中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

暖かい冬休み

2023-12-30 15:51:00 | 雑記
 東京にいます。例年だと、雪を逃れるようにして暖かい東京にやって来たという感じなのに今年はまったく違う。雪もなく過ごしやすい山形を離れて、南国に来たような…というと大げさではありますが、今日などは15度もあって、ようやく寒さに慣れた体には少し暑く感じる。

 異常気象ですね。

 暖かいのは悪い事ではないのですが、親戚宅の忘年会用に運んできた日本酒が温まってしまうことだけを心配しております。

 東京に着いてすぐに、いつもお世話になっている工房に行き、弓の毛替えと楽器のメンテナンスを頼みました。今年は忙しかったので、楽器も疲れていることでしょう。

 工房は世田谷にあるので、近くの松陰神社の周辺を歩きました。

 ここは昔ながらの商店街なので、正月用の買い物客で賑わっています。こういう「師走」感は、やはり懐かしい。いそいそしながら、ウキウキした感じ。

 ちょっとした買い物でも車でイオンに行くような田舎では、街のこういう雰囲気は味わえません。山形も、帰省してくる子や孫を迎えようというウキウキ感はかなりのものですが、それともまた少し違う。

 さて、冬休みです。健康診断も終わり、結果はまだ来ないというベストな環境で、心置きなく忘年会と新年会に明け暮れることにします。

 今年もありがとうございました!
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山本「アイスピンク」

2023-12-27 21:18:00 | お酒の話(県外)
 秋田の酒で一番好きな山本。その中でも極上のものを頂きました。

 秋田の新しい酒米の「あきた酒こまち」をなんと29%まで磨いた純米大吟醸。

 頂いた時にラベルを見ただけで「これは間違いない」と確信。仕事納めの後に開けようと、楽しみにしていたのです。

 今年もお疲れっ…と口に含むと、最高級の柔らかさ。喩えるなら、超高級ホテルに着いて「あー疲れた」とロビーのソファーに腰掛けたら、どこまでも沈み込んでいくような。部屋について「あー疲れた」と部屋のベッドに横になったら、無重力空間に投げ出されたかのような柔らかさに包まれた感じ。

 まあ、そこに住みたいと思うかどうかは別として「ワンランク上の非日常」を楽しめる、高級な味わいです。

 かつて、秋田でおすすめの酒を訊いたところ、私が好んだ酒はだいたい「この酒はパンチが足りない」と評されることが多かったのです。

 …別に、パンチを喰らいたくて酒を飲んでいるわけではないのですが。

 確かに、秋田の酒はパンチの効いた酒が多い。あしたのジョーも、酒浸りの師匠の丹下段平も瞬殺されるようなものが結構あります。県民の好みなのでしょう。

 しかしこの山本は、そんな秋田で大丈夫なのかと心配になるほどの「ふんわり」感。

 忙しかったこの一年。疲れた心身は、コークスクリューパンチよりも羽毛布団を求めています。最高のもてなしを堪能しました。

 これにて、今年の「日本酒レビュー」は終了です。お付き合いありがとうございました。期待されてないのはわかっていますが、来年もどうぞよろしくお願いいたします。
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仕事納め

2023-12-26 23:58:00 | 山形交響楽団
 雨が降ったりして、12月の山形とは思えない。体感的には寒いのですが、冬らしくなくて少し気味が悪い。

 とはいえ、交通障害が起こるような大雪もなく、仕事納めの「第九」を無事に迎えることができたのは嬉しいことです。

 ありがたいことではありますが、今年は特に忙しかったので「仕事納め」のアツさは比類がない。

 ただでさえ「第九」は、曲の最後の勢いが凄くて「終わった!」感の強い曲です。終楽章のメロディーが始まった時点で、すでに「ついにここまで来た!」、そして最後のプレストはまさに「いよいよ最終コーナーを回ったぁぁっ!」という感じ。

 感動しかあり得ないゴールまで、一直線です。

 そして弾き終えた時、我々も、今年一年のいろいろな演奏会の数々、それに伴ういろいろな苦労、それらすべてにたいして「ブラヴォー!」と言ってもらえたような気分になって、感動してしまうのです。

 …こうして、長かった今年も、ついに終わりました。

 たくさんの演奏会にご来場いただき、本当にありがとうございました!
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来年の抱負

