかロシアンルーレット状態というお粗末な展開で、机の引き出しに眠っていました。たまたまボールペンを使おうとして手に取り、今さらながら無謀なジェットストリーム化は大失敗だったことを痛感しました。



せっかくだから、オリジナルのシグノのインクリフィルに交換してみることにしました。多様な色が用意されているシグノですので、さて何色が良いかな。ふだん使わないような色を組み合わせてみようか?



などと言いながら、結局、実際に選んだのは「黒、青、茶色」の組み合わせでした。やっぱりオジンクサ〜(^o^;)>poripori

(*1):筆記具が書くことを誘発する面もある〜「電網郊外散歩道」2016年3月

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香月美夜『本好きの下剋上』が完結

2017年03月18日 06時04分54秒 | 読書
この年齢になってからライトノベルにハマるとは、と自分でも少々驚きながら、楽しみに読んできた香月美夜著『本好きの下剋上』(*1)が、ついに完結しました。もとはといえば、古典ブルーブラックインクがらみで知ったブログ「趣味と物欲」(*2)で紹介されていたのがきっかけでしたが、PDF版で読み、WEB版で続きを追いかけ、とうとう紙の本まで集めだす始末です。
ストーリーは予想の斜め上を行きますが、物語の展開の背景はフェルディナンドがその実務能力を活かしてみなやってくれたことになっているようです。主人公のローゼマインはまだ幼女の年齢という設定ではありましたが、細かなところによく気がつくところなど、少女の年齢ではありえないでしょう。たぶん子育て経験のある30代の女性のような傾向が色濃く出ており、アンバランスな言動に大いに笑わせてもらいました(^o^)/
そうそう、完結編の結末は後味もすっきりです。ハッピーエンドと言ってよいのでは。今後は、たぶん描き切れなかった場面を他者視点で描写するような計画もあるようで、こちらも楽しみです。

(*1):「本好きの下克上~司書になるためには手段を選んでいられません」
(*2):ブログ「趣味と物欲」

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珍しく「えきネット」で切符を予約したものの

2017年03月17日 06時05分50秒 | 散歩・外出・旅行
ちょいと所用があり、山形新幹線の切符を手配する必要が生じました。わざわざ駅の窓口に行く余裕はないし、たまにはネットで予約してみようと「えきネット」でトライしてみました。予約のほうはすんなり運び、当日は余裕を持って駅に到着。

自動券売機には「インターネット予約」というボタンがあり、そこを押してからクレジットカードを挿入します。テンキーで暗証番号を入力して予約内容を確認し、乗車券と特急券を受けとりましたが、なんだかハラハラドキドキしてしまいました(^o^)/

うーむ、以前は人に先んじてパソコンを覚え、パソコン通信やインターネットを導入し、Windows から Linux へと移行するなど、世の中の流行のかなり前の方を歩いていたはずだったのに、切符の手配でドキドキするなんて、なんだか時代遅れの人間になってしまったような気がします。思わず「しょんぼりへにょん」です(^o^;)>poripori

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宴会後の宿泊事情~今回はハズレ

2017年03月16日 06時02分48秒 | Weblog
立場上、避けられない宴会というのがあります。どうしても飲まなければいけないときはホテル泊と決めていますが、今回もいつものビジネスホテルに予約を入れました。ネットで予約する方が便利で良いのですが、前回はWiFiのトラブルで部屋を交換してもらった経緯がありましたので、今回は電話で申し込み、有線LANで使える部屋を、とお願いしました。すると、

  • ネット予約よりも電話で予約する方が料金が高くなる。
  • にもかかわらず、予約できた部屋はイス式のデスクではなく座る机だった。腰が痛い。
  • 若い人の団体が入っていたせいか、回線速度がやけに遅く、YouTubeの音楽再生も途切れがち。PDFのダウンロードも途中で止まり、「ファイルが壊れています」。

というような状況で、今回はハズレだったみたいです。

電話に出てくれたフロントの人が若い男性で、当方が年配者なので座卓タイプを選んでくれたのかもしれないけれど、逆に勘ぐれば、前回のWiFiのトラブルを伝えた件をクレームと受け取ったためかもしれず、またネット回線の能力にも限界があるみたい。どうも別なホテルを開拓する必要がありそうです。

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Jetstreamラバー軸のノック部が外れた

2017年03月15日 06時03分33秒 | 手帳文具書斎
愛用しているボールペン、三菱のジェットストリームJetstreamラバー軸(1.0mm)のノック部が外れてしまいました。何気なくカチカチとノックしていたら、スポッと外れてしまったので、驚きました。



元通りにはめると何事もなかったように復活しましたので、そのまま使っていますが、もしかすると接着剤か何かで固定していたのが、経年劣化で取れてしまったのでしょうか。ラバー軸そのものは、洗剤で水拭きして汚れを落としていますので充分に快適に使えますが、ノック部がたびたび外れてしまうようだと、第一線に投入するのは控えなければいけないかもしれません。

このラバー軸は、2009年の秋に購入(*1)したものですので、すでに7年以上経過しています。要観察でしょう。

(*1):電器店・文具店経由図書館行き~「電網郊外散歩道」2009年11月

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宅配サービスの今後が気になる

2017年03月14日 06時08分32秒 | Weblog
通信販売等の取扱量が増えすぎて宅配の現場がパンク寸前となり、サービスの見直しが行われているようです。当然のことながら、宅配サービスの見直しは、当方の週末農業にも影響します。親戚友人知人へ我が家の果物を宅配してもらうには、配達日付や時間の指定ができるかどうかにより大きな影響が出るものと思われます。業界でどんな結論が出るのか、注目しています。

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もう一つの果樹園の雪折れ被害の現状

2017年03月13日 06時06分37秒 | 週末農業
確定申告を終えて、ようやくもう一つの果樹園に足を運び、雪折れ被害状況を調べました。なんと、こちらも数カ所に被害がありました。しかも、サクランボのかなり太い幹が根元近くからボッキリと折れています。おそらくは、12月に急にどさっと降った湿った雪の重みに耐えられなかったのが原因でしょう。若木はそれほどでもないけれど、老木ほど被害は大きいようです。






剪定した枝を片付ける際に、一緒に始末する必要がありそうです。まずは、自宅裏のスモモの枝折れから、運搬できるまでチェーンソーで小さくしておきましょう。




これだけ太い幹が折れてしまうと、枯れてしまう心配もありますが、まずはできるだけ樹勢が回復できるように、カイガラムシの防除をていねいにする必要がありそうです。今年の春は、なんだか仕事量が多そうな予感がします。

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ようやく確定申告が終わる

2017年03月12日 06時05分53秒 | 季節と行事
少しずつ地域行事や仕事の合間をみて進めてきた確定申告の作業も、ようやく終わりました。あとは最寄りの税務署に提出するだけです。これが終わると、ほんとうにホッとします。いつもの自作ワークシートにちまちまと入力し、計算結果を転記して領収書を添えて提出するだけなのですが、この時期は作業のためのまとまった時間が取れないのが悩みの種です。でもまあ、終わり良ければすべて良し。

そういえば、平成8年から1冊のファイルにずっと控えを綴っていますが、もう20年になるのですね。当時は、EPSON の VT-516SR に Windows95 上で MS-Works3.0 を走らせて表計算で作業していたはず。プリンターは CANON の LBP-310 というパーソナル・レーザープリンタを使っていました。
今は hp Pavilion 550-240jp/CT に Ubuntu Linux 16.04 を導入し、LibreOffice の表計算 calc で作業をしてブラザーの HL5380DN というパーソナル・レーザープリンタで出力しています。基本的にはほとんど変わっていないと言って良いのでしょう。