2023-12-24 22:35:00 | 芸術
 郡山でのドラクエ公演終了。天気が良くて、行き帰りも助かりました。

 ところで、この公演の度に思うことでもありますが、ドラクエにまったく思い入れの無い私は、ステージ上の演奏者なのにもかかわらず、軽い疎外感を感じるのです。

 今日も、行く前は「はあ…郡山まで行ってドラクエか」という気持ちもありましたが、演奏し終わってみると、心から感動している客席を見て、逆に私も感動しました。そして、会場の気持ちを共有しきれていない自分が情けなく、残念にさえ思えてくる。

 ドラクエって、どうやら本当に素晴らしいもののようです。これからも続きそうなので、やってみようかなと、本気で思わされる。…この感動の仲間入りがしてみたいので、来年は考えてみます。

 さて今年も、いよいよラスト。明日からの「第九」も頑張ります。
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ドラクエ納めとクリスマス

2023-12-22 21:02:00 | 山形交響楽団
 ふと気づけば、あっという間にもう年末ですね。山響も、過去最高に忙しかった今年ですが、残すところあと2本。

 ということで、今週末の山響は日曜の郡山「ドラゴンクエスト」コンサート。

 …今年も各地で幾度となくドラゴンクエストを弾いてきましたが、その「納め」です。

 本番は24日。クリスマスイヴです。すぎやまこういち先生からのプレゼントを、大切な人と一緒に受け取って、心に残る記念日にしていただきたい。

 若くて浮ついていた昔は、クリスマスイヴまで働いてる人って大変だな…などと気の毒に思ったものです。恋人と過ごすことはもちろん、家族でチキンを食べることもできない。サーヴしてくれている、お店の人になんだか申し訳なく思ったりしました。

 しかし今では、息子は自立し、娘は「あ、その日はデートだから夕飯いらない」だと。

 …仕事でもしてないと、やってられません。

 聴きにきてくれるお客様のクリスマスに華を添えられるような、良いコンサートになるよう頑張ります。
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飲むヨーグルト

2023-12-21 20:58:00 | 危機管理
 年一回の健康診断が今年は年末。年明けも忙しいから仕方がない。とはいえ、一年でもっとも健康状態の悪い年末。なにもこの時期を選ばなくても…。忘年会もできやしない。

 ということで、選択できる一番早い日程を選んで、19日に行ってきました。

 この齢になると、とりつくろうことはしません。正確に言うと、できない。

 なので、前日も普通に飲む。実は、ちょっと控えめにしようかな…とは思っていたのですが、気づけば定量の4合。…いいよ、もう、ありのままで。

 あれほど嫌だったバリウムも、すっかり慣れて、空きっ腹には、もはやちょっと美味しく感じる。いや実際、改良されて昔よりも気遣いの感じられる味になっていると思います。「飲むヨーグルト」みたい。やたら重いけど。

 人間50年。50歳を越えたらもうなんでも受け入れます…という態度が良かったのか、いつもなにかとケチがつく血圧も自己ベストでクリア。

 …あとはまた、血液検査で後からいろいろ言われるんだろうけど、それはそれ。

 生活習慣病という言葉がありますが、この歳になればそれは習慣というより、生き方そのもの。健診センターから何か言われたぐらいで、今までの生き方を否定することは、もうできないし、変える気もない。

 …では、なぜ検診を受けるのか?

 ハッキリと言いましょう。「健康です」と言ってもらえたら、次の検診までの1年間の酒がうまいから。そのぐらいの価値はあります。

 とりあえあず、結果が出るまでの間が一番気楽。責務を果たしたので、楽しく年末年始を過ごすことにします。
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和装でクリスマス

2023-12-20 21:53:00 | 山形交響楽団
 今週の山響は、まずはストリングス。先ほど、公演が終了しました。和服の会社が後援してくれているということもあって、「和装でクリスマス」という企画でしたが、たくさんのお客様、そして和服で来てくださったお客様、ありがとうございました。

 今回は、ラターやワーロックという知られざる弦楽の名曲をメインに、あとはクリスマスにちなんだもの、そしてカノンなどで楽しんでいただきました。いかがだったでしょうか?