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3月11日に思う

2017年03月11日 06時05分45秒 | Weblog

再び3.11がめぐってきました。亡くなられた方々を悼み、被災された皆様のご健勝と被災地域の復興をお祈りいたします。



今なお忘れがたい東日本大震災の記憶。あの日の夕方、すべての信号が消えた幹線道路を避け、信号のない農道を選んで帰宅したら、我が家は驚くほどに被害が少なく、遠方に離れて暮らす家族もみなメール等で無事が確認できたことに感謝したものでした。ラジオの震災情報を聞きながら、昔ながらの反射型石油ストーブを囲み、ろうそくの灯りをたよりに、簡単な夕食を済ませたことが思い出されます。幸いに、プロパンガスだったおかげでお湯を沸かすことができ、湯たんぽで寒さをしのぐことができました。アホ猫たちも寒かったようで、足元にもぐりこんで寝ていたようです。オール電化などとは無縁の古い農家の生活を残していたために、意外に危機に強かったことが印象的でした。

地震の直後、妻はご近所を回り、一人暮らしの老人宅の安否を確認して歩いたそうです。昭和の老人たちは、「戦時中を思い出す」などと言いながら、しっかりと暮らしを維持していたそうな。「遠い親戚より近くの他人」の言葉どおり、いざというときに互いに助け合うご近所パワーの強みを感じたことでした。あれから妻はご近所のお年寄りたちにえらい人気な様子です。ふだん日中は不在がちなワタクシなどよりも、よほど信頼があるようです(^o^;)>poripori

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J.S.バッハ「2つのヴァイオリンのための協奏曲」を聴く

2017年03月10日 06時02分03秒 | -協奏曲
ある日、突然に、むしょうにバッハの音楽が聴きたくなって手にしたJ.S.バッハ「ヴァイオリン協奏曲集」については、これまで何度か記事にしていますが、そういえばあの「二つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV.1043」をまだ取り上げていなかったことに気づきました。

この曲は、Wikipedia によれば1730年頃から翌1731年にかけて作曲されたと伝えられているそうで、コレギウム・ムジクムで音楽監督をつとめたライプツィヒ時代の作品だそうです。

第1楽章:ヴィヴァーチェ。
第2楽章:ラルゴ・マ・ノン・タント、ヘ長調。
第3楽章:アレグロ、ニ短調、4分の3拍子。

精密な対位法と情緒的な旋律をバランスさせた音の織物のような曲、という評もあるほどに見事な音楽。二つのヴァイオリン独奏のかけあいや、独奏と合奏の対比など、実に魅力的で見事なものと感じます。

YouTube に、Arabella Steinbacher & 諏訪内晶子 の演奏がありました。編成はごく小規模ですが、こちらは映像つきですので余計に見事さを感じます。
Arabella Steinbacher & Akiko Suwanai - J. S. Bach : Concerto for Two Violins


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朝の寒さがやわらいでくると

2017年03月09日 06時03分04秒 | 季節と行事
ごく寒い季節には、朝早く目を覚ました時など、起きるには寒いし、ファンヒーターを点火すると家人が目を覚ましてしまうし、本を読むにも手が冷たくて、なんだか時間を持て余してしまいます。このところ三寒四温の言葉のとおり、ブルブル寒い日が続いたかと思えば、あまり寒くない朝が続いたり、寒暖が周期的にやってきます。朝の寒さが和らいでくると、寝床で本を読むんだり、雑記帳を広げてあれこれと書いたりなどして時間を過ごすことができるようになります。

昔は雑誌を手元に置いて、暇をみつけては眺めていたものでした。今は雑誌を定期購読するようなこともなくなり、そうした習慣は薄れてしまいました。代わりに、自分が雑誌の編集をしているような気分でブログの記事を考えたり、今と昔を比較してみたり、といったことがけっこう楽しいものです。春になると、たしかに気分も前向きになるように感じます。

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