 弦楽器だけ、しかも指揮者がいないということで、負担も大きく、アンサンブルも濃密なものが要求されます。

 スケジュールの関係でリハーサルは1日だけでしたが、本来ならもう1日ぐらいあってもよいところ。とにかく、今年の山響は忙しいのです。

 そんな忙しい今年も、気づけば残りわずか。

 週末の「ドラゴンクエスト」郡山公演と、最後の「第九」を残すのみ。

 …あと二本。頑張ります。
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清めの雪

2023-12-18 20:10:00 | 山形弦楽四重奏団
 昨日の「こうもり」の熱気も冷めやらぬまま…と言いたいところですが、今朝は雪景色の山形。正午ころの気温も0℃。すっかり冷えました。

 そんな中、今日は山形Qで大江町の朝日学園でのスクールコンサート。前回のスクールコンサートと同じく、山響首席コンサートマスターの犬伏さんをゲストに迎えて、モーツァルト「五重奏曲」をメインに、本格的な室内楽を聴いてもらいました。

 会場は体育館。窓の外は雪の降りしきる大江町。会場に設置されたジェットヒーターの強引な温もりが、なんとも頼もしい。

 数年前にもここで演奏しましたが、その時も極寒の冬。今回はそれを予想して、完全防備で向かいました。

 禁断の「ももひき」を着用。今どきは「レギンス」と呼ぶらしいですね。…ある程度以上の年齢の者が身につけると、麻薬以上の常習性があるというので、これまでは手を出さないようにしてきたのですが、前回のことを考えると背に腹は替えられない。

 日頃から、安物の黒服しか着ない私の黒ズボンは、いかに薄かったかを思い知らされる。…かなり温かいのです。

 そのおかげもあって、無事に終了。驚いたのは、朝日学園の子どもたちが、みんな賢くて素直なこと。「良い子」だからきちんと聴いているのではなくて、純粋に興味を持って聴いてくれているのがわかる。…こんなに寒い中で。

 キリッとした寒さの中で、私たちも身が清まるような、すがすがしい経験になりました。…レギンスがあったから言えるのかも知れませんが。


 山形県にはこういう学校があって、本当に素晴らしい。県民として誇らしく思います。ありがとうございました。
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こうもり

2023-12-17 20:49:00 | 山形交響楽団
 「こうもり」の山形公演が終わりました。満員御礼。ありがとうございました!

 野村萬斎さんの演出が素晴らしく、舞台を明治の日本に置き換えて、しかも噺家の桂米團治さんを語りに置いたのは良かったと思います。

 オペレッタですから、歌の間の、セリフや小芝居の面白さが大事です。その辺りも、文明開化当時の日本という設定にすることで、今の私たちにも入りやすくなっている。

 歌のキャストの実力は最高峰。私たちも阪哲朗常任のもと、ウイーンの洒脱な感じに近づけるよう、5日間頑張ったつもりです。

 「こうもり」は、ドタバタ喜劇ぐらいの印象しかなかったのですが、知れば知るほど、とにかく、おしゃれな作品です。

「人間生きてりゃ、酸いも甘いも…」

 …が、この公演の決め台詞となりましたが、まさに、酸いも甘いもわかっているからこそ、それに囚われずに、そこに遊びながら生きてゆく「粋」を感じさせてくれる作品です。

 先々のこまごましたことをチマチマと心配し、ああだこうだと心を砕くばかりの現代人には、見習うべきところがあります。

 「すべてはシャンパンのせいだったんだ!」

 …で済まされないことは、もちろん本人もわかっていながら言っているわけですが、でも同じ済まないなら、実際のこまごましてドロドロしているのに実はそれほど大したことでもない「一大事」を明らかにするより、ずっと気持ちがいい。

 客席の雰囲気からすると、お客様方にも楽しんでもらえたのではないかと思います。私たちにとっても楽しい公演、楽しい1週間でした。ありがとうございました。
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真澄「漆黒(くろ)」

2023-12-16 21:37:00 | お酒の話(県外)
 長野を代表する銘酒「真澄」の純米吟醸。先日の松本公演に聴きに来てくれた友人からの頂き物です。

 私の経験から言うと、険しい山の水は柔らかいような気がします。特に、雪深い峻険な山の水で醸した日本酒は、味がまろやかで優しいのです。山形はそこらじゅう山ですが、やはり内陸よりも庄内の、月山や鳥海山に近い蔵の方がそれを感じます。

 松本でもいろいろな酒を飲みましたが、印象を一言で言えば「優しい」。アルプスに囲まれているせいでしょう。

 そんな中での、味の違いは何か?…香りです。

 どれも、山形の酒にはない香りがします。日本酒の香りはほとんど、酵母によるものですが、山形のものとだいぶ違うようで、長野は、味は軽いのに、香りが重い酒が結構ある。

 そんな中で、この「真澄」。バランスがよく取れていると思います。香りが、淡白な味をうまく引き立てている。結果、淡麗にとどまらない彩りがあります。

 そう言えばかつて長野は、名産の「野沢菜」など塩分が高い食品が多いせいで、平均寿命が短かかったのを、県をあげて見直して、今では東北の県をはるかに凌ぐ長寿県になっているとか。

 塩気の強いものをひと口噛んで、がっつりした酒で飲み下す。…これもなかなか楽しい。しかし、体には良くない。

 薄味のものを食べて、優しい酒を飲む。そこに、ちょっと添えられた香りを楽しむ。それが、今の長野の流れなのかも知れません。

 アルプスの風景を思い出しながら、まろやかな香りを堪能しました。
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ウイーンの粋

2023-12-12 22:28:00 | 山形交響楽団
 今週の山響は、日曜の「こうもり」。もう、それだけ。

 オペレッタの最高傑作を、やまぎん県民ホールで阪哲朗常任の指揮のもと楽しんでいただきます。

 ウイーンの香りに満ちた作品ですから、その「粋」な感じは、阪さん以上に表現できる指揮者は少ないはずです。

 「こうもり」は有名な作品ですが、私たちも普段、序曲とシャンパンポルカぐらいしか弾いたことがないので、大変ですが楽しくもあります。

 とにかく、全編、底抜けに明るい。どんな局面でも深刻にならない。…これが「粋」ということなのかも知れません。

 ストーリーだけを考えると、バカ騒ぎみたいな部分が多くて、これだったらヴェルディやプッチーニのようなイタリア人の方が、なんと真面目なことかと思ってしまいます。

 しかし、そうではないのでしょう。イタリアもののように、真正面から怒ったり泣いたりするのは「お洒落じゃない」というセンスなのだと思います。

 大曲ですから、リハーサルはあと4日。頑張ります。ウイーンの「粋」を楽しんでいただければと思います。
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客席にて

2023-12-11 21:30:00 | 音楽
 長野から戻ってきた昨日は、家に帰る前に、テルサホールでコンサートを聴きました。「ウクライナ国立フィル」。

 もともとウチの奥さんが娘と行くためにチケットを買っていたのですが、娘が行けなくなったために、私が代役。

 疲れてるし、今後のスケジュールも詰まっているので、他社さんの公演を聴いている余裕はないのですが…とも言えず。

 とは言え、テルサの客席でオーケストラを聴くなど、ほとんど経験の無いことなので、ある意味楽しみにもしておりました。…いつも演奏はしていますが、なかなか行かないものなのです。人には来い来い言っておきながら…申し訳ない。

 さてプログラムは「新世界」をメインに、天才少女の村田夏帆さんのメンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」、あとウクライナのスコリクという作曲家の曲。

 入場して2階の客席から舞台を見下ろすと、椅子がギュウギュウです。山響でも編成によっては「狭いな」と感じるので、より大きなサイズのオーケストラにはやはり窮屈でしょう。

 そして実際に団員が入ると、さらにそう感じます。みなさん山響よりも体が大きいので大変そうだな…と気の毒に思う。

 面白いのは弦編成。第1ヴァイオリンが12人、第2が9人、ヴイオラ8人、チェロ9人、ベース6人。バランス上の意図があってのことなのでしょうか。こういう、柔軟な編成は山響では考えにくい。

 その効果は出ていたように思います。緻密さにはやや欠ける部分はあるものの、メロディーを豊かに歌わせる感じ音楽作りには第1とチェロの人数が多いのは良かったように思いました。

 …まあ、あまりオーケストラのコンサートを聴き慣れていない私の感想が当たっているかどうかはわかりません。とくに、山響を客席で聴いたこともないので、客観的な比較はみなさんにお任せします。

 そんな、音楽鑑賞に不慣れな私にはいろいろと新鮮で、知り尽くしている曲をあらためて楽しみました。

 ウクライナを取り巻く状況のせいもあるかも知れませんが、全体的に独特の熱がこもった演奏で、素晴らしいコンサートだったと思います。

 やはり、生のコンサートは良いものですね。
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長野の旅

2023-12-10 21:38:00 | 旅の空
 今朝、ホテルの窓からの景色です。さすがは長野。山に見飽きた山形県人でも、日本アルプスには思わず見入ってしまいます。

 ということで、長野公演が無事に終わりました。天候にも恵まれ、思いのほか暖かくて、快適な旅になりました。

 松本のハーモニーホールも本当に素晴らしい響きでした。たくさんのお客様に、バボラーク&山響の音を楽しんでもらえたのではないかと思います。そして、トロンボーン首席の太田氏も、見事に「凱旋公演」を成功させてホッとしているのではないでしょうか。

 山梨に住んでいる、大学時代の友人夫妻が聴きに来てくれて、終演後、私も楽しい時間を過ごすことができました。

 遠くまで行った甲斐がありました。

     
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交流サロン

2023-12-08 17:12:00 | ヴァイオリン
 二日間のリハーサルを終えて、本日は長野の松本への移動日。

 山形から松本へは、新幹線で大宮に出て、今度は北陸新幹線に乗り換えてからの、長野から特急。5時間ほどかかります。

 直線距離で移動できれば良いのですが。わざわざ大宮に出るのは億劫なので、自家用車も考えましたが、こちらも6時間。…やはり遠い。諦めて今、新幹線の中です。

 というハードな移動を控えた午前中に、弦楽三重奏でミニコンサートをしてきました。山響の古くからのスポンサーである岡崎医療という企業が主催する、地域のお年寄りのための会での演奏でした。

 山響事務局から指定されて向かった会場は、「市民プール」管理棟の2階。行ってみると、古い事務所のような外観。

 …これは何かの間違いか?

 と思いながらも、他のメンバーの車もあったので勇気を出して、階段を上る。その階段がまた、犯人が潜伏していそうな古いアパートの、カンカンと足音が鳴るやつ。

 ドアを開けると…

 …狭いながらアットホーム会場が準備されていました。座敷に金屏風のステージ。客席(?)は座椅子とパイプ椅子が所狭しと、30ほど。そこが、時間になると近所の方々で埋め尽くされました。

 40分のステージ。クライスラーの小品や「こうもり」のチクタクなどの編曲ものを中心に聴いていただきました。

 スポンサー企業による地域貢献に、我々を使ってもらうのは良いことだと思います。ここ数年は、こういう形での提携が多いので、山響を取り巻く環境が好循環にあるのを実感します。手作り感が溢れ出ている、こういう会場も山形らしくて良いものです。

 さて、松本でも良いコンサートになるよう頑張ります。
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松本公演

2023-12-05 22:12:00 | 山形交響楽団
 今週の山響は、土曜日の松本公演。

 松本は長野県です!…言われなくてもわかりますね。いや、山響で長野などに行くのは、文化庁の公演で大昔に一回あっただけなので、楽しみなのです。

 今回は山響首席トロンボーンの太田氏の縁で、話が決まったようです。バボラーク氏の指揮やソロで、金管ファンにはたまらないコンサートになると思います。

 テレマン、モーツァルトのホルン協奏曲、長野出身の太田氏によるダヴィッドのトロンボーン協奏曲、そしてドヴォルザーク「第8番」。

 私は今回、席次の関係で、出番は後半の2曲のみですが、離れて聴くのも楽しみです。

 ところで、長野の松本には、学生の頃に演奏旅行で行ったことがあります。

 「旅行」と言っても、大学OBの「県人会」が後援してくれる県で演奏をするだけです。それでも、大学オーケストラとしては恵まれています。

 私は2年生の時に金沢へ、4年生の時に松本へ行きました。

 松本の思い出は…
 …
 …
 …

 一生懸命思い出そうとしたのですが、馬刺しで飲んだことぐらいしか思い出せない。学生時代の昔から、やっていることが何も変わっていないことを思い知って、すまない気分になります。

 せめてもの罪滅ぼしになるよう、頑張って演奏したいと思います。
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